Anna

2018年06月17日 20:00

-RE- memo【タイトル】 Anna
【制作】 -RE- memo sayori様

Anna
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 25分程度
【ツール】 RPGツクール2000
【容量】 2.97MB
【公開日】 2012年11月30日
【プレイver.】 1.01

いつも仕事中に「構ってくれない」と怒りながら電話やメールを寄越す彼女の杏奈。
彼女が最近、やけに大人しい。
浮気を疑った主人公は、証拠を掴む為遊びに来たフリをして杏奈の部屋を訪れる。


【注意】 このゲームをプレイするには別途RPGツクール2000のランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb

第8回 ふりーむ!ゲームコンテスト で健闘賞を受賞された作品です。

彼女の浮気調査の為に部屋を探索するゲーム。
コンセプトが斬新です。
金髪の容姿とAnnaというタイトルから外国が舞台かと思いきや、杏奈ちゃんでした。
いくら彼氏とはいえ、タンスを開けたりソファの下を覗き込んだりしているというのに
何も言わない彼女すごい(いくつか怒られる所もありますが)。

部屋は2階まであります。広くないので探索は楽でした。
部屋作ってると、ついトイレとかお風呂とか付けたくなってしまうんじゃないかと思うのですが、
そこは省略されて必要最低限な作りです。この無駄のなさは良いですね。
序盤、セーブ方法が分からなくて「え、これセーブできないのか」と思ってちょっと困惑。
ある程度進行すると右上のタンスのメモからセーブ可能になります。

怪しい証拠を見つけて問い詰めるとキレたりとぼけたりする(?)彼女。
元々が勝気な性格のようですし、黒なのかどうか微妙なところです。
性的な描写はなくても、他の男とのそういう関係を問い詰めるという流れです。
全年齢対象ではありますが、小学校低学年の方とかにはお勧めできません。大人向け。

エンディングはバッドエンドが2つと、正規エンドがひとつ。
途中で現れる選択肢は基本的にはどちらも選んで良いのですが、
間違えるとバッドエンドになる肝心な選択肢が2つあります。
そこを避けていけば、正規エンドを見るのも難しくありません。

結末は……あなたの目で確かめてみて下さい。
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Find~ファインド~

2018年06月13日 20:00

Find~ファインド~【タイトル】 Find~ファインド~
【制作】 アンジュ工房 戌亥様(INUI GAMES)、 AOL

Find~ファインド~
【ジャンル】 微ホラー探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周40分(トータル1時間)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 83.2MB
【公開日】 2017年12月15日
【プレイver.】 1.02

ミーシャは兄のハワードに物語を聞かせてもらい共に眠りにつく。
しかし、目覚めると家の様子がいつもと違い、ハワードがいなくなっていた。
​「ここは夢の中…なのかしら。おにいちゃんは、どこに行ったの。」​
しばらく夢の中を探索するが、ハワードは見つからないうえに、
その夢には恐ろしい化け物が潜んでいた。
​化け物に襲われそうなところ、動く人形ルイグに助けられる。
ミーシャはルイグと協力しながら、ハワードを見つけるため悪夢をさまようのだった。(制作サイトより引用)


ホラー探索ゲーム。
追いかけられ要素あります。

まず説明書の注意事項通り、必ず同梱のフォントをインストールしておきましょう。
私はうっかりそのままプレイしてしまいまして、表示崩れを見てしばらく首を傾げていました……。
フォントを入れておかないと、表示崩れだけでなく、途中の暗号入力で進行が不可能になります。
(ただし気付いた時点でインストールすれば大丈夫です)

とても可愛くて綺麗な絵柄に惹かれてプレイさせて頂きました。
立ち絵だけでなく、メッセージウィンドウやフォントも美麗ですし、ドットも表現が細やかです。
冒頭シーンで、ベッドの中でお兄ちゃんが本を読んであげているシーン、
こういうところもドットできちんと表現されているのはすごいと思います。
壁紙や床、家具も西洋のお屋敷の雰囲気で統一されていてまとまりがあり、綺麗でした。
ホラーだけに不穏な空気に怯えつつも、始終探索が楽しかったです。
しかも、屋敷は豪華なのに広すぎず、探索範囲がお手頃なのもありがたいところ。

前述のように追いかけられ要素もありますが、さほど逃げるのは難しくないと思います。
謎解きは単純な暗号だけでなく独特のものもあり、解くのが面白かったです。

エンディングは4種類で、制作サイトさんに完全攻略とエンド分岐条件が載っています。
私は謎解きは自力クリアできましたが、エンド分岐は攻略を拝見して回収しました。
制作者さんお勧めのクリア順は、END4→END3→END2→END1 とのこと。
BAD寄りからGOODへ順番に、というところですね。

