2018年09月11日 20:00

Sinilintu【タイトル】 
【制作】 Sinilintu 梅ヶ枝きな様

蝶
【ジャンル】 短編和風ファンタジー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【スチル数】 2枚
【プレイ時間】 1周5分(トータル35分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 16.6MB
【公開日】 2016年5月8日
【プレイver.】 1.01

目が覚めた私は周りを見渡した。
見覚えのない――けれど知識としては知っている。
敷かれたレールの上を真っ直ぐに走っていく、これは「汽車」だ。
私は汽車に乗っている――何故? (制作サイトより引用)


大正時代くらいのレトロな雰囲気が魅力のゲーム。
どちらかと言うと女性向けな感じですが、乙女ゲーという訳ではありません。

最初のプレイは5分程度であっけなく終わります。
何気ない会話や文章なのに、「何かおかしい」と不穏な気配を感じさせられ……。
制作サイトさんにも記載があるように、初期はセーブ・ロードがなく、
何度か繰り返すと段階が進んでいくという周回前提の作品です。
もし進めなくなった際は、ゲームフォルダ内のreadmeにヒントあり。

少しづつ進んで行くうちに、一体何が起こるのか。終着点はどこなのかと引き込まれました。
終盤の展開では、ついに序盤で感じた不穏さがついに姿を現した感じ。
全体的に妖艶で美しいグラフィックとも相まって、破滅に酔うような酩酊した気分を味わえました。
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イービルウィッチ

2018年09月10日 20:00

イービルウィッチ ふりーむ!のページ【タイトル】 イービルウィッチ
【制作】 ハコノネコ様 (twitter

イービルウィッチ
【ジャンル】 推理ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 40分程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 81.3MB
【公開日】 2018年8月10日
【プレイver.】 1.01

令嬢・八里千秋は毎晩奇妙な夢をみる。
自分の身体に邪悪なモノが侵入してくる悪夢だ。
ある日、千秋のもとを訪れる旧友・十槍あかね。
あかねは千秋に断言する。
「あなたには入れ替わりの魔法がかけられている。あなたを狙う術者をつきとめないと」
クトゥルフ×推理ゲーム、ここに開幕!! (readmeより引用)


クトゥルフ神話をモチーフにした推理ゲームで、ティラノビルダー製です。
ふりーむ!さんからはダウンロード版がプレイ可能。
その他に、ノベルゲームコレクションにてブラウザ版がプレイ可能です。  ページはこちら→

何となく面白そうだな、と思ってプレイさせて頂きました。
いやー、期待以上に面白かったです。
神様の血を引く能力者、というちょっと厨二な心ときめく設定と、ミステリー。両方大好物なのです。

私はクトゥルフについては「何となくこんなもの」という漠然としたイメージと浅い知識しかないのですが、
そんな人間にも分かり易いよう、序盤で大まかな説明があったりします。
モチーフからしておどろおどろしい昏い雰囲気かと思いきや、登場人物が意外とコミカルで魅力的。
会話に飽きることなく引き込まれました。
ファンタジー要素と堅実なミステリー、そして人物の魅力が相まってとても楽しかったです。

推理に関しては一点、魔女の正体を暴くというファンタジー要素満載のもの。
ですが、とてもベーシックでシンプルな出題で、堅実だなぁという感じです。
きちんと考えればきっと分かるはず、という難易度かと。
ちなみに、私は一発クリアできました。ちょっと嬉しい('-'*)
犯人は2択なので煩雑さはないものの、犯人指摘の根拠が入力形式なので詰まると辛いかもしれません。
推理は失敗するとエンディングが変わるかなぁと思って試したところ、正解するまでループします。

作者さんのtwitterを拝見したところ、続編制作中とのこと。
もう好みにヒットの作品で、「続きがプレイしたい~」と思っていたので、狂喜乱舞しました。
楽しみです。
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あぬびすぼうや の ぼうけん

2018年09月07日 20:00

くまのこ道【タイトル】 あぬびすぼうや の ぼうけん
【制作】 くまのこ道 まふ様

あぬびすぼうや の ぼうけん
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 11分程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 12.2MB
【公開日】 2014年9月28日

 あぬびすぼうやには あるなやみがあるのでした   
 「どうして ぼくはいつも よこむきなんだろう・・・」 (制作サイトより引用)


あぬびすぼうやが繰り広げる小さな冒険ストーリー。

なぜアヌビスを坊やにしようと思ったのか……その発想力が何だかスゴイ。
他のキャラクターの面々もなかなかの個性派揃いで、
次はどんなキャラクターが!?と進むのが楽しみでした。

オールひらがなですが、文章はシンプルで短いので読み難さは感じませんでした。
選択肢もあるものの、分岐は無し。
ですので、気軽に試行錯誤して反応を楽しめます。

シュールでコメディ寄りの作品ですが、コメディに傾きすぎずな雰囲気です。
あぬびすぼうやが、真面目というか一生懸命なのがまた良し。
短時間でプレイできるので、ちょっとした空き時間に不思議な世界を覗き見たい方は、ぜひ。
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サイレントフィリア

2018年08月31日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 サイレントフィリア
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

サイレントフィリア
【ジャンル】 宝探しADV
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類(+α)
【プレイ時間】 1周40分(トータル1時間40分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 189MB
【公開日】 2018年2月1日 (ダウンロード版)
【プレイver.】 1.03

見知らぬ屋敷の部屋で目を覚ましたクラード。
目の前には、どうやら人形にされてしまった一人の女性が。
彼女が誰だか思い出せないが、大切な人だったという記憶だけはある。
戸惑うクラードの前に突如謎の双子が現れ、彼女を助ける薬と引き換えに
この屋敷で「宝探し」をするよう求めるのだった。


