転生天命-Call-

2019年10月06日 22:24

あ行。【タイトル】 転生天命-Call-
【制作】 あ行。 アワラギ 様

転生天命-Call-
【ジャンル】 ホラーファンタジーADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1時間10分程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 126MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年12月7日
【プレイver.】 1.02

女子大生の吉野八知の携帯電話には…浮遊霊から電話がかかってくるという…
自身の記憶のない浮遊霊「中身」は、強い未練のある体に引き寄せられて他人の体に入ってしまう。
その体から出る方法は、生前の「未練を叶える」こと。
八知はしかたなく浮遊霊の「中身」の頼みを聞きさまざまな体の未練の解決に協力していく…
お人よし浮遊霊「中身」と霊感女子、吉野八知のホラーファンタジー 。
(制作サイトより引用)


ティラノビルダー製で、基本ブラウザプレイ。ダウンロードも可能です。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

第13回 ふりーむ!ゲームコンテスト ブラウザゲーム部門にて銀賞を受賞された作品です。

LiveMaker製の前作「転生天命」をブラウザ対応にした移植作品とのこと。
内容はほぼ同じということで、新作のこちらをプレイさせて頂きました。
こちらはLive2D化されたということで、キャラクターがぬるっと動くのが面白かったです。

生前の記憶を無くした浮遊霊が、未練を持ったままの死体に乗り移ってしまうという物語。
ホラーというかオカルト寄りな気がします。
主人公が心霊現象に慣れた女性なのもあり軽快な語り口なのですが、単なるコメディではなく、
時折ふと霊というものの異質さが垣間見えて空恐ろしくなる、そんな絶妙な塩梅でした。

浮遊霊は、女子大生・八知により「中身」と呼ばれています。絶妙なネーミングセンスだ。
訳も分からず他人の身体で目覚めてしまい、霊感の強い八知に助けを求める中身。
いやー、助けて!って縋り付く気持ちは分かりますわー。
でも、幽霊から所かまわず電話がかかってきて困っている八知の気持ちも分かる。
八知がお人好しすぎず、かと言って冷たすぎないキャラクターなのは良かったと思います。
もし八知があまりに中身に翻弄されすぎていると、読者としても中身にイラつくかもしれませんし、
冷たく突き放しすぎていると中身に同情して八知の好感度が下っていたかもしれません。

物語は何章かに分かれていて、時々選択肢があります。
基本的には、思うがままに選んでいって大丈夫そう。
詰まることはない作りだと思いますが、もし困ったら制作サイトさんに攻略チャートがあります。

ストーリー展開は「これからどうなるの!?」と目が離せなくなる展開で、ぐいぐい引き込まれました。
ホントに面白い。
八知には申し訳ないですが、中身には記憶が戻らないままシリーズ化して欲しいとか思っちゃう。
ラストがどうなるのかは選択肢次第ですが、どちらの流れもそれぞれ好きでした。

エンディングは、大きな流れとしては基本的にひとつ。
ただ、選択肢や行動によって展開が違ったり、先のエピソードに進めずに終わったりします。
一番先のエピソードに進んだエンディングとしてはひとつ、という感じ。
先に進めないエンドもそれぞれ違った味わいがあるので、やはり選択肢は全部試してみるのがお薦めです。

そしてこの作品、エンディング後におまけエピソードがあります。
ふりーむ!の作品説明にも書いてあるのですが、、おまけでは"Blue Line Games"さんが制作された
フリゲの登場人物が出てくるという。
この作品と同作者さんだったの!?と思いましたが、そこは違うようです。
私も以前プレイさせて頂いた「DOKI★DOKIラブパニック」や「怪奇探索少年隊」「白い焔」の
キャラクターが登場しまして、ひとり興奮しておりました。
中でも「白い焔」の小松父にはビックリ。霊感強い猛者かと思っていたのに、意外と普通の人だった……!

もちろんそれらの作品をプレイしていなくても本編は十分に楽しいです。
しかし、プレイしているとおまけエピソードの楽しみが半端ないですよ。
「DOKI★DOKIラブパニック」だけは異色ながら、他の作品はこの作品と通じるものがあるので、
前でも後でも併せてプレイをお薦めしたいです。
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隠し神と夏の夕べ

2019年09月08日 20:48

せんやも、いちやも【タイトル】 隠し神と夏の夕べ
【制作】 せんやも、いちやも 砂原みたけ様

隠し神と夏の夕べ
【ジャンル】 和風ADV
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周50分(トータル1時間10分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 62.4MB
【公開日】 2018年9月4日
【プレイver.】 1.02

ある夏の夕暮れ。
中学生のミズホ(名前変換可能)は帰路の途中、
近道をしようと立ち寄った神社から出られなくなってしまった。
帰り道がわからず困っていたミズホの前にタマキと名乗る一匹の狐が現れる。
「このまま日が暮れると非常にまずい。ここは僕のようなあやかし達の住む場所だ」
ミズホはタマキと共に家へ帰る方法を探すことにするが、
それを面白く思わないあやかしたちが邪魔をしてきて……。 (制作サイトより引用)


第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト 和風部門にて銅賞を受賞された作品です。

神社を通り抜けようとした女の子が、あやかしの世界へ迷い込んでしまう物語。
よく見る系統のお話ですが、これは大好物だ……!

