オロホスの夢

2018年08月16日 20:34

ツノウサギの家【タイトル】 オロホスの夢
【制作】 ツノウサギの家 やかろ様

オロホスの夢
【ジャンル】 探索型ホラーゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周1時間15分(トータル3時間10分)程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace(RTP不要)
【容量】 207MB
【公開日】 2016年7月25日
【プレイver.】 1.04

ある部屋に置いてあった日記。そこに書いてあったのは少年と少女のこと…
そして誰かの夢の結末。 (制作サイトより引用)


第12回 ふりーむ!ゲームコンテスト 個性派部門で銀賞を受賞された作品です。

ある屋敷が舞台の探索・謎解きゲーム。
キャラクターの可愛さに一目惚れしました。
特にこのオロホスが可愛いったらありゃしない。性格も含めて、すごい好みです。

ジャンルは探索型ホラーとなっているものの、怖さはあまり感じません。
ホラー要素は控えめだと思います。
ただし、若干の追いかけられ要素あり。
初見ではちょっとだけ妨害トラップもあり逃げにくくなっていますが(それにいちいち引っ掛かっる私って……)、
距離は短いので苦痛はありませんでした。
まだ少年ながらしっかりと自分の意思を持っており、それを貫こうとしている主人公。
そして、どこかほんわかして心ここにあらずのオロホス。
2人の道中の会話に癒されつつプレイできました。

謎解きは、解きなれていない人にとってはやや難しいかも、慣れていると中程度くらいかな?
論理的な思考より、直感やひらめきが必要なものが多かったように思います。
途中では空気に関する雑学も読めたりして、純粋に興味深かったです。

ストーリーは、誰やら正体が分からない人物の回想形式になっているので、
どういう展開になるんだろう?と引き込まれました。
ちなみにこの人物、エンディングによって正体が変わります。そこも面白い。

エンディングは4種類。
私は最初にBAD1に辿り着きました。
しかし残りのエンディングの到達方法が分からず、制作サイトさんの攻略を頼りました。
HAPPY ENDは自力クリアできたかもしれず、惜しかったです。
実は最初にこちらに向かっていたのに、リセットしちゃったんですよね(・ω・`)
道中にヒントもあるし、もしかしてそれかなと思っっていたやり方でした。
HAPPY ENDでは、ラストで見られるオロホスの姿がとても美しく、印象的でした。

上記の2つについてはすぐに回収できたものの、BAD1と3についてはなかなか大変でした。
分岐点が序盤で、ほぼ3周プレイすることに。
それでもまた違う後味のENDなので、全部見て良かったと思います。
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俺とホモと幽霊屋敷

2018年07月31日 20:00

WHGF【タイトル】 俺とホモと幽霊屋敷
【制作】 大人の道楽(ゲームの一覧部屋) オレヌマトオコ様

俺とホモと幽霊屋敷
【ジャンル】 探索ゲーム
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル1時間)程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace
【容量】 12.5MB
【公開日】 2014年8月5日
【プレイver.】 1.3

雨の降る森の中でモンスターに追われ、
辿り着いた屋敷に逃げ込んだ冒険者のアーネストとテレンス。
だがそこに住人は居らず、何やら奇怪な現象が起こり始めて……。


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVX Aceのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第10回 ふりーむ!ゲームコンテスト 短編部門の銅賞を受賞された作品。

正直、強烈なタイトルに気が引けて今までプレイしようと思わなかったのですが、
やっぱりコンテスト受賞作だし、光る何かがあるに違いない、とプレイさせて頂きました。

タイトルの通り、BLネタがあります。
ただかなりコミカルで、2人の会話が漫才のようで面白い。
さりげなくアプローチするテレンスを冷静にかわすアーネスト。良いコンビでした。
どうしてもどんなものでもBLが許せないという方でなければ大丈夫かと思いますが、
さすがに万人が楽しめると言い切るには個性が強いかなぁと。

会話はネタ満載ながら、探索ゲームとしては丁寧な作りで面白かったです。
屋敷でよくある構造は縦か横に伸びた廊下の両側に部屋がある……というものですが、
この作品のMAPは街中の家のように全て北向きで立体的に部屋が並んでいます。
一目で全体像が分かるので、見易くて探索し易い作りでした。
部屋に入った時に、部屋の名称が表示されるのも分かり易くありがたいです。
途中結構迷いもしましたが、詰まらずにクリアできました。
謎解きは易しめですし、アイテムは全て自動的に使用してくれます。
主に、次の目的の場所を探すのに時間を費やした感じでした。

