繋ギ工芸館

2019年12月16日 21:47

繋ギ工芸館 ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 繋ギ工芸館
【制作】 凡多工房(twitter

繋ギ工芸館
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周1分(トータル5分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 78.2MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年7月29日
【プレイver.】 ?

京都の洋館で起こるサスペンスホラー  (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


不思議なタイトルに惹かれてプレイさせて頂きました。

サスペンスホラーという紹介文から、てっきり真面目でミステリアスなストーリーかと思いきや。
冒頭の主人公の名前で「ん?変わってるな?」と首を傾げる私。
いや、でもそういう名前の人もいるかもなぁ。
と納得しかけた次のシーンで、突如予想外の行動を取る主人公に吹きました。
何だよ、シリアスなミステリーじゃないのかよ!
主人公と、彼が出会う相棒(?)が個性的すぎるのです。

でも、想像していたミステリアスな雰囲気とは違ったものの、どこか奇矯で奇妙な雰囲気が漂ってます。
突如としてギャグをかましてくるのに、単なるギャグとは違う「何か」が潜んでいそうで。
このアンバランスさに、どこかソワソワしてしまうのでした。

途中に選択肢があり、誤ったものを選ぶと即ゲームオーバーでした。
どちらを選ぶべきかは、何となく分かるんですよ。
でも、選んじゃいけない方を選んでしまいたくなるという恐ろしい吸引力がありまして、
いちいち引っ掛かってしまいました。

彼らが入った「繋ギ工芸館」も、ちょっと想像できないような奇妙な場所でした。
あまりに奇妙なので、もし登場人物が普通の人だったら、恐らく場所の滑稽さだけが浮いてしまったでしょう。
ですが、人物も状況に負けず劣らずオカシイので、何か馴染んで凄いことになってる。
シュールというか、あまりにも常識外すぎて頭が付いていけないぞ。

いやぁ、読了後の何とも言えないこの気分。
ああ、紹介文は間違っていなかった。
正直、「何じゃこりゃ?」と思う方もいるかもしれません。
私は、あまりに濃い作品の個性に、ただただ圧倒されて呆然としてしまいました。
5分程で読み終わるボリュームなのに、すごいもの見ちゃったなぁという感じです。
特に台詞のセンスが凄く良いなぁと。テンポ良くて、面白かったです。

こんな作品を思いつく作者さんの頭の中を覗いてみたいです。
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ゲーム実況者失踪させてみた

2019年12月08日 21:57

部屋の中に死体があった。 ふりーむ!のページ【タイトル】 ゲーム実況者失踪させてみた
【制作】 時計チクタク様(twitter

ゲーム実況者失踪させてみた
【ジャンル】 死者選択型デスゲームアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 7種類
【プレイ時間】 1周20分(トータル55分)程度
【ツール】 RPGツクールMV、VX Ace
【容量】 180MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年6月24日
【プレイver.】 1.03

誰も知らないユーザーが開始したとある生放送。
四人の実況者がプレイするゲームは「デスゲーム」。
クリアしなければ死ぬゲームで誰が生き残るのか。? (readmeより引用)


ツクールMV製で、基本はブラウザプレイ。
ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能です。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

世間で流行りの(?)デスゲームを繰り広げるアドベンチャーゲームです。
と言っても、難しいゲームや駆け引きはありませんでした。
ただ、誰を生き残らせるか――裏を返せば、誰を犠牲にするかを選ぶだけの選択式です。
うん、シンプルだけど重いですね……。

ストーリーは、4人のゲーム実況者が無理矢理デスゲームに参加させられるところから始まります。
序盤で、偶然にも4人中3人が生き残る「鍵」を手に入れてしまった主人公。
自分の他にあと2人生かすことができるが、果たして誰を選ぶのか?という。
悩ましいところですが、そこは敢えて非情に徹してプレイしました。