私の到達順は END2→END3→END4→END1 でした。

END2を見た後END3については分岐フラグがすぐに分かったんですが、
その先がちょっと見つけられず、残り2つは攻略を頼りました。
一番GOOD寄りのEND1にしても、心底ハッピーエンドとは言い難いほろ苦い余韻を残すものでした。
取り返せないものがありつつも、これからの幸せを願わずにはいられません。

惜しむらくは、エンドリストとギャラリーが無い点でしょうか。
エンディング後のスチル絵はとても綺麗だったので、振り返って見たかったです。
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だれもしらない

2018年06月12日 20:00

布は布屋【タイトル】 だれもしらない
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

だれもしらない
【ジャンル】 短編ホラーアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【スチル数】 3枚
【プレイ時間】 30分~1時間程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 97.1MB
【公開日】 2017年8月20日
【プレイver.】 1.03

高校生の木下優唯は、夏休みの登校日に友人たちと共に隣町の廃墟を訪れる。
そこで出会った一人の少年は、一緒にかくれんぼをしていた友達を探しているという。
一緒に探す優唯達だったが、建物の奥に進むにつれて空気が重たくなっていく。
その先に待つ『真実』とは…?

「誰も 何も 知らなければ、」 (readmeより引用)


第13回 ふりーむ!ゲームコンテストにて、健闘賞を受賞された作品。

放課後、ある廃屋を訪れた高校生たちのストーリー。
脅かしや追いかけられ要素はありません。
廃屋で何が起こるんだろう……という緊張感と、心理的な恐怖を描くストーリーメインの作品です。

高校生が、放課後廃屋に行くという、ホラー王道の展開。
もう、何かが起こらないはずがない……!
そこに至るまでの放課後のストーリーはほのぼのとして明るく、だからこそ、その先が怖い。
しかし、こういうときに登場する廃屋ってやたら広いものですが、今作の舞台は意外と狭いです。
そこがかえってリアリティがありました。
探索するというより、そこで起こる「何か」にスポットが当てられています。

エンディングは3つで、周回プレイにより順番にひとつずつ解放されていくタイプの構成でした。
ひと夏の冒険、で終わるものから、ぞわりとするものまで様々です。
分岐は分かりやすいので、普通に周回プレイしていれば全エンド見ることができると思います。

あまり語るとネタバレになりそうなので簡潔になりますが、
肯定はできなくても、ほんの僅かだけ、共感してしまう部分がどこかにある……
空恐ろしさと共に、だからこその苦い思いを抱きつつゲームを終えました。

クリア後のおまけルームでは、色々な裏設定が読めて面白かったです。
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友愛

2018年06月06日 20:00

LiveMaker 【タイトル】 友愛
【制作】 くらげのかえり道 HIJIKI様

友愛
【ジャンル】 探索ホラーアドベンチャー
【対象】 15歳(高校生~)以上推奨
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル40分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 17.4MB
【公開日】 2013年2月15日
【プレイver.】 1.04

ごく普通の中学生、里佐は友人の美音の家へお見舞いに行く。
チャイムを押しても反応がないので帰ろうとしたところ、『たすけて……』という美音の声が……。
(ふりーむ!作品ページより引用)


オーソドックスな探索ホラーアドベンチャー。
短時間でできて、探索ホラーのお手本みたいなところが純粋に楽しかったです。
絵柄も可愛くて好き。

学校へ来なくなった友達を心配して家を訪ねる主人公の里佐ちゃん。
ちゃんと玄関で靴を脱いで上がるのが可愛いのです。
そして、家へ上がってすぐ衝撃的な発見をすることになるのですが……
普通だったら、パニックで家を飛び出して大人に知らせるとか、110連打する場面です。
が、友達が心配!とずいずい家の奥へ進んでいく里佐ちゃん、強い。
玄関を出ようとすると、よくあるパターンが「なぜか鍵がかかっていて出られない……!」
だと思うのですが、この子は「美音ちゃんを捜さなきゃ」と言って頑として外に出ないという。

そして、その凄惨な現場でやってしまったプレイ最初のゲームオーバーも衝撃的でした。
ホラーな場面……なんですが、あまりに予想外すぎて笑いがこみ上げてきました。
序盤の学校では中二病患者もいますし、定番ホラーながら細かい演出が面白く、どこか新鮮でした。

探索では即死シーンも時々あるので、セーブはこまめにした方が良いです。
ただ、エンディング分岐に関わるのは後半部分なので、序盤はこまめに分けなくても大丈夫かと。
謎解きもいくつかあり、難易度は中程度かなと思います。
こう藩の一ヶ所だけなかなかうまくいかずに苦戦しました
(やり方は分かったけど、うまく当てはめるのに試行錯誤しました)。

