TEST

2018年08月21日 20:00

WHGF【タイトル】 TEST
【制作】 WHGF WH様

TEST
【ジャンル】 ホラー風アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1時間20分~1時間40分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 106MB
【公開日】 2016年4月1日
【プレイver.】 1.04

気が付いたら、ここにいた。
小さな窓だけの無機質な部屋。
人を呼んでも誰も来ない。あの窓からは、外は見えない。
……外に出たい。 (ゲーム内より引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

無機質な、何かの研究施設のようなところから脱出するゲームです。

プレイ前に注意書きがあるのですが、このゲームには「精神不安値」というパラメーターがあり、
行動するとどんどん不安値が上がっていきます。
途中で手に入る「精神安定剤」を使用して、不安値を抑えつつ進まなければなりません。
また、即死要素もあるのにセーブポイントは限られているという、結構シビアなゲームです。
安定剤がいつ切れるか、数が足りるのか分からない不安感、それ故に無駄に歩き回れないという緊張感。
プレイ中は始終軽いストレスを感じていました。
ただ、何故かそのストレスが嫌ではなく、むしろ心地良かった。
難しいミッションをこなしている、という心地良さでしょうか。

謎解きはそこまで難しいとは感じませんでした。
中にはごく簡単な英単語の知識が必要なところもあります。
これは推奨年齢の中学生以上なら問題ないレベルかと。
更に、暗号的な謎解きの他にも、フロアの特性を理解して上手く進まねばならないというのもあり。
最初は何も分からないので、1フロアで少なくとも1回はゲームオーバー必至な感じです。
「何でダメなのか」を考えつつ「こうすればいいのでは?」を試しつつ進むのがとても面白かったです。

エンディングは2種類。
私は最初ED2に到達し、分岐点がどこだかは想像がついたのですがED1に辿り着けず……。
クリア後のおまけ部屋にてヒントが貰えるので、それを拝見して再プレイしました。

どちらのエンディングも、諸手を挙げて喜べる感じではありません。
ただ、やれることはやり切った。
ストーリーの後味以上に、プレイヤーとして難しい状況を切り抜けたという達成感がありました。

あくまでゲーム上の制約を工夫して切り抜けていくタイプの作品で、アクションが難しい訳ではありません。
ある程度手応えあるゲームがお好きな方は楽しめると思います。
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シェリラベット

2018年08月19日 21:52

COCOON【タイトル】 シェリラベット
【制作】 COCOON 八色いんこ様

シェリラベット【ジャンル】 女性向け恋愛ADV
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【スチル数】 16枚
【プレイ時間】 1周1時間20分(トータル2時間20分)程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 68.1MB
【公開日】 2017年1月29日
【プレイver.】 1.05

引きこもりお姫様、初めてのおつかいは「竜との契約」!
頼もしい護衛の騎士と一緒に旅立ちますが……。 (制作サイトより引用)


主人公のお姫様リディと御付きの騎士クワルツの旅物語。
「王女と騎士」という王道の組み合わせや、「竜との契約」とか、聞くだけで胸が躍る設定です。

主人公2人の服装が美しいパステルカラー調なので、画面の色彩が基本柔らかでとっても綺麗です。
リディ姫がおっとりしすぎで、口調がやや子供っぽいので好みが分かれそうなところではあります。
が、銀髪に紫眼という気品ある容姿に、旅装もこの上なく可愛い。見ていてうっとりします。
そしてクワルツも同上。何よりこの方の髪の色が好きでした。

ただこちらの作者さん、ほのぼの路線やシリアス路線、ダーク系と多彩な作品を作られる方なので、
今回は見た目と紹介ページを信じてほのぼのファンタジーだと思っていいのか!?果たして……!
と、始終ドキドキしていました。

どこまでがネタバレになるか難しいところですが、以下、ストーリーについての感想を述べています。
軽くですがストーリー傾向に触れていますので、先入観なくプレイしたい方は読まない方が良いと思います。
反転させないと見えないようにしておきます。

1周目(グッドエンド)はつつがなく終わったので、何となくうやむやにされた箇所に違和感がありつつも
何事もなく普通だった。と少し安堵したのですが。
2周目(ハッピーエンド)をクリアして、やっぱり丸く収まったようでいて、いや、これって……と心がざわり。
そんな、まさか……。信じたくないけど、でもやっぱりそうとしか、というある気付きが訪れます。
そして最後のトゥルーエンド。これはもう、色んな意味でゾクリとしました。


