乙女・恋愛(女性向け) の記事一覧 
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たまよりひめ

2020年11月04日 20:00

Classic Pink【タイトル】 たまよりひめ
【制作】 Classic Pink

たまよりひめ
【ジャンル】 和風短編乙女ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【スチル数】 6枚
【プレイ時間】 1周20分(トータル40分)程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 193MB
【公開日】 2020年8月31日
【プレイver.】 2.00

――夢か現か、蜃気楼か。

祖母の家で退屈な夏休みを過ごしていた少女、玉姫(たまき)は
村で変わった容貌の少年のソウシと出会う。
そして短い夏の間に交わした約束を果たすため、少女は再び村へ訪れる。

真夏の思い出の結末は。 (作品ページより引用)


ティラノスプリクト製のノベルゲームで、ふりーむ!とノベルゲームコレクションにて公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→ ノベルゲームコレクションの作品ページ→

和風のタイトルと可愛いキャラクターが魅力的。
特に、ヒロイン玉姫の衣装が巫女さんっぽくて好きです。
お相手のソウシは何とフルボイス付き。

プレイを始めると物悲しい音楽が流れてきて、悲しいストーリーなのかな?と想像が膨らみます。
ふわりとした絵柄から勝手にほのぼの系の物語を想像していたので、ちょっと意外でした。

おばあちゃんの家のある田舎で出会った不思議な少年ソウシとの物語。
子供時代と大人になってからのキャラクター対比が面白いです。
成長して大人びているけど、きちんと面影を留めていて上手いなぁと思いました。

最後には究極の(?)選択を迫られるのですが、何だかどちらを選んでも辛い展開でした。
しかしこの物語、乙女ゲーではあるものの恋愛描写は薄いように思えます。
「たまよりひめ」のエンドでは、そんな選択ができる程、いつの間に想いを深めたのだろう?と。
これは愛?それとも呪縛なのでしょうか?

以下、これは言うと野暮かなと思いつつ、思わずにいられないことなのですが。
少々ネタバレになるので、反転しないと見えないようにしておきます。

異世界トリップものでよく書いているんですが、こういうの、残された人たちが可哀相(・ω・`)
玉姫一家は幸せな家族として描かれていたのに、恐らくその幸せは滅茶苦茶になったでしょう。
いっそ天涯孤独だとか、都合の良い設定にして欲しかったと思ってしまいます……。
その犠牲に目を瞑る程の覚悟や彼への愛が納得できるだけの描写がなかったように感じるので、
そこは惜しいなぁと思いました。


でも、後書きのエピソードでその辺りの悲哀も示唆されているので、
そこも意図された上で、哀愁ある物語として書かれているのかなとも思います。
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ルグレ

2020年10月24日 20:08

half【タイトル】 ルグレ
【制作】 half はる助様

ルグレ
【ジャンル】 ハロウィンもどきの捜索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【スチル数】 1枚(差分あり)
【プレイ時間】 1周6分(トータル31分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 18.0MB
【公開日】 2012年10月21日
【プレイver.】 1.01

森の奥の古びた屋敷に住むマルクス博士と主人公。
主人公は里帰りをするために数週間館を空けるが、
帰って来た時には、屋敷から博士の姿が消えていた……。 (制作サイトより引用)


主人公ミーナ(名前変更可)が、いなくなった博士の手掛かりを探して屋敷の中を探索するゲーム。
探索した箇所により、エンディングが変わります。

ハロウィン風ゲームとのことですが、ミーナの服装(魔女の帽子が可愛い!)以外は
あまりハロウィンさはなかったです。
帽子だけでなく、ミーナちゃんの髪色がすごく好きでした。

探索箇所はそこまで膨大でもないのですが、意外と難しかったです。
何度やってもノーマルエンドになってしまう(・ω・`)
ED2だけは自力到達したものの、残りは分からずヒントを拝見してしまいました。
ゲーム内のEXTRAの中からヒントが見られるようになっています。
(ただ、ヒントに間違いがあるとのこと。制作サイトの作品ページをご参照下さいね)

それにしても、一見微笑ましく見えるけど、この2人何かありそう……とは思っていたのですが。
EXTRAのおまけ拝見して、なるほどね、と思いました。
ちょっと闇を含んだお話です。
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エレメンタルクッキング

2020年10月23日 21:44

half【タイトル】 エレメンタルクッキング
【制作】 half はる助様

エレメンタルクッキング
【ジャンル】 ツンデレを弄ぶエセハロウィンゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 8種類
【スチル数】 8枚
【プレイ時間】 1周8分(トータル46分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 17.1MB
【公開日】 2011年10月27日
【プレイver.】 1.01

ハロウィン乙女ゲーム。
魔女&吸血鬼の組み合わせは同作者さんの「とんがり帽子の魔女ミコラ」でもありましたが、
良い組み合わせです。

乙女ゲーと言っても、この2人、まだ(?)ラブラブな関係ではありません。
ただストーリーを進めるとお互いがどう思っているのかが垣間見え、その微妙な距離感が良かったです。

ゲーム前半は会話パート、後半で料理パートとなり、作った料理次第でエンディングが分岐します。
料理は材料・調理器具・調理法を選び、デザートとメイン、スープを作るというもの。
最初はどうすれば良いかよく分からず、ことごとく失敗しました。
ただ、何度かやっていると「あー、こういうことね」とコツが掴めてきます。
新しい料理が出来ると嬉しいよ('-'*)

