愛しのフランケンシュタイン

2020年10月25日 19:00

NUMBER7【タイトル】 愛しのフランケンシュタイン
【制作】 NUMBER7 六夏様

愛しのフランケンシュタイン【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周5時間(トータル6時間15分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 197MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年8月10日
【プレイver.】 1.03

夜の街を彷徨う探索アドベンチャーです。
生まれたばかりの怪物になって、失った心のかけらを探しにいきましょう! (作品ページより引用)


ふりーむ!でダウンロード版、ノベルゲームコレクションでブラウザ版・ダウンロード版が公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

画面クリックタイプの探索・謎解きアドベンチャーです。です。

六夏様の作品は全てプレイさせて頂いており、今作も面白いんだろうなと期待してプレイ。
それはもう、面白かったです。
クリアまで5時間と、今までで一番のボリュームある作品でしたが、全く退屈することはなく。
ストーリーの面白さだけでなく、過去作と比べても操作性がとても良く、すこぶる快適でした。
チャプタークリアするとその後はチャプター毎にやり直せるし、ゲットしたアイテムも消えないのです。
何度もリプレイせずとも分岐点からやり直してエンディング回収もできるし、ありがたい仕様でした。
謎解きも難しすぎず、かと言ってあっさりしすぎず、心地良い手応えだったと思います。

BGMはクラシックの名曲がふんだんに使われており、そこも好ポイントでした。
知らない曲もあったけど、好きな曲が流れると「おっ、これは!」嬉しくなります。

ストーリーは、フランケンシュタインとして目覚めた主人公が「自分を取り戻していく」とでも言いましょうか。
街の様々な場所で、「心のかけら」を探し、取り戻していきます。
心のかけらを得ると、「共感」と「理性」のどちらかに振り分けることができ、
その数値が一定数になると新しい選択肢が選べるようになっていくというシステム。
どちらに振るか悩ましいのですが、これもチャプターリプレイしたときに数値が継承されるので、
最終的にはどちらもMAXにできる仕組みになっています。
あまり考えすぎず、心の向くままに振り分けちゃっても大丈夫かと。

登場人物も魅力的なキャラクターばかりでした。
紳士的だったり、ちょっと怪しげだったり、個性も様々です。
中でも特にアダムの家族たちはみんな彼に優しく、プレイヤーとしても居心地の良さを感じられました。
いつもだと、早く先が見たくてどんどん進みたくなるものなのですが、このゲームはその時その時が楽しく、
もう少し今を味わっていたい……と思いつつプレイした稀有なゲームでした。

エンディングは全て見られたものの、アイテムが全て回収しきれてなく(書類系)。
概ね探索したと思ったんですが、なかなか見つからず。そこはぼちぼち回収していきたいです。

以下の感想は、少しネタバレになるかもしれないので、反転しないと見えないようにしておきます。

アダムの「家族」は優しいですが、果たして善良な人間なのかは分かりません。
ただ、真っ直ぐで一途な人間なんだろうな、と思います。
もしかしたら、彼らのやったことは間違っていることもあるかもしれない。
それでも、何とか大切な人を取り戻そうとするそのひたむきさが、愛しくもあり悲しくもありました。

バラバラに壊れてしまった宝物を、必死につなぎ合わせて、それでもそれは歪で元には戻っていなくて。
その歪なものをぎゅっと抱きしめて、頬に涙の跡を残して眠る子供――そんな光景が思い浮かんで。
クリアした後、顔を覆ってわっと泣きたい気持ちになりました。
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HUNGRY TEA PARTY

2019年10月20日 20:00

NUMBER7【タイトル】 HUNGRY TEA PARTY
【制作】 NUMBER7 六夏様

HUNGRY TEA PARTY【ジャンル】 コミュニケーションアドベンチャー
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周4分(トータル17分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 142MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年10月1日
【プレイver.】 1.01

真夜中、あなたの元に届いた招待状。
招かれたお茶会であなたを待ち受けているのは……?


ふりーむ!でダウンロード版、ノベルゲームコレクションでブラウザ版・ダウンロード版が公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

招待されたお茶会で、モンスター(?)達と会話をこなしていくクリックアドベンチャー。
会話と言っても、彼らの言語はラストで表されるのみ。
それをクリックし、ストーリーを進めていきます。

元々イラストが素晴らしい作者さんなだけに、グラフィックがとても魅力的。
よくよく見るとアイテムもキャラクターもかなりグロテスクですが、なぜか不快感ないです。
むしろスタイリッシュなデザインですごくカッコいい。
エンディングも結構グロテスクだと思います。ただ、その有様さえ見惚れてしまう魅力あり。
古いレコードから流れるようなBGMもすごく良かったです。

プレイを始めたところ、最初は何だかさっぱり分からず。
とりあえず選んでみるとハートが増えたり減ったりするので、これを上手くコントロールすれば良いんだろなーと。
レビューを拝見すると、段々と彼らが何を言ってるか分かってくる、という方がたくさん。
私も、段々何を言っているか分かったような気もしてたのですが、やっぱあんまり分からなかった……かも。

ハートフルに持って行けたときは「やったー」と思ったんですが、結末に頭を抱えました。
そうなるんかい!
一通り彼らに愛された後、ゲームオーバーっぽいエンディングもGET。
TRUE ENDはやり方が全く見当がつきませんでしたが、色々やっていると辿り着けました。
試行錯誤して、見た事のない展開になると嬉しいですね。
ちょっと進展したと思えた時は、その時点でセーブしておくと良いかもです。
なかなか辿り着けないときは、公式作品サイトに手順も載っています。