※これより先、更にネタバレ要素あり。閲覧にはご注意ください。

しかし、トゥルーエンドとEXITRAを除けば、リディのように違和感から目を背けていさえすれば
単なるほのぼのファンタジーでしかありません。
とは言え、そこを見ずにプレイを終える方はいないでしょうし……。
優しい愛しいだけの物語をご所望の方は、覚悟してプレイした方がいいかもしれません。

特に、EXITRAで明かされる真相には、軽く打ちのめされました。
私は同作者さんの作品中でも"Crimson_Roots"が大好きなんですが、それよりも何かしんどかった。
今作は表向きがあくまで優しく穏やかなのに、裏に暗いものが潜んでいるので、
清らかな美味しい水を飲んでいたら元の水差しの底に虫の死骸が見えた、みたいな不快感と言いますか、
苦いもの噛み潰してしまった感があるのです。


ただ、そんなところも含めて楽しめた作品でした。
ひとつだけ述べるとすれば、大人向けの作品です。
全年齢向けとはなっていますが、個人的には学生のお子様にはプレイはお薦めできないかなぁ。
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Crown Dungeon

2018年08月18日 20:11

Crown Dungeon【タイトル】 Crown Dungeon
【制作】 Drawmaneater様 

Crown Dungeon
【ジャンル】 クリック誘導ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類?
【プレイ時間】 20分程度
【ツール】 HTML
【容量】 -
【公開日】 2018年6月21日

Try to find the crown in this dungeon filled with traps and puzzles
(トラップとパズルで満たされたこのダンジョンの王冠を見つけよう) (作品ページより引用)


海外製のクリック誘導ゲーム。
海外のゲームポータルサイトの作品なので、ページを開くと広告動画が表示されます。

ブラウザゲームの紹介サイト「脱出ゲーム大百科」さんででたまたま見つけたゲームです。
ぱっと見、キャラクターが可愛い気がして始めたら、わりとダークな世界だった……。
初めはちょっとだけ試すつもりが、段々と面白くなってきてクリアまでプレイしちゃいました。
英語もあまり分からないし、状況もよく呑み込めないままでも直感と試行錯誤で何とかなりました。
あまり長すぎないのも良かったです。
プレイ中うっかり画面を閉じてしまって焦ったのですが、リプレイ時にステージを選んで再開できます。
自動セーブのようでほっとしました。

思ったよりシンプルで、コミカルな仕掛けが多くてなかなか面白かったです。

以前は海外製のブラウザゲームをもっとプレイしてたのですが、最近さっぱりやってません。
やはり海外のものは感性がやや異なる気がして、それだけに難しいものもある
(特に謎解き脱出ゲーム)のですが、新鮮で興味深いことも多いのです。
これから今回みたいにビビッときたものがあれば、プレイしていきたいですね。
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Monochrome

2018年08月15日 20:59

WHGF【タイトル】 Monochrome
【制作】 WHGF WH様

Monochrome
【ジャンル】 ホラー風アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 54分(トータル1時間40分)程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 104MB
【公開日】 2016年2月10日
【プレイver.】 1.03

白黒の見知らぬ部屋で気が付いた少年。
ここはどこだろうと辺りを見回すと、「ようこそ、モノクロームへ」という声が聞こえてくる。
そこにいたのはアヤとシキという2人の女性。
ここは少年が忘れた色の世界で、失われた7色を取り戻すのだという。


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

探索・謎解きゲーム。
ホラー要素は薄めですが、途中で追いかけられ要素あります。

モノクロの世界で目覚めた主人公。
どうやら失われた「色」を取り戻さねばならぬようです。
屋敷にはいくつかのステージがあり、順番に探索をしていくことに。
何となくですが、失われた主人公の記憶に関連するステージのようで、
クリアする度に新しい「色」を手に入れていきます。
そして、ゲーム中のBGMは全てショパンの曲で統一されています。
知っていて好きな曲もあれば知らない曲もあり、プレイ中は全部がショパンなのか
分からなかったですが、クリア後に読めるおまけによるとやはりショパンで統一されているとのこと。
分からなかった曲も曲名が見られてありがたかったです。

単なる探索のステージだけでなく、時間制限の中で記憶を辿っていくというような
一風変わったところもあり、面白く感じました。

序盤はさくさくと進め、「これなら気軽に短時間でクリアできそうかな」と思っていたのですが、
途中で長く困難な箇所がありまして、やや苦戦しました。
結構がっつり追いかけられ要素があるので、そこが一番大変でした。
どうやったら逃げられるの!?と悲鳴をあげそうになる程度に追われた気が……(((゜Д゜)))

