Paranoiac(リメイク版)

2019年09月29日 22:26

Uri Games【タイトル】 Paranoiac(リメイク版)
【制作】 Uri Games うり様

Paranoiac(リメイク版)
【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周2時間11分(トータル2時間33分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 58.0MB
【公開日】 2019年6月11日(リメイク版)
【プレイver.】 1

叔母が死んで三年経つ。
私はある事情から、叔母の死後放置されていた家に移り住むこととなった。
(ゲーム内文章より引用)


うりさん制作のホラーゲーム、リメイク版です。
何と、映画化もされているというすごい作品。
うりさんのサイトを初めて拝見したときは、これ、あまりにも怖そうだったのでプレイするつもりがなくて。
(そう思って初めて手に取ったのが「人魚沼」だったんですが、結果としてはそっちの方が怖かったです……)
MANシリーズをプレイしてうりさんのゲームが非常に面白いと知ってしまったので、
やっぱりこれもプレイしたい!と思っていました。
ただその時には既にリメイク版制作に入られていて公開停止中で、完成を楽しみにしていたのであります。

亡くなった叔母が住んでいた家に引っ越して来た主人公。
家は広くて快適そうですが、誰かが亡くなった後の家にひとりで済む居心地の悪さは分かる気がします。
叔母がどういう人物だったのかはさておき、誰かの生活の息吹がそのまま残った家ですからね。
その家で、案の定と言いますか、奇妙な出来事が起こり始めるというストーリー。

Paranoiacとは偏執症患者のことらしいです。
タイトルから見れば、奇妙な出来事は主人公の妄想では?と思われるところです。
ただ、本当にそうなのか分からないので、最後までどう転ぶのかという不安と緊張感がありました。
途中で、近所に住む三浦さんという男性が登場し美紀を助けてくれるんですが、
彼も爽やかながら下心がありそうで、本当に好青年なのか、裏があるのか?と最後まで疑心暗鬼になってました。

ホラーとはいえ驚かせ要素はほぼ無し。ただし、追いかけらる箇所はあります。
チェイサーは足が遅いので逃げるのは難しくありません。
しかし、これが途中で消えたりとトリッキーな動きをするので何となくいやらしい。
そして、逃げ延びる為には法則があり、そこに気が付くまでは何度もゲームオーバーになりました。

クリアまでは2時間以上かかっています。
しかし全然時間の長さを感させないストーリー展開で、あっという間の2時間でした。
途中迷ってうろうろしてしまい、時間を消費した箇所もあり。
謎解きも少しだけあるものの、そちらは特に詰まることなく進めました。
もし詰まっても制作サイトさんに攻略があるので安心です。
また、家の間取りも掲載されています(追いかけられシーンのネタバレが書いてあるのでそこは閲覧注意)。
いやー、この家豪邸ではないのですが部屋数多くて、普通ならこの家で暮らせるの羨ましいですねぇ。
お掃除は大変そうですが。

エンディングは2種類。
終盤の選択肢で分岐します。
最初に「これはBADだろう」と思った方から選択肢を選んだのですが、いやはや。
意外な展開で面白かったです。

流血や心臓に悪い脅かしはないので、そっち系が苦手な方にはお薦め。
じわじわと精神的に圧迫されるような怖さのホラーです。
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The Hanged Man

2018年10月24日 19:57

Uri Games【タイトル】 The Hanged Man
【制作】 Uri Games うり様

The Hanged Man
【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周6時間10分(トータル8時間半)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 144MB (フルボイス版)、87.0MB (パートボイス版)
【公開日】 2017年5月11日
【プレイver.】 2

雪の降る町を歩く一人の少年。
その手には、とある住所が記された紙と不吉なメッセージを記した手紙、
そして、"The Hanged Man"のタロットカードが握られていた。
ふらりと入った店で揉め事を起こしてしまった彼は、メモに記された住所に連絡され、ある人物に保護される。
しかし、黙ってその家を抜け出した少年は、郊外の森を抜けた先で廃墟へ辿り着く。
雪をしのいで一晩を過ごす為、彼は廃墟へと忍び込むが……。


