乙女・恋愛(女性向け) の記事一覧 
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こうはいががんばるとロクなことにならない!

2018年07月16日 20:00

COCOON【タイトル】 こうはいががんばるとロクなことにならない!
【制作】 COCOON 八色いんこ様

こうはいががんばるとロクなことにならない!【ジャンル】 女性向けノーマル恋愛ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 9種類
【スチル数】 10枚
【プレイ時間】 1周8分(トータル40分)程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 16.4MB
【公開日】 2015年5月12日
【プレイver.】 1.10

優秀な主人公(先輩)は、仕事が出来ない後輩の指導に頭を悩ませながらも
日々真面目に働いていました。
そんなある日、後輩にとある秘密を知られてしまいます。
強気になった後輩から負けた方が相手の言う事を聞くと言うゲームを
半ば強制的に持ちかけられ、それに挑みますが……? (ふりーむ!作品ページより引用)


カードを使ったミニゲームが楽しめる、コメディタッチの乙女ゲー。
サラリーマンの2人が主人公……と思いきや、さすがはCOCOONさんと言うべきか。
意外な楽しい設定でした。素敵すぎる!

カードは、天使・悪魔・人間の3種類を使ったもの。
出す回数に制限がないので、要するにカード式のじゃんけんです。
ターン制、更に4枚制(全てに勝つカードが1枚ある)等の方式だったら、
ゲームとしては更に面白かっただろうなーと思いました。
ですが、そうなると思う結果を出すのが難しくコンプリートするのが大変になるので、
あくまで乙女ゲー作品だと考えるとこれはこれで良かったかな。

そしてこの勝負、後輩くんはわりと理不尽な条件を突き付けてきます。
そんなのアリかーい!と思いました。
弱みがあるとは言え、受けて立つ先輩かっこいい。
しかし、セーブ&ロードを駆使すれば思った結果を出すのは簡単です。
ただ、最初は運に任せてみるのも一興かと。
1周目クリア後は、EXITRAのEVENTLISTにて、自分がどのエンドに辿り着いたのか、
そして他のエンドに辿り着くにはどうすれば良いのか分かるという親切設計。
これ、シンプルだけど一目瞭然で、本当に分かり易くてありがたい仕様です。

また、1周目クリア後にはある所でチートアイテムが貰えて使えるようになるので、
それを使うと2周目以降は攻略が楽になります。
実は、ここで過去作のあるキャラがゲスト出演……!懐かしくて小躍りしてしまいました。
他にも、ストーリー中にさりげなく出演している過去作キャラも居たりします。

ミニゲームをさっくり楽しみつつも、、前述のようにやっぱりこの作品の本筋は乙女ゲー。
堅物の先輩と、ノリの良い後輩のやり取りが面白かったです。
COCOONさんの作品はコメディタッチに見えても、ちょっとした仕草や台詞で
きちんと乙女ゲーとして萌えのツボを突いてくるんですよね。
今回も“残念ながら全年齢”(制作サイトの紹介ページの一文です)向けの範疇で
恋愛未満の2人でしたが、心を鷲掴みにされてキュンとしました。
後輩も良いキャラでしたが、それ以上に先輩の様子が可愛くて。
もっとこの2人のストーリーを見ていたいなぁ……と心底思いました。
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はじまりのエターナル

2018年07月13日 20:00

BabyClan【タイトル】 はじまりのエターナル
【制作】 BabyClan マリモ様

はじまりのエターナル【ジャンル】 短編ノベルゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 10分程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 27.4MB
【公開日】 2017年4月19日
【プレイver.】 1.00

異世界トリップで出会った2人。
ついにお別れの日がやってきて…… (ふりーむ!作品ページより引用)


10分程度で読める、一本道のコメディファンタジーゲームです。
女性向けですが、糖度は控えめ。
エイプリルフール作品として制作されたようです。

私、その辺をあまり意識せず「綺麗だなぁ……」と見た目に惹かれてプレイしました。
元々他の作品をプレイさせて頂いて、好きな作者さんだったというのもあります。
パステルカラーの美しい色合い。無機質な研究所なのに、どこか柔らかくて暖かい感じがします。
異世界トリップというと、現代の女の子がファンタジー世界へgo!という展開が殆どかと思いますが、
この作品は、異世界ファンタジーの女の子が現代に迷い込んできたという珍しい設定。
そして更に物語は意外なシーンからスタートします。

