とりっく おあ とりっく!

2018年10月27日 20:00

Shadow's Silhouette【タイトル】 とりっく おあ とりっく!
【制作】 Shadow's Silhouette A3様

とりっく おあ とりっく!
【ジャンル】 いたずらラブコメADV
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 10種類
【スチル数】 35枚
【プレイ時間】 1周20分(トータル1時間45分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 31.6MB
【公開日】 2013年12月14日
【プレイver.】 1.03

とある屋敷の娘のソーシャは、使用人の双子が大好き!
いつも二人を彼女なりに可愛がっていました。
そんなある日、両親が家を留守にすることになり……
「ふふふ、今日はたっくさん構ってあげちゃうんだから!」
絶好のチャンスとばかりに、ソーシャは双子の少年にいたずらを仕掛けに行くのでした――
(制作サイトより引用)


タイトルがハロウィンっぽいものの、ゲーム内容はハロウィンとはあまり関係ありません。
魔族が登場する、くらいでしょうか。

セクハラ、ハワハラ、モラハラと、今のご時世で大丈夫か!
という選択肢がオンパレードなデンジャラスな作品。
ピンクが基調の可愛い絵とストーリーですが、ちょっと人を選ぶかもしれません。
選択肢がえげつないので、プレイ前は大丈夫かこれ!?と思っていましたが、
主人公のソーシャちゃん、憎めないんですよ。
まず、双子があまり嫌がってない(多分M体質で喜んでるのと、さらっと上手くかわしている)し、
ソーシャちゃん、やってることは滅茶苦茶なのに悪い子じゃないんですよね。
現実じゃありえなそうな、このハチャメチャぶりを楽しむのも一興です。

双子のうち、ルナート君は大人しいタイプ。
ソーシャのアタックに困惑したり涙目になったり。
ちょっと可哀そうにも思えましたが、結局喜んでんじゃないかコイツ!という感じです。
何か、変なSっ気に目覚めてしまいそう(*/∇\*)
後半の仲良しラブラブっぷりは、見ていてほっこりしました。

片割れのネガート君は、アタックをさらりとかわし、はっきりと言い返すタイプ。
気が強いというよりクールでそつがない感じ。
私は、見ていて安心感のあるネガート君の方が好きです。

エンディングは10種類あり。
最初は分岐がうまくいかなくて何周かチャレンジしました。
実はちゃんとゲーム紹介ページに触書があったのですが、
前半の選択肢でルートが固定し、後半はどの選択肢を選んでも変わらないようです。
そこに気が付いてからは、スムーズにエンディング回収できました。
スチルもたっぷり見られるのも嬉しいところ。
また、クリア後にはExtraから過去の話や後日談など、4つのショートストーリーも読めます。
こういう、おまけが充実していると、クリアして良かったなぁという嬉しさが増しますね。

ちなみに、ゲームのデフォルトフォントはHGP創英角ポップ体のようですが、
PCにインストールされていないとゴシックフォント表示になります。
当初、私の環境ではゴシックで表示されていました。
ふりーむ!のスクリーンショットをじっくり見ていて違いに気付きました。
私のPCってHGP創英角ポップ体入ってないかったのかΣ('□'*)
せっかくなので、フォントインストールしてみました。ポップ体の方が可愛い雰囲気で良い感じ。
私、ゲームのフォントは気になるタイプです。
ツールのデフォルトよりは、見易い工夫をされていたり作品に合ったものを選ばれていると好感が持てます。
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純愛ハートブレイク!