うりさん制作のホラーゲーム"The Crooked Man" "The Sand Man" "The Boogie Man"
に続く、シリーズの四作目、最終作です。
大好きなシリーズなので、これで完結だと思うと寂しいですね。
前作までの主人公たちも登場しますので、前三作を先にプレイすることをお薦めします。

前作に引き続き、全て英語でのフルボイス版と、一部だけのパートボイス版があり。
私はパートボイス版をプレイさせて頂きました。
ボイス聴きたい気持ちはありますし、聴かないと声優さんや制作者さんの努力を無下にするようで
申し訳なく思ってしまうのですが……声に気を取られて読むのに集中できないというのと、
ボイスのスピードと黙読のスピードが合わず、進めるペースが狂ってしまうのです。

今作は、まずタイトル画面からほぉぉと見惚れてしまいました。
シンプルだけど、タイトルを反映したちょっと面白い画面です。センス良いなぁと思います。

雪の降る静かな町からゲームは始まります。
雪の上を歩くとサクサクという足音と共に足跡が付く!
これが意外と楽しくて、無駄に歩き回ってました。
家出なのか、遠い町にやってきたらしい少年。最初は名前も顔も明かされません。
町で揉め事を起こしてしまい、警察から連絡を受けたある人物の家へ行くことになりますが、
彼はそこから逃げ出します。
その先に辿り着いた廃墟で起こる出来事。

今作も面白かった。そして結構難しかった!
ただし前作がかなりの高難易度だったので、それに比べれば楽ではありましたが。

冒頭は人里なので全然良いのですが、廃墟に辿り着いてからは怖かったです。
過度な脅かし表現はありませんが、何の建物だか分からないやら、気味が悪いやら……。
ただ、探索中はビクビクしながら進むというより、先が気になって夢中で調べ回っていたので、
忘れた頃に起きる脅かし表現(床が抜けるとか)にいちいち驚いて、ビクッと身体が跳ねてました。ひぃぃ。

そういう脅かし表現は、単にプレイヤーを怖がらせる為ではなく探索のヒントになっています。
何か異常現象が起きるところに何かある、という具合に。
今回の廃墟は、10以上の同じ部屋がずらりと並ぶフロアが複数階あるような構造なので、
ヒントなしの探索はさすがに辛い。そこは配慮されていてありがたかったです。
しかしそれでも、ひとつイベントをクリアした後に何をして良いか分からなくなる時がありました。
何とか一周は自力でやりたくて、攻略は見ずに奮闘。
上記のようにきちんとヒントがあるゲームなので、虱潰しに探索しないと進めないはずはないと思ったものの、
他にやりようがなくて、かなり隅から隅まで調べ回りました。
その為プレイ時間も長くなってしまいましたが、うろうろしてMAPを覚えておくと後々役に立ちます。

今作の主人公の少年ウィルは、シリーズ最年少の主人公。
冒頭では荒んだ雰囲気を感じますが、ストーリーが進むにつれ印象が変わっていきました。
ウィルには、ネズミのポップという相棒がいます。
彼にとってポップは人間同様にしゃべるネズミで、本当の相棒のように会話しているのです。
普通ならウィルの空想だろうと思えるところですが、なんせこのシリーズは妖精が実在しますので、
ウィルも不思議な存在が見える子なのか?それともやっぱり……というのが気になるところでした。

そして、ストーリーが進むと明かされる意外なこ事実、期待通りに登場する過去作の人物たち。
不気味な廃墟の探索中、プレイヤーとしてお馴染みの人物に出会えるのは本当にほっとしました。
一緒に行動してもしなくても、ホラゲーで同じ空間に人間がいるのって安心しますよね。
ストーリーもシリーズの最終作に相応しく、キャラクターへの理解と愛情が深まるものでした。

今回もマルチエンド方式で、BAD ENDが4つとGOOD ENDが存在します。
頑張って自力で辿り着いた最初のエンディングは、BAD END2。悲惨でした……。
自分の目で見たシーンが信じられず、きっとこれは何かの間違いだと思ってしまうくらいショック(・ω・`)
分岐点は予想がついたのですが上手くできず、その後は攻略情報を拝見。
BAD3→BAD1→GOODの順で回収しました。
分岐については、ストーリー上予測がついたり、それとなく示唆となる台詞があったりするので、
きちんと考えてもう少し頑張れば全エンド自力クリアもできたかなと思いました。ちょっと悔しいなー。