が、しかし!
“コメディ”と銘打つだけあり、内容はなかなかアレです。アレ。
ぽかんとしたその後、笑い転げました。
事前に心構えが無かった分、尚更です。

ストーリーはどちらかというと真面目(?)な気がするんですが、キャラクターが個性的。
特にあるお方は……一目見た時から目を奪われてしまい、忘れられません。
まぁ、後からよく見るとふりーむ!さんの作品紹介ページにもばばーんと登場されているのですが、
前述のようにあまりじっくり見ずにやったので。
また、他の方々もすごく美麗で見惚れた……のに、皆お顔以上にキャラが濃いです。
クリア後に見られるおまけ部屋での解説は、想像を超えた設定でこれまたのけぞりました。
なんて話だ……!
色々書いておいて何ですが、これからプレイする方はあまり前知識なくやった方が面白いと思います。

しかし、その個性に圧倒されはしたものの、所々ちゃんと乙女ゲーしてるな!と。
続編もあるかもしれないとのことで、楽しみにしています。
きちんと主人公2人のストーリーを見たいというのももちろんありますが、
心奪われたあの方との再会も……楽しみなのです( ̄¬ ̄*)
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現の夢幻

2018年07月03日 20:00

有限の遑【タイトル】 現の夢幻
【制作】 有限の遑 皐月の夢様

現の夢幻
【ジャンル】 女性向け恋愛ADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 9種類
【スチル数】 19枚
【プレイ時間】 1周1時間(トータル3時間)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 41.9MB
【公開日】 2016年4月29日
【プレイver.】 1.01


主人公である鈴広かなめ(名前変更可能)は、大学二年生。
かなめは明晰夢を見る事ができ、毎晩夢の中で亡くなった祖母と会うのを楽しみにしている。
同じ大学の友人である土屋真陽(つちやまさひ)と共に、それなりに充実した大学生活を送っていた。
そんなある日、かなめは夢の中で夢魔と名乗る男、イスカと出会う。
イスカによって連れて行かれた夢の世界は様々な物があり、本当に夢のような世界だった。
そこで出会う事になる青年、柏葉一颯(かしわばいぶき)は寡黙で謎の多い青年。
そうして一緒に夢世界で過ごすうちにイスカに気に入られ、夢に閉じ込められてしまったかなめ。
彼女は夢から目覚め、現実を生きる事は出来るのか。 (ふりーむ!作品ページより引用)


第12回 ふりーむ!ゲームコンテスト 乙女ゲーム部門で金賞を受賞された作品です。

夢の世界を舞台にした乙女ゲーム。
そんなストーリーなだけに、主人公のかなめは眠るのが大好きという女子大生です。
私も睡眠をこよなく愛していますし、大好きな祖母を亡くしているという経験も共通していまして。
私、乙女ゲーの主人公と自分とはかけ離れていると感じることが多いのですが、
かなめに関してはその2点で、同じだ……!と共感しまくりでした。

眠るのが好き、と聞くと寝てばかりのぐうたらなイメージが浮かびがち。
しかし、かなめは快適に眠れる寝具を開発するという夢を持って頑張っているのです。
そこもユニークというか、着眼点が渋いなぁと思いました。
理系なら、睡眠の研究をしたいいう方向性もありそうなのに。
睡眠のメカニズムとかあまり興味なくて、本当に「寝ること」自体が好きなんでしょうね。
また、彼女には「明晰夢を見る」という特技があり、そこがキーポイントになってきます。
明晰夢は私も見たことがありますが、夢をコントロールするにはかなりの精神力が必要でした。
かなめは、それを苦労なくいともあっさりとやってのける能力を持っています。すごい。
そんな能力があったら、普通の人以上に寝るのが好きになるのも頷けます。

