ダドリーと不思議な塔

2018年12月12日 19:53

ひとでなしの空間【タイトル】 ダドリーと不思議な塔
【制作】 ひとでなしの空間 せん様

ダドリーと不思議な塔
【ジャンル】 謎解きアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 1種類+α
【プレイ時間】 1時間~1時間半程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 13.2MB
【公開日】 2017年4月4日
【プレイver.】 1.09

届け物を持って「不思議な塔」を訪れたダドリー。
大切な荷物を直接届ける為、ダドリーは塔の主ベンジャミンに直接会いたいと申し出る。
侵入者を拒む様々な仕掛けが施されたタワーを、ダドリーは無事に登り切ることができるのか――


ふりーむ!からはダウンロード版、RPGアツマールではブラウザ版がプレイ可能。
ただし、ブラウザ版のみ立ち絵や会話イベントの追加、そして追加エンディングがあります(2018年12月時点)。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

私がプレイしたのはダウンロード版ですので、この記事でのスクリーンショットや感想はダウンロード版のものです。

様々な仕掛けを解きつつ塔を登っていく、謎解き探索アドベンチャーです。
こちらの作者さん、有名ホラーゲームの「操」や「マッドファーザー」の作者さんなんですね。
前作2つは結構怖そうでプレイしたことがないのですが、
この作品は一目見て雰囲気に惹かれプレイさせて頂きました。

仕掛けを掻い潜って進んで行く、と聞くと即死トラップ満載の死にゲーを連想しそうですが、
このタワー、そんな恐ろしい場所ではありませんでした。
確かに仕掛けは施されているものの、失敗しても死にやしません。優しい仕様!
理不尽なトラップで即死し打ち震えること数多の、近頃のフリゲー界。
その中で出会えた稀な優しさに、何だか妙な感動を覚えます。

シンプルなドット絵に、吹き出しの台詞が可愛い雰囲気。
BGMはフリー素材ですが、全BGMをひとつのサイトの素材に絞られているので統一感があります。
特にメインで使われているBGMは、作品の雰囲気にっぴったりで耳に残りました。

主人公は犬を連れていて、一人と一匹の視点を切り替えつつ進んで行きます。
人の視点じゃないと文字が読めなかったり、逆に犬でないと見えないものがあったり、
人々の台詞が違ったりと様々な変化が起こります。
「視点の切り替えが必要」というシステムが生かされたギミックばかりで、面白かったです。
セーブは道中の記帳台のようなところで可能。
場所は限られていますしセーブ数も3つと少な目ですが、特に不便はありませんでした。

人嫌いなので他人侵入できないように仕掛けを施しているという、塔の主ベンジャミン。
どんな人物かは謎めいていますが、ちょっと進むと変わり者ということだけは理解できるかと。
ストーリーは、奇妙なおかしさや暖かさ、そして重い悲しみ……等、様々な感情が呼び起こされるものでした。

エンディングは基本1種類。
途中であるイベントを見ているとエンディングに追加要素があります(流れは同じですが)。
そして前述のように、ブラウザ版のみもうひとつエンディングが追加されているとのこと。
どちらをプレイしようか迷った方は、ブラウザ版が良いかもしれません。

私はそのことを知らず、ダウンロード版でプレイしました。
終盤の選択で「これを選んでこうやったら違うエンディングに行けるかも」
と思って試した行動があったんですが、何も起こらなかったんですよね。
ブラウザ版ではまさにその行動での追加エンドがあるようです。
また後日、ブラウザ版もプレイしてみたいです。
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アイシャの子守歌

2018年12月01日 23:00

共食いうさぎ【タイトル】 アイシャの子守歌
【制作】 共食いうさぎ あうぐ様

アイシャの子守歌
【ジャンル】 探索ホラーアドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 25分程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 18.7MB
【公開日】 2015年10月2日
【プレイver.】 1.00

暗く閉ざされた地下室で、少女は思う。

“ここから出られたら、どんなに素敵だろう
お兄ちゃんに会えたら、どんなに素敵だろう”

出口と兄を捜して、少女はひとり廃墟を彷徨う―― (一部ゲーム内より引用)


第11回 ふりーむ!ゲームコンテスト 演出部門で金賞を受賞された作品です。

横スクロールで廃墟らしき建物を探索する、ホラーアドベンチャー。
今までのあうぐさんの作品とは視点とキャラドットがガラッと変わっており新鮮です。
ちょっと頭大き目のアイシャが可愛い。
しかし、作風や演出は作者さんの持ち味が生かされ、研ぎ澄まされた作品でした。

過剰な脅かし表現はないものの、画面が目まぐるしく変化するのでびっくりします。
演出の感じは、一番最初にプレイさせて頂いた"AMANI"に近いかもしれません。
コンテストの演出部門での金賞が頷けます。

画面の演出はハッとさせられますが、探索スタイルとしてはあうぐさんの作品らしい鉄板で、
建物の中に散らばる日記の断片やPCのメールを見て、状況を少しずつ把握していくというものです。