道中では、明らかに重要そうなアイテムをGETしていきます。
薄々勘づいてはいたのですが、エンディング分岐に関わるものでした。
実は序盤でそれを取り逃したかもと気付いていながら、まぁいいやとそのまま進めてしまい後で後悔。
あの追いかけっこをもう一度せねばならぬとは orz
ほぼ2周プレイしたので、全エンディングクリアまでずいぶん時間がかかってしまいました。

主人公に何があったのかは途中の展開で何となく想像はついていきます。
意外な真相を味わえるタイプの作品ではないものの、色を取り戻した後のアヤとシキがとっても綺麗ですし、
クリア後のおまけ部屋で読める設定などを拝見すると、なるほどと思うものもありました。
それを知ると、途中の困難なステージもなぜ難しかったのか理解できます。

アクション要素もありやや難しめでしたが、手応えあるゲームでした。
クリアできて嬉しかったです。
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ハコイリさま症候群

2018年08月14日 20:30

箱庭のイデア【タイトル】 ハコイリさま症候群
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

ハコイリさま症候群
【ジャンル】 ホラーチックな謎解き探索ゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周1時間50分(トータル2時間10分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 38.7MB
【公開日】 2014年2月14日
【プレイver.】 1.31

ある森に大きなお屋敷がありました。
主人公アルマも今日からここに住むことになります。
しかし、屋敷には昼とはまた違う、夜の顔があるようで……。
アルマは同じ屋敷に住む仲間の頼みを聞くうち、
この屋敷に潜む『ハコイリさま』の謎に迫ることになります。 (ふりーむ!作品ページより引用)


ホラー風の探索・謎解きアドベンチャー。

ある学園に転入してきた、主人公のアルマ。
そこは大きなお屋敷で、学校や寮が一緒になっているようなところです。
一見平穏なようですが、自室へ案内されたアルマは先生から固く言いつけられrます。
「夜に部屋の外へ出ちゃダメよ」

いやー、そうなるともう夜に外に出るんだな!というフラグですよね。
しかし、自然と探索せざるを得ない流れになるのと、外に出たからと言って
恐ろしい何かがある訳でもないので、あまり緊張感はなく探索できました。
現実でも人気のない夜出歩くときは心細さを感じるものですが、それに似た雰囲気は味わえました。
日毎に行ける場所も増えていくので、次の日が楽しみで仕方なかったです。
セーブポイントは固定ですが、何か所か設けられているので不便には感じませんでした。

一風変わったところとしては、その場面に応じた“キーワード”がいくつか用意されており、
そのうちのどれかを選んでセットし、切り替えつつ進めて行くというところ。
キーワードによって話しかける人物の反応が違ってきたりします。
これはなかなか斬新で面白かったです。
そしてこのゲーム、キーの割り当ても独特で。
通常はシフトキーでダッシュだと思うのですが、この作品ではキーワードの切り替えなので、
つい慣れでシフトダッシュしようとするとキーワードがかちかち切り替わってしまうという。
これは最後までなかなか慣れませんでした。

謎解きは通常の暗号的なものからパズルまで、色々なバリエーションが楽しめました。
パズル的なものは、他の作品で見かけないものもあって面白かったです。
パズルによっては、作中でもヒントを貰えるようになっています。
私は自力クリアしましたが、後からどんなヒントかな?と聞こうとすると
「自力で解いてこそ意味があるんじゃない?」とまずは諭されるという、ニクイ演出でした。
安易に答えを与えない、でも最終的にはちゃんと聞けるというのは良いですね。

ストーリーも謎に満ちていて面白かったです。
何か不穏なことが起こっているのに、大人たちは何も知らないと言う。
でも、本当に知らない訳ではなく知らないふりをしているというのが露骨に分かるので、
すごく不気味で居心地の悪さを感じます。
先が気になって、飽きずにぐいぐいプレイできました。

エンディングは3種類。
私はエンディングAだけは自力到達できずに、制作サイトさんの攻略ページを拝見しました。
分かってみると、ヒントは色々とあったので自力でやりたかったと悔しい思いも抱きましたが、
やっぱり自力で思いつくのはちょっと難しかったかも。という感じの方法でした。

それなりにボリュームもあり、謎解きも探索もストーリーも楽しめた良作でした。
同作者さんの別作品「白のキョウメイ」のレーネちゃんにも会えて、嬉しかったです('-'*)
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