GOOD ENDについては、主人公ウィルの成長物語になっています。
ここのところはシリーズ通して一貫していますね。
今回のGOODは分岐はさほど複雑ではないものの、クリアするのにかなり苦労しました。
詳細は伏せますが、私の苦手な要素がありまして……。
何度も頑張ってクリアできたときは、やったー!やっとできたぁぁ!と心底嬉しかったです。

重ねてになりますが、今作でManシリーズも一区切りと思うと寂しいです。
シリーズ全て思い入れの深い、好きな作品になりました。
制作サイトさんを拝見すると、本編とは別のサイドストーリーの構想もあるようで、そこを楽しみにしています。
このシリーズ、怖そうで無理かもしれないとプレイを躊躇していた時期がありまして。
思い切ってプレイして、本当に良かったと思っています。
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The Boogie Man

2018年07月30日 20:00

Uri Games【タイトル】 The Boogie Man
【制作】 Uri Games うり様

The Boogie Man
【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周8時間40分(トータル12時間半)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 154MB (フルボイス版)、76.5MB (パートボイス版)
【公開日】 2015年9月8日
【プレイver.】 3

強引な手腕でマスコミの批判を浴びる刑事・キースは、上司から1ヶ月の休暇を言い渡され
妻のヘレナと共に古城宿泊のツアーに参加するよう勧められる。
道中、船上で出会ったデヴィッドやソフィーらと共に古城へ到着したキースだったが、
そこで真夜中に“ブギーマン”と名乗る人物から、宿泊客の命を賭けたゲームを宣言される。
突如として幕を開けた凄惨な殺人劇。
キースはブギーマンの殺戮を阻止し、妻や宿泊客たちを救うことができるのか?


うりさん制作のホラーゲーム"The Crooked Man" "The Sand Man"に続く、シリーズの三作目。
前作までの主人公たちも登場しますので、できるだけ前作を先にプレイすることをお薦めします。

フルボイス版、パートボイス版の2種類が公開されています。
フルボイスは、何とネイティブの声優さんによる全編英語ボイス付。
パートボイスは、悲鳴や鳴き声、そしてイベントのごく一部だけとなっています。
私は最初フルボイス版でプレイを始めたものの、どうしても声に意識がいってしまい
文字を読むのに集中できず。パートボイス版に切り替えました。
ちなみに、セーブデータのファイルをもう片方に放り込むと、既存セーブを使ってプレイ可能です。

そこそこ怖くて、かなり難しくて、そして最高に面白い!!
元々好きな作者さんなので期待は高かったのですが、期待通りでした。
時間もかかっただけに、やり切った充実感と満足感がすごかったです。

作者さんのコメントによると、平均プレイ時間は5.5時間とのこと。
しかし、ホントに難しくて迷ったので、自分はかなり時間がかかりました。
確かにセーブ上のタイムだとちょうど5時間半くらいなんですが、やり直し等も多かったのです。
謎解きに手こずっただけでなく、MAPも広くて相当彷徨ったので……。
特に、日にちを開けてプレイすると厳しいですね。
謎解きをじっと考えてた時間、ただ迷っただけで無駄足を踏んだ時間も足すと14時間はかかったはず。

序盤は、ストーリーを追っていくだけの展開がしばらく続きます。
丁寧にムービーやスチルを含めて描かれるので、感情移入しやすいです。
そして、古城に突入してからの急展開が面白い。
ブギーマンによる悪趣味な殺人劇の宣告から、長い戦いが始まります。
この演出には、不謹慎ながらわくわくしました。
しかし同時に、皆を死なせてしまったらどうしようという恐怖感で身が震えました。
私のせいで、デヴィッドやソフィーが死んでしまうのは耐えられない……!
と、ちょっと泣きそうになったりも。
他にも時間制限や、展開によってはブギーマンとのバトルアクションもあり。
過度な脅かしや追いかけられ要素はないのに、心理的な怖さや緊張感がすごかったです。

