隠れ森

2020年10月10日 19:42

隠れ森【タイトル】 隠れ森
【制作】 こいしかわ様(twitter

隠れ森
【ジャンル】 和風ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周2分(トータル17分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 171MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年4月21日
【プレイver.】 1.0

兄の佐吉と森に来たおりんは、「かくれんぼをしよう」と提案される。
おりんは、慌てて隠れ場所を探し身を潜めたのだが――


ティラノビルダー製のショートノベルです。
ふりーむ!、フリーゲーム夢現、PLiCyでブラウザ版、
ノベルゲームコレクションではブラウザ・ダウンロード版が公開されているようです。

ふりーむ!の作品ページ→ フリーゲーム夢現の作品ページ→ PLiCyの作品ページ→
ノベルゲームコレクションの作品ページ→


ふりーむ!の1分ノベルコンテストに参加されている作品。
お兄さんとかくれんぼをすることになったおりんちゃんが、1分間で隠れ場所を探します。

この作品、音楽の使い方がとても素晴らしかったです。
タイトル画面の寂寥感ある笛の音、かくれんぼ中の少し楽し気な音楽、
更にその後の童謡のような仄暗さを感じる音楽。
シンプルな作品の中で、シーンを盛り上げるのに一役買っていました。
人物は全て影絵で、それも作品に合っていて良かったと思います。

その雰囲気から明るい話ではないと思ってはいましたが、中盤からの展開に息をのみ「……そういうことか」と。
どう転んでも辛さはあり、その辛さゆえに心に食い込む物語でした。
一番最善なのはED1。後に幸せになれたのであれば、読者としても救いがあります。
逆にバッドなのはED3。そして最後に見たED2はちょっと変化球で驚かされました。

ED1と3は選択肢次第なのですぐに見れるはずです。
ED2を探すのに少し手間取りましたが、探しまくって何とか自力でコンプリートできました。
ReadMeに攻略が掲載されていますので、迷ったら参考にどうぞ。

ゲームとして少し惜しいと思ったのは、1分間で隠れきれなくても何故か隠れたことになってしまうこと。
制限時間の意味がないですね。
それと、どこに隠れても展開は同じだということ。
プレイヤーとしては両者とも、「これをやるとどうなる?」と期待して試してしまうところではないでしょうか。

ストーリーはとても面白かったので、これなら時間制限なく、隠れ場所も限定して
シンプルなノベル作品であった方が良かったのかなと思います。
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ツクモノガタリ番外編~沙羅双樹の花の色~

2020年09月23日 20:00

WHGF【タイトル】 ツクモノガタリ番外編~沙羅双樹の花の色~
【制作】 WHGF WH様

ツクモノガタリ番外編~沙羅双樹の花の色~
【ジャンル】 ホラー風アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 40分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 40.1MB
【公開日】 2020年7月17日
【プレイver.】 1.00

九十九は、ある人物の命を受け、馬子津村で起こった謎の病の調査に向かう。


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

同作者さんのツクモノガタリシリーズ、今回は番外編とのこと。
九十九の過去を垣間見ることのできる、シリーズファンには垂涎の作品。
それだけに、ふりーむ!の注意書きにもありますが、過去作プレイ済みの方向けです。
序盤の、とある人物との絡みで興奮してテンション上がりました。
このお方が出てくるとは……!
キャラクターも若い九十九でいつもの学ラン姿ではないので、違和感ありつつも新鮮です。

番外編とはいえ、今作も九十九がとある事件を追っていくストーリーとなっています。
謎解きや追いかけられ要素はなかったものの、簡単な迷路やパズルはあり。
ちょっと新しいコントローラーに不慣れなのと画面が暗いのとで、迷路でやや手kこずりました。
何回もゲームオーバーになってしもた。ごめん、九十九。

ただいつもに比べて、なぜこのストーリーで平家物語をタイトルに選ばれたのか、ちょっとしっくり来ず。
何となくこの物語、そして九十九がいつかは塵のように消えてしまいそうで悲しさを覚えます。
物語には終わりはあるものですが、きちんと見届けたいという思いと、いつまでも続いて欲しい気持ち。
両方あって複雑です。
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ツクモノガタリ~ゆうじょ編~

2020年01月12日 22:58

WHGF【タイトル】 ツクモノガタリ~ゆうじょ編~
【制作】 WHGF WH様

ツクモノガタリ~ゆうじょ編~
【ジャンル】 ホラー風アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 50分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 46.3MB
【公開日】 2019年12月6日
【プレイver.】 1.00

死んだ男が戻ってきたという「上総の戻り橋」。
佐久間からの依頼で、九十九は共に噂の調査へ向かう。


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

MHさん制作のツクモノガタリシリーズ10作目です。
今作は、九十九の秘密にぐっと迫ってきました(追記:というか、今回で完結らしいです。気付かなかった……)。
ふりーむ!さんの注意書きにもあります通り、過去作から先にプレイするべしです。

今回はエンディング分岐なし、ミニゲームも易しめ、MAPもシンプルで誘導が多く、迷う箇所なし。
サクサクと進めました。
お馴染みの妖街も、いつもは目的の人物に会うためにかなり振り回されるのがパターンなのに、
今回はお使い少な目で、あっさり目的のセンリに会えちゃった。
謎解きや試行錯誤が好きな方は物足りないかもですが、ストーリーを追うのがメインとなります。
大好きな佐久間さんの影が薄かったのも個人的には惜しいところ。
ですが、その分前述のように九十九の過去に迫っています。
九十九がいつも以上に仄暗い雰囲気で、遠い人になっていくようでドキリとしました。

そろそろ10作目に届くということで、物語も佳境、なのかもしれません。
次回作が楽しみです。
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一朶の仇花

