モンスタービタミン

2019年04月19日 21:16

ちゃんとする【タイトル】 モンスタービタミン
【制作】 ちゃんとする サム様

モンスタービタミン【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 4分程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 83.7MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年7月25日
【プレイver.】 ?

書きかけのデータが消えてしまったフレッシュ。
ふとSNSを見るといちゃつく二人のユーザーが居た…。
(ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


5分弱で読める短編ノベル。
カートゥーン風味との紹介ですが、元ネタ知りませんでした。
ただ、見ていると「あー、こういう雰囲気分かる」という絵柄です。

ブラックユーモアが効いたストーリーで、笑えるけど笑えない。
キャラクターはモンスターながら愛嬌があって可愛いので、そこが毒気をうまく和らげていています。
テンポ良く進むので、展開に軽い旋律を覚えつつも気持ち良く読めました。

ティラノスプリクト製で、ブラウザで気軽に楽しめるのも◎。
拍手する

蒼の屋敷

2019年01月12日 22:38

ちゃんとする【タイトル】 蒼の屋敷
【制作】 ちゃんとする サム様

蒼の屋敷
【ジャンル】 サスペンスADV
【対象】 全年齢
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周20分(トータル55分)程度
【ツール】 NScripter
【容量】 39.1MB
【公開日】 2013年4月30日
【プレイver.】 1.05

旅行の途中で怪我をしたレイビットは
息も絶え絶えの所を、近くの屋敷に住むエウルに助けられます。
怪我が完治するまで屋敷で療養する事になったレイビット。
美しい屋敷の主人と、無愛想なメイド、優しい執事など
独特な住人達との生活は安らかでとても楽しい日々です。
しかしそんな生活もつかの間、屋敷の謎が少しずつ見えてくるのでした。
(ふりーむ!作品ページより引用)


森の中で怪我をした主人公が、通りすがった男性の屋敷で過ごすお話。

オープニングシーンを見て、結構な残酷さにびっくり。
ただ、その後の展開はほのぼのとしています。
豪華なお屋敷で、使用人も主人も親切。レイビットは楽しく過ごします。
怪我をするのは嫌ですけど、お屋敷に泊まれる機会など滅多にないし、ちょっと憧れます。
レイビット羨ましい!と思っていました。

ただ、ゲームは「サスペンスADV」ですし、紹介文やオープニングの不穏さからしても
この屋敷には謎があるんだろうな……と覚悟はしていました。
周回プレイを進めるうち、その「謎」が明らかになっていきます。
ネタバレになりそうなのであまり詳しくは書かないことにしますが、
段々と緊迫した状況になってきて、手に汗握りながらプレイしていました。
可愛らしいキャラクターと、序盤のほのぼのに騙されてはいけません……!
というか、可愛らしいからこそサスペンスな展開が余計に怖くて震えます。

ストーリーは予想外というものではなかったものの、見せ方が上手いなぁと思いました。
2周目から徐々に真実が見え始め、ある程度のエンディングに辿り着くと
更にその先が解放されるという仕組みになっています。

サム様の作品はいくつかプレイさせて頂きましたが、「雨雲」のようなサスペンスから
魔法お仕事物語 Twinkle Night」のような暖かくて優しい作品まで、作風の幅が広いんですよね。
なので、この作品はどっちに転ぶのかと想像がつかないのも良かったように思います。

きちんと選択肢を試していけば詰まらずに全エンディング制覇できると思います。
トータルでも1時間程度でクリアできるかと。
短編ながら、ぎゅっと面白さが濃縮されている作品でした。お薦めです。
拍手する

魔法お仕事物語 Twinkle Night

2018年12月22日 23:51

ちゃんとする【タイトル】 魔法お仕事物語 Twinkle Night
【制作】 ちゃんとする サム様

魔法お仕事物語 Twinkle Night
【ジャンル】 乙女向けほのぼのクリスマスADV
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周20分(トータル40分)程度
【ツール】 NScripter
【容量】 19.7MB
【公開日】 2012年12月17日
【プレイver.】 1.04

12月の仕事を終えてほっとするベルナの元に、サンタの二コラさんが助けを求めて訪れた。
街の中央のツリーに毎年「光の魔法」で点灯式をする業者さんが、
今年は隣国の仕事に行ってしまったのだという。
そうは言っても、ベルナには高度な「光の魔法」は使えない。
色々と聞きまわって、ようやく見つけた光の魔法使いにベルナは仕事を頼みに行くことに。


町の人が楽しみにしているツリーの点灯式を成功させるため、
ベルナと光の魔法使いジーンが魔法の材料を集めたりと奔走するゲームです。

この世界の人々にとって魔法は日常のもの。
それでも光の魔法使い、と言うと神々しい雰囲気ですが、ジーンさん意外と普通で良い人でした。
優しくて暖かい絵柄なのも手伝って、素朴でほっとする雰囲気です。

点灯式までの数日間、ベルナとジーンで魔法の補助となる材料を集めていくことに。
採取系のシミュレーションでははなく、選択式のノベル形式でした。
集める材料は、朝日のしずく・昼下がりの風・夜のきらめき、というもので。
これもすごく凝ったネーミングでないけど、名前が素敵。心ときめきます(*´∀`*)

これらを、魔法でどどーんと採取する訳ではなく、意外と地道に手作業で集めていくのです。
現実で山菜取りするような雰囲気でありながら、集めるものは神秘的。
地に足着いた作業とファンタジーのふわふわした雰囲気が織り交ざり、何とも不思議な感覚でした。

選択肢次第で集められる材料の量に差が出るようで、エンディングが分岐します。
エンディングは3種類。
私は、ノーマル→グッド→バッド の順でクリアしました。
ノーマルとグッドはさっくり見られたのですが、バッドだけちょっと難しかったです。
制作サイトさんに攻略が載っていたので参考にさせて頂きました。
終盤では、意外に普通と評したジーンさんの本性(?)が垣間見えますし、かっこいいお姿も見られますよ!