そんなかなめと、夢の中を一緒に冒険する男性陣(攻略対象)は3人。
大学の友達である真陽、夢の世界で出会う夢魔のイスカ、そして謎の青年、一颯。

真陽は、登場シーンではごく普通の大学生とだなぁと平凡さを感じていたのですが、
正統派のヒーロータイプで、終わってみればこの方が一番好きでした。
かなめを庇って助けるシーンとかカッコ良すぎる……!
ストーリーも、思いがけないコミカルなシーンがあって面白かったです。
しかし、好きだったのは終盤のシリアスな展開。どうなるのかとドキドキしつつ読めました。
彼とのハッピーエンドは、ほっこりして一番好きです。
ただし、その分バッドエンドは悲惨で震えました。えぇ……ここまで悪化するの、と。

イスカは、かなめを夢の世界に閉じ込める夢魔。
ゲームの説明にもあるようにセクシーでちょっとエロティックなキャラを想像していたのに。
していたのに……!どうだったのかはゲームをプレイしてのお楽しみということで。
この方は個人的に好きなタイプでなかったです。
ただ、色々な意味で意外性があって面白いキャラクターだなと。
ハッピーエンドでは、幸せそうで良かったです。
バッドエンドは……居心地が悪い展開でしたが、意外性があって面白くもありました。

一颯は、前半で一度登場するので「ああ、この人も攻略対象なんだろうな」とは思うものの、
それ以降他のキャラのルートに一切登場しないので、かなり謎の人物でした。
こんなところで何してるのだろう、と。
少し無愛想でミステリアスなタイプ。見た目は一番好みかも。
ただ、彼はかなめと過ごす時間が短いのもあり、恋に落ちる過程にやや感情移入しにくかったです。
この方とのエンディングに関しては、ハッピーと同じくらいノーマルも好きでした。
希望の光がさっと射したように感じられる、未来への期待感をもたらす終わり方だと思います。

夢の世界というを活かして、現代が舞台でありながら、ファンタジーっぽい要素や
とんでもないシチュエーションも織り交ざっていて、両方の良さが味わえた面白い作品でした。
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一翼のアリス

2018年06月30日 19:31

有限の遑【タイトル】 一翼のアリス
【制作】 有限の遑 皐月の夢様

一翼のアリス
【ジャンル】 女性向け恋愛ADV
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 12種類
【スチル数】 25枚
【プレイ時間】 1周2時間(トータル6時間35分)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 68.1MB
【公開日】 2016年1月6日
【プレイver.】 1.21

普通の女子高生生活をしていた衣純/イスミ(名前変更可能)の前に、
白髪の青年、マシロが現れる。
「迎えに来たよ」と言うマシロによって、衣純は不思議な世界に連れ込まれてしまう。
そこはトランプの国、ハートの国と言うらしく、魔物や妖精など、
不思議な生物が存在する異世界だった。
衣純はハート国で帽子屋のユリオス、チェシャ猫のカミオと出会う。
ハートの国の女王と会った衣純は、彼女に言われる。
「この国を救って下さい。そうすれば、あなたを元の世界に帰しましょう」
ハートの国の救世主という一翼を担うことになった衣純。
滅亡しかけたハートの国を救うため、そして元の世界に帰るため、衣純は彼とともに旅に出る。
(ふりーむ!作品ページより引用)


タイトルの通り、不思議の国のアリスをモチーフにした乙女ゲームです。

いやー、心底好き!と思えてのめり込む乙女ゲームに出会えました。

私、「不思議の国のアリス」の原作は読んだことがないのですが、
小さい頃に読んだアリスの絵本が怖くて、今でもアリスと聞くと軽い嫌悪感を覚えます。
そんなプレイ前のマイナスイメージからの大逆転でした。
プレイ時間もかなり長いものの、飽きる事なく、長さを感じずにプレイできました。

