えんかうんと

2019年06月07日 21:18

5Z6P【タイトル】 えんかうんと
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

えんかうんと
【ジャンル】 掌編ビジュアルノベルゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周4分(トータル12分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 204MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年4月1日
【プレイver.】 1.00

いつもと同じ繰り返しの日々。しがないフリーターである俺は今夜もただ帰路につく。
目的もなく生きる楽しみもなく、腹の底には渦巻くような閉塞感を感じていた。
「誰でもいいから、殺してぇな」
そう思った矢先に出逢ったのは、ひとりの少女だった。 (ふりーむ!作品ページより引用)



ツクールMV製の、10分程度で読める、選択式ノベルゲーム。
基本はブラウザプレイですが、ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能です。
展開によってホラーだったり良い話だったりのギャップが大きかったです。

冴えない生活にやさぐれている主人公が、深夜、小学生の女の子にエンカウント。
ピンクの身なりの良い女の子に「あら、可愛い」とは思ったものの、
夜中にランドセル背負った女の子が歩いていたらギョッとしますよね。

あらすじだけ見ると「女の子、逃げて……!」と言いたくなるのですが、
どう見ても状況が普通じゃないので、どうなるのか先が見えませんでした。
初回は、もし私が主人公ならこうするだろーというごく普通の行動をとってみたところ、
とてつもない理不尽な目に遭わされて愕然としました。そりゃないよ(´;ω;`)
選択肢と結末に因果関係が見えないのが理不尽だなぁと思いました。
ただ、先が想像できないという点ではそこは楽しみになり得るのかも。

展開によっては希望が持てる良いエンドもあるものの、前述のような理不尽さにモヤモヤ感は残りました。
女の子は可愛いし、ブラックホールのように吸い込まれそうな彼女の妖しい瞳は見どころだと思います。

カテゴリーに少々迷いましたが、ある種の怖さはあると思うのでホラーとさせて頂きました。
拍手する

ツキメテ

2019年01月09日 23:55

5Z6P【タイトル】 ツキメテ
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

ツキメテ
【ジャンル】 短編ホラーアドベンチャーゲーム
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周20分(トータル1時間20分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 221MB (ダウンロード版)
【公開日】 2018年12月20日
【プレイver.】 1.00

私、は見知らぬ建物の中で目を醒ましました。
暗く汚れたその場所は長らく人間が訪れて居ないような廃屋でした。
自分のすぐ後ろにある扉は開きません、固く閉ざされています。
幸いにも建物の中は複雑な構造ではありませんでした。
道なりに進むと長い廊下に三つの施錠された扉、
その奥にはこれまた施錠されている出口らしき扉がありました。
とにかく鍵を探し出さなければなりません。しかしそこには私以外にも誰かが居るようでした。
背後から声が聞こえます、その姿が目の前を掠めます、しかしはっきりとは対峙できないまま。
鍵は鍵の形をしていませんでした。知れば知るほど、扉が開きます。

終わりの形が絶望なんて、一体誰が決めたのでしょうか。 (ふりーむ!作品ページより引用)


第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト ホラー部門で銅賞を受賞されました。

見知らぬ建物の中を彷徨う、探索ホラーゲームです。
基本はブラウザプレイで、ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能。
制作者さんのコメントに「ブラウザ版は動作が安定しないのでDL版での実況をオススメします」
とありますので、カテゴリーはダウンロードゲームの方にさせて頂きました。

不気味な音楽と、時々現れるホラーなイラストが結構怖かった……!
主人公のキャラクターが可愛らしいだけに、余計に怖いです。
びっくりさせられて怖いというより、夜道を歩いているときにふと暗闇を意識してしまうような
じわりと忍び寄る怖さや不安感でした。
「ツキメテ」という一見何のことかタイトルも印象的。
作中で何度か出てくるフレーズがあるのですが、恐らくそれのアナグラムなのかな?と推察しています。

建物はさほど広くないので、基本は迷子になることはありません。
道中に簡単な謎解きや迷路、そして追いかけられ要素もあり。
ただしがっつり追われるというよりは「ぶつからないように注意する」という面が大きいので
私のように逃走が苦手な方でも大丈夫かと思います。

エンディングは2種類。
普通にプレイすると、恐らくEND2に到達すると思われます。
もうひとつのエンディングはうろうろ周回したのですが、どうしても辿り着けず。
実況動画を探して拝見し、やっと見ることができました。
予想とは違った展開で、これも心にずしりときて結構怖かったです。

それにしても、END1の条件はシビアでハードルが高いような。
END1は隠しエンド的なもので、分かる人だけ分かれば良いというスタンスならこれで良いと思いますが。
分岐になるところ、疑って行動はしたんですよ。
でも、さすがにあそこまではやりませんでした。
多分、やる人はあまりいないのではないかなぁ。自力到達できた方はなかなかすごいと思います。
拍手する

夜だというのに眩しかった。

2018年09月17日 20:00

5Z6P【タイトル】 夜だというのに眩しかった。
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

夜だというのに眩しかった。
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周11分(トータル15分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 217MB (ダウンロード版)
【公開日】 2018年3月16日
【プレイver.】 1.00