ひとつひとつは意味が分かり難く首を傾げつつ進みましたが、プレイし終えて察するものがありました。
重く、やるせないストーリー。
しかし、ホラーにありがちな「そんなバカな」という無理やりな不条理もしくはドラマティックな不幸というよりは、
作者さんが一貫して問いかけてくるテーマには心に重く圧し掛かってくる真摯さがあり、考えさせられます。

前作「カルィベーリ」は、間違いはあるかもしれないにしろ自分の中でかなり明確に作品を解釈できた、
と思ったのですが、これは状況の想像はつくものの細かいところまでピースが嵌ったとは言えず。
PCの中に垣間見える画像が暗示するものなど、量り兼ねているものもあります。

プレイ後に他の方の感想を拝見したくて検索したところ、かなり丁寧に考察されているブログがありました。
私がプレイ後に想像したアイシャの身の上、この方の記事の後半部分に近いです
(これ深くは想像が及びませんでしたが)。
他にもあうぐさんの作品について深く考察された記事が多く、なるほど!と手を打ったところもあったので、
こちらにリンクを張らせて頂きたいと思います(完全ネタバレなので、そこはご注意下さい)。

フリゲと旅と映画について(記事→『アイシャの子守歌』 考察 感想
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窓 恋をした猫のお話

2018年11月30日 20:44

rinの午後【タイトル】 窓 恋をした猫のお話
【制作】 rinの午後

窓 恋をした猫のお話
【ジャンル】 謎解き脱出ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 23分前後
【ツール】 Unity+WebGL
【公開日】 2018年11月4日

人間の少女と仲良くなりたい黒猫。
ある日、風で飛ばされた少女の帽子を拾った黒猫は、帽子を返しに行くことに。
彼女は、怖がらずに受け取ってくれるだろうか……?


いわゆる「謎解き脱出ゲーム」ですが、脱出が目的という訳ではありません。
どうやら、舞台は少女の住む家の庭先のよう。
各所に散りばめられた謎を解きつつストーリーを進めていきます。

最初、アイテムをクリックした画面からの戻り方が分からずに戸惑いました。
元の画面に戻る為には画面下方のスペースをクリックするのですが、そこが狭くて気が付かず。
しかし、今リプレイすると普通に分かり易く表示されていました。
ブラウザのバージョンとか、プレイ環境で違って見えるのかな?何でしょう。

易しいタッチのグラフィックと少し切ない音楽で、懐かしい記憶の中を彷徨うような心地でした。
謎解きは、少し頭を捻る程度の手応えで、かと言って難しすぎず。
ゲームを楽しみつつ、ストレスなくプレイできました。

最初に感じる雰囲気そのままに、最後まで優しい穏やかなストーリーでした。
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座敷牢からの脱出

2018年11月28日 20:22

座敷牢からの脱出 ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 座敷牢からの脱出
【制作】 カモメダカ様 (Webサイトなし)

座敷牢からの脱出【ジャンル】 脱出アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 50分程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 85.6MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年11月29日
【プレイver.】 ?

気がついたら古びた座敷牢に閉じ込められていた。
このままでは儀式の生贄にされてしまう!? (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


ティラノスプリクト製の脱出ゲーム。
作品紹介でプレイ時間5~10分程度とあったので気軽に始めたものの、
途中の謎解きで悩んでかなり時間がかかりました。
確かに、さくさく進むと10分未満でクリアできそうなボリュームではあります。

この作品をプレイするにあたって、知っておいた方が良いと思うことを書いておきます。
途中、一度でもセーブをしていると進行できなくなる箇所があります。
私はここでかなり悩み、ゲームサイトの攻略掲示板でようやくこれに辿り着きました。
どこかで「これで正解だと思うのに反応しない。おかしい」と思ったら、最初からプレイしてみて下さい。
幸いと言いますか、進み方が分かっていればさほど時間を要さず問題の箇所までやり直せます。

上記以外にも謎解きは手応えあり、手を止めて考えながらのプレイとなりました。
思いつかずにいったん中断し、次の日に「あ、そういうことか!」閃いたりしたものも。
また、終盤の謎解きのひとつが私には難しくて、脱出ゲームサイトの攻略ヒントを頼りました。

この作品、何より印象的だったのが、ストーリーです。
脱出ゲームはストーリー性があまりないものも多いですが、このゲームは面白くて。
予想外の展開に「おおっ」と驚かされました。
躓きつつも、頑張ってクリアして良かったです。
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シルエットルームからの脱出2

2018年11月25日 20:00

あかつきのお宿【タイトル】 シルエットルームからの脱出2
【制作】 あかつきのお宿 橘花紅月様

シルエットルームからの脱出2
【ジャンル】 謎解き脱出ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 16分前後
【ツール】 Unity+WebGL
【公開日】 2018年9月14日

前作「シルエットルームからの脱出」の2作目。
今回も、モノトーンのシンプルなお部屋からの脱出です。

前作にくらべるとボリュームアップしてますね。
アイテムは無く、謎を解いて突破していくスタイルです。
難易度は、少し頭を捻ると解ける適度な難易度で、心地良くプレイできました。

閉じ込められて、限界を感じている主人公。
脱出後、ああ、早く出られて良かったねぇ。・゚・(ノД`)・゚・。 と、主人公に同情致しました。切実。
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