うなずく、うべなう

2020年11月03日 20:08

maymoku games【タイトル】 うなずく、うべなう
【制作】 maymoku games すてばち様

うなずく、うべなう【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周17分(トータル45分)程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 190MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年6月21日
【プレイver.】 1.00

口のきけない元死体として、話をきいては相槌を打つお話です。 (作品ページより引用)


ティラノビルダー製のショートノベルです。
制作サイトさんの作品ページとふりーむ!でブラウザ版がプレイ可能。
ノベルゲームコレクションではブラウザ版・ダウンロード版が公開されています。
この記事のタイトルからは、制作サイトの作品ページにリンクさせて頂いています。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

グラフィックを一目見て、「な……キョンシーだと!?」とびっくり。
どうやら立ち絵は素材をお使いのようですが、キョンシーの立ち絵素材があるということもびっくり。
需要、少なそうなのに……(笑)
キョンシーをご存じない方は、ググってみて下さいませ。

それはさておき、このゲームはそのレアなキョンシーを上手くストーリーに絡めていました。
プレイヤー側の目線となる人物は、何と……死体です。
性別も年齢も何もかも、一切分かりません。
ただ、何かしらの理由で死亡したところを、2人のキョンシーに蘇生させられたようです。
しかし蘇生術は成功せず、首を僅かに動かすことしかできない瀕死のゾンビとなってしまいました。
うべなうは「肯う」と書くようですね。知らなかったので、ひとつ勉強になりました。

うーん……自分が死体なら、この状況はすごく嫌です。
無理やり起こされた上、また死ぬのを待つだけなんて。・゚・(ノД`)・゚・。
そんな死体の私に、2人のキョンシーは身の上話など色々と話しかけてきます。
こうなってはもうどうしようもないので、2人に付き合うしかないのでした。

彼らの話や問いかけに頷いたり、時には無言で否定を示したり。
そう、私は決してNoと言えない日本人ではなかった……!
頷かないことでNoという意思をちゃんと示せるのでした。
頷くと画面が動いたり、時には瞬きしたり視界がぼやけたりと、
画面のこちら側の存在が感じられる演出が面白かったです。

会話への返答によってエンディングが分岐していきます。
ひとつめ、ふたつめは自力で到達できたものの、みっつめがクリアできず攻略を拝見しました。
かなり頑張って色々選択肢を試したのに、ダメだった~εミ(ο_ _)ο
ひとつエンディングを迎えると、タイトル画面の「付記」からヒントと攻略が見られるようになります。
2人についてのエピソードも見られますので、自力クリアできた方も見てみると良いかも。

話を聞いているうちに、彼らのおかれた状況が段々と分かってきます。
後半は意外なことも分かってきて、あぁ、何てことだと同情を禁じ得ませんでした。
不死の存在となって過ごす時間の虚しさ、悲しさをどこか感じてしまいます。
しかし、2人いるからこそ支え合って「生きて」いられるのだなぁと。
それもどこか危うい均衡であるように思えますが……。
彼らの未来に希望はあるのでしょうか。願わくば、どうか穏やかで幸福でありますように。
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last good night

2020年10月07日 20:00

maymoku games【タイトル】 last good night
【制作】 maymoku games すてばち様

last good night
【ジャンル】 ショートノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 5分程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 157MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年4月27日
【プレイver.】 1.01

どこにでもいる姉弟がおやすみなさいを言うまでの1分間のお話です。 (作品ページより引用)


ティラノビルダー製のショートノベルです。
制作サイトの作品ページから、もしくはふりーむ!でブラウザ版がプレイ可能。
ノベルゲームコレクションではブラウザ版・ダウンロード版がプレイできます。
この記事のタイトルからは、制作サイトの作品ページにリンクさせて頂いています。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

こちらは、ふりーむ!の1分ノベルコンテスト参加作品。
リアルタイムの1分ではなく、作中の1分間の出来事に焦点を当てたお話です。

可愛いキャラクターに惹かれてプレイさせて頂きました。
姉弟の会話のみで構成されたショートノベルで、読むスピードにもよると思いますが、私は5分で読了しました。
2人の会話は何を言っているのかよく分からない点が多く。
ただ、私は途中で「これはもしかして……」と思うところがあり、想像が当たっていました。

恐らく、ある意味ですごく盛り上がる1分間だと思うのですが、
2人がその1分間をひっそりと、穏やかに過ごしているのが感慨深かったです。
ただこれ、この作品背景にプレイヤーがどれだけ馴染みがあるかで感じるところが変わってきそうですね。

恐らく1分ノベルという制約が先にあってこれを作られたのではないか思うのですが、
1分というリミットにこの瞬間を落とし込む、その着眼点がすごいなぁと思いました。
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