KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -

2020年11月07日 21:16

大沼屋【タイトル】 KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -
【制作】 大沼屋 大沼遼太郎様、アイゼン伯爵様

KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -【ジャンル】 日常ミステリーアドベンチャーゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周57分(トータル1時間7分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 305MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年8月31日
【プレイver.】 1.01

『12時、誰もいない礼拝堂の鐘塔に幽霊が現れる。』
そんな噂の真相を確かめるために、
二人は季節外れの肝試しをすることになる。
果たして黒十は見事幽霊の正体を暴けるのか。 (制作サイトより引用)


日常系ミステリーのKOKUTOUシリーズ、第4話が公開されていました。
ティラノゲームフェス参加作の為か、今のところノベルゲームコレクションでのみ公開されています。

ストーリー自体は一話完結ながら、前作から続いてのキャラクターが多く登場しますし、
前作をプレイしていないと分からないエピソードも多いです。
特に今作は、以前のストーリーを知っていればこその感慨が味わえるので、
個人的には、一作目から順番にプレイした方が良いと思います。

今回は、柚葉ちゃんの通う学校の礼拝堂に現れるという幽霊の謎を追っていくもの。
幽霊と言えば真夏が王道ですが、今回はクリスマス前の冬が舞台です。

プレイしてまず、柚葉ちゃん達がセーラー服の上にカーディガンを着ているのに「おっ」と目をひかれました。
制服のカーディガンって、学校指定の同じものを着ているイメージもあるのですが、
彼女たちはそれぞれ違ったものを着ているので見た目楽しいです。
また、黒十さんや柚葉ちゃん達のコート姿も素敵でした。
品の無い感想ですが、お金持ちのお嬢様達なだけに「お高いんだろうなぁ……」なんて思ったりして。

幽霊の謎というのが、いつものまさに日常ミステリーと言える他愛ない謎解きに比べ、
どこか非現実感を伴っていて不思議な感じでした。
ストーリーも、思いの他シリアスで。
運良く最初に見たトゥルーエンドのルートでは、一瞬ヒヤリとする展開も味わえました。
最後は、シリーズを通じてのあるエピソードにも決着が着けられており、ちょっと泣きそうになりました。

今回、黒十さんはもちろん、前作ではちょっと我儘で嫌な面が強調されていたアリスの活躍も見られ、
全てのキャラクターがひときわ魅力的に描かれていたと思います。
次回作も既に予定されていらっしゃるようで、次は誰に会えるかなぁと今から楽しみでなりません。

それから、個人的には黒十さんが踏みにじられる(物理)シーンも好きです。
心に潜むSな部分が疼きます(笑)
どんなシーンやねんと気になった方はレッツプレイ!
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KOKUTOU - 御伽倶楽部 -

2019年11月26日 21:56

大沼屋【タイトル】 KOKUTOU - 御伽倶楽部 -
【制作】 大沼屋 大沼遼太郎様、アイゼン伯爵様

KOKUTOU - 御伽倶楽部 -【ジャンル】 日常ミステリーアドベンチャーゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周15~45分(トータル1時間)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 253MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年8月31日
【プレイver.】 1.02

今回の謎は柚葉の通う学園が舞台。
そこでまことしやかに囁かれていた謎の倶楽部の噂、その名も『御伽倶楽部』。
果たして柚葉は御伽倶楽部の謎を見事解き明かすことが出来るのか。
(制作サイトより引用)


日常系ミステリーのKOKUTOUシリーズ、最新作が公開されていました!
今作は、ティラノフェス参加作の為か、今の所ノベルゲームコレクションでのみ公開のようです。
その後、、ふりーむ!やVector等からのダウンロード版も公開されました。
制作サイトさんからリンク一覧があるので、お好みのものをどうぞ。
この記事の作品タイトルからは、ふりーむ!の作品ページへリンクさせて頂いています。

ティラノゲームフェス2019 にて、佳作を獲得された作品です。

第一作目の「KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -」と第二作目「KOKUTOU - 招かれざる常連客 -
の続編となっています。
この作品からプレイすると登場人物の関係が分かり辛いので、順番にプレイすることをお薦めします。

今回は、ヒロイン柚葉ちゃんの通う高校が舞台。
高校に存在すると囁かれる謎の倶楽部を探し当てるというものでした。
秘密の部活動とか、何だか聞いていてワクワクします。
学校が舞台なので、探偵役である黒十さんの出番は、他の作品より薄めでしたが、
その分柚葉ちゃんがいつもより頑張ってました。

