クコロニアのエルフ

2019年04月30日 20:00

クコロニアのエルフ【タイトル】 クコロニアのエルフ
【制作】 Sinilintu 梅ヶ枝きな様、 Himbeere 蜜子様

クコロニアのエルフ
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 10分程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 28.6MB
【公開日】 2019年4月1日
【プレイver.】 1.00

ある日、冒険者のシナモン(名前変換可)が森で薬草を摘んでいると、
男の叫び声が聞こえてくる。
その主はオークに捕まったエルフだった―― (制作サイトより引用)


梅ヶ枝きな様、蜜子様による合作エイプリルフール作品。

美形のエルフときたらプレイしない訳にはいくまい……!
と鼻息荒くプレイさせて頂いたのですが。

悲鳴を聞いて駆けつけるも、BGMが脱力系なのでアレ?と思いました。
出会ったエルフ様はつい見惚れてしまう美形なのは間違いないのですが、何というか、残念なイケメンでした。
主人公のシナモンは駆け出しの弱小冒険者ではありますが、彼女のマトモさが何より心強いという。
しかし!残念であろうがイケメンはイケメン。
多少残念な所でさえ、お茶目で良いじゃないかと思ってしまうのでした。

エルフだけでなく敵もなかなかのもので、この世界は人類意外はアレなのか?
ファンタジーに抱いている固定観念がガラガラと崩れていく展開でした。

シナモンとサージュの2人、一見ちぐはぐな組み合わせに見えますが、良いコンビだと思います。
お互いが持ってないものを補い合っていけるのでは。……多分。
それに何より、楽しそうです。
短編でさっくり気軽にプレイできたのは良いのですが、もうちょっと2人の冒険譚を見たいなぁと思ってしまいました。

作者さんの紹介によると乙女ゲーとのことですが、恋愛要素は薄いというか、これから、な感じ。
いや、これからそういう仲に発展するのかも甚だ疑問ですが……見てみたい。見てみたいなぁ。
拍手する

泡沫の夢~刑部恭一郎の憂鬱~

2019年04月09日 20:12

柳暗華明【タイトル】 泡沫の夢~刑部恭一郎の憂鬱~
【制作】 柳暗華明 鈴様

泡沫の夢~刑部恭一郎の憂鬱~
【ジャンル】 大昭ミステリィ推理ADV
【対象】 全年齢
【ED数】 6種類
【スチル数】 4枚
【プレイ時間】 1周1時間(トータル2時間半)程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 35.7MB
【公開日】 2012年5月7日
【プレイver.】 1.0

時は、大昭二拾四年。
琴平子爵の令嬢である夏緒は、帝都で名を馳せる刑部探偵事務所を訪ねていた。
琴平家では長男の自殺が世間を騒がせているが、夏緒は兄は何者かに殺されたのだと言う。


主人公の夏緒が、変わり者の探偵・刑部と共に兄の死を調査する、ミステリーノベル。
吉里吉里製で、屋敷を周って話を聞き、証言を集めて推理します。

まず、大昭という単語をみて「あれ、誤字?」と一瞬思ったものの、PCの変換でこんな誤字が出る訳もなく。
大正から昭和にかけてくらいの時代をイメージした架空の世界のようです。
子爵の末娘である夏緒が探偵事務所を訪ねるところから物語が始まります。
情景描写や心理描写が丁寧で、ノベル作品として読み応えがありました。
縦書の文章も作品の雰囲気に合っていると思います。

ゲーム内容は結構本格的なミステリー作品なんですが、いやこれ、難しすぎました。
攻略なしでクリアできたのはノーマルエンドのみだったという……。

まず、屋敷内の調査に回数制限があるのが一番のネックです。
特に何の誘導もなく調査がスタートするので、誰に何を聞くと有効なのかさっぱり分からず。
闇雲に聞きまわっていても必要な証言はほぼ取れないので、自力でやるにはかなりの周回プレイが必要です。
しかも、いくつかの質問を手順通りに聞いていかないと重要な手掛かりを得られないというシステムも大変。
最初に何らかのヒントなり誘導があって、引っ掛かる証言を繋いでいく――という形式なら良かったのですが。

ありがたいことに制作サイトさんに攻略ページがあるので、拝見しつつエンディング回収しました。
ちなみに、プレイ時間のトータル2時間半は、ほぼ攻略を見てコンプリートにかかった時間です。
自力クリアを目指すと、もっと時間を要すると思われます。
それにしても、勢い余って、犯人の名前や推理まで見てしまったのは後悔しています。
せっかくの推理ゲームなのに……。
正直、かなり攻略と睨めっこしてセーブ&ロードしつつ証言を集めたので少し疲れてしまい、
早くクリアしたいという気持ちが先に立ってしまいました。
証言集めだけ攻略を頼って、自力で推理するのが一番良い楽しみ方だった気がします。

ちなみに、こちらはエイプリルフール作品ということで、それに因んだエンディングもあり。
これも、なかなか自力で見るのはなかなか難しかっただろうと思います。
いやー、あの単語がこれ見よがしにあるのは気になっていたのですが。

ネガティブな感想を書いてしまいましたが、キャラクターは個性的で魅力的です。
特に探偵の刑部さんと夏緒ちゃんは良いです。
刑部さんは変わり者という設定で見ていて面白いし、夏緒ちゃんは誠実なお嬢様で好感が持てました。
推理作品としてもしっかりしていて好印象でした。

手応えのある推理作品に挑戦したい方は、ぜひお試し下さい。
上述したように、難関の証言集めだけ攻略を頼って、後半の推理に挑戦するのもアリだと思います。
拍手する

覚醒(めざ)めよ!夜魔堕くん!

