アキトDATE ショート ~尾のない黒猫~

2018年07月09日 20:00

FBI【タイトル】 アキトDATE ショート ~尾のない黒猫~
【制作】 FBI 花シュウ様、ハシクラオ様

アキトDATE ショート ~尾のない黒猫~
【ジャンル】 推理アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 2時間程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 170MB
【公開日】 2013年5月23日
【プレイver.】 1.01

梅雨真っ盛りの6月某日。アパートの一室で、女性の遺体が発見された。
『事件か、事故か』
まったく関係ないはずなのに、気付けば事態の究明を押し付けられている主人公。
不本意全開な彼がトンデモ推理で解き明かす、事の真相とは……?
(ふりーむ!作品ページより引用)


第9回 ふりーむ!ゲームコンテスト アドベンチャーゲーム部門で金賞を受賞された作品です。

こちら、1作目に当たる「「アキトDATE 第一話 ~凶行の違和感~」を、
すごーく昔(コミックメーカー製の時代)にプレイさせて頂きました。
続編があるのは知っていて気になっていたのですが、ようやくプレイすることができました。
ちなみに第二話はシェアウェアで、体験版のみフリー公開されています。今作が3作目となります。

昔ながらの推理アドベンチャーで、絵がくるくる動くのがすごくカッコいい。
ただ、文字速度は少し遅めです。オプションの設定で速めにしてもやっぱり遅いと感じました。
捜査までの導入ストーリーの後、現場に入ってからは画面クリックで調査していきます。
同じ箇所も何度か調べると変化があるので、詰まったら粘り強く調べるのがポイント。
ちなみに、調査を進めると人物や証拠物に関しての「カード」が手に入り、
それについてアキトの考察を読むこともできます。
これはやらなくても進行できるようですが、見ておくと面白いです。
しかしこの刑事さん、前作には登場しているようですが……第一話にも居ただろうか?
さすがに10年前だと記憶にありません。今度また再プレイしたいですね。

推理は、かなり丁寧にポイントになる事象についてアキトが注視してくれるので、
何となくこういうことかな、と想像することができました。
推理シーンでは適切な「カード」を選んで推理を組み立てていきます。
特に、最後の推理シーンでは3つのカードを組み合わせて指摘せねばならず、
何となくやらせたい方向は分かったのですがどれが相応しいのか悩んで何度かやり直しました。
これ、当たっていると「これは正解だが、残りはダメ」と教えてくれてやり直しになるし、
徐々にアキトの台詞にヒントが増えていくという親切設計です。
また、ギリギリまで間違えると、もう一度間違えるとゲームオーバーですという警告と共に
「秋人に推理を任せる」という究極の選択肢が。
推理が全くダメでもクリアは可能な設計ですので、詰まって挫折することはないのです。

推理過程では、犯人と友達から罵られながらの披露になるので、ちょっとイラっとしました。
まあ、こんな金髪のチャラい兄ちゃんに言われたくないのは分からなくもないですが。
しかしアキトは優しくて、犯人を告発するような自分の行為に疑問を感じているようです。
冒頭シーンでは彼のやんちゃっぷりを見せられてちょっと引いてしまっていたものの、
そんな人の好さを見せられると、アキトに好感を持ってしまいます。人物造形、良いですね。

画面構成も面白く、絵も綺麗で臨場感があり、推理も本格的。
とても貴重な良質の推理アドベンチャーです。プレイできて良かったです。
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“聴”能力捜査官 キキミミ!!:Complete

2018年07月08日 20:00

LAb246【タイトル】 “聴”能力捜査官 キキミミ!!:Complete
【制作】 LAb246 LIKEMAD/ツシマユキヒロ様

“聴”能力捜査官 キキミミ!!:Complete【ジャンル】 ミステリーADV
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1時間45分程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 119MB
【公開日】 2017年3月30日
【プレイver.】 1.04

サイキックである主人公のヒナタ・スペンサーは、国際特別捜査局の捜査官。
捜査本部のある英国から、生まれ育った桜木町へと本部の命令で戻ってきた。
しかし、それは表向きの理由。
彼女はどうしても解決しなければならない大きな問題を抱えていた。
“聴”能力キキミミ!!を使い、難事件の真相を暴け!  (制作サイトより引用)


