惑星ホテル

2019年12月05日 22:39

pinetea【タイトル】 惑星ホテル
【制作】 大鳥 友路様(twitter

惑星ホテル
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周10分~40分(トータル1時間10分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 147MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年8月23日
【プレイver.】 ?

疲れて 眠った はずなのに
寝覚めの良い 朝のふしぎ
あなたは 目を覚ますと
宇宙船の 中にいました (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)



『ベッドの中で スマホでプレイして そのまま眠れるゲームを 目指しました』
そんなコンセプトが素敵なゲーム。
夢の中を漂うようなふわふわした雰囲気の語り口が心地良いです。
主人公が眠りにつくと、何故か宇宙船に乗っていて……というストーリーなのですが、
プレイし終えるとそのまま本当の夢の中に続いて行けそうな感じが。
ただし、プレイ中は先が気になってしまい、クリアまで夢中になってしまいました。
お休み前にプレイするなら、少し時間のある時が良さそうです。
私はPCでプレイさせて頂きましたが、コンセプトからしてスマホでプレイするのが良いかもしれません。

ご覧の通り、柔らかなパステルカラーと可愛い絵柄に一目で惹かれました。
主人公は男と女から選べます。
見た目の好みで、初プレイは女主人公にしてみました。

ストーリーも柔らかい絵柄にぴったりで、穏やかで優しい。でも、思わぬ悲しみを秘めていました。
なのに時々思いがけないユーモアもあり、プレイしていて退屈しません。
とあるシーンでは主人公の選択肢で突飛なものがあり、つい選んでしまったのですが、
その後の展開が面白すぎて。良いシーン……なのかもしれませんが、笑ってしまいました。

エンディングは4つ。
それぞれ、全く違った展開が示されます。
中には、皆が幸福と思われる、希望に満ちたエンディングもあり。
ただ、どれが「正しい」のかと言われると、正解はないように思えました。
とは言え、この世界を左右する選択の決断を自分がせねばならない、という状況はなかなかに重いものです。
単に夢心地で終れるストーリーではないので、深く心に残るのでした。
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無人島

2019年11月01日 20:00

無人島 ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 無人島
【制作】 加藤 匠様 (twitter)

無人島
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 7種類
【プレイ時間】 1プレイ10分(トータル55分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 100MB (ダウンロード版)
【公開日】 2019年8月30日
【プレイver.】 1.1

無人島に何か1つだけ持っていくとしたら?
ふと目を覚ますと、男は無人島に漂着していたが、選んだものも漂着していた。
何があれば、あなたは生きられるでしょうか・・・。
何があれば、あなたは帰れるでしょうか・・・。
何があれば、あなたは幸せでしょうか・・・。 (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


前作「公衆電話」がオリジナリティ高く面白い試みの作品だったので、
こちらも以前から気になっていたのですが、ようやくプレイさせて頂きました。

無人島に流れ着いてしまった主人公。
ひとつだけ無人島に持って行けるとしたら何を選ぶか……?
単語を入力することで物語が進みます。

いくつか頭に思い浮かんだもののうち、ひとつを入力したところ物語が進みました。
最初の単語がヒットしたので結構何でもいけるのかと思っていましたが、ヒットする品物は限られています。
用意されてないとんでもないものを入れてもスルーされますのでご注意を。
進むと、【】付きでいくつかの単語を主人公が連想するので、「ああ、これが入力できるのだな」と分かります。
このシステムが面白い。
ちなみに、思い浮かばずに何も入力せず進めると、きちんと単語をひとつ提示してくれます。

最初に考えたとき、誰でも思いつくような食料や水といったものしか思い浮かばなかったんですが、
ストーリーが進行すると意外なものを提示されます。
あー、そういう候補もあるのか!と目から鱗。
そこからどんどん現れる単語をひとつずつ試し、物語を進展させていくのがすごく楽しかったです。
コツとしては、次々に現れる単語を見逃さないようにきちんとメモしておくことでしょうか。
全て入力すれば、全てのエンディングは回収できます。

それぞれの結末も、無残なもの、現実的なもの、ちょっと不思議なもの、ハッピーエンドと様々に展開。
どれも違ったテイストでどれも面白かった。
また、きちんとしたエンディングの他にも、入力した単語によってはストーリーには進展しないものの、
主人公のツッコミが入ったりと面白いコメントになったりします。
前作「公衆電話」にちなんだものも見られたりと、小ネタまでたのしめました。

しかし、自分としてはひとつだけの品物では、無人島で生き残れる自信がない……。
思いつめた挙句、「コンビニ」(これさえあれば生きていける気がした)とか、いやまだ足りない!と
「日本列島」とか「地球」とか試したんですが、さすがに全部ダメでした。てへ。

1周で10分程度くらいで読める手軽さもありがたいです。
全部のエンディングを集めるのに1時間弱かかりました。
私は単語メモするのさぼってやや手間取ったので、きちんと順序立ててプレイすればもう少し短くいけるかも。

この作品、バージョンアップでエンディングがいくつか追加された経緯があるようです。
今後また新しいエンディングできないかな、とちょっぴり期待してしまいますね。
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re.