グッドもさながら、ノーマルでの2人の未来を感じさせる終わり方も好きです。
乙女ゲーとしては恋愛要素は薄めかと思いますが、主人公2人、良い感じだと思います。
友達から恋人になりそうな予感、その辺の距離感が好きな方にはピッタリかも。

プレイして、ほっこり暖かい気持ちにさせて貰えた良い作品でした。
拍手する

雨雲

2018年12月15日 20:47

ちゃんとする【タイトル】 雨雲
【制作】 ちゃんとする サム様

雨雲
【ジャンル】 サスペンスアドベンチャー
【対象】 15歳以上
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周1時間~(トータル2時間)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 87.5MB
【公開日】 2015年3月21日
【プレイver.】 1.07

女性の失踪事件と、とある女性の物語。 (ふりーむ!作品ページより引用)


序章~終章までの5章で語られる、クライムサスペンス。
事件の概要を纏めたりのミニゲームはあるものの、推理入力や選択などはありません。

ストーリーは重く、正直万人受けするものではないかもしれませんが、すごく面白かったです。
文章もグラフィックの演出も丁寧で、今まで何で知らなかったんだ、勿体ない!と思いました。

イベントシーンではグラフィックがアニメーションで表現されていて、見応えがあります。
特にストーリーのオープニングでもある序章は……臨場感がすごい。
サスペンスだと分かっていてもぞっとしたし、胸が痛みました。

続きの第一章からは舞台ががらりと変わります。
あれ、別の話になった?と首を傾げつつ読み進めることに。
次の章に行くとまたお話は一転しますが、読んでいくとストーリーの骨格が見えていきました。
犯人も終盤までプレイすると、おのずと察せられます。
犯人の生い立ちには同情はしますが……だからと言って共感も肯定もできない。
しかし、辛い境遇が犯人を狂わせたのか、犯人が狂っていたからそんな境遇になってしまったのか。
どうなんでしょうね。

終章では、選択肢によって即死(ゲームオーバー)もあり。
運命の分かれ道ではセーブを促されるので、ありがたいです。
終章はスリルと緊張感がすごく、思わず主人公の気持ちになって震えてました。
2択の選択肢が3連続で、ひとつでも間違うと即死なシーンがあるんですが、
偶然にも全部正解の選択してびっくり。運を使い切ったかもしれない。

最後には、何の因果か憎むべき犯人も自身を苦しめた人たちに復讐を果たしていて、
良く練られているストーリーだなぁと感心しました。

エンディングは4種類としていますが、基本は1種類です。
残りは、途中の選択肢次第で事件が起きなかったり、最後まで辿り着ずにて終わるエンディング。
ただ、これらもエンディングとしてカウントされていて、全部見るとクリア後におまけスチルが見られます。

トータルクリア時間は2時間程度でした。まさに2時間サスペンスドラマ……!
章仕立てなので途中で休憩しながら読めて良かったです。

ふりーむ!でのレビューがやや辛口なのが意外です。
私にとっては、かなり好きな作品のひとつになりました。良質のサスペンスだと思います。
拍手する

カプリシウスルート

2018年11月03日 20:00

カプリシウスルート【タイトル】 カプリシウスルート
【制作】 植物の灰 よひら様、 ちゃんとする サム様

カプリシウスルート
【ジャンル】 奇跡を使い廃墟を探索するADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル45分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 17.5MB
【公開日】 2018年9月24日
【プレイver.】 1.03

水に沈む神殿へ、「大切なもの」を捜しに来た主人公。
不思議な「奇跡」の力を使い、廃墟を進んでいく。
彼が捜す「大切なもの」とは――?


手品師か魔法使いのような姿の人物と、火の妖精?のコンビが主人公。
火の妖精クンは、魔法使いを「主サマ」と呼んでいます。
最初は手探りですが、何かを調べるとこの妖精クンが上手く導いてくれるので、
プレイヤーはストーリーを眺めつつゲームの仕様を自然と理解できるようになっています。
キーひとつで使える「奇跡」。
MPとか回数等の使用制限は何も無く、使い放題。
その力を使いつつ道を作ったり、燭台に火を付けたりしつつ進んでいきます。
ボタンひとつで「奇跡」を起こすのは、ゲームとはいえ気持ち良かったです。

この廃墟が何なのか、そして主人公たちは何をしに訪れたのか。
ゲーム形式としてはオーソドックスで、道中で手記を読んだり、
垣間見える過去の残像を見たりしながら少しずつ明かされていくタイプです。
ただ全てが語りつくされる訳ではないので、詳細はプレイヤーの想像に委ねられる感じでした。

探索がメインで難しい謎解きもないので、詰まることなくクリア。
分岐条件も何となく分かったので、2つのエンドを労せず見ることができました。
滅びてしまった廃墟の過去を垣間見る切なさと痛み、虚しさ。
それに得体の知れない力への畏怖。
それに、この作品のタイトルはどういうことか?と考えたときに頭に浮かんだこととか。
色々な感情が相混ざって、少し複雑な気持ちになったエンディングでした。
上記の通り、ストーリーはプレイヤーの想像に委ねられる部分があるので、
どう感じるかというのもプレイする方によって様々かもしれません。

ただ鍵を探して部屋を開けて……というタイプのゲームとは一味違う楽しさを味わえました。
ちなみに私がプレイしたのは、記事投稿時の最新バージョンよりひとつ前のものでして、
最新のものは演出が一部変更になっているとか。どう変わったのか気になっています。
また折を見てプレイしたいですね。
拍手する


最新記事