第4回 PLiCyゲームコンテスト シナリオ部門・金賞受賞作品。

“聴”能力捜査官である主人公・ヒナタ。
“キキミミ”という、探しものの位置を“音”で聴いて確認できる能力を持っています。
そのキキミミを駆使して、事件を解決していくストーリー。
音が重要なキーポイントになっていますので、音声必須、ヘッドホン推奨です。
MV製なのでブラウザ版もありますし、アンドロイドの方はアプリ版もリリースされています。
私はダウンロード版でプレイさせて頂きました。

ストーリーは何章かに分かれており、EPISODE1~FINALまで全10章。
元々はひとつずつ配信されていたのを纏めたので"Complete"というタイトルのようですね。

ゲームを始めると、オレンジの画面にポップなタイトルが。
キャラクターは、デフォルメされた感じの絵柄でとても可愛いです。
音を手掛かりに探索というのも、上手くできるかな?と少し不安でしたが、分かり易かった。
こちらの作者さん、過去作でも音がキーポイントになる作品があるのですが、
それよりも分かり易くなっていたと思います。

そして嬉しい驚きだったのが、同作者さん制作「迷☆探偵の助手」シリーズに登場する
大和さんというキャラクターがが絡んでくるということ。
この作者さん、作品同士がリンクしていることがないので意外でした。
プレイ後に制作サイトさんを拝見したところ、どうやら大和さんにスポットを当てた
スピンオフ作品として制作されたゲームというようなことが書かれていました。
なるほど、確かに脇役というより重要なポジションとして登場しています。
桜木町のMAPには空木探偵事務所の位置も示されるのですが、そこで同シリーズの
千穂や御影くんが相変わらずドタバタやってるんだろうな……と想像すると、街が愛おしく感じられました。

見た目もポップでスタイリッシュですし、そのイメージ通りに最初は軽快な雰囲気で始まりますが、
捜査が進むにつれ徐々に事件の真相……思いがけない隠された闇が見えてきます。
軽快から警戒へ。なんちゃって。
誰もが怪しく思えてくる手に汗握る展開で、ミステリーとしてとても楽しめました。
ヒナタの大和さんへの淡い恋心も見どころです。大和さんファンの女性はご覚悟を(笑)
大和さんはまだクールな対応ですが……続編も制作中のようですし、これからが楽しみな2人です。
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たらちねの殺人事件

2018年06月07日 20:00

たらちねの殺人事件 ふりーむ!のページ【タイトル】 たらちねの殺人事件
【制作】  三浦大迪様(Webサイトなし)

たらちねの殺人事件
【ジャンル】 推理アドベンチャー
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 7種類
【プレイ時間】 1時間10分~1時間30分程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace
【容量】 104MB
【公開日】 2015年11月30日
【プレイver.】 1.03


2016年9月17日。
その日、アマチュア探偵の神戸泉明正は知人の蓮太郞と一緒に嵐の山道を駆け抜けていた。
自然災害の域に達した暴風の中では前も見えない。右も左も分からないまま、
2人は「一見様お断り」と書かれたホテルへぞろぞろと駆け込んでいった。
宿泊の許可をもらえたのは不幸中の幸いだろう。2人はほっと一息をつき、濡れた体を温めていた。
そんな最中のことである。廊下の奥から、女の悲鳴が聞こえてきたのは―― 
(readmeより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVX Aceのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

ツクール製の推理ゲーム。
本格推理っぽいので、ワクワクしつつプレイしました。
スタイリッシュなタイトル画面がカッコ良くて、おおっと思いました。期待も益々高まります。

赤い絨毯のゴージャスなマップチップや劇画風の人物から重厚な雰囲気のミステリーを
想像していたのですが、そこから見事に裏切られました。
結構なギャグ寄りです。
そんな美しい顔でそんな台詞吐くんかい!とギャップがすごかった。

