606号室

2019年10月07日 20:00

草の生えた屋根【タイトル】 606号室
【制作】 草の生えた屋根 シマウマ人様

606号室
【ジャンル】 考察系ホラー脱出ゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 5種類+α
【プレイ時間】 1周6分(トータル1時間45分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 58.4MB
【公開日】 2019年9月13日
【プレイver.】 1.00

これは、私が旅行先のホテルで体験した話だ。 (ふりーむ!作品ページより引用)


ホテルの606号室で起こる、一夜の恐怖。
主人公は、舞台の観劇で遠方のホテルにひとりで宿泊しているようです。
私も、たまにですが同じ状況でホテルに泊まることがあるので、余計に怖かったです。

作品紹介で「演出に力を入れました」という作者さんのコメントがあり楽しみにしていました。
期待通りすごかったです。
ドット絵やイラスト、そして効果音ですごく細かい所まで丁寧に演出されていて、プレイ中何度も見惚れました。
私自身、ホラー作品に慣れてきたものあるので耐性がついちゃったのですが、
怖いの苦手な方は恐怖心を煽られるのではないでしょうか。

恐怖演出だけでなく、ちゃんと主人公がパジャマに着替えるのも何か良かったです。
ただ、鏡を覗いた時にパジャマに刺しゅうされたホテルのロゴが反転していないところは、
細かいけどちょっと気になりました。

基本的に浴室と部屋だけの範囲なので探索は楽かな……と思いきや、意外と手こずりました。
エンディング3つまでは比較的さっくり見られたのですが、残り2つが難しかった。
日を改めて最初からプレイし、END4までは何とかクリア。しかしEND5が自力では無理でした。
制作サイトさんに攻略法があるので、拝見してコンプリート。
うーん、多分試行錯誤しているときにEND5のルートには入っていたような気がします。
ただ、途中まで演出が一緒なので「変わりない」と思ってリセットしてしまったような……。無念なり。
トイレ】がキーポイントになるのは何となく気付いてたのですが、難しかったです。

随分迷ったので、コンプリートまで1時間45分程かかっています。
上手く見付けられたならもう少し短い時間でいけそう。
比較的短時間でプレイできて、すごく楽しめた作品でした。
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転生天命-Call-

2019年10月06日 22:24

あ行。【タイトル】 転生天命-Call-
【制作】 あ行。 アワラギ 様

転生天命-Call-
【ジャンル】 ホラーファンタジーADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1時間10分程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 126MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年12月7日
【プレイver.】 1.02

女子大生の吉野八知の携帯電話には…浮遊霊から電話がかかってくるという…
自身の記憶のない浮遊霊「中身」は、強い未練のある体に引き寄せられて他人の体に入ってしまう。
その体から出る方法は、生前の「未練を叶える」こと。
八知はしかたなく浮遊霊の「中身」の頼みを聞きさまざまな体の未練の解決に協力していく…
お人よし浮遊霊「中身」と霊感女子、吉野八知のホラーファンタジー 。
(制作サイトより引用)


ティラノビルダー製で、基本ブラウザプレイ。ダウンロードも可能です。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

第13回 ふりーむ!ゲームコンテスト ブラウザゲーム部門にて銀賞を受賞された作品です。

LiveMaker製の前作「転生天命」をブラウザ対応にした移植作品とのこと。
内容はほぼ同じということで、新作のこちらをプレイさせて頂きました。
こちらはLive2D化されたということで、キャラクターがぬるっと動くのが面白かったです。

生前の記憶を無くした浮遊霊が、未練を持ったままの死体に乗り移ってしまうという物語。
ホラーというかオカルト寄りな気がします。
主人公が心霊現象に慣れた女性なのもあり軽快な語り口なのですが、単なるコメディではなく、
時折ふと霊というものの異質さが垣間見えて空恐ろしくなる、そんな絶妙な塩梅でした。

浮遊霊は、女子大生・八知により「中身」と呼ばれています。絶妙なネーミングセンスだ。
訳も分からず他人の身体で目覚めてしまい、霊感の強い八知に助けを求める中身。
いやー、助けて!って縋り付く気持ちは分かりますわー。
でも、幽霊から所かまわず電話がかかってきて困っている八知の気持ちも分かる。
八知がお人好しすぎず、かと言って冷たすぎないキャラクターなのは良かったと思います。
もし八知があまりに中身に翻弄されすぎていると、読者としても中身にイラつくかもしれませんし、
冷たく突き放しすぎていると中身に同情して八知の好感度が下っていたかもしれません。

