60秒のセレナーデ

2020年09月28日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 60秒のセレナーデ
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様

60秒のセレナーデ
ジャンル】 1分ノベルゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周1分(トータル13分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 126MB (ダウンロード版)
【公開日】 2020年4月6日
【プレイver.】 1.01

見知らぬ部屋で目を覚ましたあなたは全身を拘束され身動きが取れません。
「あなたを60秒後に殺すわ」
傍らの少女はそういって微笑みました。
少女と対話して、自分を殺すのを止めましょう。 (ふりーむ!作品ページより引用)


ふりーむ!で開催中の、1分ノベルコンテストに参加されている作品。
基本ブラウザプレイで、ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能です。

1分ノベルって、短すぎでは?とも思いましたが、それだけに気軽にプレイできるのでありがたい。
そして、この作品は時間制限を上手く使っていらっしゃるなぁと思います。

ストーリーはいきなり衝撃的なシーンから始まります。
ゲームの内容と言いこの時点で「面白そう!」ってなりますね。
すぐにカウントダウンが始まるので、焦る焦る。
しかし、できるだけ読み飛ばさず、とにかく彼女の話をよく聞くことが大切です。
数回プレイし解きほぐしていけば、何となく「答え」が見えてくるので。

しかしこれ、ひとつ真相が明かされたときに、あまりに予想外すぎてびっくりしました。
何と言うか、思いもしなかった方向性というか……。

エンディングは4つで、死亡エンド2つ、生還エンド2つです。
真相に辿り着けさえすれば、パターンをいくつか試せばコンプリートできると思います。


※以下、少しネタバレ含むかもしれません。未プレイの方はご注意下さい。


たった1分のゲームに、長い年月の背景を込めたところがまた素晴らしいなぁと。
彼と彼女のこれまでとこれからに思いを馳せずにはいられません。
シンプルにバッドとかハッピーの区分ができない、ちょっと複雑な気持ちですね……。
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ディアーレイス

2019年04月10日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 ディアーレイス
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様

ディアーレイス【ジャンル】 ファンタジーRPG
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 5時間10分程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 129MB
【公開日】 2019年2月20日
【プレイver.】 1.04

前回の魔王討伐から50年。
魔王を倒した勇者の生まれ変わりである主人公は
来る魔王復活の時の為に、聖剣を手にするべく継承式に臨みます。
聖剣が安置されている遺跡に向かった主人公と聖女クレイアは
魔王の配下である『レイス』と遭遇します。
辛くもレイスを退けた二人ですが、聖剣はレイスによって黒くけがれていたのでした。
二人は聖剣を元に戻すため、4つの聖域を廻る旅を始めます。

――これは親愛なる亡霊へ捧げる、切望の物語です。 (制作サイトより引用)


穢された聖剣を回復するため、精霊を訪ねて旅をする中編ファンタジーRPG。
穢された聖剣とか……こってりファンタジーで大好物。ワクワクが止まりません。

プレイを始めるとまずキャラクターメイキングで、主人公の性別を選ぶところから始まります。
ま、迷う……!
しばし逡巡し、見た目が好みの女勇者でプレイすることに。
プレイ中、「あー、男の方が色々とバランス良かったかなぁ」と思ったことがあったものの、
これはもう好みで良いかと思います。
余談ですが、後々男勇者を選んでみた時デフォルト名で笑いました。

まずシステム面で嬉しかったのが、キー設定が自由にできるところ。
キーボードだけでなく、ゲームパッドにも自由にキーを割り当てられるのが個人的にありがたかったです。

戦闘は、一度終わる度にHPが回復する仕様でした。
アイテムは、換金と武器の強化に仕えるもののみで、回復アイテム等はありません。
また、ダンジョンの途中などで全滅しても、アイテムや経験値はそのままでリプレイできます。
(BOSS戦など、ゲームオーバーになってしまうところもあります)
道中のやりくりを気にしなくて良いので、そこは気が楽でした。
もうひとつ楽だったのが、購入したアイテムが購入額と同額で売却できるところ。
ダンジョンに合わせて属性防具等を買い替えできるのです。

雑魚戦は初めは殴っていれば勝てる難易度で、徐々に強くなってきます。
後半は油断すると全滅するシーンもあったものの、あまり苦労することはなかったです。
メインであり、一番の醍醐味はBOSS戦かと。
道中気を使わなくて良い分、BOSS戦は色々と工夫して戦わないと勝てません。
武器を強化してみたり、スキルや装備をあれこれ悩むの楽しかったです。
一見、物理系キャラ2人、魔法系キャラ2人の構成ではあるのですが、
物理系キャラも魔法を装備すれば普通に使いこなせるんですよね。
なので誰に何の役割を持たせるか色々試行錯誤して悩みました。