柚葉ちゃん、初期の頃は、黒十さんを巻き込んで謎解きに夢中になる天真爛漫な女子高生、
というイメージが強かったように思います。
しかし今回は、お嬢様とは思えない生活力で黒十さんを支える姿が見られました。
そういうシーンも押しつけがましくなくて、柚葉ちゃん良い子やなぁと思いました。

今回は、旧作にも登場した人物、そして新しい人物も登場します。
女子高が舞台なだけに、女子高生だらけ。美麗なイラストで、麗しい……!
それに今回もフルボイスなので、ボイスもそれぞれ違って魅力的です。
私は特に、新キャラ・輝夜先輩の落ち着いたボイスが好みでした。

他愛もない謎解きのようで、実は解かないと柚葉ちゃんが困ったことになるかも、という展開で。
そのプレッシャーが適度な緊張感をもたらしてくれます。
探索や謎解きは、比較的簡単かなと思います。
一応、一発でベストエンドらしき展開に持ち込めました。

ただ、6つあるというエンディングのうち、5つまでしか回収できず。
同じエンドでも、途中の選択によってバッジが2種類貰えるので、それを含めると6つになるのですが……。

柚葉ちゃんメインなお話ながら、最後はちゃんと黒十さんが活躍するという、
プレイヤーの期待を裏切らない展開も嬉しいところでした。
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KOKUTOU - 招かれざる常連客 -

2018年12月05日 22:30

大沼屋【タイトル】 KOKUTOU - 招かれざる常連客 -
【制作】 大沼屋 大沼遼太郎様、アイゼン伯爵様

KOKUTOU - 招かれざる常連客 -【ジャンル】 日常ミステリーアドベンチャーゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周15分(トータル30分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 207MB(ダウンロード版)
【公開日】 2018年8月31日
【プレイver.】 1.02

港が見下ろせる丘にひっそりと佇む骨董品店。
この店にはアンティーク以外のモノが集まることがある。
それはどこにでもある些細な“日常の謎”。

骨董品店を営む男“黒十美鶴”。
お嬢様学校に通う財閥の娘“小倉柚葉”。
二人が挑む謎は殺人でも脱出でもサスペンスでもないミステリー。
今回の謎は少女が“取らなかったとある行動”から始まった。

『黒十さん見てくださいよ、窓際の席の女の人』

果たして二人は、少女の謎を解き明かすことができるのか。
(制作サイトより引用)


ティラノゲームフェス2018 にて、佳作を獲得された作品です。

前作「KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -」に続く、日常系ミステリーのノベル作品第2弾。

ティラノスプリクト製で、ふりーむ!やノベルゲームコレクション等でのブラウザ版、
Vector等からのダウンロード版もあり。
制作サイトさんからリンク一覧があるので、お好みのものをどうぞ。
この記事の作品タイトルからは、ふりーむ!の作品ページへリンクさせて頂いています。

今回も黒十さんと柚葉ちゃんのコンビ(?)が主人公。
柚葉ちゃん、今作では季節が変わって冬服来ていますね。セーラー服は良いものです。

今回は、前作でも登場した喫茶店が舞台です。
落ち着いた雰囲気の喫茶店、そして美味しいコーヒーの魅力に取りつかれたらしい黒十さん。
すっかり常連になっているご様子でした。
こういう「行きつけの店」って憧れます。良いなぁ。

今度の謎は、この喫茶店でのちょっとした「謎」――というか、疑問点から始まります。
ある少女の行動の理由を2人で推測するというもの。
しかし、静かな喫茶店の中、細部が観察できる程度の近い席に座っているというのに、
相手のことを噂するって……全部聞こえてるんじゃΣ('□'*)
と、ちょっとビックリしました。

謎は前作ほど簡単に推測はできないものでした。
派手さはないけれど、言われてみると確かに気になる謎。
そこを論理的に追及しようとするのは面白かったです。

そして推理だけでなく、黒十さんと柚葉ちゃんの雰囲気も一歩進んで良くなったような!
その点で少し女性向けの雰囲気が増していますね。

作品全体に漂うミステリアスな雰囲気も気になります。
作者さんのブログを拝見すると、少なくとも第三章、四章まではあるような文章をお見掛けしました。
続き、楽しみです。
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KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -

2018年12月04日 21:40

大沼屋【タイトル】 KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -
【制作】 大沼屋 大沼遼太郎様、アイゼン伯爵様

KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -【ジャンル】 日常ミステリーアドベンチャーゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周25分(トータル35分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 214MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年8月29日
【プレイver.】 2.01

港が見下ろせる丘にひっそりと佇む骨董品店。
この店にはアンティーク以外のモノが集まることがある。
それはどこにでもある些細な“日常の謎”。
骨董品店を営む男“黒十美鶴”。
お嬢様学校に通う財閥の娘“小倉柚葉”。
二人が挑む謎は殺人でも脱出でもサスペンスでもないミステリー。