2019年11月10日 21:15

一朶の仇花【タイトル】 一朶の仇花
【制作】 さかあがり様 

一朶の仇花
【ジャンル】 和風探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【スチル数】 3枚+α
【プレイ時間】 1周30分(トータル1時間)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 122MB
【公開日】 2019年7月21日
【プレイver.】 1.07

秘密の封書を探して、秋谷邸に忍び込むことになった墨。
なぜかついてきた伊之介と共に、邸の中を歩き回るが……。 (ふりーむ!作品ページより引用)


第11回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合5位、物語性3位等を獲得された作品です。
作品公式ページ他、ふりーむ!、ウディコンのサイトからもダウンロード可能(エントリー番号【22】)。
(2021年11月時点では、ウディコンサイトからのみダウンロード可能です)

和風のドット絵とキャラクターが魅力的な、探索アドベンチャー。
戦闘もあるのでRPGと言った方が良いのかな?

何やら、密書を探りに忍び込んだ仲間が行方不明になり、主である姫の命で探索に行くことになった墨。
隠密行動ですからとひとりで忍び込むと思いきや、姫様の兄の伊之介がくっついてきます。
墨はなにやら嫌そうですが、味方居るって心強い。

天井裏に忍び込んで、下の部屋の様子を伺いつつ調べていきます。
最初は状況からてっきりステルスゲーだと思い、見つからないように慎重に探索していました。
が、うっかり見つかってしまいやむを得ず戦ったところ、倒すと二度と襲われないことに気付きまして。
決して殺すわけではなく気絶させるだけ、というところで良心の呵責もなく、
その後は手あたり次第になぎ倒して探索していきました。
序盤の隠密行動は何だったのだ。
まぁ、結果としては気絶させて調べないと進まないので、隠密に徹することは出来なそうです。
また、屋敷の見張りだけでなく、天井裏にはごく稀に妖怪も出没します。

敵の強さはさほどでもなく、サクサク勝てる感じでした。
ありがたいことに天井裏には商人がいて、回復アイテムや防具を買ったり武器を研いで強化したりできます。
武器は買い替えでなく、そのまま強くしていくというのも面白いですね。

ほんの少し謎解き要素もありますが、これも難しくはありません。
屋敷も迷うほど広くなく、ストレスなく探索できました。
しかし、後半になるにつれ、何やら不穏な気配が漂ってきます。
段々と程良い緊迫感が生まれましたし、ストーリーも気になるしで、進めるのが楽しかったです。

エンディングは、後半で分岐します。
最後の選択肢で、「えぇー……伊之介怪しい」と疑心暗鬼に囚われ、ちょっと選択を迷いました。
何と言うか、ほのぼのゲーというだけではない、でもドロドロでもない(エンディングにもよりますが)。
清濁併せ持つも、後味は悪くない、良い塩梅のストーリーだったと思います。
コンテストの物語性3位に輝いたのも納得。

END2だけは条件が分からず、公式サイトさんを拝見しました。
攻略があって、ありがたかったです。

姫も墨も可愛いし、伊之助も良いです。
墨の仲間たちも魅力的でしたし、もっと彼らのストーリーが見たいと思わされました。


WOLF RPGエディターコンテスト
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ツクモノガタリ~天女の羽衣編~

2019年09月25日 23:24

WHGF【タイトル】 ツクモノガタリ~天女の羽衣編~
【制作】 WHGF WH様

ツクモノガタリ~天女の羽衣編~
【ジャンル】 ホラー風アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周45分(トータル1時間15分)程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 39.2MB
【公開日】 2019年6月27日
【プレイver.】 1.01

山道で「天女のように美しい」娘を助けた茂吉。
その後、行商に来た港町で茂吉は娘と偶然にも再開する。
二人は橋の桟橋に結んだ文を交わす仲となり、やがて茂吉は恋に落ちた。

とある村の寺を調査に訪れた九十九は、茂吉から人探しの依頼を受ける。
ある日を境に、茂吉は娘と連絡が取れなくなったというのだった。


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

MHさん制作のツクモノガタリシリーズ9作目です。
今回は、この物語の主人公である茂吉と、美しい娘のエピソードから始まります。
そこに九十九が別件で訪れて……という展開。
こういうパターンは初めてではないのですが、佐久間氏などお馴染みのキャラの出番がないのもあり、
九十九より茂吉に感情移入してプレイしていました。

プレイヤーからすると、美しい娘が恐らく人間ではないことは想像がつきます。
茂吉の気持ちを応援したいものの、上手くいかないのではないか、悲しい結末になるのではいかと
結末を知りたいような、知りたくないような複雑な気持ちでした。
そんな物悲しさもツクモノガタリシリーズの良いところではあるのですが。

今作はあまり難しいミニゲームや謎解きはなくて、サクサク進めました。
グッドエンドを目指して道中隈なく探索しても、クリアまで45分程度。
寄り道しなければもう少し短時間でクリアできるかもしれません。

探索頑張ったのですが、最初はノーマルエンドにあたる結末・弐に辿り着きました。
ただ、今回は何となく手応えがあったので、ヒントを見ずに自力で結末・壱を見られました。
今まで結末・弐を最初に見た作品で自力で壱に辿り着けたことがなかったので、地味に嬉しい('-'*)

結末は、私の想像通りの悲恋だったのかどうかは、プレイして確かめて頂きたいなぁと思います。
ただ、以下ちょっとだけ感想を。
ネタバレになるかもしれないので、反転しないと見えないようにしておきます。

ことの真相は、すごく心苦しかったです。
茂吉に感情移入していただけに尚更。彼は辛いだろなぁ。
反面、娘は幸せというか満足だったのかもしれません。何だか複雑な気持ちでした。
願わくば、来世で2人が幸せでありますように。
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