ひたすらドラゴンを倒すだけ

2020年10月28日 20:00

うどんのたまご【タイトル】 ひたすらドラゴンを倒すだけ
【制作】 うどんのたまご 鍋谷まいこ様
 

ひたすらドラゴンを倒すだけ
【ジャンル】 
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1周36分(トータル1時間42分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 9.27MB
【公開日】 2019年7月27日
【プレイver.】 2.04

君のやることは「ひたすらドラゴンを倒すだけ」! (制作サイトより引用)


第11回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合27位、物語性16位を獲得された作品です。
ふりーむ!およびウディコンのサイトからもダウンロード可能(エントリー番号【40】)。
このページのタイトルからは、ふりーむ!の作品ページにリンクさせて頂いています。

タイトル通り、主人公がひたすらドラゴンに挑むゲーム。
こちらの作者さん、以前ご紹介した「電子ゲームブック 自由落下」「秋空に銅雀」という
たいへん大人びたゲームブック風ノベルを制作された作者さんでして、
今作は作風の違いにちょっとびっくりし、逆に興味が湧いてプレイさせて頂きました。

ゲームとしては、ただひたすらに死んでは蘇生、死んでは蘇生を繰り返しドラゴンに挑むだけ。
ただ、繰り返す度に、何かしらの変化が訪れます。
嬉しい変化や、逆に悲しい出来事もあったり。
シンプルなゲームなんですが、何だか人生そのものを表現していて壮大にすら感じられる作品でした。

完全クリアの為には実績を解除していく必要があり。
その為には、面倒でも村の人々と丁寧に会話していく必要があります。
実績解除の方法は画面に条件が表示されるので、分かり易いです。
ただ全て解除するのは、正直かなり面倒でした。
初回プレイ時「話しかけてもあんまり変化ないな」と思ってスルーしていたところが条件だったり。
周回プレイでも、クリアした実績がセーブデータには反映されないので、
次の実績を解除するためにははじめからやり直す必要があったり。
条件をひとつだけ見逃してしまい回収できなくなり、はじめからやり直したりもありました。
プレイヤー次第かもしれませんが、私は要領良く回収できず、結構手間取ってしまいました。
こうなってしまうともう作業なので、辛いのです。
バージョンアップで実績解除し易くはなったようなのですが、個人的にはもうちょっと楽にして欲しい!
ただ、周回プレイがやり易くなるアイテムもあり、使い方を理解できると少し楽でした。

道中で会う人々は面白く、特に一見DQNな勇者さまが案外まともな思考の持ち主だったりして面白かったです。
そして主人公が少しずつ成長していく過程も面白かった。
最終的に強くなったときより、ドラゴンへのダメージが1ダメから2桁(30くらい)になったときが、
おぉ……強うなった!と一番感動しました(笑)

苦労した分、クリアできたときは嬉しかったです。


WOLF RPGエディターコンテスト
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穴があったから入ってみた

2019年12月01日 22:58

あまなつ館【タイトル】 穴があったから入ってみた
【制作】 あまなつ館 あまなつ様

穴があったから入ってみた
【ジャンル】 ほのぼの系短編RPG
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周16分(トータル1時間12分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 27.6MB
【公開日】 2018年7月18日
【プレイver.】 1.02

穴に入って色んな世界へGo☆ (ふりーむ!作品ページより引用)


第10回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合34位の作品です(エントリー番号【20】)。

以前にウディコンで見かけた時から気になっていたゲームで、ようやくプレイさせて頂けました。

タイトルのイメージから、たくさん穴があって探索していくゲームかな?と思っていまして。
概ねそうなのですが、穴の中の世界が思ったより広かった……!
道中は予想外の展開ばかりで、この先何が起きてどう決着が着くのかさっぱり見当が付きませんでした。
ちょっと奇妙な場所から癒しの場所まで、様々な風景が楽しかったです。

このゲームはエンディングが5種類あるのですが、特徴的なのが、エンディングを迎えても
そのままプレイを続行できるというところ。
つまり、エンディングを迎えて終了→セーブから再プレイではないのです。
ひとつフラグを立ててエンディング→そのまま次のフラグを回収して二つ目のエンディング……みたいな感じです。
エンディング毎プレイをやり直す必要がないので、ストレスなくサクサク進めました。

ただ、進むためには同じ場所を何回も通過しなければなりませんでした。
また、道が細いMAPが多いのにキャラクターが半歩移動なので、引っ掛かって進みにくかった。
特に二つ目は改善して欲しいなぁと思ったところです。

