星は吊られ、砂は。

2020年10月18日 20:38

ツノウサギの家【タイトル】 星は吊られ、砂は。
【制作】 ツノウサギの家 やかろ様

星は吊られ、砂は。
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1周2分(トータル36分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 146MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年6月14日
【プレイver.】 1.01

1分で崩れ落ち、1分で埋もれ、1分で再生される。
ルールさえ守っていれば、この世界は壊れはしない。
君の幸せはこの世界にあるよ。 (ふりーむ!作品ページより引用)


ふりーむ!とRPGアツマールで公開されています。
基本はブラウザプレイですが、ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

ふりーむ!の1分ノベルコンテスト参加作品です。

1分を繰り返しながら表と裏の2つの世界を行き来し、少しずつ真実を認識していくストーリー。
メルヘンチックなドット絵、フォントやチュートリアル画面のレイアウト、全てが可愛くてとても魅力的です。
でも、セピア色の画面と、流れるオルゴールのBGMがとても切なく、悲しくて。
ぬいぐるみ達はここは「幸せの世界」だと言いますが、何か、何かが違うのだと思わざるを得ません。

1周は1-2分とても短いけれど、何度も何度も繰り返すことになります。
夢のような世界の住人たちは、諭すような惑わすような台詞を伝えてくるのですが、
プレイするうちに、いくつかの事象を見て「ああ、これは……」と察するものがありました。
これはゲームだから、クリアを目指すけれど。
この少女にとって、そこに到達するのが果たして良いことなのかと躊躇ってしまう気持ちもありました。
最後までプレイして、何だか泣きたい気持ちになりました。
心に刺さる作品です。

制作サイトさんの作品ページにおまけで作品についての解説がありますので、
エンディングを迎えた方は見てみると物語をより理解する手助けになるかと思います。

以下、プレイ時の個人的な戸惑いについて少々。
繰り返すうちに、後半になると探索に1分もかからないターンがあります。
早くもうひとつの世界に行きたいときは、メニュー画面から「さかさまに」を選べばいい、
という指示があるのですが、実際にメニュー画面を開いて出てくるのが
「せってい」と「おわりとはじまり」という項目でして。
後半になって「さかさま」にしたくなったんですが、ここまでプレイしたのに「おわりとはじまり」を選んで
リセットされたらどうしよう!と怯えて、選べなかったという。結局最後まで使いませんでした……。
実際は「おわりとはじまり」を選ぶと「さかさまに」が出てきます。
これを上手く使いさえすれば、もう少しプレイ時間短くてエンディングまで行けると思います。
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無慈悲な笑顔

2018年08月27日 20:00

ツノウサギの家【タイトル】 無慈悲な笑顔
【制作】 ツノウサギの家 やかろ様

無慈悲な笑顔
【ジャンル】 探索ADV
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 4種類(各話2種類ずつ)
【プレイ時間】 1話20~40分(トータル1時間)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 169MB
【公開日】 2017年7月28日
【プレイver.】 1.03

「誰かが泣いたお話」
私達は神様に命を捧げ続けた。
降り続ける、雨を止めるために―――――・・・

「誰かが笑ったお話」
季節を動かす儀式が成功しない。
“死期”様が儀式の子を殺してしまうから。 (制作サイトより引用)


タイトルをテーマにした「誰かが泣いたお話」「誰かが笑ったお話」の2話が収録されています。

どうやらこれ、最初は「誰かが泣いたお話」のみだったものに、
バージョンアップでお話を追加されているよう。
作者さんのブログを拝見するともう1話制作中のご様子なので、
完成されたら次のバージョンで3話構成になるものと思われます。