四つの精霊を順番に訪ねていくというストーリーなので、
一ヶ所クリアする毎にプレイの区切りを付けやすいのも良いですね。
ただ、私はストーリーの先が気になって、ほぼ一気にプレイしてしまいました。
推定プレイ時間は4時間程度とありますが、私はトータルで5時間強かかっています。
セーブデータの時間だけ見ると3時間36分くらいなんですけど、
BOSS戦(特にラスボス)で苦労してやり直した時間が長かったようです。

可愛い見た目に反して、ストーリーはシリアスな面もあり。
終盤の展開では、思わぬ出来事に付いて行けず「え……え?」とただただ戸惑っていました。
少しモヤモヤしたものの、それ以降の演出が素晴らしく良かった……。
伏線回収された気持ち良さもあります。
このタイトルは、ああ、こういう意味だったんだ……と。うるっとしました。

MAPも綺麗でキャラクターも可愛らしい。ストーリーにも驚きと感動あり、美しいです。
途中の選択肢もユーモアがあって好きです。
RPGとしても楽しめました。
元々好きな作者さんですけど、期待通り、いえそれ以上に良い作品でした。
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いちご☆トルテ

2018年09月19日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 いちご☆トルテ
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

いちご☆トルテ
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 15種類(+α)
【プレイ時間】 1プレイ2~3分(トータル35分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 25.2MB
【公開日】 2018年5月15日
【プレイver.】 1.03

あの人の為に、いちごを摘みにいこう!  (制作サイトより引用)


タイトルからして可愛いし、キャラクターも画面構成もすごく可愛い!
ウキウキしてイチゴ狩りに出かけたのですが、その先に待っていたのは果たして……?

この作品もネタバレなしに感想を述べるのが難しい。
ですが、途中で感じた衝撃、そしてラストまでプレイして明かされる真実……と、
印象がガラリと変わって、最後まで驚かされたゲームでした。
見た目の可愛さやシンプルさからは思いもよらない、個人的に深く感情を揺り動かされた作品です。

一言だけで述べると、プレイして良かった。それに尽きます。

ゲーム進行としては、途中の探索でかなり迷った箇所がありました。
別に謎解きモノではないので、制作サイトさんに攻略もないんですよね(・ω・`)
しかし、「もしかしてこうすればよいのでは?」という閃きで無事に進めました。
私はクリアまで35分程かかりましたが、その辺りで詰まらなければプレイ時間はもう少し短いと思います。

キャラクターは複数いて、どの子からでも良いですが全員がいちご狩りすることになります。
エンド数は15種類(+α)で、キャラクター毎に基本3つのエンディングがある構成。
そこまで複雑な分岐条件ではないので、恐らくさほど迷わずに回収できるかと思います。
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サイレントフィリア

2018年08月31日 20:00

箱庭のイデア【タイトル】 サイレントフィリア
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

サイレントフィリア
【ジャンル】 宝探しADV
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類(+α)
【プレイ時間】 1周40分(トータル1時間40分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 189MB
【公開日】 2018年2月1日 (ダウンロード版)
【プレイver.】 1.03

見知らぬ屋敷の部屋で目を覚ましたクラード。
目の前には、どうやら人形にされてしまった一人の女性が。
彼女が誰だか思い出せないが、大切な人だったという記憶だけはある。
戸惑うクラードの前に突如謎の双子が現れ、彼女を助ける薬と引き換えに
この屋敷で「宝探し」をするよう求めるのだった。


ツクールMV製の探索ゲーム。
ダウンロード版とブラウザ版が別々に公開されています。
こちらのページのタイトルからは、ダウンロード版の作品ページにリンクさせて頂いています。
私はダウンロード版でプレイしましたが、シンプルな操作なのでブラウザ版でも遊びやすそう。

ふりーむ!さんのブラウザ版の作品ページはこちら→

見知らぬお屋敷で目を覚ました青年、クラード。
目の前には人形のようにものを言わぬ女性が。
彼女が誰だか分からないクラードですが、とても大切な人だというのは記憶にある様子。
そんなクラードの前に突如現れた双子のような子供たち。
女性を助ける薬と引き換えに、双子たちの言うがまま御屋敷での宝探しをすることになります。