そして前述のように、謎解きは難しめです。
あまり迷わず解けたものもあれば、やり方は分かったけどなかなか上手くいかなかったものもあり。
正直、ヒントの解釈がどうとでも取れて、的確に正解を指し示してないなぁと思うものがありました。
でも自力で頑張りたく、何とか攻略は見ずにエンディングまで到達。
最初に辿り着いたのはBAD END3でした。かなり衝撃的なエンディングです。

前作までは分岐点がわりと分かり易く、エンディング回収自体に迷ったことはなかったと思います。
今回は、分岐条件の想像はつくものの、そこに辿り着く方法を探るのがとても大変でした。
どうしても何度やっても分からず、公式サイトの攻略を頼りました。
難しいです。頑張れば分かったかもと思うところもあれば、こりゃ思いつかないというやり方もあり。
更にHappy Endへの条件は輪をかけて厳しく、こりゃ誰も自力クリア不可能では思うくらい……。

道中はかなり暗い展開で、幸せな結末など全く想像できませんでした。
4つあるBAD ENDは辛く悲惨ながら、それこそが運命の終着点ではと自然に感じられたりも。
それだけにHappyを見た時は、良かった。本当に良かった、と安堵しました。
エンディング条件は厳しかったと書きましたが、クリア後に思いました。
この主人公を幸せにするのは、本当に困難なことなんだと。
細く、脆く、得難い幸せへの道を何とか掴み取ったのだと。

前作までのストーリーは、若い主人公たちの成長物語と言えるものでした。
今作は、成長というよりは自分を取り戻す道のりかなと思います。
苦難を乗り越え自分自身と戦うという点は同じながら、また違った余韻を味わえました。
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The Crooked Man

2015年01月05日 17:55

Uri Games【タイトル】 The Crooked Man
【制作】 Uri Games うり様

The Crooked Man
【ジャンル】 探索ホラーアドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【スチル数】 -
【プレイ時間】 5時間12分程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 112MB
【公開日】 2013年1月4日

恋人と別れ傷心のデヴィッドは、友人の勧めで気分転換に引っ越しをした。
ボロで住み心地が良いとは言えないが、家具付きで家賃も安い、手頃なアパートだ。
しかし、新居では夜毎に不可解な現象が起こり始める。
引き出しの隅等から前の住人の走り書きのメモ等の痕跡を発見したデヴィッドは、
前の住人に会えばこの気味の悪い現象の答えが分かるかもしれないと考え、
彼の足取りを追って探しに行くだのが――


MANシリーズの一作目。前にご紹介した"The Sand Man"より前の話になります。
ストーリー自体は別ですが世界が共通しているので、2つともやりたいけれど
どちらを先にやろうか迷った方は、まずこちらからプレイするのをお薦めします。

まず、制作サイトさんの作品ページに「あまり怖くありません」と「突然の脅かしや
残酷描写を多分に含んでいます」と両方の表記があったので、どっちやねん!!と
ビクビクしながらプレイしました。
いや、普通に怖かったです。
でも、心配した程脅かし要素も多くなくて私でも耐えられる範囲だったので、
ホラー大好きな方だと物足りない程度なのかも。

正直、恐怖感よりも、アクション要素(戦闘)があるのが私にはきつかったです。
苦労して倒してもどこまでも追いかけてくる奴……。そしてどんどん強くなる。
何度もやり直して頑張りました。その分、突破できた喜びもひとしおでした。

謎解き要素もありますが、難易度はそれ程高くないと思います。
謎解きの誘導も親切で、例えばパスワードで開くボックスや扉が多数ある場所では、
ヒントを見てフラグを立てないと、パス入力のダイヤルが表示されないようになっています。
ですので、「今見たヒントがどの箱に当てはまるか」がとても分かり易い。
ただし、鍵については自動で使ってくれるものと自分で使うものが存在します。
そこを意識しておかないと、ある場面で迷う……かもしれません。

探索の舞台はいくつかあって、トータルで5時間以上かかる長編です。
しかし、ひとつひとつの舞台に違った緊迫感があって、時間を感じさせない面白さでした。
終わってみると、クリアできて良かったと思える、とても心に残るストーリーでした。
GOOD ENDは主人公デヴィッドの心の成長物語となっており、
恐怖を乗り越えてクリアできた嬉しさと共に、とても清々しいカタルシスを得られます。
デヴィッドの心情には共感する部分が多々あったので、尚更でした。

