ゴハンのジカン

2019年01月21日 21:11

死神ラビット【タイトル】 ゴハンのジカン
【制作】 死神ラビット コバナシ マチ様

ゴハンのジカン
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周10分(トータル20分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 28.7MB
【公開日】 2014年11月17日
【プレイver.】 1.00

今日はいい天気だから。
トツカ様が神社に行こうと仰った。
それなら準備をしていかなければ。 (ふりーむ!作品ページより引用)


とある屋敷を探索する短編アドベンチャー。
和風のドット絵と、吹き出しの形のメッセージウィンドウが可愛いです。
ただこれ、向きが変わらないので、冒頭でハチと神無月がどちらなのか分からなかったです。
ちなみに、右側の洋服の少年がハチ。主人公です。

トツカ様という何となく偉そうな方から、神社に誘われたハチ。
着替えたり、お弁当を受け取ったりして準備していきます。
ハチと屋敷の人々とは仲睦まじく、見ていて微笑ましかったです。

が、最後までプレイして話の展開に驚きました。
うーむ、幸せって何だろうなと。幸せならそれでいいのかな、と考えさせられます。

短時間で強い印象を残す作品でした。
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2016の七転八起

2019年01月02日 20:00

沼から現れた【タイトル】 2016の七転八起
【制作】 沼から現れた 地獄カバ様

2016の七転八起
【ジャンル】 短編RPG
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類?
【プレイ時間】 40分程度
【ツール】 RPGツクールVX Ace
【容量】 39.7MB
【公開日】 2016年1月10日
【プレイver.】 1.01

山奥に、春小井神社という小さい神社がありました。
人里離れた場所にあるせいか、元旦なのにだれも来ません。
そこで、神社の巫女である「たまえ」が考えたこととは…!? (制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVX Aceのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

2016年……ということで3年前となってしまいましたが。
申年にちなんだゲームです。

地獄カバさんの作品はどれもですが、キャラクターが可愛い!
和風なのも良いですね。
巫女のたまえちゃん……天然ドジっ子キャラに見えて、さりげなくすごい子です。
今年だったら……猪八戒が来たんですかねー。

今作は、あるアイテムを使うとスタート地点の神社に戻れて全回復し、
もう一度使うと元の地点まで戻れるという素晴らしく便利な機能があります。
ただ、その分戦闘は他の作品よりやや厳しめ。油断すると倒れます。
分かれ道はあるものの、行くべきところはほぼ一本道なのでさくさくと進めました。

ちょっと登場人物が可哀そうな気もしましたが、気負わず楽しめる作品でした。
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九泉の屋敷

2018年12月16日 20:31

さかあがり様【タイトル】 九泉の屋敷
【制作】 さかあがり様 

九泉の屋敷
【ジャンル】 和風探索型アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル1時間半)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 60.3MB
【公開日】 2018年8月31日
【プレイver.】 1.01

連続殺人事件が起こっている九泉山。
山中に市民が立入る事のないよう、登山口の警戒をさせられていた日向彦(ひなたひこ)は、
山の主を名乗る可惜夜(あたらよ)と出会う。
口論を重ねるうちに、二人は何者かによって屋敷の中へと誘い込まれてしまう。
果たして、彼らはここから脱出することが出来るのか。 (ふりーむ!作品ページより引用)


警官の日向彦と、愛嬌のある神様・可惜夜のコンビが協力し、連れ去られた屋敷から脱出するゲーム。
まず、冒頭で可惜夜の見た目の性別を選べます。
男女どちらとも可愛くて迷いましたが、男でプレイしてみました。
ストーリーに変わりはないものの、途中の台詞が若干違ったりするのかも。

舞台は、元々は可惜夜の住いである屋敷。
今は何者かに支配され、主である可惜夜も完全には自由が利かない様子です。
神様の屋敷……というととんでもなく広そうですが、意外とコンパクトで探索し易かったです。

探索中、時々2人が離れるのでその時に話しかけると会話ができるのに加え、
一緒のときでもCキーを押すと日向彦と可惜夜の会話を聞くことができます。
これ、意外と重要になってくるので、色々なシーンで試してみると良いでしょう。
私はゲームパッド操作なのでCキーに当たるボタンがなくて、うっかり会話していませんでした。
エンディングに影響してきますし、他の他愛ない2人の会話も面白いです。
可惜夜は神様ですが、方言を喋るので親しみを感じます。
性格も気さくで良いキャラクターでした。

一部ホラーっぽい演出はあるものの、脅かしや追いかけられ要素はないのでホラー苦手でも大丈夫そう。
後半には時間制限のイベントもありますが、普通にやれば余裕の難易度でした。
ストーリーの骨格については、道中の書籍を読むことで何となく分かってきます。
中には恐らくあまり一般的には有名とまで言えない文献もあり、作者さんの造形の深さが垣間見えました。
私は知らないものも多くて、引用されていたのがどんな物語なのか興味を惹かれます。

エンディングは、全部で5つに分岐します。
悲惨なエンドから爽やかなものまで、色々な結末で楽しめました。
エンディングによっては、日向彦についても色々と分かってきます。
能天気に思えた彼の、意外な一面に驚かされました。

ちなみに私は、END4→END2→END1→END5→END3 の順でクリアしました。
END4、2、1までは分岐点が分かり易くてさっくりクリアできたんですが、END5と3は少し難しかった。
攻略情報を見て挑んだのに、ポイントを外して何度かチャレンジするはめに。・゚・(ノД`)・゚・。
丁寧にひとつずつチェックして、ようやくコンプリートです。
ちなみにEND5がハッピーエンドなので、計画的にプレイするなら最後に見るのがお薦めかも。
私はEND3回収していないのに気づいていなくて、上記のような順番になりました。

END5をクリアすると、おまけ部屋で裏設定やキャラクター設定など見ることができます。
短時間で気軽にプレイできるのに、プレイ後の充実感は大きかったです。
細部まで丁寧に考えて作られた作品だなぁと感じました。
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座敷牢からの脱出

2018年11月28日 20:22

座敷牢からの脱出 ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 座敷牢からの脱出
【制作】 カモメダカ様 (Webサイトなし)

座敷牢からの脱出【ジャンル】 脱出アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 50分程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 85.6MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年11月29日
【プレイver.】 ?