エンディングは8つあり、自力で7つまではクリア。
エンディング7だけがどうしても埋まらず、制作サイトさんの攻略を拝見しました。
最後に見たエンディングはちょっと異色で、ちょっぴりゾクっとしましたよ。
自力コンプを目指すとそれなりに時間はかかりますが、1周10分弱でプレイできます。
9年前のリリースと少し旧作ながら、今でも楽しめる作品でした。
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わたしが世界を救った日

2020年01月08日 20:57

ここ。【タイトル】 わたしが世界を救った日
【制作】 ここ。 ねこいち様

わたしが世界を救った日
【ジャンル】 ノーマル恋愛アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 8種類
【スチル数】 14枚
【プレイ時間】 1周37分(トータル2時間)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 61.0MB
【公開日】 2012年7月19日
【プレイver.】 1.0

いつも通りの金曜日、買い物を終えた主人公は帰りを急いでいた。
近道を抜けようとしたとき、突如として車のクラクションが鳴り響く。
衝撃のあと、意識を失った主人公。
目覚めると見知らぬ部屋で、傍には自分を覗き込む白い翼を持つ男がいた。
彼は、主人公が世界を救う伝説の勇者であり、この世界に召喚されたのだと告げる。


プレイ後、記事を下書きした時点では制作サイトさんも作品ページも見られたのですが、
ちょっと見ぬ間にサイトが消滅していました。閉鎖なら残念。

ただ、現在もVectorで作品はダウンロードできるようです。
記事の作品タイトルからVectorへリンクさせて頂いています。

※サイト復帰なさっていました。コメントで教えて下さった方、ありがとうございます。

おお、これはよくある異世界召喚もの……!
好きなジャンルなので、嬉々としてプレイさせて頂きました。
しかし、主人公が召喚された世界は、どうやら危機に陥っているようです。
壮大なファンタジーというよりは、追い詰められて先細っている感が感じられました。

乙女ゲーなので、出てくる登場人物はほぼ男性。
個人的には、真面目なイケメンのレグさんが好きでした。
ただ、ちょっと少年キャラなトアさんが一番面白い。美味しいキャラです。
ちょっとミステリアスな黒い翼のクロウも気になるキャラでした。

かなりオーソドックスな異世界乙女ゲーだなぁと楽しませて頂いていたのですが、
終盤でガラリと様相が変わります。
知らされた真相にかなり……かなりビックリしてしまいました。
いやー、これはやられましたね。
恋愛云々より、ストーリーが個性的かつ衝撃的で忘れられません。

後から振り返るとかなり露骨な伏線もあるので、何で気付かなかったんだ自分!と思いましたが、
よくよく考えると、こんなこと思いつかないよなぁ……。
ストーリーを考えた作者さん、すごいと思います。
2012年制作という今となってはかなりの旧作ですが、今プレイしても十分に面白い、プレイし応えのある作品です。

制作サイトさんに攻略ヒントがあったのですが、現在は見られません。
以下に、攻略情報を掲載しています。
反転させないと見えないようにはしていますが、ネタバレなので閲覧にはご注意下さい。
[わたしが世界を救った日]のヒント・攻略を見る
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とあるクリスマスの伝承

2019年12月22日 22:03

暇人専門店【タイトル】 とあるクリスマスの伝承
【制作】 暇人専門店 えんどう豆様

とあるクリスマスの伝承
【ジャンル】 短編乙女ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周30分(トータル2時間半)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 55.5MB
【公開日】 2018年12月26日
【プレイver.】 1.05

クリスマスまであと4日。
『恋人のできたことのない男女がツリーの飾りつけを行う』という村の風習により、
飾りつけをすることになったアナタ。
ツリーに飾る装飾品を集めたり、村の人たちの交流したりして過ごしましょう。
(制作サイトより引用)


村のツリーの飾りつけを任された処女が、飾りを集めるゲーム……
と思いきや、ツリーなんぞそっちのけで恋愛に突っ走れる乙女ゲーです。

メインキャラ達は、「アルコール」「モルヒネ」「カフェイン」「アドレナリン」と、特徴的な名前になっています。
何故その名前なのかは、話しているとおのずと分かる感じ。
実はアドレナリンは女性のようで、てっきり男性だと思い込んでいたのでこのゲーム一番の驚きでした。

どの人物も心に重荷を背負っていて、上手く仲良くなると打ち明けてくれます。
どの彼とのエンディングも希望に満ちて微笑ましくて、甲乙つけがたく良かったです。
最終日の展開では、他の人と仲良くする主人公ちゃんにちょっと嫉妬してくれるのも萌えでした。

基本的には、好きな相手を追いかけていればルートに入る感じ。
ただ、朝・昼・夜と時間の経過があり、所定の位置に居たり居なかったりするので、村中走り回りました。
上手く行かない方は、制作サイトさんに攻略が掲載されているので安心です。

モブキャラの台詞もひとつひとつ凝っていて、話しかけるのが楽しかったですね。
BGMも美しくて聞き惚れましたし、村のグラフィックも綺麗です。
久々の王道な乙女ゲー、堪能させて頂きました。
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