SF・伝奇・ファンタジー の記事一覧 
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魔女の塔

2018年09月16日 20:00

魔女の塔 ふりーむ!のページ【タイトル】 魔女の塔
【制作】 二代目天ぷらマン様 (Webサイトなし)

魔女の塔
【ジャンル】 SFアドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類?
【プレイ時間】 30分程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 35.5MB
【公開日】 2018年7月22日
【プレイver.】 1.00

女の子と一緒に実験をしましょう。 (ウディコン作品紹介より引用)


第10回 WOLF RPGエディターコンテスト 総合18位他を獲得された作品です。
現在ふりーむ!さんで公開されている他、ウディコンのサイトからもダウンロード可能(エントリー番号【12】)。

プロローグから打って変わってSF風の本編が始まり、最初は何をしていいのやらさっぱり。
とりあえず、右に表示されている薬品や本、武器のアイコンを適当にクリックしてみます。
そして、適当にやっているうちに何か終わった……という体でした。
2回目も戸惑いつつプレイ。しかし1回目より進展し、どういうゲームなのか何となく分かってきます。
ゲームとしては単調かもしれませんが、繰り返す毎に進展するようにはできているので、
次はどうなるかと気になって飽きずにプレイできました。

途中で表示される英語のメッセージは、翻訳かけてみると状況を理解するのに役立ちます。
最後までプレイして、詳細は謎めいているものの、何となくどういう世界なのかは理解できました。
ゲームファイルに同梱されているテキストに、詳細を記した解説ファイルがダウンロードできる
ページのアドレスとパスワードが記載されています。
クリア後はそれを読むと、より理解が深まるでしょう。
結局、アイコンの意味(特に薬)ははっきりと分からず推測するしかない部分もありましたし、
何故彼女たちが「魔女」という名称だったのか、個人的にあまりしっくり来ない感じもありはしました。
とは言え、独特の操作性が斬新で、考察を含め楽しんでプレイできました。

エンディングは、選択肢で分岐はあるものの最終的に辿り着くところはひとつ……かな?
ということで、1種類と表記させて頂きました。

いつもと一風変わったゲームがプレイしてみたい方、短時間でプレイできますしお薦めです。


WOLF RPGエディターコンテスト
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2018年09月11日 20:00

Sinilintu【タイトル】 
【制作】 Sinilintu 梅ヶ枝きな様

蝶
【ジャンル】 短編和風ファンタジー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【スチル数】 2枚
【プレイ時間】 1周5分(トータル35分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 16.6MB
【公開日】 2016年5月8日
【プレイver.】 1.01

目が覚めた私は周りを見渡した。
見覚えのない――けれど知識としては知っている。
敷かれたレールの上を真っ直ぐに走っていく、これは「汽車」だ。
私は汽車に乗っている――何故? (制作サイトより引用)


大正時代くらいのレトロな雰囲気が魅力のゲーム。
どちらかと言うと女性向けな感じですが、乙女ゲーという訳ではありません。

最初のプレイは5分程度であっけなく終わります。
何気ない会話や文章なのに、「何かおかしい」と不穏な気配を感じさせられ……。
制作サイトさんにも記載があるように、初期はセーブ・ロードがなく、
何度か繰り返すと段階が進んでいくという周回前提の作品です。
もし進めなくなった際は、ゲームフォルダ内のreadmeにヒントあり。

少しづつ進んで行くうちに、一体何が起こるのか。終着点はどこなのかと引き込まれました。
終盤の展開では、ついに序盤で感じた不穏さがついに姿を現した感じ。
全体的に妖艶で美しいグラフィックとも相まって、破滅に酔うような酩酊した気分を味わえました。
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あぬびすぼうや の ぼうけん

2018年09月07日 20:00

くまのこ道【タイトル】 あぬびすぼうや の ぼうけん
【制作】 くまのこ道 まふ様

あぬびすぼうや の ぼうけん
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 11分程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 12.2MB
【公開日】 2014年9月28日

 あぬびすぼうやには あるなやみがあるのでした   
 「どうして ぼくはいつも よこむきなんだろう・・・」 (制作サイトより引用)


あぬびすぼうやが繰り広げる小さな冒険ストーリー。

なぜアヌビスを坊やにしようと思ったのか……その発想力が何だかスゴイ。
他のキャラクターの面々もなかなかの個性派揃いで、
次はどんなキャラクターが!?と進むのが楽しみでした。

オールひらがなですが、文章はシンプルで短いので読み難さは感じませんでした。
選択肢もあるものの、分岐は無し。
ですので、気軽に試行錯誤して反応を楽しめます。

シュールでコメディ寄りの作品ですが、コメディに傾きすぎずな雰囲気です。
あぬびすぼうやが、真面目というか一生懸命なのがまた良し。
短時間でプレイできるので、ちょっとした空き時間に不思議な世界を覗き見たい方は、ぜひ。
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無慈悲な笑顔

2018年08月27日 20:00

ツノウサギの家【タイトル】 無慈悲な笑顔
【制作】 ツノウサギの家 やかろ様

無慈悲な笑顔
【ジャンル】 探索ADV
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 4種類(各話2種類ずつ)
【プレイ時間】 1話20~40分(トータル1時間)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 169MB
【公開日】 2017年7月28日
【プレイver.】 1.03