2018年10月01日 20:00

沼から現れた【タイトル】 純愛ハートブレイク!
【制作】 沼から現れた 地獄カバ様

純愛ハートブレイク!
【ジャンル】 短編RPG
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周1時間半(トータル2時間10分)程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 11.0MB
【公開日】 2013年3月30日
【プレイver.】 0.5

「ダーリン!遊びに来たわよ!」
元「魔王親衛隊幹部」のマインはいつもの様に勇者の家に突撃しました。
しかし、度重なるプライバシー皆無な迷惑なマインの行動にさすがの勇者も
「俺はお前の事好きじゃないって何度も言ってるだろう!」と怒り気味。
勝手に「勇者の彼女」と思い込んでるマインはとても傷つき友達のユアの所に帰っていくのでした。
(ふりーむ!作品ページより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

勇者に恋する魔族のお姫様が、プレゼントのケーキを作るために奔走するゲーム。
という一行だけ見ると、何か微笑ましいのですが……

個性豊かな登場人物が魅力の、コメディRPGです。
マインちゃんの押しにドン引きする勇者、腹黒そうなユア、お供のヒーくん。
そして、ゴーイングマイウェイで空気を読まない、底抜けに明るいマインちゃん。
名前はそれぞれMine、Your、He かな?とプレイ後に気付きました。

キャラクターの中では、ヒーくんがお気に入り。
まず、容姿が可愛すぎる……!
マインに振り回されるヒーくんのぼやきも面白くて、始終ニヤニヤしてました。
マインのキャラは憎めないのですが、空気読まない子なのでちょっと疲れる……(´∀`;)
ただ、プレイしていると彼女も意外な一面を持っていることが分かり、意外性に驚かされます。
ユアは、マインとは真逆の腹黒くて油断できないキャラクターながら、この方も終盤で本音が垣間見えます。
それを聞くと、彼女の気持ちにも共感できるところがありますね。

ゲームは、敵と戦闘しつつフィールドを探索していくRPG。
敵キャラも可愛くて、初めて戦うときにはマインとヒーくんが色々とコメントするのが楽しい。
最初は楽勝だったけど、徐々に強くなって終盤では戦闘不能になった時もありました。
エンカウント方式なので避けるのはさほど難しくないですが、ある程度戦ってレベルは上げた方が良いかも。
キャラクターの装備品はお店で買えますが、途中の宝箱やイベントでそれより良いものが手に入ります。
お金は回復アイテムなどに使う方がお薦め。
とはいえ、マインがヒールを使えるので回復アイテムもほぼ使わなかったですが。
装備品は1人2つしか装備できないので、選択には悩みました。

エンディングは3種類で、2つは分岐点が分かり易かたのですぐに見られました。
もうひとつは少し難しくて、多分スルーしたイベントがあったのでそこだよなぁ……と思いつつも、
探り切れなくて攻略を拝見しました。
攻略情報は、制作サイトさんの作品ページから見られるようになっています。

底抜けに楽しいゲームなので、ドタバタコメディが嫌いでなければ、気持ちよくプレイできると思います。
昨今流行りのダークなホラーにお疲れの方、いかがでしょうか。
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好きだ!好きだ!大好きだッッ!!

2018年09月18日 20:00

稲海"【タイトル】 好きだ!好きだ!大好きだッッ!!
【制作】 稲海 かずき様

好きだ!好きだ!大好きだッッ!!【ジャンル】 ラブコメノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【スチル数】 4枚
【プレイ時間】 1周5~15分(トータル30分)程度
【ツール】 Ren'Py
【容量】 128MB
【公開日】 2018年5月5日
【プレイver.】 1.00

夕暮れに染まる教室。
二人きりの男女。
見つめ合う目と目……
そう、ここまで読んだ貴方ならお気付きかと思う。

私は、断じてコイツのことなんか好きではない!!! (readmeより引用)


選択式のノベルゲーム。

こちらは「ゴールデンウィークだよ!一週間ゲーム製作大会」に参加し作られた作品のようです。
確かに短編ですが、ストーリーも丁寧だし、絵も綺麗だし、一週間で作ったとは思えない良作です。