この作品が好きな理由として、

・ 乙女ゲーかどうかを問わず、冒険ものが好き
・ ファンタジーが舞台の乙女ゲーが好き
・ 主人公がピンチに陥ったところを助けてくれる展開のある乙女ゲーが好き

と、好みのツボを突かれる要素がたくさん。
また、シナリオの展開や台詞回しが絶妙で、後半の盛り上がりでぐっと心を掴まれました。

物語は典型的な異世界トリップもの。
主人公の衣純が、白兎のマシロにハートの国へ連れてこられるところから始まります。
しかしこのマシロ、見るからにヤンデレ系でして。
私はヤンデレがあまり好きじゃないので、「うわー、この人怖い」と序盤は警戒しまくりでした。
また、そのマシロとは悪友というか犬猿の仲の、チェシャ猫カミオ。
そして帽子屋のユリオスと出会う事になります。
キャラクターの傾向として、マシロは一人ヤンデレ担当として異彩を放っており、
カミオとユリオスが飄々として軽い系で、この2人は少々似ている気も。
ただストーリーを進めて行くほどに違いは出てくるかと思います。

プレイしていると、図らずも最初にマシロルートに突入。
上記のようにこの方に対しては警戒心を感じつつプレイしていました。
序盤は確かに一方的な思い込みを見せるマシロですが、衣純と接するうちに変化が現れます。
ハッピーエンドのルートでは、序盤がそういう人なだけにクライマックスの展開には感動しました。
その辺りのストーリーの見せ方、本当に上手いと思います。
ただし、バッドエンドのひとつでは、ヤンデレ好きさんの期待に漏れず彼の本領が発揮されており……。
やっぱり来たか!と思いましたが、何となく怖さより切なさを感じました。

カミオは、一見気まぐれでチャラい人物に見えますが、接してみると意外な面が見えてくるのが魅力。
ただ、マシロとは違うとはいえ彼も大切なものがハッキリしているキャラクターで。
後半では、そこをキーポイントにした展開が魅せ場となっています。
カミオはハッピーエンド目指したのにノーマルへ辿り着いてしまったキャラだったのですが、
バッド2の展開には衝撃を受けました。え、何それ!?それじゃ衣純の決心は何だったの!?と。
想定外の驚きを感じたという点では良いものの、一番納得いかないエンドでした。

ユリオスは、最初から最後まであまり印象としては変わらないキャラです。
年齢が他のキャラより高く保護者的な存在なのですが、かと言って大人びている訳ではなく。
飄々としていて不真面目な感じでしょうか。
彼の場合、ラストでの台詞回しが本当に素敵でした。
この方はハッピーエンドもノーマルエンドもどちらの展開も大好きです。
その分バッドエンドのひとつはすごく悲惨で……ある意味死ぬより辛いかもと思ってしまった。
ただ、これはこれでお好きな方もいると思われます。
クライマックスの展開はどのキャラも素敵すぎて、クリア後もその辺りだけを何度も見返したのですが、
読み返した回数はユリオスが一番多いです。

ストーリーの骨格として、面倒なことは避けがちで立ち向かうことがなかった衣純が、
徐々に「変わりたい」と願い、、勇気を振り絞っていく成長も描かれています。
最終的に現実世界へ戻る結末も用意されているのですが、この世界での経験が無駄にはならず、
良い影響(と、趣味)を与えているのは救いのように思えました。

それから、この辺にはあまり触れない方が良いとは思うものの、思わずにはいられないこと。
以前に別の異世界トリップものの作品でも書いたことがあるのですが、
女子高生が異世界に飛ばされてそのまま残るという展開についてです。
残された家族や友達のことを思うと気が重いです。めちゃくちゃ心配するだろうに(・ω・`)
ただ、前述の別作品では主人公がわりと軽いノリで異世界に残ったので心底そう思ったのですが、
今作では衣純がそこを分かった上で悩んで決断を下していることと、
現世界に戻るルートで、連れ去られた時点から時間が経っていなかったこと。
その2点では受け入れやすかったかもしれません。
もういっそ、天涯孤独という都合の良い設定にして欲しいと思わなくもないですが……
この作品の場合は、衣純は現世界に帰りたいと強く願っている点も肝になっているのですよね。
その点では「現世界に大切なものがある」のは必然ではあります。
フィクションでそこまで考えなくてもと我ながら思うのですが、どうしても引っ掛かってしまい
諸手を上げて喜べないので、異世界トリップ作品は毎回複雑な気持ちです。
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灰だらけは恋をする