エンディングは2種類。
紹介文にも記述があるので書いちゃいますが、キャラクター同士の好感度で変化します。
ちなみに私、1周目の好感度はわずか15でした。あれぇ。
2周目は、制作サイトさんの攻略を見つつ確実に好感度を上げていきました。
お陰で「ゆるいホモエンド」もクリア。
BL好きな方がきゅんとしそうな展開が見られます。
本人には怒られそうですが、基本的にアーネストは可愛いのでテレンスの気持ちも分かります。はい。
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籠の街

2018年07月27日 20:00

籠の街【タイトル】 籠の街
【制作】 籠の街 稲海様

籠の街
【ジャンル】 ノベルゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 8種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル2時間)程度
【ツール】 Ren'Py
【容量】 247MB
【公開日】 2017年7月1日
【プレイver.】 1.11

少年は、自問自答を繰り返す。

小さな街。僕の住む街。僕の育った街。僕はこの街が好きだ。
変わりたくなかった。変わっていくのが怖かった。
大人になりたくなかった。子供のままでいたかった。
僕は、このままでいたかったんだ。 (制作サイトより引用)


第13回 ふりーむ!ゲームコンテスト 短編部門にて金賞を受賞された作品。

コンテスト受賞作をプレイさせて頂くと、時折「これはまさに金賞に相応しい……!」と
膝を打つ名作に出会えます。この作品もそのひとつでした。

おとぎ話のようでもあり、世界のどこかに存在する遠い国のようでもある、異国情緒ある街が舞台です。
大人になりたくない少年と、少年が大切に思う人々の物語。

私は、自分が子供の頃には「子供のままでいたい」と思うことはなかったように思います。
子供時代は上手くいかないことばかりで、満ち足りたものではなかったから。
なので、この物語の主人公はきっと今がとても幸せな子供なんだろうなと思っていました。

少年には両親がいないようです。
しかし、口うるさくも気さくなおばあちゃん、友達のお嬢様、坊やと良い人たちに囲まれていて。
時には喧嘩もするようですが、きちんと意見をぶつけ合える良い関係で、確かに幸せそう。
主人公含めこの物語の人々はきちんと自分の意見と考えを持っていて、恐れずにそれを語ります。
特にお嬢様。
世間知らずのご令嬢のようで、物事を深く、広く、それでいて真っ直ぐに見据えることのできる少女でした。
そんな彼女の語り口には、感銘を受けました。

エンディングは、それぞれの登場人物×2つずつ。
最初は、おばあちゃん、お嬢様、坊やの3人で、それらをクリア後にもうひとり登場します。
どこかに作者さんお薦めのプレイ順が書いてありましたが、私は心の赴くままにやりました。
真っ先にプレイしたのは、おばあちゃんルート。
自分がおばあちゃんっ子だったので、おばあちゃん好きすぎて困りました。

あれ?と思ったのは、多少の差はあれ、2つあるエンディングがどちらも似ていること。
ひとつは一歩だけ大人になったエンド、ひとつは子供のままで幸せエンドなのかな……?
でも、何となく中途半端なような、分かり辛いような。
そう首を傾げつつ4人目のお話を読んで、疑問が全て氷解しました。
まさに、このルートに物語の神髄が詰め込まれています。

最後は、少年が子供のままで過ごしたいのか、大人になる一歩を踏み出すかの選択があります。
どちらを選ぶにしろ、少年は自分の考えをはっきりと述べていて。
それを聞いていると、必ずしも大人になることが正しく唯一の道とは思えなくなりました。

ただ、どちらが良いとか、少年の気持ちは差し置いて、私は少年に大人になって欲しいと願いました。
そしてその先に、この道を選んで良かったと思える日が来るように。
読んでいて涙が零れそうで、それを堪えながら心底そう願いました。

※この先に、少しだけネタバレかもしれない部分がありますので、反転させないと見えないようにしています。

特に、【おばあちゃん、お嬢様、坊やの名前が明かされる】シーンは本当に泣きました。
今まで出ないのが不思議に思っていたのに……ここで……。

ちなみにこちらの作品、フリー音楽素材として提供されている「今宵夢の終わりにて」という曲が
メインテーマとして採用されています。
公式ホームページや、タイトル画面で流れる音楽です。
これが、フリー素材ながら実はこの作品のために作られたのでは?と思ってしまう程ぴったり。
今でも聴くと、物語を思い返して涙腺が緩みます。

イラストも綺麗ですし、読んで良かったと心底思える良質のノベル作品でした。
「物語」を読みたい方、ぜひお手に取ってみて下さい。お薦めです。
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家を荒らすな!