断じて好きではない!!!って、ダイエット中の女子がスイーツを前にして言っているぽくて、ちょっと笑えます。
しかし、個人的にちょっと苦手な青春ラブコメノベル……と思いきや、不覚にも感情移入してしまいうるっときました。
学生時代の、打算も計算もなくただただ相手を「好き」だった感情を思い出したというか。
知られるのが怖くて、好きなのに好きじゃないよ?ってフリをしてみたり。
いつも相手のことを目で追いかけて、ひとつひとつの仕草をあぁ好きだなぁ、と思ったり。
コメディタッチなのですが、単なるドタバタ劇や上っ面の会話ではなく、感情が丁寧に描かれていたと思います。

最初は月子ちゃん視点で物語が進んで行きます。
エンディングは2つ。進展あり、なしに分かれます。
どちらに転んでも、それはそれであぁ、青春だなぁ……と思える終わり方ではありました。
ただっやっぱり、進展ありのエンディングでは、ちょっと甘酸っぱくて身悶えしそうでした。
良いですねぇ良いですねぇ(*´∀`*)

そして、クリア後からは連くんでのプレイが出来るようになります。
月子ちゃんルートで見た展開を連くんの視線で見ていくことになるのですが、全く同じという訳ではなく。
月子ちゃんが連くんに惚れた理由は何となく分かるんですが、
連くんのストーリーを見ると彼が何故月子ちゃんを好きになったのかも分かります。
連くんルートも進展なし・ありの2種類のエンディングあり。
こちらの進展ありエンドは、月子ちゃん編より更に甘くて、更に身悶え(*/∇\*)

何か、こう、清々しい良い気持ちを分け与えて貰えた気分です。ありがたや。
読んで良かったと思いました。
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サイレントフィリア

2018年08月31日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 サイレントフィリア
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

サイレントフィリア
【ジャンル】 宝探しADV
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類(+α)
【プレイ時間】 1周40分(トータル1時間40分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 189MB
【公開日】 2018年2月1日 (ダウンロード版)
【プレイver.】 1.03

見知らぬ屋敷の部屋で目を覚ましたクラード。
目の前には、どうやら人形にされてしまった一人の女性が。
彼女が誰だか思い出せないが、大切な人だったという記憶だけはある。
戸惑うクラードの前に突如謎の双子が現れ、彼女を助ける薬と引き換えに
この屋敷で「宝探し」をするよう求めるのだった。


ツクールMV製の探索ゲーム。
ダウンロード版とブラウザ版が別々に公開されています。
こちらのページのタイトルからは、ダウンロード版の作品ページにリンクさせて頂いています。
私はダウンロード版でプレイしましたが、シンプルな操作なのでブラウザ版でも遊びやすそう。

ふりーむ!さんのブラウザ版の作品ページはこちら→

見知らぬお屋敷で目を覚ました青年、クラード。
目の前には人形のようにものを言わぬ女性が。
彼女が誰だか分からないクラードですが、とても大切な人だというのは記憶にある様子。
そんなクラードの前に突如現れた双子のような子供たち。
女性を助ける薬と引き換えに、双子たちの言うがまま御屋敷での宝探しをすることになります。

このストーリーだと双子が悪者のパターン……っぽいのですが、この子たち憎めません。
物言いが独特で面白く、双子のトークを見るのがプレイ中最大の楽しみでした。

探索は難しくなく、次はどこに行けばいいのかヒントが貰えます。
プレイしていて思ったのが、サクサク進むように動線が考えられているなぁと。
自然に進めるようユーザビリティに配慮されていて、ストレスなく快適にプレイできました。

エンディングは3つ。
最初は、恐らくひとつのエンディングにしか辿り着けないようです。
2周目からがこの作品の真骨頂だと思われます。
少しだけ難易度が上がって、これどこだったっけ!?と一層宝探しを楽しめました。