2018年06月21日 20:00

有限の遑【タイトル】 灰だらけは恋をする
【制作】 有限の遑 皐月の夢様

 灰だらけは恋をする
【ジャンル】 女性向け恋愛ADV
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 12種類
【スチル数】 19枚
【プレイ時間】 1周1時間(トータル2時間半)程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 32.5MB
【公開日】 2014年4月8日
【プレイver.】 1.02

8年前に両親を亡くした主人公は、新しい母親と姉2人、兄1人と暮らしていました。
その新しい家族は意地悪で、主人公は灰だらけになって働きます。
そんなある日、お城で行われる舞踏会への招待状が届きます。
主人公はその舞踏会に参加したいと思いましたが、着ていくドレスがありません。
困った主人公の前に現れたのは変わった魔法使い。
魔法でドレスを作ってもらったおかげで主人公はパーティに参加できました。
そして王子様と出会えてめでたしめでたし・・・なんて、物語のように上手くはいきません。
主人公はある事件に巻き込まれてしまうのです。
それを乗り越え、HAPPY ENDを迎えることはできるのでしょうか? (制作サイトより引用)


第10回 ふりーむ!ゲームコンテスト 恋愛アドベンチャー部門で金賞を受賞された作品です。

タイトルから想像できる通り、「シンデレラ」をモチーフにした乙女ゲーム。
ファンタジーが舞台でサスペンスな展開が好きな方には、特にお薦めできる作品です。
ただし、展開によっては血生臭いシーンもありますのでご注意を。

シンデレラと同じく、ちょっと意地悪で高圧的な継母や義姉妹たちと暮らす主人公。
なのですが、原作のように不遇に耐え忍ぶだけの少女ではありません。
たとえ自分ひとりに押し付けられようとも、家事は自分がやるべき仕事だと納得している。
また、おかしいと思ったら意見は口にするし、自らの希望はきちんと伝える。
その上で否定されたり却下されて初めて、ダメなら仕方ないと一歩引く子なのです。
例え嫌な人物でも、それが自分の家族なのだと彼女たちのありのままを受け止めいて、
理不尽にも思えますが、不憫さ以上に意識の高さに尊敬の念を覚えました。
逆に言えば人の悪意を感じにくい(鈍感)という面もあるのですが。
それを置いても、やっぱり良い子過ぎるよ……!

そんな彼女が出会うお相手は3人。
原作には居ない義兄、そして王子様、謎の魔法使いです。
プレイ前は「シンデレラなら王子様でしょ!」と思っていたのですが、他の2人も良かった。
シンデレラとは思えないきな臭い展開や意外性もあって、どのルートも楽しめました。

義兄アベルはお城で主人公を守ってくれるシーンがあり、その辺り好きでした。
ちょっと家での不甲斐なさというか、継母たちの仕打ちにノーリアクションな姿勢は
どうなの?という複雑な思いもあるのですが……。
ただ、この方はそういうカッコ悪さも含めてのキャラクター造形が良かったと思います。

そして一番期待していた王子様のクロヴィス。
街中での出会いのシーンは、キター!という展開でときめきます。
ただ、出会いからの日数が短いのもあり、恋に落ちる展開はやや性急に感じました。
キャラクターに意外性はあるのですが、他の2人のキャラが立ちすぎていて霞んでいた感も。
でも、やっぱり王子様と恋に落ちる展開は憧れですし、魅せ場のダンスシーンはすごく素敵でした。

また、魔法使いのルシアンは正体が最後までよく分からないミステリアスさが魅力です。
この方が恐らく一番複雑な事情を抱えており、主人公との関係に悩む姿が印象的でした。

どの方を選ぶにしろ、バッドエンドは結構ツライ。
その分、ハッピーエンドは幸せになって欲しいと心底思わされました。

攻略については制作サイトさんに情報あり。
基本的には攻略したいキャラを追っていき、選択肢を外すとバッドに逸れる感じです。
クリア後は、画廊でエンディングリストやスチルが見られます。
コンプリートするとおまけのスチルもあり。眺めてニヤニヤできるスチルで、堪能させて頂きました。
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