物語は何章かに分かれていて、時々選択肢があります。
基本的には、思うがままに選んでいって大丈夫そう。
詰まることはない作りだと思いますが、もし困ったら制作サイトさんに攻略チャートがあります。

ストーリー展開は「これからどうなるの!?」と目が離せなくなる展開で、ぐいぐい引き込まれました。
ホントに面白い。
八知には申し訳ないですが、中身には記憶が戻らないままシリーズ化して欲しいとか思っちゃう。
ラストがどうなるのかは選択肢次第ですが、どちらの流れもそれぞれ好きでした。

エンディングは、大きな流れとしては基本的にひとつ。
ただ、選択肢や行動によって展開が違ったり、先のエピソードに進めずに終わったりします。
一番先のエピソードに進んだエンディングとしてはひとつ、という感じ。
先に進めないエンドもそれぞれ違った味わいがあるので、やはり選択肢は全部試してみるのがお薦めです。

そしてこの作品、エンディング後におまけエピソードがあります。
ふりーむ!の作品説明にも書いてあるのですが、、おまけでは"Blue Line Games"さんが制作された
フリゲの登場人物が出てくるという。
この作品と同作者さんだったの!?と思いましたが、そこは違うようです。
私も以前プレイさせて頂いた「DOKI★DOKIラブパニック」や「怪奇探索少年隊」「白い焔」の
キャラクターが登場しまして、ひとり興奮しておりました。
中でも「白い焔」の小松父にはビックリ。霊感強い猛者かと思っていたのに、意外と普通の人だった……!

もちろんそれらの作品をプレイしていなくても本編は十分に楽しいです。
しかし、プレイしているとおまけエピソードの楽しみが半端ないですよ。
「DOKI★DOKIラブパニック」だけは異色ながら、他の作品はこの作品と通じるものがあるので、
前でも後でも併せてプレイをお薦めしたいです。
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迷☆探偵の助手〜Halloween2019〜

2019年10月05日 23:00

LAb246【タイトル】 迷☆探偵の助手〜Halloween2019〜
【制作】 LAb246 LIKEMAD/ツシマユキヒロ様

迷☆探偵の助手〜Halloween2019〜【ジャンル】 脱出ADV
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 13分程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 -
【公開日】 2019年9月14日
【プレイver.】 1.00

ウツギ探偵事務所の所長・空木チホから、学園祭の準備に呼び出された御影カズヤ。
仮装した生徒で溢れかえる校内はハロウィン仕様に飾り付けされていた。
カボチャ頭に魔女にオバケ…!
チホのクラスの出し物である脱出ゲームから無事に脱出できるのか!? (制作サイトより引用)


迷☆探偵の助手がハロウィン作品で来てくれました!
今回は、御影くんと千穂ちゃんのみ登場の短編謎解きアドベンチャーです。

ツクールMV製で、ふりーむ!およびPLiCyにてブラウザ版が公開中。

ふりーむ!の作品ページ →  PLiCyの作品ページ→

ストーリーは、千穂の通う高校の学園祭の出し物である謎解きイベントに挑戦するというもの。
初っ端から御影くんが不憫な展開で、申し訳ないけどちょっと笑ってしまいました。

前作の「迷☆探偵の助手~2019~」がかなり難しかったので覚悟して臨みましたが、
今作の謎解きはサクサク解ける手応えでした。
考えてみると、今回は学園祭の出し物なのでストーリー上はこのくらいの難易度が妥当ですよね。
前作は逆に難解な謎に挑むストーリーだったので、難しくて然りだったかなと。

シリーズものなので、やはり前作までをプレイ済みの方が楽しめるとは思います。
ただ、謎解きゲームとしては誰でも楽しめると思いますし、謎解き初心者の方にもお薦めです。
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死の霊園

2019年10月01日 20:00

土塊【タイトル】 死の霊園
【制作】 土塊

死の霊園
【ジャンル】 ホラーノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周18分(トータル32分)程度
【ツール】 Yuuki! Novel
【容量】 31.3MB
【公開日】 2008年11月5日
【プレイver.】 1.00

訪れた者に「死の呪い」をかけるという呪われた霊園。
そこに、肝試しに訪れた主人公たちにこの世のものとは思えない
恐怖が待ち構えていた・・・。
あなたは生きて、この霊園を出る事が出来るだろうか? (制作サイトより引用)