以前プレイさせて頂いた「世にも奇妙なおつかい」も不思議な雰囲気の作品でしたが、
こちらも独特な雰囲気を確立している作品です。


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一朶の仇花

2019年11月10日 21:15

一朶の仇花【タイトル】 一朶の仇花
【制作】 さかあがり様 

一朶の仇花
【ジャンル】 和風探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 3種類
【スチル数】 3枚+α
【プレイ時間】 1周30分(トータル1時間)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 122MB
【公開日】 2019年7月21日
【プレイver.】 1.07

秘密の封書を探して、秋谷邸に忍び込むことになった墨。
なぜかついてきた伊之介と共に、邸の中を歩き回るが……。 (ふりーむ!作品ページより引用)


第11回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合5位、物語性3位等を獲得された作品です。
作品公式ページ他、ふりーむ!、ウディコンのサイトからもダウンロード可能(エントリー番号【22】)。
(2021年11月時点では、ウディコンサイトからのみダウンロード可能です)

和風のドット絵とキャラクターが魅力的な、探索アドベンチャー。
戦闘もあるのでRPGと言った方が良いのかな?

何やら、密書を探りに忍び込んだ仲間が行方不明になり、主である姫の命で探索に行くことになった墨。
隠密行動ですからとひとりで忍び込むと思いきや、姫様の兄の伊之介がくっついてきます。
墨はなにやら嫌そうですが、味方居るって心強い。

天井裏に忍び込んで、下の部屋の様子を伺いつつ調べていきます。
最初は状況からてっきりステルスゲーだと思い、見つからないように慎重に探索していました。
が、うっかり見つかってしまいやむを得ず戦ったところ、倒すと二度と襲われないことに気付きまして。
決して殺すわけではなく気絶させるだけ、というところで良心の呵責もなく、
その後は手あたり次第になぎ倒して探索していきました。
序盤の隠密行動は何だったのだ。
まぁ、結果としては気絶させて調べないと進まないので、隠密に徹することは出来なそうです。
また、屋敷の見張りだけでなく、天井裏にはごく稀に妖怪も出没します。

敵の強さはさほどでもなく、サクサク勝てる感じでした。
ありがたいことに天井裏には商人がいて、回復アイテムや防具を買ったり武器を研いで強化したりできます。
武器は買い替えでなく、そのまま強くしていくというのも面白いですね。

ほんの少し謎解き要素もありますが、これも難しくはありません。
屋敷も迷うほど広くなく、ストレスなく探索できました。
しかし、後半になるにつれ、何やら不穏な気配が漂ってきます。
段々と程良い緊迫感が生まれましたし、ストーリーも気になるしで、進めるのが楽しかったです。

エンディングは、後半で分岐します。
最後の選択肢で、「えぇー……伊之介怪しい」と疑心暗鬼に囚われ、ちょっと選択を迷いました。
何と言うか、ほのぼのゲーというだけではない、でもドロドロでもない(エンディングにもよりますが)。
清濁併せ持つも、後味は悪くない、良い塩梅のストーリーだったと思います。
コンテストの物語性3位に輝いたのも納得。

END2だけは条件が分からず、公式サイトさんを拝見しました。
攻略があって、ありがたかったです。

姫も墨も可愛いし、伊之助も良いです。
墨の仲間たちも魅力的でしたし、もっと彼らのストーリーが見たいと思わされました。


WOLF RPGエディターコンテスト
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PRESS START

2019年10月30日 22:55

nemurita【タイトル】 PRESS START
【制作】 nemurita 初様

PRESS START
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周2時間半(トータル2時間40分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 94.1MB
【公開日】 2019年7月21日
【プレイver.】 1.07

幽霊の少女が言う。「成仏するのを手伝って欲しい」…
聞き入れた少年はじめは、古電車で海を渡り月の形をした島へ。
そこは少女が幽霊になる前に行った島だった。
何処か懐かしさを感じつつ、二人は最期の願いを叶えにゆく。 (制作サイトより引用)


第11回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合3位、画像音声1位、物語性2位等を獲得された作品です。
ふりーむ!での公開他、コンテストページからもダウンロード可能(エントリー番号【13】)。

これは、プレイできて良かったと思える作品でした。
物語も、グラフィックもキャラクターも素晴らしかったです。

まず、ウディコンで画像音声1位なのが納得のグラフィックに目を惹かれました。
可愛らしく美しい風景。
MAPを切り替えるのが楽しみで、新しい景色が出てくる度に「おおっ」と見惚れていました。
特にイベントのない通り過ぎるだけのMAPさえ、すぐに進んでしまうのが惜しくて
立ち止まって風景を眺めたりしたことも。
怖いシーンさえ目を凝らして見ていたくなるのです。
建物の中などは、間取りが直線的でなく曲線で描かれていたりして面白いです。