2018年07月26日 20:00

LAb246【タイトル】 家を荒らすな!
【制作】 LAb246 LIKEMAD/ツシマユキヒロ様

家を荒らすな!
【ジャンル】 アクションADV
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 10分程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace
【容量】 3.43MB
【公開日】 2015年9月17日
【プレイver.】 1.00a

勇者が生まれた村の隣にある――ソシスール村
どの世界の勇者も世界平和とかこつけて、村人の微々たる財産を奪いやがるのです!
今日こそは言ってやろう「家を荒らすな!」
村人を操作して勇者の破壊行動を阻止しよう! (制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVX Aceのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第11回 ふりーむ!ゲームコンテスト お笑い部門の銅賞を受賞された作品。

RPGあるあるネタをひとつ、作品にまとめ上げたゲームです。
村人となって、傍若無人に民家を漁っていく勇者を阻止します。
何人かの村人からプレイヤーを選択できます。
1プレイは短く、全エンド回収も10分あればOK。気軽に楽しめる短編でした。

プレイを始めてびっくり。
勇者、意外とアクティブ……!
こ、これが一般人と勇者の差ってやつか(((゜Д゜)))
クリアできないかもと一抹の不安が過りましたが、コツを掴むと大丈夫でした。
何度かチャレンジしているうちに、自然と全エンディング回収できた感じです。

エンディングもくすっと笑えるネタが多く、楽しめました。
制作者さんも、きっと楽しんで作られたのだろうなぁと思いを馳せています。

個人的にタンス漁りはゲームの醍醐味だと思っている人間なので、反省はしません。
これからも、目の前にタンスがあればAボタンを押し続けます。
でも、ツボは壊れない仕様が良いよね。
そう、破壊するのは私のせいではなく、制作者さんの仕業なんd(以下自粛)
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ツキの記憶

2018年07月21日 20:00

ツキの記憶【タイトル】 ツキの記憶
【制作】 サラ様 (twitter

ツキの記憶
【ジャンル】 ホラー&探索型アドベンチャー
【対象】 12歳(中学生)以上推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 2時間20分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 386MB
【公開日】 2013年9月22日
【プレイver.】 1.03

身勝手な父親と優しい母親の間に生まれた少女、ステラ。
ある時少女の母親は行方をくらませ、父親は別の女性と再婚してしまう。
やがてステラを疎ましく思い始めた父親と新しい母親の計画により、
ステラは『北の館』へと辿り着く――。
(制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第9回 ふりーむ!ゲームコンテスト ホラー部門で銀賞を受賞された作品です。

サラ様制作の、記憶シリーズ(北の館シリーズ)第3作目。
今回の主人公ステラは、父親と継母から虐待を受けている哀れな少女です。
両親からの仕打ちは序盤でしっかり描かれていて、見ているのが辛かった……。
しかし、顔グラフィックは素材だと思うのですが、酷い父親がかなりのイケメンΣ('□'*)
いやー、ここはやっぱり歪んだ悪人面であって欲しかったです。
だって、イケメンだと心底憎めないじゃないですか……
何で優しかったステラの母親はこんな男と結婚したんだ、と最初は疑問でしたが、
その辺りの事情もストーリーが進むと明かされていきます。

今作も、前作に続きホラー要素が多めでした。
途中のメモや手記から察せられる北の館の正体が怖すぎる。
突然物が壊れる等の脅かし要素、追いかけられ要素もあります。
ただ前作のアクションがかなりきつかったので、比べると今回はかなり楽に感じられました。
脅かしも、それ程びっくりせずに遊べました(ホラー経験積んだので、慣れただけかもですが)。

北の館は広くて、しかも今回はちょっと特殊な構造になっており、探索中は結構迷いました。
が、攻略なしで何とかクリア。
道中には「なぞなぞ」もあり、程よい難易度で楽しかったです。

そして今作もストーリー展開が素敵。
最早シリーズの特徴でもありますが、がっちり恋愛要素があります。これがとても良い+(n'∀')n.+゜。.
更に、今回はストーリー中驚きの展開が待っていました。
えぇぇ、あれはこの為ので、そういうことだったのかぁぁ! という感じです。
これから遊ぶ方は、あまり穿ちすぎず、先入観なしでプレイした方が楽しめると思います。

○延々と→×永遠と
〇道理で→×通りで
のような、ありがちな誤字が散見したところは少々気になりました。
すごく良いストーリーなだけに、細かいところが目に付いてしまったかも。
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