「誰かが泣いたお話」
私達は神様に命を捧げ続けた。
降り続ける、雨を止めるために―――――・・・

「誰かが笑ったお話」
季節を動かす儀式が成功しない。
“死期”様が儀式の子を殺してしまうから。 (制作サイトより引用)


タイトルをテーマにした「誰かが泣いたお話」「誰かが笑ったお話」の2話が収録されています。

どうやらこれ、最初は「誰かが泣いたお話」のみだったものに、
バージョンアップでお話を追加されているよう。
作者さんのブログを拝見するともう1話制作中のご様子なので、
完成されたら次のバージョンで3話構成になるものと思われます。

作者さんのお薦めプレイ順の通り、「誰かが泣いたお話」からプレイしました。
雨音の中、神様が祀られている祠に連れれ来られた少女、雨(うるる)。
詳しくは語られませんが、どうやら人身御供に捧げられたのかなと察せられる状況です。
紫陽花や女神様の像は美しいのに、おびただしい黒いてるてる坊主が異様さを放っている祠。
調べる箇所はそれ程多くないので、探索は苦労せずに進めました。
探索しているうちに、雨はもうひとりの少女「照」と出会います。
彼女の正体はすぐに察せられるかと。
物語が進むにつれ少しずつ色々な事実が判明していきます。
ラストの展開は、唸らされました。
あまり語るとネタバレになりそうで怖いのですが、ただの予定調和で終わらない秀逸さでした。
エンディングは2つ。どちらも違った余韻が味わえました。

「誰かが泣いたお話」は、これもやはり人身御供では!?と疑われる状況。
死期様、その正体は分からずとも、お姿が可愛くてうっとりしました。
MAPはコンパクトな一画面に四季が納まっていていて面白い作りです。

こちらは、調べ回ってもなかなか進展がなく少し苦労しました。
くるくる調べ回って何とか進展。
そして終盤で選択画面出たのですが、選択肢がひとつしかないΣ('□'*)
どうやら周回前提で、1周目の運命は決まっているようです。
このお話は、誰かが泣いたお話に比べて背景がより複雑な気がしました。

苦労したと言っても何せワンマップなので、丁寧に探索すればクリアは難しくはないと思います。
もしも詰まった時は、制作サイトさんに攻略情報があります。

綺麗なキャラクターだけではなく、印象に残るお話でした。
3話目……いつか読めるかな。楽しみです。
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銀河特装ライジン

2018年08月25日 20:00

セイナルボンジン【タイトル】 銀河特装ライジン
【制作】 セイナルボンジン たぬ子様

銀河特装ライジン
【ジャンル】 特撮風アクションノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 1時間15分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 74.0MB
【公開日】 2016年7月16日
【プレイver.】 1.00

銀河連邦警察の捜査官であるライジンこと真明寺 轟。
地球を守る任務に就く彼は、ある日故郷の災厄から逃れ地球に辿り着いた
異星の王女パルティアと出会う。
轟は、彼女に秘められた力を狙う武器商人ドルジからパルティア姫を守る為、戦う。


1980年代の特撮番組をオマージュして作られた作品だそう。
地球を守るヒーロー・ライジンと、その助手のアンドロイド・アリエル。
そして遠い惑星から助けを求めてやってきたお姫様・パルティア達の物語。

セイナルボンジンさんの作品は紙芝居ノベルという独特の作風で、
アニメともサウンドノベルとの中間のような感じです。
他の作品をいくつかプレイさせて頂いていて、その面白さは知っていたので今作も期待していました。
いやー、もう期待通り、すごく面白かったです。
王道ヒーローアクションで、胸が熱くなりました。
主人公のヒーローは、その名も真明寺 轟。
もう、特撮ヒーローになる為に生まれてきたような名前じゃありませんか。
人間味があり、ちょっぴり三枚目。でも人としてカッコ良いヒーローに、
愛嬌たっぷりの可愛い助手、そしてヒロインは美しいお姫様。
悪役もイケメンで、その手下は絵に描いたような、時代劇の悪代官のような悪党という。
もう、正義も悪党も全部含めて全部魅力的なのです。
何も凝ったシナリオや斬新な設定なんてなくても面白いものは面白い、
ということを気付かせてくれる作品です。素晴らしい作品でした。

しかし、その面白さも作者さんの力量ありき。
丁寧に作られたらから作品だからこその面白さだと思います。
この作品の為に900枚を超える画像を描かれているそうで、凄まじい。
同じストーリーでも、この努力、そして演出の巧みさと丁寧さが無ければ陳腐になってしまうでしょう。

ヒーローものだから、きっと最後は勝つ!と信じて読んでいたものの、
この先どうなるんだろうとハラハラドキドキしさせられました。
シリアスな展開の中にも、思わず和んでしまうコミカルなシーンもあり。
そして登場人物たちの悲しみや苦悩も丁寧に描かれています。
子供の頃に見た特撮のカッコ良さだけではなく、色々な意味で「戦う」ことの意味を考えさせらます。
読了後のおまけで4コマ漫画も読めるのですが、そちらもコミカルで楽しめました。

変身特撮ヒーローが嫌いな方はそういらっしゃらないかなと思いますし、
ぜひ手に取って頂きたい良作です。
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