エンディング5種類と書いていますが、GOOD ENDは1つで、残りはBADです。
時折挟まれる選択肢次第なので、分岐地点は分かり易いです。
恐らくBADは4つで全部のはずなのですが、見逃していたらすみません。
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The Sand Man

2014年12月31日 19:53

Uri Games【タイトル】 The Sand Man
【制作】 Uri Games うり様

The Sand Man
【ジャンル】 ホラー風味探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類(+おまけ2種類)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 4時間~4時間半程度(+おまけ1時間強)
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 94.9MB
【公開日】 2014年2月28日

不眠に悩む女子高生ソフィー。
ある夜、いつものようにベッドへ入っていたソフィーだが、ふと違和感に起き上がると、
部屋の時計が全て12時で止まっている事に気が付く。
――何かがおかしい。
ソフィーは、そっと部屋の外へと出てみるが……。


まずプレイ前に、制作サイトさんにも表記のある以下の手順を踏んでおいて下さい。

(1)ゲームのアプリケーションファイルを右クリックし、プロパティを選択
(2)互換性タグを選択し、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック


これをしていないと、イベントシーン等でイラストが表示されない事があるようです。
万が一見られないとゲームの面白さが半減してしまうと言っても過言ではないので、ご注意を。

何かのコンテストに参加されている訳でもなく、大手ダウンロードサイトに登録もしていない中に
こんな面白い作品が潜んでいるとは。出会えた幸運に感謝しつつ、ほくそ笑むのであります。

以前ご紹介した「人魚沼」の作者さんの作品。
実は同作者さんの"MAN"のつく作品はシリーズになっているらしく、ひとつ前作があるのですが、
知らずにこちらを先にプレイしました。
順番にプレイした方が良かったのかなと知った後に少し後悔しましたが……
プレイする作品を選ぶ際、一番怖くなさそうなのを選んだ結果なので仕方ないですね。

ホラー風味というだけあって、脅かし要素はほぼありません(皆無ではないですが)。
ただ、状況の分からない不安さや不可解な不気味さといった、脅かし要素とは違う怖さがあります。
探索はあまり迷う事はなかったものの、MAPがやや広いので歩き回るのは少し大変でした。
夜の病院や工場など気になる場所がたくさんあるのですが、行ける場所は限られています。

単に探索していくだけではなく、逃げ要素や敵から隠れて進むようなミニゲーム的な要素、
そして戦闘シーンもあり、ゲーム的な面白さも楽しめた作品でした。
ただ、これが意外と難しかった。
多分アクション得意な方ならあっさりクリアできるレベルなんでしょうが、私は何度もチャレンジしました。
クリアしてみると、何であんなに失敗したんだと思うんですが、やってると緊張するんですよ(・ω・`)
ラスボス(?)との戦闘も初めは上手くいかなくて、順調にBAD END回収していました。
実は意外と相手が弱いと気付いたのは何回目でしょうか。普通にやれば勝てるレベルでした。

物語も序盤の驚き、そして中盤以降の展開の意外さ。飽きる事なく物語に引き込まれました。
エンディングにもよりますが、GOOD ENDの展開は主人公ソフィーの成長物語となっており、
非常に爽やかな感動を得られます。
その分BADでは、一皮剥ける難しさを痛感するというか、歪んだ結末を見せつけられるのですが……
そちらも後味は良くないながらも、色々と違った展開でひとつずつが楽しかったです。
制作サイトさんに考察のページがあるのですが、クリア後にそれを読むと、
なるほどあそこはそういう意味だったのかと発見があって興味深かったです。

ちなみに、本編をクリア後におまけ編も遊べます。
こちらも1時間強と意外と長いのですが、面白かった!
続けてプレイしたのに意外と本編の内容が曖昧で、次どこ行くんだっけか?と迷った部分もあり。
しかし、先に本編で戦うラスボスは弱いと書きましたが、まさかここでそれが仇になろうとは……。
そのため、おまけエンディングがひとつ見られてないです。

終わってみると、登場した全てのキャラが愛しく思えますし、人間として生きている事が
輝かしく思える素晴らしい作品でした。
あまり怖くなくて面白いゲームがしたい方には、ぜひともお薦めしたい作品です。
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