謎解きは難しくはないと思いますが、ロジカルな謎いうよりは閃きが必要な感じかも。
制作サイトさんに攻略情報があります(ただし、答えズバリではなくヒントのみ)。

主人公たちの人物の設定上、色々考えさせられる複雑なストーリーではありましたが、
登場人物たちのそれぞれ懸命な姿が印象的でした。
そして、前述のしましたが双子のキャラ、ほんと最高です。
色鉛筆で描いたようなお屋敷の背景も綺麗ですし、完成度の高い作品だと思います。
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描き変える記憶

2018年08月29日 20:00

描き変える記憶【タイトル】 描き変える記憶
【制作】 サラ様 (twitter

描き変える記憶
【ジャンル】 ホラー&探索型アドベンチャー
【対象】 12歳(中学生)以上推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 2時間~2時間半程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 368MB
【公開日】 2014年1月8日
【プレイver.】 1.02

物語を描くことが好きな少女、シャルル。
ある時彼女は、知らぬ間にとある館で目を覚ます。
そう、その館は……。
誰も寄り付かない森の奥の奥……。
死神の棲む『北の館』――。 (制作サイトより引用)


【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第10回 ふりーむ!ゲームコンテスト 探索アドベンチャー部門で銀賞を受賞された作品です。

サラ様制作の、記憶シリーズ(北の館シリーズ)第4作目。
続編の有無は明らかにされていませんが、今のところこちらが最終作品です。

このシリーズ、どれもストーリー展開がドラマチックでとても面白くいのです。
中でも今作が一番好きかもしれません。
これまたシリーズの特徴である「ホラー」と「恋愛」のコラボもばっちり描かれています。
良いですね良いですねぇ(*´∀`*)

今までの作品は、北の館に辿り着くまでのプロローグがしっかりあり、キャラクターを操作して
見ていく作りだったのですが、今作では文章での簡潔なプロローグのみ。
主人公がいきなり暗い館の中で目を覚まします。
キャラクターもプレイヤーも、なぜここにいるのか分からない状況からのスタートです。

細かいところですが、主人公の少女の名前が初っ端から気になりました。
シャルルって男性名では……!?
まぁ、実際この名前の女性もいるのかもしれないし、おまけにファンタジーなので
気にする所じゃないだろうと分かってはいるのですが。
自分の中でがっつり男性のイメージの名前だったので、ちょっと違和感ありました。

最初は、シャルルひとり心細い状態で探索していくことになります。
脅かしなどホラー要素もあるものの、怖すぎることはありません。
何というか、妖しい「影」たちも話しかけるとフレンドリーに会話してくれたりするので、
そういう面も怖さを和らいだ一因だったかなと。
むしろ序盤のちょっとしたアクション(敵から逃げる)が難しく、そちらに少々手こずりました。
よく分からないタイミングと場所で突如敵が出現するので、何度やっても上手く逃げられなくて(・ω・`)
ここだけはちょっと理不尽さを感じました。

探索は、きちんとやれば順調に鍵がひとつずつ手に入っていく感じで、さくさく進めます。
即死要素はあるものの、何かここ怪しいという予感がするので、回避可能なところが多かったです。
(でも確かめたいから、セーブ→敢えて突っ込んでゲームオーバー回収するという運命なんですけどね)
ただ私は序盤で一ヶ所詰まってしまい、「詰んだ!」と思って制作サイトさんの攻略を拝見しました。
難しいことではなく、単なる探索不足でした……。

そして、途中で同じように北の館を彷徨う仲間たちと出会うことに。
仲間がいるって心強いです。
どのキャラクターも尖りすぎず平凡過ぎずの違った個性があり、魅力的でした。
謎解きは易しめのものから、やや工夫が必要なものまであり。
少し頭を捻ってうーんと考えるものもあり、面白かったです。

エンディングは2種類(のはず)。
最初はBAD ENDに辿り着いてしまい、その結末に「嘘でしょ……」と呆然としたのですが。
次にTRUE ENDを見て、その真相に衝撃と震えるような感動を覚えました。
シリーズのラストに相応しい(本当はラストでなく、続きがあれば嬉しいのですが!)素晴らしい作品だと思います。
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