作者さんのお薦めプレイ順の通り、「誰かが泣いたお話」からプレイしました。
雨音の中、神様が祀られている祠に連れて来られた少女、雨(うるる)。
詳しくは語られませんが、どうやら人身御供に捧げられたのかなと察せられる状況です。
紫陽花や女神様の像は美しいのに、おびただしい黒いてるてる坊主が異様さを放っている祠。
調べる箇所はそれ程多くないので、探索は苦労せずに進めました。
探索しているうちに、雨はもうひとりの少女「照」と出会います。
彼女の正体はすぐに察せられるかと。
物語が進むにつれ少しずつ色々な事実が判明していきます。
ラストの展開は、唸らされました。
あまり語るとネタバレになりそうで怖いのですが、ただの予定調和で終わらない秀逸さでした。
エンディングは2つ。どちらも違った余韻が味わえました。

「誰かが泣いたお話」は、これもやはり人身御供では!?と疑われる状況。
死期様、その正体は分からずとも、お姿が可愛くてうっとりしました。
MAPはコンパクトな一画面に四季が納まっていていて面白い作りです。

こちらは、調べ回ってもなかなか進展がなく少し苦労しました。
くるくる調べ回って何とか進展。
そして終盤で選択画面出たのですが、選択肢がひとつしかないΣ('□'*)
どうやら周回前提で、1周目の運命は決まっているようです。
このお話は、誰かが泣いたお話に比べて背景がより複雑な気がしました。

苦労したと言っても何せワンマップなので、丁寧に探索すればクリアは難しくはないと思います。
もしも詰まった時は、制作サイトさんに攻略情報があります。

綺麗なキャラクターだけではなく、印象に残るお話でした。
3話目……いつか読めるかな。楽しみです。
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オロホスの夢

2018年08月16日 20:34

ツノウサギの家【タイトル】 オロホスの夢
【制作】 ツノウサギの家 やかろ様

オロホスの夢
【ジャンル】 探索型ホラーゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周1時間15分(トータル3時間10分)程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace(RTP不要)
【容量】 207MB
【公開日】 2016年7月25日
【プレイver.】 1.04

ある部屋に置いてあった日記。そこに書いてあったのは少年と少女のこと…
そして誰かの夢の結末。 (制作サイトより引用)


第12回 ふりーむ!ゲームコンテスト 個性派部門で銀賞を受賞された作品です。

ある屋敷が舞台の探索・謎解きゲーム。
キャラクターの可愛さに一目惚れしました。
特にこのオロホスが可愛いったらありゃしない。性格も含めて、すごい好みです。

ジャンルは探索型ホラーとなっているものの、怖さはあまり感じません。
ホラー要素は控えめだと思います。
ただし、若干の追いかけられ要素あり。
初見ではちょっとだけ妨害トラップもあり逃げにくくなっていますが(それにいちいち引っ掛かっる私って……)、
距離は短いので苦痛はありませんでした。
まだ少年ながらしっかりと自分の意思を持っており、それを貫こうとしている主人公。
そして、どこかほんわかして心ここにあらずのオロホス。
2人の道中の会話に癒されつつプレイできました。

謎解きは、解きなれていない人にとってはやや難しいかも、慣れていると中程度くらいかな?
論理的な思考より、直感やひらめきが必要なものが多かったように思います。
途中では空気に関する雑学も読めたりして、純粋に興味深かったです。

ストーリーは、誰やら正体が分からない人物の回想形式になっているので、
どういう展開になるんだろう?と引き込まれました。
ちなみにこの人物、エンディングによって正体が変わります。そこも面白い。

エンディングは4種類。
私は最初にBAD1に辿り着きました。
しかし残りのエンディングの到達方法が分からず、制作サイトさんの攻略を頼りました。
HAPPY ENDは自力クリアできたかもしれず、惜しかったです。
実は最初にこちらに向かっていたのに、リセットしちゃったんですよね(・ω・`)
道中にヒントもあるし、もしかしてそれかなと思っっていたやり方でした。
HAPPY ENDでは、ラストで見られるオロホスの姿がとても美しく、印象的でした。

上記の2つについてはすぐに回収できたものの、BAD1と3についてはなかなか大変でした。
分岐点が序盤で、ほぼ3周プレイすることに。
それでもまた違う後味のENDなので、全部見て良かったと思います。
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