カゲリとワルツ

2019年03月21日 22:53

きののべ倉庫【タイトル】 カゲリとワルツ
【制作】 きののべ倉庫 いつき様

カゲリとワルツ
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類+α
【プレイ時間】 1周5分~(トータル55分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 9.26MB
【公開日】 2019年2月14日
【プレイver.】 1.00a

主人公・ジンは、姉からのおつかいを遂行すべく、
かつて児童2人が謎の失踪を遂げたといういわくつきの孤児院へとやって来たが……
果たして彼は無事、おつかいを遂行出来るのだろうか? (ふりーむ!作品ページより引用)


過去に起きた謎の失踪事件で廃墟となった孤児院を探索するゲーム。

お姉さんに頼まれた「お使い」の正体が最初は全く分からないし、
概要だけ聞くとホラーっぽいですが、全くそんなことはありません。
作者のいつきさんの作品はいくつかプレイさせて頂いたことがあるのですが、
どれも不思議で幻想的で、そして優しい雰囲気に包まれていて。
今作も例に漏れず、優しい気持ちになれる作品でした。
きののべ倉庫さんの作品はどれも世界が共通しているようで、
悪魔が存在したり、魔法が身近な存在だったり、そんなワクワクする世界です。
この雰囲気、たまらなく好きです。

過去作「カホロとテトラ」のように、縦に表示される建物を探索していきます。
アイテムはほぼ見えていますし、しらみつぶしに探索してもさほど時間を要しません。
探索を楽しむというよりは、物語を楽しむ方がメインかなと。

エンディングは3種類。あとちょっとした+αの要素ありです。
3種類の分岐点は分かり易いです。
あ、これ選んだら終わるなという最初の選択肢で到達するエンド3で、所要時間5分程度でした。
一度クリアすると行けるおまけ部屋でエンディングへの到達条件が見られます。
私は攻略見ずに、+αまで行けました。
しかしこれ、手順を踏み損ねるととやり直して+αに行くのがやや手間がかかる気がします。
労せず全部見たい方は、予め到達条件を見ておくのも良いかも。
+αはストーリーを深く理解するのに重要なシーンかと思いますので、ぜひ見ておくべしです。
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ルドアルア

2018年11月27日 21:13

きののべ倉庫【タイトル】 ルドアルア
【制作】 きののべ倉庫 いつき様

ルドアルア
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 2時間程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 8.65MB
【公開日】 2018年10月17日
【プレイver.】 1.01

と試験のため、とある森へ訪れた主人公・エル。
すると、予期せぬ再会に喜ぶ暇もなく、森の中のとある無人の一軒家へと足を踏み入れることに……
そこでエルは、1人の幼い悪魔と出会い…… (制作サイトより引用)


まずタイトルが素敵です。
ゲームを起動すると、夜の帳の中、キラキラと光に包まれたおうちのドット絵が。
そして、流れる易しい音楽。
この時点で、このゲームは暖かくて良いゲームに違いない!と思いました。

何かの試験のため、どこかの森を訪れたエル君が主人公。
登場の仕方も独特で、面白い世界だなぁとワクワクしました。
その森の中でエルは、オープニング画面のおうちに辿り着くことに。
そこで出会う、少女の姿をした悪魔との交流の物語です。

「悪魔」と聞くて、実はこの子が突然覚醒して何やら良くないことが……とちょっと警戒したものの、
この作者さんの描く「悪魔」は、あまり邪悪なもの一辺倒ではないようです。
あくまで人間とは少し違う種族のひとつに過ぎない感じ。
ただ、人間もそうであるように個体によって性格や性質が違うので、中には邪なものもいるようですが。
何より主人公のエル君が「悪魔」に対して全く警戒していないので、こちらも警戒心が和らぎました。

このゲームがどんなゲームかと聞かれたら、一言で言うと「生活するゲーム」だったような気がします。
謎解きはなく、探索もほぼ家の中と周辺の1MAPをうろうるする程度です。
主にストーリーを見ていくタイプですが、ゲーム中で掃除をしたりと生活感が溢れているのです。
掃除や洗濯はキーボードで方向キー入力して行います。これが楽しい!
キーを押すのに合わせてお皿のアイコンがキュッキュッと拭かれて綺麗になったりと、本当にやってるような錯覚が。
ドット絵も可愛くて見飽きませんでした。

そんな平和でほのぼのな序盤から、少しずつ物語は動いていきます。
最後までプレイして、あぁ、最初に感じたことは間違ってなかったなと思いました。
中には悪い人も登場しますし良いことばかりでなはいものの、
暖かく優しい主人公の成年さに何より癒されます。
悪魔の少女も良い子で可愛く、そしてエルの相棒くーちゃんも良いキャラです。
キャラクターだけでなく、魔法が飛び交う世界も興味深く、心惹かれました。
もっと森の外での彼らの物語や世界を眺めていたいなと思わずにはいられません。
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カホロとテトラ

2018年08月06日 20:00

きののべ倉庫【タイトル】 カホロとテトラ
【制作】 きののべ倉庫 いつき様

カホロとテトラ
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 40分程度
【ツール】 RPGツクール2000 VALUE!
【容量】 2.16MB
【公開日】 2018年5月27日
【プレイver.】 1.00

とある目的のため、村を訪れた主人公。
村人からその目的のための興味深い話を聞き、
急ぎ目的地へと歩みを進めたが・・・ (制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクール2000のランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト マップデザイン部門で銀賞を受賞されました。

ツクール2000製の探索アドベンチャー。
なかなか珍しい、縦画面の横スクロールです。
いやー、このツクール2000っぽい、ちょっとレトロなドット絵のグラフィック……すごく良いです。
一目でその可愛さにノックアウトされました。
新しいツクールの滑らかなドットもまぁ良いのですが、この作品のような感じ、とても好きです。

恐ろしい魔女の住むという塔へやって来た、主人公のカホロ。
道中でお喋りする不思議な人形に出会い、2人(?)で塔内を探索していきます。
謎解きはないので、探索しつつストーリーを追っていく作品です。
ホラー系かなとドキドキしつつの探索でしたが、そんなこともなく。
ネタバレの境界線が難しいのですが、怖いのが苦手な方も安心してプレイできる内容でした。

※以下、少しネタバレになるかもしれないので、反転させないと見えないようにしています。
 核心に触れている訳ではありませんが、ネタバレが嫌な方は閲覧にご注意ください。

先に進むにつれ、テトラと名付けられた人形から魔女についての話を聞いていくことになります。
その愛おしそうな語り口から、魔女の人物像が目に浮かんでくるようでした。
魔女の真摯で温かい人柄を感じ、登場しない彼女に魅入られてしまいます。
それだけに最後は切なかったですが、悲しくも心に余韻を残すストーリーでした。


ああ、この後のお話をもう少し見てみたい……と感じていたところ、続編の検討されている様子。
もし続きが読めるなら、ぜひ読んでみたいと思わされる作品でした。
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