ツクールMV製の探索ゲーム。
ダウンロード版とブラウザ版が別々に公開されています。
こちらのページのタイトルからは、ダウンロード版の作品ページにリンクさせて頂いています。
私はダウンロード版でプレイしましたが、シンプルな操作なのでブラウザ版でも遊びやすそう。

ふりーむ!さんのブラウザ版の作品ページはこちら→

見知らぬお屋敷で目を覚ました青年、クラード。
目の前には人形のようにものを言わぬ女性が。
彼女が誰だか分からないクラードですが、とても大切な人だというのは記憶にある様子。
そんなクラードの前に突如現れた双子のような子供たち。
女性を助ける薬と引き換えに、双子たちの言うがまま御屋敷での宝探しをすることになります。

このストーリーだと双子が悪者のパターン……っぽいのですが、この子たち憎めません。
物言いが独特で面白く、双子のトークを見るのがプレイ中最大の楽しみでした。

探索は難しくなく、次はどこに行けばいいのかヒントが貰えます。
プレイしていて思ったのが、サクサク進むように動線が考えられているなぁと。
自然に進めるようユーザビリティに配慮されていて、ストレスなく快適にプレイできました。

エンディングは3つ。
最初は、恐らくひとつのエンディングにしか辿り着けないようです。
2周目からがこの作品の真骨頂だと思われます。
少しだけ難易度が上がって、これどこだったっけ!?と一層宝探しを楽しめました。

謎解きは難しくはないと思いますが、ロジカルな謎いうよりは閃きが必要な感じかも。
制作サイトさんに攻略情報があります(ただし、答えズバリではなくヒントのみ)。

主人公たちの人物の設定上、色々考えさせられる複雑なストーリーではありましたが、
登場人物たちのそれぞれ懸命な姿が印象的でした。
そして、前述のしましたが双子のキャラ、ほんと最高です。
色鉛筆で描いたようなお屋敷の背景も綺麗ですし、完成度の高い作品だと思います。
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描き変える記憶

2018年08月29日 20:00

描き変える記憶【タイトル】 描き変える記憶
【制作】 サラ様 (twitter

描き変える記憶
【ジャンル】 ホラー&探索型アドベンチャー
【対象】 12歳(中学生)以上推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 2時間~2時間半程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 368MB
【公開日】 2014年1月8日
【プレイver.】 1.02

物語を描くことが好きな少女、シャルル。
ある時彼女は、知らぬ間にとある館で目を覚ます。
そう、その館は……。
誰も寄り付かない森の奥の奥……。
死神の棲む『北の館』――。 (制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第10回 ふりーむ!ゲームコンテスト 探索アドベンチャー部門で銀賞を受賞された作品です。

サラ様制作の、記憶シリーズ(北の館シリーズ)第4作目。
続編の有無は明らかにされていませんが、今のところこちらが最終作品です。

このシリーズ、どれもストーリー展開がドラマチックでとても面白くいのです。
中でも今作が一番好きかもしれません。
これまたシリーズの特徴である「ホラー」と「恋愛」のコラボもばっちり描かれています。
良いですね良いですねぇ(*´∀`*)

今までの作品は、北の館に辿り着くまでのプロローグがしっかりあり、キャラクターを操作して
見ていく作りだったのですが、今作では文章での簡潔なプロローグのみ。
主人公がいきなり暗い館の中で目を覚まします。
キャラクターもプレイヤーも、なぜここにいるのか分からない状況からのスタートです。

細かいところですが、主人公の少女の名前が初っ端から気になりました。
シャルルって男性名では……!?
まぁ、実際この名前の女性もいるのかもしれないし、おまけにファンタジーなので
気にする所じゃないだろうと分かってはいるのですが。
自分の中でがっつり男性のイメージの名前だったので、ちょっと違和感ありました。

最初は、シャルルひとり心細い状態で探索していくことになります。
脅かしなどホラー要素もあるものの、怖すぎることはありません。
何というか、妖しい「影」たちも話しかけるとフレンドリーに会話してくれたりするので、
そういう面も怖さを和らいだ一因だったかなと。
むしろ序盤のちょっとしたアクション(敵から逃げる)が難しく、そちらに少々手こずりました。
よく分からないタイミングと場所で突如敵が出現するので、何度やっても上手く逃げられなくて(・ω・`)
ここだけはちょっと理不尽さを感じました。

探索は、きちんとやれば順調に鍵がひとつずつ手に入っていく感じで、さくさく進めます。
即死要素はあるものの、何かここ怪しいという予感がするので、回避可能なところが多かったです。
(でも確かめたいから、セーブ→敢えて突っ込んでゲームオーバー回収するという運命なんですけどね)
ただ私は序盤で一ヶ所詰まってしまい、「詰んだ!」と思って制作サイトさんの攻略を拝見しました。
難しいことではなく、単なる探索不足でした……。

そして、途中で同じように北の館を彷徨う仲間たちと出会うことに。
仲間がいるって心強いです。
どのキャラクターも尖りすぎず平凡過ぎずの違った個性があり、魅力的でした。
謎解きは易しめのものから、やや工夫が必要なものまであり。
少し頭を捻ってうーんと考えるものもあり、面白かったです。

エンディングは2種類(のはず)。
最初はBAD ENDに辿り着いてしまい、その結末に「嘘でしょ……」と呆然としたのですが。
次にTRUE ENDを見て、その真相に衝撃と震えるような感動を覚えました。
シリーズのラストに相応しい(本当はラストでなく、続きがあれば嬉しいのですが!)素晴らしい作品だと思います。
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