このストーリーだと双子が悪者のパターン……っぽいのですが、この子たち憎めません。
物言いが独特で面白く、双子のトークを見るのがプレイ中最大の楽しみでした。

探索は難しくなく、次はどこに行けばいいのかヒントが貰えます。
プレイしていて思ったのが、サクサク進むように動線が考えられているなぁと。
自然に進めるようユーザビリティに配慮されていて、ストレスなく快適にプレイできました。

エンディングは3つ。
最初は、恐らくひとつのエンディングにしか辿り着けないようです。
2周目からがこの作品の真骨頂だと思われます。
少しだけ難易度が上がって、これどこだったっけ!?と一層宝探しを楽しめました。

謎解きは難しくはないと思いますが、ロジカルな謎いうよりは閃きが必要な感じかも。
制作サイトさんに攻略情報があります(ただし、答えズバリではなくヒントのみ)。

主人公たちの人物の設定上、色々考えさせられる複雑なストーリーではありましたが、
登場人物たちのそれぞれ懸命な姿が印象的でした。
そして、前述のしましたが双子のキャラ、ほんと最高です。
色鉛筆で描いたようなお屋敷の背景も綺麗ですし、完成度の高い作品だと思います。
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ハコイリさま症候群

2018年08月14日 20:30

箱庭のイデア【タイトル】 ハコイリさま症候群
【制作】 箱庭のイデア 栄崎様、すけ様

ハコイリさま症候群
【ジャンル】 ホラーチックな謎解き探索ゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周1時間50分(トータル2時間10分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 38.7MB
【公開日】 2014年2月14日
【プレイver.】 1.31

ある森に大きなお屋敷がありました。
主人公アルマも今日からここに住むことになります。
しかし、屋敷には昼とはまた違う、夜の顔があるようで……。
アルマは同じ屋敷に住む仲間の頼みを聞くうち、
この屋敷に潜む『ハコイリさま』の謎に迫ることになります。 (ふりーむ!作品ページより引用)


ホラー風の探索・謎解きアドベンチャー。

ある学園に転入してきた、主人公のアルマ。
そこは大きなお屋敷で、学校や寮が一緒になっているようなところです。
一見平穏なようですが、自室へ案内されたアルマは先生から固く言いつけられrます。
「夜に部屋の外へ出ちゃダメよ」

いやー、そうなるともう夜に外に出るんだな!というフラグですよね。
しかし、自然と探索せざるを得ない流れになるのと、外に出たからと言って
恐ろしい何かがある訳でもないので、あまり緊張感はなく探索できました。
現実でも人気のない夜出歩くときは心細さを感じるものですが、それに似た雰囲気は味わえました。
日毎に行ける場所も増えていくので、次の日が楽しみで仕方なかったです。
セーブポイントは固定ですが、何か所か設けられているので不便には感じませんでした。

一風変わったところとしては、その場面に応じた“キーワード”がいくつか用意されており、
そのうちのどれかを選んでセットし、切り替えつつ進めて行くというところ。
キーワードによって話しかける人物の反応が違ってきたりします。
これはなかなか斬新で面白かったです。
そしてこのゲーム、キーの割り当ても独特で。
通常はシフトキーでダッシュだと思うのですが、この作品ではキーワードの切り替えなので、
つい慣れでシフトダッシュしようとするとキーワードがかちかち切り替わってしまうという。
これは最後までなかなか慣れませんでした。

謎解きは通常の暗号的なものからパズルまで、色々なバリエーションが楽しめました。
パズル的なものは、他の作品で見かけないものもあって面白かったです。
パズルによっては、作中でもヒントを貰えるようになっています。
私は自力クリアしましたが、後からどんなヒントかな?と聞こうとすると
「自力で解いてこそ意味があるんじゃない?」とまずは諭されるという、ニクイ演出でした。
安易に答えを与えない、でも最終的にはちゃんと聞けるというのは良いですね。

ストーリーも謎に満ちていて面白かったです。
何か不穏なことが起こっているのに、大人たちは何も知らないと言う。
でも、本当に知らない訳ではなく知らないふりをしているというのが露骨に分かるので、
すごく不気味で居心地の悪さを感じます。
先が気になって、飽きずにぐいぐいプレイできました。

エンディングは3種類。
私はエンディングAだけは自力到達できずに、制作サイトさんの攻略ページを拝見しました。
分かってみると、ヒントは色々とあったので自力でやりたかったと悔しい思いも抱きましたが、
やっぱり自力で思いつくのはちょっと難しかったかも。という感じの方法でした。

それなりにボリュームもあり、謎解きも探索もストーリーも楽しめた良作でした。
同作者さんの別作品「白のキョウメイ」のレーネちゃんにも会えて、嬉しかったです('-'*)
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