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賢者と賢者の贈り物

2019年12月24日 23:58

蛇神の祠【タイトル】 賢者と賢者の贈り物
【制作】 ★Blue Comet(サイト閉鎖) 深嶺ユミア様

賢者と賢者の贈り物
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周10分(トータル12分)程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 173MB
【公開日】 2018年10月30日
【プレイver.】 1.1.0

狐目の探偵シルバーフォックスことマシュー先生と、
その弟子(?)の少年ダニーの二人は見知らぬ屋敷の中で目を覚ます。
確か先生と一緒に依頼主の屋敷に行って、そこで火事に遭ったはずなのに……?
屋敷の謎を解き、二人で脱出しよう。
世界は思ったより優しくないかもしれません。 (作品サイトより引用)


とある館を探索するアドベンチャーゲーム。
作品ページにはプレイ時間20分程度とありますが、10分強でさくっとクリアできました。
探索範囲もさほど広くありませんし、謎解きもごく易しいものです。

マシュー先生とダニーのやり取りがコミカルで、微笑ましく思いつつプレイしていたのですが……
ラストの展開でやられました。
まさか、こんなにホロリとさせられるとは……。
何でしょうね、「世界は思ったより優しくないかもしれません」という紹介文が身に染みます。
苦しいのだけれど、プレイしていて心が清らかになるようでした。
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王家の棺

2019年12月17日 20:42

GAMESOLDIER.net 【タイトル】 王家の棺
【制作】 qbert 戸塚伎一様(代表)(GAMESOLDIER.net

王家の棺【ジャンル】 脱出ゲーム風ノベルゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 1時間程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 156MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年9月13日
【プレイver.】 1.1

ふとしたきっかけでエジプトの地に訪れたアナタは、
呪われし古代王家の謎へと導かれていく……。 (作品ページより引用)


ティラノビルダー製でふりーむ!でブラウザ版、ノベルゲームコレクションではブラウザ・ダウンロード版がプレイ可能。

ふりーむ!の作品ページ→  ノベルゲームコレクションの作品ページ→

昔のファミコンとかにありそうなレトロな雰囲気がたまらない、選択式アドベンチャー。
1983年に開発されたPCゲームという設定らしく、オープニングの演出からレトロゲーの雰囲気バリバリです
ちょっと荒いドット絵で描かれるエジプトの風景も素敵。

ただ、昔のゲームって、選択肢を選んだ時のレスポンスとか、ロード時間が長いとか、
システム面がスムーズでなくてなかなか歯痒いものですが、これはさすがにそこまでは再現されていません。
選択肢はクリックできるので、サクサクとストレスなくプレイできました。

ストーリーも、いきなり福引の大当たりでエジプトに行くことになったり、
そこから更にあり得ない展開になったりと、かなり強引ながら、そこもまたレトロゲーっぽくて良し。
王家の秘宝を捜すという、これぞアドベンチャーの王道!という展開はワクワクしますね。

プレイ前にレビューを拝見して「難易度が高い」という感想があったので覚悟していたのですが、
思ったよりスムーズに進んでクリアできました。
砂漠の探索でちょっと行き詰ったかと思ったものの、一か所行ってない場所があっただけでした。
きちんと探索すれば進んで行けます。
とは言え、その「きちんと探索」がなかなかムズイのかも。
特に方向音痴な方は、簡単にでもメモを取っていくと良さそうです。

ストーリーは大胆でシンプルなのですが、終盤の展開は思いがけないこともあったりで、手に汗握りました。
何度も、何度も断る選択肢を選び続けたのは私だけではないはず。
ゲームの雰囲気も、ストーリーも、ラストの演出も、ちょっぴり大人向けかもしれません。
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繋ギ工芸館

2019年12月16日 21:47

繋ギ工芸館 ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 繋ギ工芸館
【制作】 凡多工房(twitter

繋ギ工芸館
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周1分(トータル5分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 78.2MB(ダウンロード版)
【公開日】 2017年7月29日
【プレイver.】 ?

京都の洋館で起こるサスペンスホラー  (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


不思議なタイトルに惹かれてプレイさせて頂きました。

サスペンスホラーという紹介文から、てっきり真面目でミステリアスなストーリーかと思いきや。
冒頭の主人公の名前で「ん?変わってるな?」と首を傾げる私。
いや、でもそういう名前の人もいるかもなぁ。
と納得しかけた次のシーンで、突如予想外の行動を取る主人公に吹きました。
何だよ、シリアスなミステリーじゃないのかよ!
主人公と、彼が出会う相棒(?)が個性的すぎるのです。

でも、想像していたミステリアスな雰囲気とは違ったものの、どこか奇矯で奇妙な雰囲気が漂ってます。
突如としてギャグをかましてくるのに、単なるギャグとは違う「何か」が潜んでいそうで。
このアンバランスさに、どこかソワソワしてしまうのでした。

途中に選択肢があり、誤ったものを選ぶと即ゲームオーバーでした。
どちらを選ぶべきかは、何となく分かるんですよ。
でも、選んじゃいけない方を選んでしまいたくなるという恐ろしい吸引力がありまして、
いちいち引っ掛かってしまいました。