アマチュア探偵の神戸泉(この方の名前の読み方を忘れて、プレイ中読めてませんでした……)が
ホテルで起こる殺人事件を解決していきます。
すごく広そうに見えて探索できる部屋は限られているので、あまり煩わしくありません。
聞き込みをしつつ各自のアリバイを確認していき、推理します。
メモは取らなくてもメニューの行動確認表で時系列ごとに整理して表示されるのは便利。
ただ、これリュームがすごすぎて頭が追い付きませんでした。
皆の記憶力が素晴らしく、〇時〇分に何をして……と結構詳しく語ってくれるのです。
行動確認表も最後にはすごいボリュームになります。気合を入れて推理したい方は燃えそうです。

聞き込みを終えるのに謎解きや工夫が必要なので、最初の難関はそこかも。
一応ヒントもあるのですが、そのヒントがまた意外かつ想定外。笑いました。
その辺りを突破できれば推理パート開始となり、犯人を選択式で指摘します。
きちんと時系列を把握して推理すれば分かるのかもですが、私はギブアップ(・ω・`)
犯人がどういう人物かは想像できたものの、誰かのかは当てられませんでした。
登場人物の中でも飛びぬけて怪しい(人格的な意味で)の方がいるのですが、
「もうこの人が犯人でいいよ。というか怖いから犯人であってください」
とそんなノリで指摘し、見事に玉砕。その後も何度か外しました。
でも外すとエンディング回収できるので、結果オーライ(・ω・)b
正解した後の推理披露では、読み解くのを諦めたアリバイについて視覚的に分かり易く
神戸泉さんが解説してくれます。ありがたやー。

分岐はほぼ犯人指摘によるものなので、あまり時間をかけずに全エンド回収できました。
END1への道のりではキーワード入力シーンもあり。ここは一発クリアできました。
その辺りのラストシーンでは表示される背景がまた美しく、クリアした喜びもひとしおでした。
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稲葉探偵事件ファイルNO.2

2018年05月29日 20:00

INUI GAMES【タイトル】 稲葉探偵事件ファイルNO.2
【制作】 スイカBAR (INUI GAMES) 戌亥様(代表)

稲葉探偵事件ファイルNO.2
【ジャンル】 推理系アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周2時間20分(トータル2時間45分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 156MB
【公開日】 2016年9月10日
【プレイver.】 1.03

探偵・稲葉創悟は榊撫子という女性からの依頼を受け榊家に訪れていた。
そこで唐突にもたらされた榊家当主が自殺したという知らせ。
遺産相続問題の裏で複雑に絡まった事件。稲葉がたどり着く結末とは……。
(制作サイトより引用)


稲葉探偵シリーズの第2作目。
前作はホラー要素ありでしたが、今作は純粋な推理アドベンチャーです。
そして今回は主人公2人の他、前作で登場したとある人物が引き続き関わってきます。
この方には前作で思うところがあったので、登場すると知ってすごく複雑な気分でした。
今作では以前よりまともな人物になっていらして……よかったよかった。
しかし、これ先に知ってしまうと少々前作のネタバレになると思うので、
1作目からプレイ予定の方はあまり先に2作目の情報は見ないほうが良いかもしれません。

今回はとあるお屋敷で起こった殺人事件を調査していきます。
進行するために住人全員に聞き込みをしないと進めないシーンも多いのですが、
登場人物が多い上、各々が広い屋敷に散らばているので探すのがなかなか大変でした。

途中、皆で食事を摂るシーンが何度かあるんですが、食事のチップが細かくてすごく美味しそうで。
夕方はちゃんとディナー風で、朝食はサンドイッチになってたりするのです。
そこが一番楽しかったです。

探索は何とか進めましたが、犯人がさっぱり分からなくて推理ミスを繰り返しました(・ω・`)
推理もの好きなんですけど、推理が得意な訳でもないのですよね。
今回は推理を外しても何度も犯人指摘できるので、易しめな設計です。
ただし推理の的確さなどで探偵ランクが表示されるので、名探偵目指して頑張るのも良いかもです。

エンディングは3種類。
私は、バッド→ハッピー→ノーマル の順で見ました。

バッドを迎えるとヒントが出るので、それを元に探索して、ハッピーまでは自力でクリア。
ノーマルは一番条件が難しく、攻略サイトさんを拝見しました。
ハッピーを見た後結構戻ってやり直す必要があったので、見なくてもいいかなと思いかけたのですが、
やり方が分かっていると再プレイ楽でした。
ああ、ノーマルだとそういう展開になるのか……と。見ておいて良かったです。
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稲葉探偵事件ファイルNO.1