狐のタマキの助けを借りて、ミズホと遊びたいが為に帰路を阻止しようとする妖怪たちを
上手く交わして進んで行きます。
和風の風景と、妖怪たちのドット絵が可愛くて魅力的。
特に、ミズホにちょこんとくっつくタマキは可愛すぎ。
妖怪たちの仕草も細かくて、見ていて面白かったです。

いやしかし、可愛いドット絵に「遊びたい」という可愛い動機に騙されてはいけません。
あやつら、油断すると本気で殺しにかかってくるぞ……!
大体は、簡単な謎解きを読み解いて対処していくパズル的なものなのですが、
わりと難しい箇所もあって、思ったより大変な道のりでした。
何度もやられて「こいつら……」と思いましたとさ。
愛嬌と、相反する無情さも兼ね備えていて、ほのぼの系一辺倒でないところも良い味出していると思います。

とは言え、基本的に一本道でシンプルなので、手間取るところはあっても迷わず進めるはずです。
エンディングは後半で分岐しますので、道中は分岐点を探って試行錯誤する必要はありません。
安心してガンガン進んでください。

道中、「これ、ここでこうするとどうなるんだろう?」とふと思ったところが分かれ道でした。
もし分からなくても、ゲーム同梱の「初めにお読みください」に答えが書いてあります。

最初は敢えてEND2(ノーマルエンド)を見て、その後もうひとつのEND1を見ました。
あぁ、やっぱりこういう作品好きだなぁ、と胸が温かくなるエンディングです。
見た目の雰囲気に惹かれた方、その期待を裏切らない作品だと思います。
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Giggle。くすくす

2019年07月21日 20:00

I紡唄-tsumugi uta-【タイトル】 Giggle。くすくす
【制作】 紡唄-tsumugi uta- 荒咲りゆ様

Giggle。くすくす
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 1話2~3分(トータル10分)程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 -
【公開日】 2018年9月8日
【プレイver.】 1.01

第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト ブラウザゲーム部門にて銅賞を受賞された作品。

1話3分弱で読める、ホラー掌編オムニバスノベル。

タイトルのGoo〇le風の画面が面白いし目を引きますね。
都市伝説を検索した感じの演出なのかな?
と思っていましたが、とあるページを見ると似て異なるもののようです。

短編でキャラクターのグラフィックはないものの、台詞はフルボイスです。
ゲームにボイスは求めない派の私ですが、この作品ではボイスに恐怖感が煽られて良かったです。

収録されているのは全部で4話。
少し奇妙なものからお話から切ないお話まで、それぞれテイストの違うストーリーが楽しめました。

真夏の夜に、ちょっぴりゾッとするお話、いかがでしょうか。

以下、それぞれのお話毎の感想を少し書いてみたいと思います。
極力ネタバレはないようにしているつもりですが、物語の傾向などは分かってしまうかも。
先入観なしにプレイしたい方はご注意下さい。



1.頷く

これ、オチが予想外というか唐突すぎてビックリしました。
「え?へぇえ?」とぽかんとする私。
いや、何で?どして?
私、何か含みがあるのを捉え切れてないのでしょうか。未だに不可解でモヤモヤします。

2.祝福の花束を添えて

これは、1話とは逆に話の結末の想像がついたお話でした。
怖いと言えば怖いけど、羨ましいと思ってしまうのは私だけでしょうか。

3.Small Type Bear

これもオチにやられました。
そう来たか……っ!これは気付かなかった~!
えっと、でも、ホラーなんですけど、笑ってしまいました。このギャップがたまらない。

4.2度生まれる

これは良い……いえ、よく考えると良くないんですけど、切なくなるお話。
短い中で、分かり易くすっきり纏まっていると思います。
悪く言えばありがちかもしれませんが、一番好きです。
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Mb

2019年05月17日 22:18

■なつの遊技場■【タイトル】 Mb
【制作】 棟木(かわぞこ)様(twitter

Mb
【ジャンル】 女性向け恋愛アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周25分(トータル1時間)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 15.3MB
【公開日】 2017年12月26日
【プレイver.】 1.00

肌を青く染め、死に至る呪い――
貴族令嬢・メルチェリーダは、自身に降りかかった呪いを解けるという
魔法使いの元へ通うことになる。
そこで紹介された、優しげな、そしてどこか謎めいた青年・コハク。
呪いの治療を通じて、メルはコハクと交流を深めていくが…… (read meより引用)