選ばなかかった人物が「処刑」されていく様子も結構きっちり描かれていて、心にグサッときます。
個性的なキャラクターとあり得ない展開でリアリティは薄いのですが、どの人物も魅力的。
更に、どの人物も「良い人」っぽいので、どの人も助けてあげたくなっちゃうんですよ。
でも、逆に彼らが「処刑」されるシーンを見たい……と思ってしまう自分が居たのも事実です。

エンディングは、これまたシンプルに「誰が生き残るか」によって変わってきます。
それぞれ全く違う展開が用意されているので、結末を見るのが非常に楽しみでした。

エンディングをひとつ迎える度に、7つ目のエンディングへのヒントが開示されていきます。
全ての結末を見るのも、そう手間取ることはないでしょう。

緊迫した展開、そしてあっと思わされる結末。
ほんとにあり得ない展開で現実味は薄いのに、魅せるストーリー展開でした。
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BRADLEY(ブラッドリー)

2019年11月17日 21:46

BRADLEY(ブラッドリー) ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 BRADLEY(ブラッドリー)
【制作】 柘榴雨様(twitter

BRADLEY
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周13分(トータル18分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 107MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年9月1日
【プレイver.】 ?

とある米国の刑務所にて、
幼い女の子を襲った罪で服役中の、模範囚である『彼女』が本日自由の身となる。
精神科医ブラッドリーは『彼女』が正常になったと確かめるために
最後のテストを行うのだが―――。 (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


【追記】 12月に、ふりーむ!さんでも公開されました。

ふりーむ!でダウンロード版、ノベルゲームコレクションでブラウザ版、ダウンロード版がプレイできます。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

15分強の短編ノベルですが、一本の映画を観終わったような気持ちになれました。
恐らく、台詞の応酬が多いのと、映像が印象的だからかなぁと思います。

まず、冒頭の英語の台詞が素敵。
実際に音声で読み上げられるのがすごいです。
ここで、「オレンジ」と「夕焼け」が心に刻み付けられるのです。

立ち絵はなく、画面は写真の加工のみ。
少しモザイクをかけたその画像が、とても良い雰囲気です。
フォントも、画面の見栄えを良くしていると思います。
このフォント、大人びたストーリーにはそぐわない気がするのですが、違和感がないんですよね。
モザイクで荒く加工された画面と合っているからかもしれません。
ビジュアルも、ストーリーの見せ方もセンスが良いなと思いました。

ストーリーはやや難解で、分かることもあれば分からないこともあり。
何度か読んだんですが、恥ずかしながら私の読解力では全てを理解できたとは言い難いです。

とは言え、全てが分からずとも、読者に強い印象を与える、世界観を確立した読み応えのあるノベルでした。
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Loose Lips(SIDE:rainy day)

2019年11月16日 23:46

LAb246【タイトル】 Loose Lips(SIDE:rainy day)
【制作】 LAb246 LIKEMAD/ツシマユキヒロ様

Loose Lips(SIDE:rainy day)【ジャンル】 クリックADV(ノベルゲーム)
【対象】 15歳以上
【ED数】 2種類+失敗エンド4種類
【プレイ時間】 1周33分(トータル1時間)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 -
【公開日】 2019年6月6日
【プレイver.】 1.0.4

あなたはただ話を聞くだけ
唇から秘密が溢れていく…

都会の警察署から捜査になれていない田舎警察へと異動になって1年
刑事のカサイはある連続殺人事件の容疑者を取調べることに
意味深長にこちらへと微笑む若い男
緩んだ唇から全ての秘密が溢れた時、事件の裏に隠された真実が姿を現す――――
(制作サイトより引用)


ツクールMV製で、ふりーむ!およびPLiCy、RPGアツマールで公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→  PLiCyの作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

無料版はブラウザプレイのみ。
他に、設定資料付きや、後日談の「Loose Lips(SIDE:sunny day)」が同梱された有料版があり、
そちらはダウンロードしてプレイできます。