エンディングは5種類。分岐条件は易しめです。
ひとつだけ分岐条件が異なりますが、プレイしていると「アレかな」と想像できるポイント。
私のエンド回収順は、 END5→END4→END3→END2→END1 でした。
ちなみにEND5がベストエンドで、きちんと探索して思考すれば真っ先に辿り着けるはずです。

この作品では、女の子同士の友情という一線を越えてしまった愛情が描かれています。
百合表現ありと言えるかも。
ただこの年頃って、恋愛感情とは似て異なる、友達に強く依存する感情を抱くことがある、
そんな年頃な気もします。そして、些細な言動に一喜一憂しがち。
お互いを思う気持ちが強すぎたりすれ違ったりして、それが悲劇を生んでしまう。
END5だけは、気持ち悪さより悲しさを感じました。
と、分かったような言葉で綺麗にまとめ上げてますが、END5以外の結末はまさに狂気しかない。
恐ろしくてぞっとしました。特にEND2は想像してしまうとエグくて、一番怖かった……。

それぞれのエンドには「愛」に関わるエンドタイトルが付けられています。
前述した恐怖のEND2は「そっちかい!」という掛詞なタイトルで。
これ、多分先にタイトルがあってそれに併せて結末を用意されたんじゃないかと想像しています。
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狐の依女鑄り

2018年06月05日 20:00

pinetea【タイトル】 狐の依女鑄り
【制作】 pinetea ruder様、Bcar様、あきら様

狐の依女鑄り【ジャンル】 神様に追われるオカルトアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周7分(トータル35分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 47.3MB
【公開日】 2018年5月5日
【プレイver.】 1.00

時は大正11年。
とある豪農の一家があった。
その一家には60年に一度、娘を氏神に捧げる儀式を行っていた。
儀式の名は『依女鑄り(ヨメイリ)』。
そして、新たにヨメイリさせられようとしている娘がいた……。 (制作サイトより引用)


セピア色の人物、背景の美麗かつレトロな雰囲気に惹かれてプレイしました。
しかし、そのグラフィックの通りの美しいだけのお話という訳ではありません。
何せ、オカルトアドベンチャーなのですから。

神の加護を得るため人身御供にされる運命の、一人の娘の物語。
お狐様の呪いで、目も見えず声も出せないという市花。
公式サイトの人物紹介によると、もう15年間も座敷牢に閉じ込められているそうで。
旧い因習の陰湿さをひしひしと感じます。

そんな中、颯爽と市花を逃避行に誘ってくる美青年がっ……!
心ときめきましたが、どうやら彼は実弟のようです。
人身御供 or 近親相姦って、その時点でもう背徳と不穏な気配しか感じません。
もうひとり市花と身近な人物として、使用人の三田さんも登場します。
彼は献身的で常識的な人物に思えるのですが……果たしてどうでしょうか。

弟の影士と共に抜け出すことを選ぶと、座敷牢を出られます。
MAPはツクール系のドット絵で、全てがセピア系の褪せた色で表現されていて、
重要なオブジェクトだけ色が付いているという作りになっています。
これ、探索にはありがたいですし、物語としても「お狐様の力で市花だけにそう見える」
という理屈になっているので、とても良いアイディアだと思いました。

また、人物は全て影のキャラチップで表されていて、話しかけるまで誰なのか分かりません。
進捗状況によってそれぞれ居る場所が変わるので、ここには誰もいないと思って踏み込むと
見つかってしまってゲームオーバーというパターンもありました。
ただ、登場人物もMAPもさほど広くはないので、何度かプレイしているとコツは掴めます。

道中現れるお狐様は、顔は見えずとも思ったより神々しく、あれ、これなら嫁いでもいいかも?
と思ってしまったときもあったのですが……彼の祭壇に行って後悔。
怖い。怖いよー!まともじゃないよー。・゚・(ノД`)・゚・。
お狐様意外とカッコイイので、そういうところで嫌悪と畏怖を感じさせる演出はお見事です。
ただ、この方はヨメを求めるのが60年に一度とのことで。
前任のゆきも恐らく15歳くらいでヨメイリして御年75歳ですし、意外と長く愛してくれるのだなぁと。
ただ、ヨメイリと言っても精神的にもっていかれるだけのようなので、やっぱり嫌ですね。

エンディングは6つで、隈なく探索すれば回収できると思います。
途中ちょっとだけ謎解きもあり。「これかな?」と半信半疑で入力すると当たってました。
連れ戻される可能性も覚悟して、人の話は一通りきちんと聞いておいた方が良いでしょう。

ちなみにこの作品、「ゴールデンウィークだよ!一週間ゲーム製作大会」という
一週間でゲームを作る企画への参加作品とのこと。
たった一週間でこれだけ遊べる作品を作れるの、すごい……!
確かに短い作品ですが、絵もすごく綺麗、ストーリーもまとまってますし、システムも快適。
素晴らしいと思います。
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