ミステリー・サスペンス の記事一覧 
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イービルウィッチ

2018年09月10日 20:00

イービルウィッチ ふりーむ!のページ【タイトル】 イービルウィッチ
【制作】 ハコノネコ様 (twitter

イービルウィッチ
【ジャンル】 推理ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 40分程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 81.3MB
【公開日】 2018年8月10日
【プレイver.】 1.01

令嬢・八里千秋は毎晩奇妙な夢をみる。
自分の身体に邪悪なモノが侵入してくる悪夢だ。
ある日、千秋のもとを訪れる旧友・十槍あかね。
あかねは千秋に断言する。
「あなたには入れ替わりの魔法がかけられている。あなたを狙う術者をつきとめないと」
クトゥルフ×推理ゲーム、ここに開幕!! (readmeより引用)


クトゥルフ神話をモチーフにした推理ゲームで、ティラノビルダー製です。
ふりーむ!さんからはダウンロード版がプレイ可能。
その他に、ノベルゲームコレクションにてブラウザ版がプレイ可能です。  ページはこちら→

何となく面白そうだな、と思ってプレイさせて頂きました。
いやー、期待以上に面白かったです。
神様の血を引く能力者、というちょっと厨二な心ときめく設定と、ミステリー。両方大好物なのです。

私はクトゥルフについては「何となくこんなもの」という漠然としたイメージと浅い知識しかないのですが、
そんな人間にも分かり易いよう、序盤で大まかな説明があったりします。
モチーフからしておどろおどろしい昏い雰囲気かと思いきや、登場人物が意外とコミカルで魅力的。
会話に飽きることなく引き込まれました。
ファンタジー要素と堅実なミステリー、そして人物の魅力が相まってとても楽しかったです。

推理に関しては一点、魔女の正体を暴くというファンタジー要素満載のもの。
ですが、とてもベーシックでシンプルな出題で、堅実だなぁという感じです。
きちんと考えればきっと分かるはず、という難易度かと。
ちなみに、私は一発クリアできました。ちょっと嬉しい('-'*)
犯人は2択なので煩雑さはないものの、犯人指摘の根拠が入力形式なので詰まると辛いかもしれません。
推理は失敗するとエンディングが変わるかなぁと思って試したところ、正解するまでループします。

作者さんのtwitterを拝見したところ、続編制作中とのこと。
もう好みにヒットの作品で、「続きがプレイしたい~」と思っていたので、狂喜乱舞しました。
楽しみです。
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この謎には理由(わけ)がある

2018年09月05日 20:00

この謎には理由(わけ)がある ふりーむ!のページ【タイトル】 この謎には理由(わけ)がある
【制作】 kmt様 (Webサイトなし)

この謎には理由(わけ)がある
【ジャンル】 短編ミステリーノベルゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 12分程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 118MB
【公開日】 2017年12月3日
【プレイver.】 1.02

「お隣のアキちゃんが失踪したんです。
ねえ、先輩。彼女はどこに消えてしまったんでしょう?」
放課後の図書室、少女は唐突にそう言った。
突然消えてしまった幼なじみの行方を捜しているというのだ。
問われた少年は眼鏡を押し上げながらこう言った。
「――ひとつ、訊きたいことがある」 (ふりーむ!作品ページより引用)


ライトなミステリー(風)ノベルゲーム、という触書の、選択肢なしノベル作品。

人物の顔はシルエットになっています。
お顔が見えなくても綺麗な絵ですし、画面がすっきりしていて見易かったです。
お隣のアキちゃんの失踪事件について、女子高生と先輩が会話を繰り広げていきます。

※以下、ネタバレというほどではありませんが先入観になりかねないので隠します。
反転させないと見えないようにしていますが、ネタバレなしで楽しみたい方は閲覧にご注意ください。

ふりーむ!さんのレビューにもあるのですが、正直、オチは予想の範囲内。
途中で、これって……まさかこういうことじゃないよね?と嫌な予感がしたんですが、まぁ、その通りでした。
しかし、それにしては会話が不自然だし……と不可解な面もあり、首を傾げつつ読み進めることに。


ただ、失踪事件の真相というオチ意外にも色々と意外なことが判明し、そこは楽しめました。
あまり「推理」という部分に期待しすぎるより、日常ミステリーとして気負わず読むのが正解かもです。
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七つ下がりの雨

2018年08月26日 20:00

言ノ葉迷宮【タイトル】 七つ下がりの雨
【制作】 言ノ葉迷宮 KaTana様

七つ下がりの雨


【ジャンル】 短編推理コミックゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周10分(トータル30分)程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 17.2MB
【公開日】 2013年12月29日(Web公開)
【プレイver.】 2.00

元OLの春見(はるみ)は、縁あって私塾の講師をはじめる。
そんな中、豪雨で交通機関が麻痺し、彼女は三人の塾生とともに取り残される。
塾内でささやかれる不穏な噂。
その当事者が、この中にいる――? (制作サイトより引用)


ミステリー作品を多く制作されている言ノ葉迷宮さんによるコミックゲーム。
コミックゲームとしては第2作目にあたります。
コミックマーケット84で頒布したものを、2013年12月にフリーソフトとして公開されたそうです。