そして、個性的で魅力的な登場人物。
見た目も可愛く、性格も愛嬌があり引き込まれる人物ばかりでした。
悪人がいない、というのもプレイしていて心地が良いものです。

ストーリーも、物語性2位なのも頷ける面白さでした。
優しく、でも時折仄暗い顔を覗かせる。そしてシュールな点もあり。
色々なテイストがたのしめました。
全体的にはものすごく意外だったとか、すごく泣けたという訳ではなかったのですが、
特にキャラクターの設定に関しては細かい所まで描かれていて少しずつ知っていいくのが楽しかったです。

また、途中で服を買えたり料理を食べたりと、寄り道できる部分も面白かったです。
主人公はじめとアイちゃんのやりとりが楽しい。
そしてこれもまたそれぞれグラフィックがあるので見て楽しめます。
後で必要になるのかもと警戒して、私はお金をあまり使わなかったのですが。
(とりあえず購入して、イベントを見たらリセットとかしてました)
特にストーリーには関連しないので、安心して好きなだけ楽しむべし、です。

本当に面白かったので良い所ばかり思い浮かぶのですが、
敢えて気になった点を挙げると、ちょっとMAPが広くて移動が大変だった箇所があることでしょうか。
終盤の洞窟とか、通り抜けるのがやや面倒に思えました。

エンディングは2種類。
終盤の選択肢で分岐します。
私は敢えて悪い方を先に選んだつもりだったのですが……そこは予想外でした。

ただひたすらクリアを目指すだけでなく、道中も楽しめる良作でした。


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電子ゲームブック 自由落下

2019年09月26日 20:51

うどんのたまご【タイトル】 電子ゲームブック 自由落下
【制作】 うどんのたまご 鍋谷まいこ様、 MA-GUN様

電子ゲームブック 自由落下
【ジャンル】 ゲームブック風AVG
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル45分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 50.1MB
【公開日】 2016年7月31日
【プレイver.】 1.12

”飛び僧正”の伝説が残るタワージャンパーの町、マルムズベリー。
主人公=”君”は、人工翼を作りマルムズベリーの塔から飛翔することを夢見ています。
町の中を探索し、素材アイテムを集めて”君”の翼を組み立ててください。
ときには天才飛行少女との出会いも……? (制作サイトより引用)


第8回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合3位、物語性1位等を獲得された作品です。
他にも全体的に高い順位に入賞されています(エントリー番号【65】)。

ゲームブック風の作品は他にもプレイしたことがあるのですが、これはまさにゲームブックそのもの。
本のページを捲る楽しさを味わえる作品でした。
文章の末尾に数字が出るので、それを入力して次のページに進みます。
うっかり間違えると全然違うページに出てしまい、脈絡がなくなって「あれ?」ってなるのもゲームブックぽい。
私自身ゲームブックは昔一冊読んだことがある程度なのですが、子供の頃に読んだそれは面白くて。
その時の気持ちを思い出しました。

ストーリーはファンタジーですが、浮いた所のない大人向けな雰囲気のしっかりしたストーリーでした。
日々の生活の合間に、コツコツと翼を組み立てて飛翔することを夢見る主人公。
街に出て買い物をしたり、倉庫を探したりと翼の材料になるものを集めてゆきます。
選んだ材料によってエンディングが変化。
私は結構良いものを手に入れられて、ベストエンドっぽいものをすぐ見ることができました。
反面、あまり良くないものを選ぶと酷い結末に。
酷い翼を作ると主人公が容赦なくdisってくるので、思わず笑ってしまいました。すまぬ主人公。
エンディングは3種類なのですが、もっと違う材料を使ってパターンを見てみたいですね。
しかし、せっかく色々とアイテムを集めて着々と既読ページを埋めたのに、
現在なぜかデータが初期化されてしまい……また一からチャレンジだ。

ゲームブックなので、重要人物っぽい女性に出会ったものの再開できずに終わったりと、
進め方によっては消化不良に終わったりもします。しかしそこもゲームブックならでは。
雰囲気がすごく良い作品なので、ゲームブック?何それ?という方もぜひプレイしてみて頂きたいです。

システムだけでなく、背景の画像もお洒落で綺麗。
コンテストで上位なのも頷ける良作でした。


WOLF RPGエディターコンテスト
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