基本的にダークな世界観ながら、TRUE ENDはちょっと浄化されたような不思議な気持ちになれました。
結局最後まで一言も台詞なく、真相は想像に委ねられています。
はっきり理解できたとは言えないものの、感じるものはありました。

ハロウィン作品ではないけど、ハロウィンの雰囲気はあります。
Trickしか享受できないかもしれないお茶会ですが、ぜひ参加してみて下さい。


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夢もすがら花嵐

2019年05月04日 22:47

NUMBER7【タイトル】 夢もすがら花嵐
【制作】 NUMBER7 六夏様

夢もすがら花嵐
【ジャンル】 探索型アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周1時間半(トータル2時間半)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 173MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年3月25日
【プレイver.】 1.01

生ぬるい水の中をたゆたう感覚。
ここはどこで、自分は何をしているのか。
思い出そうとする彼の傍で女の声が問う。
「書生さん。どちらまで?」
声の主は夢を食べる獏で、ここは夢の中なのだと言う。
彼は獏と共に、夢の世界を彷徨うことになるが――


ティラノビルダー製の、画面クリック型探索謎解きアドベンチャー。
ふりーむ!ではダウンロード版、ノベルゲームコレクションでブラウザ版・ダウンロード版が公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

ティラノゲームフェス2019 にて、準グランプリを獲得された作品です。

ご覧の通り、和風の華やかなグラフィックが目を引く作品です。
前作「こわいへや」はテイストが全く違うものの、B級ホラー感が目を引くグラフィックが魅力的な作品でした。
フォントも作風にばっちり合っていて良いです。
ただ、ダウンロード版だとブラウザ版より画面がやや小さいので、文字が少し読み難かったです。

曖昧な記憶の中を揺蕩う主人公は、獏と名乗る少女から「これは夢の中」だと告げられ、
彼女と2人で夢の奥深くへと旅することになります。
獏といえば夢を食べる妖獣(?)なので、最初は警戒心を抱いていました。
でもこの獏、少し風変りなものの、とっても愛嬌があるのです。
彼女にアイテムを見せると色々とコメントをくれるのですが、食べてしまうので慌てました。
中盤からは反応が見たくてやたらに食べさせてましたけどね。ゲーム的には問題なし。

ゲームとしては、画面をクリック探索してアイテムを集め、簡単な謎解きをして進めていくものです。
いくつかの章に分かれており、進むごとに色々な場面が現れます。
どれもどこか奇妙だけれど、悪夢のような嫌らしさというよりは不思議な感じ。
どの章も基本的に一画面の探索なので、アイテムを見つけるのはあまり難しくはありません。
謎解きはヒントを見てよく考えれば解けるなという難易度かと思います。。
基本的に文学が小道具に使われており、有名なとある俳句の知識が必要になるところもありました。

途中、難しくて悩んだところもあり。
謎が解けなかったのではなく、答えを自分で文字入力をするところなのですが、
ちゃんと問いを読んでいなくて必要な単語以外も入力してしまい弾かれていたという。
そんないらぬ苦労をしつつも、きちんとクリアできました。わーい。

エンディングは2種類あります。
1周目で埋まってないアイテム欄があったので、一度は自力で2周目をプレイしたのですが上手く行かず。
ただ、トゥルーエンドは難しくて、制作サイトさんのヒントを参考にさせて頂きました。
答えまであと一歩という塩梅のヒントなので、少しは自分で頑張れたのも嬉しいところ。
ちなみに、攻略は章ごとに分かれているので必要なところだけ見ることができます。

ラストは、ノーマルもトゥルーも、楽しい夢から覚めた時のような寂しさもありました。
フリーゲームとしてはこのくらいの長さが遊びやすいんですが、もっと旅を続けていたかったです。
ただ美しいだけではなく、謎解きゲームとしても楽しめた素晴らしい作品でした。
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こわいへや

2019年01月15日 21:57

NUMBER7【タイトル】 こわいへや
【制作】 NUMBER7 六夏様

こわいへや
【ジャンル】 探索型アドベンチャー
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周22分程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 107MB(ダウンロード版)
【公開日】 2018年10月8日
【プレイver.】 2.00

『こわいへや』へようこそ!
このゲームはこわい部屋での夜を楽しむアドベンチャーゲームです。
画面をクリックして部屋を探索して見てください。
無事に夜明けが訪れますように…… (制作サイトより引用)


第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト 個性派部門で銅賞を受賞されました。

グラフィックに一目惚れしてプレイしました。
「こわいへや」という直球のタイトルも何かイイ。

ふりーむ!にて、ブラウザ版とダウンロード版がそれぞれ公開されています。

ハロウィンのような、ブラックさとユーモアを含んだ作品です。
部屋の色々なところをクリックして、アイテムを拾ったりしつつ進めましょう。
途中の行動次第でエンディングが変化する模様。
部屋の住人(……住人は自分、のはずなんですが)は、ちょっと怖いけど愛嬌のあるモンスター達。
でも、意外と良い奴だと思って心を許してしまうと、どこかで豹変しそうなダークさも感じます。
最初はおっかなびっくりでしたが、うっかり選択すると即死するようなシビアさはなかったので、
次第に大胆に色々試して楽しめるようになりました。

しかし、エンディングに辿り着く条件を見つけるのが思ったより難しいです。
実はまだコンプリートできていないので、少しずつ楽しみながらクリアしたいです。
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