2018年05月28日 20:00

INUI GAMES【タイトル】 稲葉探偵事件ファイルNO.1
【制作】 スイカBAR (INUI GAMES) 戌亥様(代表)

稲葉探偵事件ファイルNO.1
【ジャンル】 微ホラーな推理探索アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周1時間20分(トータル2時間)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 100MB
【公開日】 2015年9月28日
【プレイver.】 1.06

外との連絡を絶たれた洋館で次々と起こる殺人事件。
探偵・稲葉創悟は犯人を見つけ出し洋館を脱出することはできるのか……。 (制作サイトより引用)


第11回 ふりーむ!ゲームコンテスト 推理ゲーム部門で金賞を受賞された作品です。

ウディタ製のホラー推理アドベンチャー。
多少の脅かし要素と追いかけられ要素ありです。

タイトルからスタートにかけての黄色い画面がスタイリッシュでカッコイイです。
プレイを始めると、バスの中での探偵の稲葉さんと助手の仁菜ちゃんのコミカルなやりとりが。
結構シリアスな感じなのなかと勝手に思っていたので、ちょっと意外でした。
そのバスが土砂崩れで立ち往生し、山奥の館に助けを求める乗客一行。
この辺りはミステリーで定番の展開だと思うのですが……
無人の館で住人を待つでもなく、後から説明すればいいかと言いつつ
鍵を見つけて「綺麗に手入れがされた植木鉢のある」個室を各自に割り振りし、
「冷蔵庫にたっぷり入っている新鮮な食料」で勝手に料理を始めるご一行に初っ端から動揺しました。
おい、それって普通に人が住んでる気配で満々やないかーΣ('□'*)
まぁ、そこはフィクションですしお約束ですので気にしない方が良いとは分かってるんですが。

またこのゲーム、ホラーと推理の融合という点が特徴的だなと思います。
ホラーの脅かしはあまり怖くはありませんでしたが、ポルターガイストや幽霊が存在する世界って
推理ものと合わせるのは難しい気がしてたんですよね。
密室とか殺人も「幽霊の仕業」とか「ポルターガイスト」で何でもありになりそうな気がするので。
ただ、この作品はあり得ないオカルトと推理が上手く独自の世界を作り上げているように思います。
理論でガチガチの推理ものではなく、そういうものだと思ってプレイした方が良いでしょう。
ホラー要素だけではなく、ラストではちゃんと犯人を指摘するシーンもあります。
探索を進めていけば証拠は集まるし、犯人指摘は選択式なので行き詰ることはないと思われます。
謎解きは自力でクリアできました。そちらに関しても攻略サイトさんに完全攻略が掲載されています。

探索や謎解きはうまくいったもののが何より苦労したのが、終盤にがっつりある追いかけられ要素。
多分普通の人だとそこまで苦労しないと思うのですが、私、逃げるの苦手でして……。
通路が狭いので引っ掛かるし、おまけにトラップもあるので何度も何度もやり直しました。多分20回くらい。
でも諦めずに頑張りました。クリアできたときの喜びもその分大きかったです。

エンディングも順調に全部見る事ができました。ちなみに見られた順番は
ED2→ED5→ED6→ED1→ED4→ED3 です。

ここからは、クリア後の方でないと分からないと思いますが、感想を少し書きます。
あまりネタバレにはなってないとは思います。

ED5では、ある人物の行動に「何やっとんじゃぁああ!」と怒りが爆発。
プレイ終了後もしばらく治まりませんでした。そして、次回作の内容を拝見して唖然(笑)
そしてED6はとても申し訳なかった……。わざとじゃなくナチュラルにやってしまいました。

どのエンドもホラーならではの終幕やハッピーエンド、それぞれの味わいがあって楽しめました。
ちなみに攻略サイトさんによると、おまけもある模様。
私はプレイしていて全く気付きませんでしたが、一度は見ておくと良いおまけです。
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