2019年09月17日 20:00

re. ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 re.
【制作】 pmpm様(twitter

re.
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周8分(トータル17分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 127MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年7月9日
【プレイver.】 ?

あたし、まだ (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


画面に惹かれてプレイしました。
トータルで20分弱の短編です。

タイトル画面で流れる、サティのグノシェンヌが作品の雰囲気を象徴しているよう。
この曲、昔から聴くと心がざわざわして落ち着かない気持になるんですよ。

最初は状況がよく分からないまま進めていくことになりますが、
プレイしているうちに何となく察せられてきます。
ある程度の考察は必要になるものの、読めばきちんと状況は分かるかと。

重苦しく、虚無感のあるストーリーでした。
特に最後の主人公の描写で心がぎゅっと締め付けられます。
途中で入力があり、それによりストーリーが進行していくのですが。
何か隠されたコードがあって別の道があるのでは、と色々試したのですが駄目でした。
結局決められた入力をしないと進めることができず、
後ろめたさを感じつつもそうするしかない自分が、運命に抗えない主人公と重なってきます。

可愛い絵柄とフォントなのにそれとは離反するストーリーでした。
最後まで読むとタイトル絵の意味も察せられて、溜息を吐きたくなります。表現力が凄いですね。
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ひとりを救うチカラ

2019年06月12日 21:51

『人ひとりを救うチカラ』【タイトル】 ひとりを救うチカラ
【制作】 『人ひとりを救うチカラ』 HareValley様

ひとりを救うチカラ
【ジャンル】 短編ADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周9分(トータル1時間)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 95.7MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年4月30日
【プレイver.】 1.00

指先ひとつ ひとりを救うだけ (ふりーむ!作品ページより引用)


ティラノビルダー製で、ブラウザ・ダウンロード版あります。

ふりーむ!の作品ページ(ブラウザ版)→  ふりーむ!の作品ページ(ダウンロード版)→
ノベルゲームコレクションの作品ページ→

ごく普通っぽい男性が、突然有無を言わさずに「この中のひとりだけ救えうという選択を迫られるゲーム。
「何から救うのか」「救わなかった人はどうなるのか」が詳らかにされることはありません。
まぁ、何となく想像はつくのですが。

作者さんは漫画を描く方のようで、人物がすごく美麗でした。
老若男女揃い踏みで、どの人も魅力的です。
1周は10分弱くらいで終わります。
最初は仕方がないので誰かを選ぶわけですが。
選んだあとの展開が予想外というか理不尽すぎてびっくり……唖然としました。何だそれぇぇぇ。
何だか、想像したのとは違う後味の悪さを感じました。

エンディングは6種類。
まず、それぞれを救うエンドが4種類あり。
残りのうちひとつは、偶然発見してわりとすぐに見ることができました。
が、このエンドの発生条件がちょっとはっきり分かっていません。
こうやるのだろうと思ってやってみても、上手くいかなくてかなり時間が掛かりました。
最後のエンドは、制作サイトさん(twitterのまとめ)のヒントを拝見して見ることができました。

結局、最後まで謎は明かされず消化不良な感じを受けたものの、
エンディングによって本当に様々な展開で、飽きることなくプレイできました。
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ホムンクルス

2019年06月10日 20:25

曖昧夢紡【タイトル】 ホムンクルス
【制作】 曖昧夢紡 靉様

ホムンクルス
【ジャンル】 探索ADV
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周13分(トータル1時間10分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 29.8MB
【公開日】 2018年7月18日
【プレイver.】 1.01

”ホムンクルス”
その解放は果たして正しかったのか
その存在はそれだけで脅威である  (制作サイトより引用)


無機質な研究所と、辺り一面に飛び散る血痕。
作品ページのスクリーンショットを見てプレイしたくなりました。
どうやら、ホムンクルスを作る研究所で何かの事故が起きてしまったようです。

建物は狭く、1周10分強でクリアできるボリュームです。
ただ、5種類のエンディングのうちAとBはすぐにクリアできたのですが、
残りのエンドを見つけるのにすごく苦労しました。
自力で1時間以上頑張ってギブアップ。最後は攻略を拝見してしまいました。

「謎解きは簡単」との作者さんのコメントありますが、そこそこ難しいと思います。
途中で暗号メモを見つけることになるのですが、暗号の解き方は分かったんですよね。
ただ、それを基にメモを読んでも何のことか分からない……!(ノ)゚д゚(ヽ)
実は普通に探索して見つけた箇所のヒントだったという。
これ、普通に探索したら見つかるものなので、苦心して暗号解く必要はなかったのでした。
また、もうひとつの暗号メモも、読んでもどう活かすのかよく分からなくて。
攻略を見ても「そうなの?」という感じでいまいちピンときませんでした。

ただ、驚かせ要素も追いかけられ要素もなく、その点が苦手な私にはプレイし易いホラーでした。
ストーリーも何となく想像はついたものの、よく纏まっているし、切ない。
殺戮の嵐が過ぎ去った不気味な静寂の雰囲気も、良い味わいを醸し出していると思います。
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