10年以上前のホラーノベル作品です。
Yuuki! Novelとちょっと古いツールながら、短編なのもあり問題もストレスもなくプレイできました。

水彩画を少しぼかしたような画面が不気味で迫力があります。
ストーリーは王道ながら、良質なホラーノベルだと思います。

恐ろしい噂のある霊園に肝試しに来た大学生。
王道と書きましたが、軽いノリで肝試しをしようとする悪友と、それを止めようとする主人公&ヒロインという
まさに王道なパターンなのです。
見てる側としては主人公たちに感情移入してしまうんですよね。
選択肢によっては悪友に巻き込まれないパターンもあるのですが、
プレイヤーとしては故意に見捨てることになってしまうのでそれはそれで後味が悪いという。

ただ訳が分からず終わるのではなく、悪霊の所以がきちんと描かれているのも好印象でした。
ちょっと現実離れしたストーリーながら、ホラーとしてはそのくらい途方もない方が面白いです。
怨霊の呪いを避け損ねると最後は主人公たちにも悲劇が待ち受けているのですが、
そこの苦しみ方がリアルで嫌だなぁ……と思わず身震いしてしまいました。

終盤は運次第の選択肢もあったものの、特に問題なく進めました。
全ての選択肢を試して、恐らくエンディングは5種類だと思います。もし見逃していたらすみません。
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Paranoiac(リメイク版)

2019年09月29日 22:26

Uri Games【タイトル】 Paranoiac(リメイク版)
【制作】 Uri Games うり様

Paranoiac(リメイク版)
【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周2時間11分(トータル2時間33分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 58.0MB
【公開日】 2019年6月11日(リメイク版)
【プレイver.】 1

叔母が死んで三年経つ。
私はある事情から、叔母の死後放置されていた家に移り住むこととなった。
(ゲーム内文章より引用)


うりさん制作のホラーゲーム、リメイク版です。
何と、映画化もされているというすごい作品。
うりさんのサイトを初めて拝見したときは、これ、あまりにも怖そうだったのでプレイするつもりがなくて。
(そう思って初めて手に取ったのが「人魚沼」だったんですが、結果としてはそっちの方が怖かったです……)
MANシリーズをプレイしてうりさんのゲームが非常に面白いと知ってしまったので、
やっぱりこれもプレイしたい!と思っていました。
ただその時には既にリメイク版制作に入られていて公開停止中で、完成を楽しみにしていたのであります。

亡くなった叔母が住んでいた家に引っ越して来た主人公。
家は広くて快適そうですが、誰かが亡くなった後の家にひとりで済む居心地の悪さは分かる気がします。
叔母がどういう人物だったのかはさておき、誰かの生活の息吹がそのまま残った家ですからね。
その家で、案の定と言いますか、奇妙な出来事が起こり始めるというストーリー。

Paranoiacとは偏執症患者のことらしいです。
タイトルから見れば、奇妙な出来事は主人公の妄想では?と思われるところです。
ただ、本当にそうなのか分からないので、最後までどう転ぶのかという不安と緊張感がありました。
途中で、近所に住む三浦さんという男性が登場し美紀を助けてくれるんですが、
彼も爽やかながら下心がありそうで、本当に好青年なのか、裏があるのか?と最後まで疑心暗鬼になってました。

ホラーとはいえ驚かせ要素はほぼ無し。ただし、追いかけらる箇所はあります。
チェイサーは足が遅いので逃げるのは難しくありません。
しかし、これが途中で消えたりとトリッキーな動きをするので何となくいやらしい。
そして、逃げ延びる為には法則があり、そこに気が付くまでは何度もゲームオーバーになりました。

クリアまでは2時間以上かかっています。
しかし全然時間の長さを感させないストーリー展開で、あっという間の2時間でした。
途中迷ってうろうろしてしまい、時間を消費した箇所もあり。
謎解きも少しだけあるものの、そちらは特に詰まることなく進めました。
もし詰まっても制作サイトさんに攻略があるので安心です。
また、家の間取りも掲載されています(追いかけられシーンのネタバレが書いてあるのでそこは閲覧注意)。
いやー、この家豪邸ではないのですが部屋数多くて、普通ならこの家で暮らせるの羨ましいですねぇ。
お掃除は大変そうですが。

エンディングは2種類。
終盤の選択肢で分岐します。
最初に「これはBADだろう」と思った方から選択肢を選んだのですが、いやはや。
意外な展開で面白かったです。

流血や心臓に悪い脅かしはないので、そっち系が苦手な方にはお薦め。
じわじわと精神的に圧迫されるような怖さのホラーです。
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