気がついたら古びた座敷牢に閉じ込められていた。
このままでは儀式の生贄にされてしまう!? (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


ティラノスプリクト製の脱出ゲーム。
作品紹介でプレイ時間5~10分程度とあったので気軽に始めたものの、
途中の謎解きで悩んでかなり時間がかかりました。
確かに、さくさく進むと10分未満でクリアできそうなボリュームではあります。

この作品をプレイするにあたって、知っておいた方が良いと思うことを書いておきます。
途中、一度でもセーブをしていると進行できなくなる箇所があります。
私はここでかなり悩み、ゲームサイトの攻略掲示板でようやくこれに辿り着きました。
どこかで「これで正解だと思うのに反応しない。おかしい」と思ったら、最初からプレイしてみて下さい。
幸いと言いますか、進み方が分かっていればさほど時間を要さず問題の箇所までやり直せます。

上記以外にも謎解きは手応えあり、手を止めて考えながらのプレイとなりました。
思いつかずにいったん中断し、次の日に「あ、そういうことか!」閃いたりしたものも。
また、終盤の謎解きのひとつが私には難しくて、脱出ゲームサイトの攻略ヒントを頼りました。

この作品、何より印象的だったのが、ストーリーです。
脱出ゲームはストーリー性があまりないものも多いですが、このゲームは面白くて。
予想外の展開に「おおっ」と驚かされました。
躓きつつも、頑張ってクリアして良かったです。
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冬蟲禍草

2018年11月26日 22:03

アメシコウ【タイトル】 冬蟲禍草
【制作】 アメシコウ

冬蟲禍草【ジャンル】 和風奇譚ADV
【対象】 15歳以上推奨
【ED数】 3種類
【スチル数】 13枚(差分 / ミニスチル数枚 など含まず)
【プレイ時間】 1周1時間17分(トータル2時間13分)程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 230MB(ダウンロード版)
【公開日】 2018年11月11日
【プレイver.】 1.1

私たちは寄生される。

近代化を急ぐ都市から遠く離れた場所に、その村はある。
未だ前時代の色を濃く残し、緑溢れるその村を人々は―

山の神に呪われた村だと言った。

本来足で踏みしめる地べたに生えるはずの草花が、蔓が、苔が、
村人たちの体を苗床にこの世の春を謳歌する。
まるで山の一部となるように息絶えていく 禍草 と呼ばれるその呪いは、
等しくすべての村人たちの上に降りかかっていた。

たった一人をのぞいて。 (制作サイトより引用)


ふりーむ!からはダウンロード版のみ、ノベルゲームコレクションではブラウザ版もプレイ可能。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

こちらの作品は何年も前にゲーム紹介ページをお見かけしまして、
何て面白そうなストーリーなんだ!と心惹かれていた作品です。
一時更新が止まっていたので残念に思っていたのですが、こうしてプレイできる日が来るとは……っ!
もう、完成させて下さった作者さんに感謝です。

やや女性向け傾向ですが、乙女ゲーというよりは怪談・奇談に相当する伝奇ノベルかと。
奇病なのか呪いなのか。身体から植物が生えるという村人たちが暮らす、閉鎖的な村が舞台です。
植物とはいかずとも、現実の我々も悪性腫瘍のような病魔に蝕まれる運命は抱えている訳で。
身体の中に巣食う忌まわしいものに、怯え、怒り、否定し、そして諦念を抱く。
村人たちの感情は想像するに難くありません。

そんな中、人知を超えた存在として君臨する「あらひとがみ」。
人間離れした美しさ、表現する文章も素敵でしたが、語らずともイラストを見れば伝わってきます。
作品中で顔がきちんと描かれているのは主人公のアヤメ、幼馴染のナズナ、そして現人神の3人のみ。
中でも現人神は群を抜いて妖しく美しく、見惚れてしまうシーンが多かったです。

ストーリーは奇怪なだけではなく実に淫靡で、残酷、そして美しくもありました。
ただただ目を背けたくなるような残酷さというよりは、怖いのに、後ろめたいのに
つい覗いてしまいたくなるような引き付けられる何かがあります。
タイトルの元になっている冬虫夏草も、奇怪な現象に顔をしかめつつも生命の神秘に畏怖させらるものです。
それに似た感情のようでもあり、或いは単に怖いもの見たさや秘密を垣間見たい好奇心なのかも。

エンディングは、どれも「ハッピーエンド」と言えるものではないと思います。
もしこの作品がもう少し乙女ゲー寄りなら、また一味違った穏やかなエンドもあり得たのかもしれません。
ただ、伝奇ノベルとしてはこの終わり方で良かったと思えるものでした。

日本の昔話や怪談が持つ雰囲気を踏襲した作品だなぁと思います。
幼い頃はただただ怖くて震えていたそれが、大人になった今では澱となっていつまでも心に残っている。
そんな原風景をどこかに感じるのでした。
理詰めで考えるよりは、御伽噺がもたらす余韻を楽しむべしです。

エンディングは3種類。
私は自力コンプリートできましたが、やや手間取りました。
詰まった方は、作者さんのtwitterから攻略ページへのリンクがあります。
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