主人公のカサイ刑事が、取調室で犯人を追い詰めていくサスペンスゲーム。
犯人と対峙している構図、そして相手の顔が見えない画面が良い雰囲気です。

カサイ刑事の手元には事件の資料があり、読むといくつかのキーワードが手に入ります。
集めた単語を犯人に問い、真相を聞き出していく……という流れ。

ところが、犯人から逆に思わぬ言葉を投げかけられます。序盤からびっくりしました。
あぁ、映画とかだとこれ、主人公が破滅していくイヤな感じのやつだぁ……と気が重くなったり。

ミステリーっぽい展開ですが、推理しないと進めないところは特にありません。
しかし、尋問は上手く順を追ってやらないと相手は何も喋ってくれませんので、試行錯誤してみましょう。
話が進むにつれ少しずつ真実が分かってくる展開に、始終ドキドキしました。
最初に思ったほど救いのない展開ではなかったので、そこは個人的には良かったです。
とは言え、決して明るいエンディングという訳ではなく、どれに転んでもほろ苦い後味ではありますが。

ひとつのエンディングに辿り着くまで、約30分かかりました。
中にはクリアするのが難しいのもありましたが、ゲーム内でヒントが見られる隠し要素があります。
それを参考にさせて頂き、コンプリートできました。
ヒントページの見つけ方は分かり易いと易いと思うので、見つけるのはさほど難しくないと思います。

正規エンドであろうLooseLipsエンドには、あまり労せず辿り着けました。
これもハッピーとは言い辛いのですが、一番好きです。
ただ、私としてはセディの犯した罪が重すぎて、同情できず……。
ちょっと複雑ですね。
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部屋の中に死体があった。

2019年11月08日 22:39

部屋の中に死体があった。 ふりーむ!のページ【タイトル】 部屋の中に死体があった。
【制作】 時計チクタク様(twitter

部屋の中に死体があった。
【ジャンル】 短編探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 6種類+α
【プレイ時間】 1周1~20分(トータル30分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 139MB(ダウンロード版)
【公開日】 2018年4月1日
【プレイver.】 2.00

部屋の中に死体があった。
死んでいるのは見知らぬ女。一体誰だ!?どうする俺!?


ツクールMV製で、基本はブラウザプレイ。
ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能です。

部屋に見知らぬ女性の死体が!という、緊迫感溢れる状況から始まる短編アドベンチャー。
主人公、だいぶ焦っています。
部屋を調べることで色々と行動でき、その行動によってエンディングが変化します。

主人公の行動、ごく常識的なものから、「何やってるのこの人」と突っ込みたくなる奇行まで色々あって
選択肢を選ぶのが楽しかったです。
謎解きはほとんどありません。
パスワードを捜す箇所がひとつありますが、ヒントも豊富なので迷う事はなさそうです。

進めていくにつれ――いえ、もしかしたらもっと前から何となく違和感が出てくることになるでしょう。
全部分かってしまえば「そうか、そういうことか」と腑に落ちる物語です。
……何であんな奇怪な行動するんだ、という点に関しては腑に落ちませんがね!

真相エンドに辿り着くのはさほど難しくはないと思います。
すごく意外な犯人像という訳ではないものの、見た目とか色々な面でゾッとしました。
真相エンドでのエンドロールには特に唸らされました。うーん、コレがアレなのかぁ。と。

6種類のエンディングを集めるのは少し手間取りました。
特にEND3がなかなか探しきれず。難しかったというより、なぜかなかなか分からなかったという感じ。
見つけた時は嬉しかったです。
また、6種類の他にゲームオーバーもあります。

真面目なようで不真面目、しかしふざけているようでしっかり計算されている。
独特のノリと雰囲気が魅力的な作品でした。
色々伏線を貼っていて、しっかりミステリー作品として成立しているところも好きです。
以前プレイさせて頂いた、同作者さんの「オカルト研究ラボ~幽霊は暗闇に立つ~」にも共通したテイストがあります。
クセがあると言えばあるので、もしかしたら万人向けではないのかもしれません。
私はこの作風大好きです。
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