コミPo!というコミック制作ツールで作られた作品。
クリックかエンター、またはマウスのホイールでページを進めていきます。
ストーリーは、塾の講師である春見が、いじめについて探っていくというもの。
言ノ葉迷宮さんの作品らしい良質のミステリーで、すごく面白かったです。

選択肢も多く、最初は全てが霧に包まれたような状況で首を傾げつつプレイしていましたが、
色々な選択肢を試しているうち、徐々に色々なことが見えてきました。
最初はバラバラに見えたピースが、最後で繋がっていくのが快感で楽しかった。
あからさまに「これは何かありそう」という会話から、何気ない会話にまでヒントがあるので、
注意して情報を把握していくべしです。

最初に辿り着いたのは、結末5。これは何も解決できないエンディングです。
恐らく普通にプレイしていると最初はここに辿り着くはず。
一度結末を見ると、それを避けて進むためのヒントを開放できるようになります。
ただ私はちょっと挑戦したい闘志が湧いてきたので、ヒントは使わずにプレイを続けました。

その後は結末4を迎え、更にひとつずつステップアップして、ヒントなしでコンプリートできました。
タイトル画面から、結末一覧→プレイログで各結末の閲覧数も見ることができます。
ちなみに、私は(2,2,2,2,1)でした。なかなか順調なのでは!

途中の一部の謎(ドリンクの選び方)ではどうしてそうなるのか分からなかったんですが、
色々なエンディングを見て疑問が氷解しました。

難しすぎない、でも簡単でもない。きちんと推理して試行錯誤できるミステリーです。
短編ですし大作とまでいかずとも、細かい伏線も含めてよく練られた素晴らしい作品だと思います。
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メタリコ★探偵助手ものがたり。

2018年07月28日 20:00

メタリコ★探偵助手ものがたり。 ふりーむ!のページ【タイトル】 メタリコ★探偵助手ものがたり。
【制作】 愛莉様 (twitter

メタリコ★探偵助手ものがたり。
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 30分程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 11.1MB
【公開日】 2014年10月31日
【プレイver.】 1.1

おバカな探偵助手・リコと、クールな探偵・和哉。
凸凹コンビがお送りする、コミカルな短編アドベンチャー。 (ふりーむ!作品ページより引用)


メタな発言をしまくるリコちゃんと探偵の、推理アドベンチャー。

ゲームや推理もののお約束に突っ込みつつ殺人事件の捜査をしていきます。
内容はコミカルで、イケメン探偵さんとリコちゃんによるボケと突っ込みにクスっと笑えます。
メタ発言もあまりしつこいととうんざりすることもありますが、このゲームは初めからそこを
趣旨にしていますし、やりすぎでない笑える範囲で留まっていたと思います。
全てがコミカルという訳でなく、人物造形やストーリーは丁寧でした。

そして、推理ゲームとしての作りもちゃんとしていて好感が持てます。
探索範囲も広すぎず、犯人もまあまあ分かり易いので、気軽に楽しめました。

エンディングは2種類。推理成功エンドと失敗エンドです。
失敗パターンは、指摘した人物によっ会話の変化あり。

肩肘張らずに推理ゲームを楽しみたいという方、お薦めです。
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太陽がまた輝くとき

2018年07月17日 20:00

セイナルボンジン【タイトル】 太陽がまた輝くとき
【制作】 セイナルボンジン たぬ子様

太陽がまた輝くとき
【ジャンル】 映画風紙芝居ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 35分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 21.9MB
【公開日】 2014年5月2日
【プレイver.】 1.11

久しぶりに帰省する娘のミハルと駅で待ち合わせていた刑事・コガ。
時間を過ぎても現れない娘を捜して駅のトイレへ向かうと、中から甲高い悲鳴が聞こえてきた。
トイレへと飛び込んだコガが見たものは、ナイフで刺されて横たわる愛娘の姿だった……。


第10回 ふりーむ!ゲームコンテスト にて審査員特別賞を受賞された作品です。

テキストと共にコマ送りで絵が変わっていく、紙芝居風のビジュアルノベル。
セイナルボンジンさんの作品をプレイさせて頂くのは3作目ですが、これが処女作です。

熟練の刑事が、愛娘が殺された事件を捜査していくサスペンスノベル。
ただ、事件の黒幕や殺された理由等、ストーリー自体はわりとベタな感じでした。
しかし、そこにプラスして主人公が「少林刑事」と呼ばれる拳法の達人という
ちょっと面白い設定が為されていて、そのB級感がまた良い。
その設定を活かしてのアクションシーンもあり、静と動のメリハリが見事でした。

絵はより新しい作品と比べると少し荒い気もしますが、それもまた味があります。
この作品の為に390枚もイラストを描かれているそうで……凄いですね。

オーソドックスな展開ながら、ストーリーの見せ方が素晴らしかったです。
やっぱり豊富な画像に感情を揺さぶられます。
序盤で凄腕の片鱗を見せつつも、娘に会える喜びでニコニコしているおやっさん。
事件に遭遇し、その表情が苦痛に歪む様やその後の鬼の形相が、見ていて辛かった……。
胸を打たれる悲壮感、手に汗握る緊張感、胸が熱くなる高揚感。
最初から最後までドラマチックで、良質のドラマを観ているように最後まで飽きずに引き込まれました。

ラストでタイトルの「太陽がまた輝くとき」という言葉の意味を噛み締めた時に、思わず涙腺が緩みました。
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