これはキミと私とあの子のおしまい。 (ふりーむ!作品ページより引用)


少女と、ある「告白」をされた少年の物語。
抽象的で、思春期の脆さや感受性を感じる物語でした。

画面の色合いが独特で、美しくも奇妙な雰囲気。
非現実的な現実を突きつけられて酩酊する主人公の気持ちが表れているようです。

正直、少女が語る「告白」は彼女の心象が大きく、具体的に何があったのかは想像するしかありません。
それ故に読者としては不可解な面もあるのですが、聞いた少年にとっては些細なことのようです。
理屈では理解できなくても少女を理解できる、そんな関係性が少し羨ましくもありました。

選択肢はひとつあり。
エンドタイトルの意味もちょっと考えさせられますね。
現実を受け止める、と逃避する幸福……でしょうか。

最後に、タイトルの「夜だというのに眩しかった」という表現は、とても美しい表現だと思いました。
拍手する

きみと雪どけ

2018年08月12日 20:00

5Z6P【タイトル】 きみと雪どけ
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

きみと雪どけ
【ジャンル】 短編ホラー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周10分(トータル20分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 49.7MB
【公開日】 2016年12月17日
【プレイver.】 2.00

―――だって、この雪は、とてもあたたかい。
主人公が目を醒ますと、そこは自分の部屋だった。
いつも通りのはずなのに、どこか違和感がある。
テーブルの上に置かれた、見覚えのない据え置き電話。
突然それが鳴りだして…?
朧げな記憶を手繰り寄せた先に待つのは、一体…? (ReadMeより引用)


ジャンルは短編ホラーとなっていますが、ホラー要素よりしんみりとした悲しみと切なさの漂う
ストーリーとなっています。

一部屋のみの探索なので、さほど時間はかからないと思います。
進展がなくなったときは、部屋の物を調べまくると何とかなります。

素朴で、優しそうな主人公の青年。
自分の部屋で目覚めたはずが、何か違和感があり部屋を調べ始めます。
ストーリーの真相については、プレイしているうちに概ね予想がつくのですが……
だからこそ、悲しい結末になって欲しくないなぁと思いつつプレイしていました。

エンディングは3種類。
END3とEND2はやり切れない展開で、何でそんなことに、と悲しくなりました。
ただ、初回プレイではこの2つのうちのどちらかに辿り着くかと思います。
そこから少し奮闘してのEND1。ほっとしました。

以下、ネタバレというほどでもありませんが、クリア後でないと分からない感想になります。

実は主人公と少し似た体験をしたことがありまして、彼の気持ちはよく分かります。
多分、その苦しさは和らいでもふと蘇り、生きている限り一生続くと思います。
しかし、優しすぎるのもいかんなぁとも思いました。極端すぎるよ(・ω・`)


追記にて、エンディングに辿り着くための条件をざっくりと記載しています。
反転させないと見えないようにしていますが、ネタバレが嫌な方はご注意ください。
[きみと雪どけ]のヒント・攻略を見る
拍手する

だれもしらない

2018年06月12日 20:00

5Z6P【タイトル】 だれもしらない
【制作】 5Z6P ひさかきぬい様、素凡様

だれもしらない
【ジャンル】 短編ホラーアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【スチル数】 3枚
【プレイ時間】 30分~1時間程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 97.1MB
【公開日】 2017年8月20日
【プレイver.】 1.03

高校生の木下優唯は、夏休みの登校日に友人たちと共に隣町の廃墟を訪れる。
そこで出会った一人の少年は、一緒にかくれんぼをしていた友達を探しているという。
一緒に探す優唯達だったが、建物の奥に進むにつれて空気が重たくなっていく。
その先に待つ『真実』とは…?

「誰も 何も 知らなければ、」 (readmeより引用)


第13回 ふりーむ!ゲームコンテストにて、健闘賞を受賞された作品。

放課後、ある廃屋を訪れた高校生たちのストーリー。
脅かしや追いかけられ要素はありません。
廃屋で何が起こるんだろう……という緊張感と、心理的な恐怖を描くストーリーメインの作品です。

高校生が、放課後廃屋に行くという、ホラー王道の展開。
もう、何かが起こらないはずがない……!
そこに至るまでの放課後のストーリーはほのぼのとして明るく、だからこそ、その先が怖い。
しかし、こういうときに登場する廃屋ってやたら広いものですが、今作の舞台は意外と狭いです。
そこがかえってリアリティがありました。
探索するというより、そこで起こる「何か」にスポットが当てられています。

エンディングは3つで、周回プレイにより順番にひとつずつ解放されていくタイプの構成でした。
ひと夏の冒険、で終わるものから、ぞわりとするものまで様々です。
分岐は分かりやすいので、普通に周回プレイしていれば全エンド見ることができると思います。

あまり語るとネタバレになりそうなので簡潔になりますが、
肯定はできなくても、ほんの僅かだけ、共感してしまう部分がどこかにある……
空恐ろしさと共に、だからこその苦い思いを抱きつつゲームを終えました。

クリア後のおまけルームでは、色々な裏設定が読めて面白かったです。
拍手する


最新記事