今回の謎はとある女生徒の初恋から始まった。
『消えたんですよ! 人が! 突然!』
果たして二人は、初恋から始まった謎を解き明かすことができるのか。
(制作サイトより引用)


ティラノスプリクト製で、ふりーむ!やノベルゲームコレクション等でのブラウザ版、
Vector等からのダウンロード版もあり。
制作サイトさんからリンク一覧があるので、お好みのものをどうぞ。
この記事の作品タイトルからは、ふりーむ!の作品ページへリンクさせて頂いています。

ティラノゲームフェス2017 にて、佳作を獲得された作品です。

日常系ミステリーのノベル作品。
グラフィックも綺麗ですし、その上フルボイス付きです。

ティラノスプリクト製で、ふりーむ!やノベルゲームコレクション等でのブラウザ版、
Vector等からのダウンロード版もあり。
制作サイトさんからリンク一覧があるので、お好みのものをどうぞ。
この記事の作品タイトルからは、ふりーむ!の作品ページへリンクさせて頂いています。

主人公の黒十さん、特に示唆するものはないけどジャン・コクトーを連想していたのですが、
実は彼は、黒糖どらやきが好物だという設定が。
そっちが元ネタ!?
そんな黒十さんとコンビ(?)を組むのは、女子高生の小倉柚葉ちゃん。
となると、彼女は小倉あん!と思いきや、読みは「こくら」とのこと。
こくとう&こくら。「こく」繋がりでした。

日常ミステリーなので、殺人や誘拐など派手な事件が起こる訳ではありません。
柚葉ちゃんのクラスメイトから依頼され、ちょっとした謎を紐解いていくというもの。
これ、話を聞いた時点で「もしかしてそれ……」と、ある予想が頭に浮かびました。
結構キーワードをさりげなく強調しているので、きっと多くの人が思い浮かぶはず。

結果、予想はずばり正解とは言えないものの、当たらずとも遠からずという感じでした。
そして、そこから更に思いがけぬ展開も待っていました。
陰鬱な雰囲気がないので安心して読めますし、キャラクター同士の絡みも楽しかったです。
黒糖どらやき、食べたいよ。

ただ、多分読んだ方なら何を言っているか分かるかなと思うのですが、
作中のとある単語がしっくり来なかったというか、それってそれを表す言葉ではなくない?
と疑問に思った点がありました。
そこだけはちょっぴり気になったのでした。
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ma cherie [マ シェリ] ~美女と野獣と見詰める瞳~

2009年12月31日 20:00

S STYLE【タイトル】 ma cherie [マ シェリ] ~美女と野獣と見詰める瞳~
【制作】 大沼屋 アイゼン伯爵様

ma cherie [マ シェリ] ~美女と野獣と見詰める瞳~
【ジャンル】 童話ベースのデジタルノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 20分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 8.03MB
【公開日】 2005年12月20日

ストーカー気質の悪魔・アスモデウスは、愛する女性サラを陰から見つめ続けて
彼女が結婚するたびに夫を殺していたが、天使ラファエルの横槍で失恋。
再び愛を求めて地上に行った彼は、そこで運命の女性に出会う。
彼女の名はベル。誰からも”綺麗なお嬢ちゃん”と呼ばれる美女だ。
アスモデウスは、またしてもベルをこっそりと見つめ続ける……。


※現在、ボイス付きの新バージョンが公開されているようです。
 当記事は公開終了している旧バージョンをプレイしてのものです。


ボーモン夫人著の「美女と野獣」のノベライズ化+αという感じの作品です。
ざっくり粗筋を書いてみましたが、アスモデウスとサラの件は旧約聖書に出てくる物語だそう。
制作サイトのストーリー紹介に詳しく書かれていますので、ご覧になってみてください。

じっと見つめ続けるって普通はキモイんですけど、悪魔のくせに意外と小心者っぽくて
何か可愛く思えてきたり……。
演出も、演劇の幕開けのようなタイトルから、鍵穴から覗いてる表現など洒落ていました。
実際にアスモデウスが話に絡む聖書の部分はともかく、美女と野獣にこの悪魔が
どう絡んでくるのかな?と興味深かったです。
小心者のストーカーらしく見ーてーるだーけー状態だったんですが、彼の存在も
さりげなく物語に絡ませたりして、その辺りのさじ具合がいいなぁと思いました。

最後は良いオチで終わるのかと一瞬思いきや、ラストの展開でお茶噴きそうになりました。
アスモデウスの表情が良すぎ。
キモイはずなんですけど、オチで笑えたので爽やかな読後感です。
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