2019年04月08日 20:00

mnok.【タイトル】 覚醒(めざ)めよ!夜魔堕くん!
【制作】 mnok. 志島しま様、まえの様

覚醒(めざ)めよ!夜魔堕くん!【ジャンル】 痛い系男子をつつき倒す乙女向けゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 11種類
【プレイ時間】 1周10分(トータル45分)程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 18.5MB
【公開日】 2016年5月1日
【プレイver.】 1.01

「ヤマダくん、遅刻してごめん!」
「フッ……怒りという感情などとうの昔に喪っている――気に病むな」

(……あ、イタい人だ) (ふりーむ!作品ページより引用)


主人公と、重度の厨二病を患うヤマダくんとのコミュニケーションの物語。
しかし山田くんは既に高校生なのでありました。

プレイして、ヤマダくんの瞳の綺麗さに吸い込まれそうでした。
台詞はちょっと何言ってるか分からないんですけど、徹底した厨二っぷりで笑えました。
周回プレイすると、翻訳がつくのもウケる。
分からないけど分かるような気がしていたのに、あんまり分かっていませんでした。

終盤ではヤマダくんを撫でまわす……というかボディタッチする展開もあって、
選択肢と共にどこを触るのか(全年齢作品です、念のため)でエンディングが変わります。
最初は自力で頑張ったもののなかなか全部のエンディングは見られず。
ゲーム内のエンディングリストにカーソルを当てるとヒントが見られるので、それを頼りにコンプリートしました。

ひたすらヤマダくんを愛でる作品かと思いきや、主人公の設定も意外で面白かったです。
ネタゲーに見えるけれども、実はきちんと乙女ゲーしてるのも良いなぁと思います。
拍手する

Rotate180°コンバータ

2019年04月07日 20:00

offoffo【タイトル】 Rotate180°コンバータ
【制作】 offoffo 壱川ひゅろ様

Rotate180°コンバータ
【ジャンル】 超高速三角関係乙女ゲー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 15分程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 26.6MB
【公開日】 2018年4月5日
【プレイver.】 1.01

イケメンだけど軟派で有名な御崎先輩から告白された主人公。
友人にその話をしたところ、そっけない反応で……


壱川ひゅろさんの作品はいくつかプレイさせて頂きましたが、
どれもトリッキーで面白い仕掛けがあって楽しいものばかり。いつも目を見張ります。
一見普通の乙女ゲーに見えるこちらの作品も、期待通り面白かった!
演出が素晴らしいです。

実は、途中で「あれ、これって」と気付いたことがあって的中しちゃったのですが、
それでも作品の面白さは損なわれなかったです。
テンポ良い音楽と文章でサクサク読めるのも良し。

性格はともあれ、イケメンが見られるので目の保養にもなります。
ただし普通の乙女ゲーだと思ってプレイすると、あまりの展開に仰け反ることになるやも。
エイプリルフール作品というのを念頭にお楽しみください。

最初は何だか分からないタイトルも、プレイし終わると色んな面でしっくり来ます。
こういう作品は特に、書きすぎるとネタバレになりそうで感想を書くのが難しい。
ぜひ、実際にプレイしてみて頂きたいです。
拍手する

エイプリルフール

2019年04月06日 20:00

たぶんおそらくきっと【タイトル】 エイプリルフール
【制作】 たぶんおそらくきっと 神波裕太様

エイプリルフール
【ジャンル】 ショートノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周3分(トータル8分)時間
【ツール】 NScripter 
【容量】 1.26MB
【公開日】 2007年4月6日
【プレイver.】 1.0

ある日女の子は宣告されました。
「お母さんは明日までの命だよ」
今日はエイプリルフール。
あなたは嘘をつきますか? (制作サイトより引用)


こちらは、タイトルがずばり「エイプリルフール」。
嘘をテーマにした短編ノベルです。

プレイ開始すると「あなたはうそつきですか?」という問いから始まります。
特に自分は嘘吐きではないと思うのだけど……
嘘吐きじゃない、と答えること自体が嘘くさい気がしてしまう。
この時点で迷いいなく「いいえ」を選ぶのが何故か躊躇われてしまいました。

余命宣告をされた母親に真実を告げるか、嘘を吐くかの選択を迫られるストーリー。
作者さんがホラーノベルを多く制作している方なのでホラー作品かと思ってしまいますが、
ある種の怖さはありつつも、ホラーというよりは重く苦しいです。

しかし余命1日が真実だとしたら、告げようが告げまいが本人が気付くだろうという状況でしょう。
現実でも告知はしばしば問題になるテーマではあると思いますが、
この作品はやはりホラーなので、そういった倫理的、哲学的な問題を提起している訳でもありません。
ただ、読者としては、自分なら……と思わず考えてしまいますね。

選択肢により、少しずつ違う反応が返ってきます。
どの道を選ぶにしても、覚悟して告知して下さいませ。

作者さんはこちらをホラーだとカテゴライズされていませんが、
ホラー要素もあると思いますのでタグにはホラーを入れています。
拍手する


最新記事