第13回 ふりーむ!ゲームコンテスト にて、乙女ゲーム部門の銅賞を受賞された作品。

以前プレイさせて頂いた別作品「わすれもの」が良かったので、引き続きこちらもプレイさせて頂きました。

何やら呪いにかかった令嬢が、解呪の為に魔法使いの元に通う乙女ゲーム。
糖度は低めかもしれませんが、しっとりした雰囲気が心地良かったです。

主人公のメルチェリーダはお嬢様らしい気位があるものの、決して嫌な女性ではなく。
やはり主人公として感情移入できるかは重要ですよね。
彼女が交流する魔法使いと、彼の元に居る解呪を担当するコハク。
魔法使いは無愛想で謎めいていて影が薄いのですが、コハクは対照的に優しげです。
燃えるような恋とはではいかずとも、徐々に心を許していく様子が自然に感じられました。

エンディングは4つあります。
下記でも触れていますが、3つのエンディングを見ると残りひとつのヒントが閲覧可能に。
また、完全攻略も見られるようになります。
私は特にEDがすごく好きでした。
幸せな結末には見えない。しかし、スチルの魅力もあってどきりとします。

こちらでも攻略を掲載させて頂いています。
反転しないと見えないようにしていますが、ネタバレですのでご注意ください。
[Mb]のヒント・攻略を見る
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蒼乱之竜

2019年05月02日 22:32

PIKA's GAME【タイトル】 蒼乱之竜
【制作】 PIKA's GAME どらぴか様

蒼乱之竜
【ジャンル】 短編RPG
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 2時間10分程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 214MB
【公開日】 2017年8月20日
【プレイver.】 1.03

陰気な雨が降り続く町、晴陵≪セイリョウ≫
民を、地を腐らせる暗雲の謎を探るべくひとりの剣客がその地に赴いた……
(制作サイトより引用)


第13回 ふりーむ!ゲームコンテスト 短編RPG部門にて銀賞を受賞された作品。

また、Colar Game Projec参加作品「青」担当とのこと。
サイトを拝見すると、何色かの色をテーマに様々な作者さんが作品を作られている企画のよう。
確かに、青を基調にした画面が印象的な作品でした。

とある村に降り続く雨を止ませるべく、ひとりの青年が戦います。
一見和風に見えますが、名前などはちょっと中華風。
かと言って中国が舞台という訳でもなさそうで、東洋風のRPGといったところでしょうか。

立ち絵は主人公のみで表情差分もないものの、これがまた凛々しく美形で見惚れてしまいます。
どうやら、"Paper Moon"のゆきはな様がイラストを担当されているよう。
素敵な絵を描かれる方なので、あー、そりゃ美形だわと納得しました。
彼が序盤で助けることになる姉妹も間違いなく美人姉妹なので、
欲を言えば彼女たちも見たかったなぁと思ったりしました。

戦うのは主人公ひとり。何気にひとりで戦うRPGってあまりない気がします。
戦闘は、敵の一撃を避けて怯んだところに反撃……みたいな、独特のシステムあり。
最初の戦闘でチュートリアルになっています。
ちょっと難しそうと思いましたが、あまり使う機会は多くありませんでした。

敵を倒すと色々な材料が手に入り、それを道具屋に売ることでお金が入ります。
回復アイテムは買っておいていいと思いますが、道中で手に入る分だけでも足りるかもです。
装備は最初に持っている剣のみで、購入することはありません。
その剣に嵌める「宝玉」を作って強化するというシステムがあります。
宝玉のお店、これまた怪しげな美しいお店で好きでした。
宝玉は作れば作るほど経験値が貯まって、強いものを作成できるようになります。
ただ意外と経験値が必要なので、強化したければ必要のない捨て宝玉を制作して
経験値を稼ぐはめになります。
そして、短編なのでそこまで強いものを作る時間も必要性もなかったかなぁ。
楽しいシステムだったので、そこをがっつりやれないのは少々残念でした。

MAPも綺麗です。
広すぎずでサクサク進めますが、一部進めるところが分かり辛くて少し迷った箇所もあり。
後半になると、数ヶ所を自由に移動できる手段ができるので、ありがたかったです。

戦闘のバランスについても良かったと思います。
後半強い敵もいるものの、逃げて再チャレンジすれば構成が変わるので工夫していました。
ボスはやや強いものの、道中で普通に戦いをこなしてレベルが上がっていればちゃんと勝てます。
ラスボスは、宝玉で強化しておかないとキツイかも?

ストーリーもシリアスで落ち着いたもので、とても好みでした。
ファンタジー系のPRGも大好きですが、こういう硬派な雰囲気の作品も良いですねー。
紹介文にプレイ時間は1時間程度とありますが、私は材料集めなどで寄り道したので2時間強費やしました。
短編ながら十分楽しめるので、雰囲気に惹かれた方はぜひプレイしてみて下さい。
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