彼らが入った「繋ギ工芸館」も、ちょっと想像できないような奇妙な場所でした。
あまりに奇妙なので、もし登場人物が普通の人だったら、恐らく場所の滑稽さだけが浮いてしまったでしょう。
ですが、人物も状況に負けず劣らずオカシイので、何か馴染んで凄いことになってる。
シュールというか、あまりにも常識外すぎて頭が付いていけないぞ。

いやぁ、読了後の何とも言えないこの気分。
ああ、紹介文は間違っていなかった。
正直、「何じゃこりゃ?」と思う方もいるかもしれません。
私は、あまりに濃い作品の個性に、ただただ圧倒されて呆然としてしまいました。
5分程で読み終わるボリュームなのに、すごいもの見ちゃったなぁという感じです。
特に台詞のセンスが凄く良いなぁと。テンポ良くて、面白かったです。

こんな作品を思いつく作者さんの頭の中を覗いてみたいです。
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LAST.

2019年12月15日 22:39

re. ノベルゲームコレクションのページ【タイトル】 LAST.
【制作】 pmpm様(twitter

LAST.
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周13分(トータル14分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 134MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年8月31日
【プレイver.】 ?

よく みて えらんで (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)


短編のアドベンチャー。以前プレイさせて頂いた「re.」の作者さんの2作目です。
モノトーンの画面に、色とりどりの美しい花が印象的。

プレイを始めると、いきなり警察官が。
何やら事件があったようですが、詳細は全く分からないまま読み進めることに。
主人公が記憶を辿っていくのに合わせ、読者も真相に近づいていくのです。
途中で選択肢があるものの、実は選べるところは決まっています。
ストーリーが分岐するのは、まさにラストの選択肢ひとつのみでした。

最初は何が何やらよく分からない。
ただ、後半で「もしかして……」と徐々に起こったことが分かってきます。
うーん、これは重い。心にずっしり響きます。
一周しただけでは細かい所まで掴み切れなかったので、もう一度読み直しました。
読み直すと、最初は分からなかったことがはっきり分かり、分かってしまうと更に切ない……。
やるせない結末でした。

クリアすると、最初の画面に変化が現れます。
その変化も、それぞれの結末がどうなったのかを読者に教えてくれるものでした。
シンプルだけど、全てを語らずに読者に想像させるからこそ、心に残りますね。
見せ方がとても上手いです。

以下、ストーリーのネタバレになるので反転させないと見えないようにしておきます。
未プレイの方は、閲覧にご注意下さい。

最後の選択肢で結末が分かれる訳ですが、図鑑を拾う方のラストにはハッとしました。
この結末では、手錠をかけられた手と、新聞記事がタイトル画面に追加されています。
図鑑の中には「まちがえては いけない」「ただしいほうを えらぶんだよ」というメモがあった。
だから、図鑑を拾った彼女は、間違えず、正しい道を選んだんだなぁと。
そう思うとじわりと涙が浮かんできました。
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ゲーム実況者失踪させてみた

2019年12月08日 21:57

部屋の中に死体があった。 ふりーむ!のページ【タイトル】 ゲーム実況者失踪させてみた
【制作】 時計チクタク様(twitter

ゲーム実況者失踪させてみた
【ジャンル】 死者選択型デスゲームアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 7種類
【プレイ時間】 1周20分(トータル55分)程度
【ツール】 RPGツクールMV、VX Ace
【容量】 180MB(ダウンロード版)
【公開日】 2019年6月24日
【プレイver.】 1.03

誰も知らないユーザーが開始したとある生放送。
四人の実況者がプレイするゲームは「デスゲーム」。
クリアしなければ死ぬゲームで誰が生き残るのか。? (readmeより引用)


ツクールMV製で、基本はブラウザプレイ。
ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能です。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

世間で流行りの(?)デスゲームを繰り広げるアドベンチャーゲームです。
と言っても、難しいゲームや駆け引きはありませんでした。
ただ、誰を生き残らせるか――裏を返せば、誰を犠牲にするかを選ぶだけの選択式です。
うん、シンプルだけど重いですね……。

ストーリーは、4人のゲーム実況者が無理矢理デスゲームに参加させられるところから始まります。
序盤で、偶然にも4人中3人が生き残る「鍵」を手に入れてしまった主人公。
自分の他にあと2人生かすことができるが、果たして誰を選ぶのか?という。
悩ましいところですが、そこは敢えて非情に徹してプレイしました。

選ばなかかった人物が「処刑」されていく様子も結構きっちり描かれていて、心にグサッときます。
個性的なキャラクターとあり得ない展開でリアリティは薄いのですが、どの人物も魅力的。
更に、どの人物も「良い人」っぽいので、どの人も助けてあげたくなっちゃうんですよ。
でも、逆に彼らが「処刑」されるシーンを見たい……と思ってしまう自分が居たのも事実です。

エンディングは、これまたシンプルに「誰が生き残るか」によって変わってきます。
それぞれ全く違う展開が用意されているので、結末を見るのが非常に楽しみでした。

エンディングをひとつ迎える度に、7つ目のエンディングへのヒントが開示されていきます。
全ての結末を見るのも、そう手間取ることはないでしょう。

緊迫した展開、そしてあっと思わされる結末。
ほんとにあり得ない展開で現実味は薄いのに、魅せるストーリー展開でした。
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