ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.

2010年01月26日 21:40

可算階段【タイトル】 ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.
【制作】 可算階段 板村唯様

ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.
【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 5分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 3.34MB
【公開日】 2010年1月22日

ある曇り空の日、僕と彼女たちのささやかな交流。
(コンテストページより引用)


Fantasistaの横顔(サイト閉鎖)・二位俊哉さん主催の第二回One dot contestに
応募された作品(No.10)。

ちなみに、審査期間が過ぎるとコンテストページでのダウンロードはできなくなります。
その後公開されるかどうかは制作者さんの意思に委ねられ、公開される場合も
最低1ヶ月のクール期間が設けられるので、興味ある作品がございましたら、
この期間にダウンロードしておくことをお勧め致します。

コンテスト終了しました。

現在、この作品は加筆されて「サイノネウタ ~What a Colorful World.」という
タイトルで公開されています。
上記タイトルからそちらのダウンロードページ(Vector)へリンクを張っています。

コンテストの制約に対して「これでどうだ!」と挑みかかるような意欲作。
コンテスト応募作の中で、かなり異質な存在感を放っていたと思います。
HINTファイルの存在がなければ、「ん、なんだこりゃ?」で終わっていた可能性も……。

同梱のHINTファイルを見て、そういうことかと思い何度か読み直すこととなりました。
こういう個性的な作品は好感が持てるんですが、ゲームとして面白いと感じたかと
問われれば、私にとっては微妙だったと言わざるを得ません。
とはいえ、何度も読んで理解したくなるだけの吸引力があったことは確かですね。
合う人にとっては一番面白い、合わない人にとっては一番つまらないと感じるタイプの
作品ではないでしょうか。

ちなみに作品の解釈については、コンテスト応募者のおひとりでもある「雲上四季」の
秋山真琴さんが考察されています(第2回 One dot contestエントリー作品をプレイしました)。
色々細かいところまで考えられていて、感心させられてしまいました。

私が読んで思ったのはもっとお粗末なものですが、簡潔に書いてみたいと思います。
まず、灰色の髪の少女と坂崎瞳以外は、自分の姿が映るものを通して描かれています。
中庭の宝田先輩は微妙な線ですが、「池がある」という記述がそれに該当するんじゃないかなと。
また、坂崎瞳の場合は「所作が主人公と同じ」という点が怪しいです。
出会った場所が踊り場や廊下の角ということで鏡や窓という可能性がなきにしもあらず?強引ですが。
そして、唯一主人公と容姿が一致しない灰色の髪の少女なんですが、彼女だけは出会った時に
主人公が無視しているという特徴もあります。
主人公は周囲を灰色の世界としてしか認識していませんので、この少女も「周りの世界」、つまり
自分でないものとして映っているのではないかと思いました。
そう考えると、灰色の少女以外全てが主人公自身なんじゃ?というのが結論です。
でも、上記でご紹介させて頂いた秋山さんの考察のほうが正しいように思えます。
私もさも考察した風味に書いていますが、実はあんまり深くは考えていません。
というか、つまるところこれ以上分かりません/(^o^)\たすけて



最後に、参考のため第二回 One dot contestの応募要項を転載しておきます。

コンテスト応募作品は、以下の制約の元で制作されています。

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

ちなみに第二回のテーマは、
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら

五つの中から一つの選択方式、だそうです。
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彼らの苦悩

2010年01月25日 19:24

NO SITE【タイトル】 彼らの苦悩
【制作】 七色様(WEBサイトなし)

彼らの苦悩
【ジャンル】 短編サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 5分程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 16.2MB
【公開日】 2010年1月22日

人は皆、何かしら悩みを持っている。しかしそれは、人に限ったことではない……
(コンテストページより引用)


Fantasistaの横顔(サイト閉鎖)・二位俊哉さん主催の第二回One dot contestに応募された作品。
1月31日までは、上記コンテストページでダウンロードできていました(作品No.4)。

ちなみに、審査期間が過ぎるとコンテストページでのダウンロードはできなくなります。
その後公開されるかどうかは制作者さんの意思に委ねられ、公開される場合も
最低1ヶ月のクール期間が設けられるので、興味ある作品がございましたら、
この期間にダウンロードしておくことをお勧め致します。

コンテスト終了しました。
特にこちらの作品は制作者さんのWEBサイトが非公開なので、コンテスト終了後に
公開される可能性が低いと思います。

この作品は、先入観なく読んだ方が面白いと思います。
何だかジャンル分けとかも先入観になりそうなので、コンテストが終わるまではとりあえず
その他カテゴリーに入れておくことに。
感想も、出来ればプレイ後に読まれた方がいいかもしれません。



地球の夜明けから始まる、壮大なストーリーかと思いきや。キャラの脱力感に萌えました。
全コンテスト作品中、キャラの可愛さは随一かも……とか言ったら、他の作者さんが
怒ってしまいそうな脱力っぷりですが(笑)
あのキャラなのに顔色(?)が微妙に変わったりと、表情豊かなのも何気に楽しかったです。
短くあっさり終わってしまいますけど、何か「お前はそれでいいんだ!」と
励まされたような妙にすっきりした気持ちになれました。



最後に、参考のため第二回 One dot contestの応募要項を転載しておきます。

コンテスト応募作品は、以下の制約の元で制作されています。

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

ちなみに第二回のテーマは、
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら

五つの中から一つの選択方式、だそうです。
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ランチ・アワー

2010年01月24日 18:57

ミニポテト【タイトル】 ランチ・アワー
【制作】 ミニポテト(WEBサイトなし) まとら様

ランチ・アワー
【ジャンル】 短編サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 10分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 12.0MB
【公開日】 2010年1月22日

とある私立高校のランチタイム。
少女たちの楽し気なお喋りに、少しの間だけ聞き耳を立ててみませんか?
(コンテストページより引用)



Fantasistaの横顔(注・18禁)・二位俊哉さん主催の第二回One dot contestに
応募された作品。
1月31日までは、上記コンテストページでダウンロードできます(作品No.8)。

ちなみに、審査期間が過ぎるとコンテストページでのダウンロードはできなくなります。
その後公開されるかどうかは制作者さんの意思に委ねられ、公開される場合も
最低1ヶ月のクール期間が設けられるので、興味ある作品がございましたら
この期間にダウンロードしておくことをお勧め致します。

コンテスト終了しました。
こちらの作品は制作者さんがWEBサイトをお持ちでないので、コンテスト終了後に
公開される可能性が低いと思います。

今回のコンテストではNScripterを使用した作品が多かったんですが、
システム面はデフォルトのままという作品が多かった中、ホイールログ実装や
すっきりしたインターフェイスなどプレイしやすく整えられていて、
始めた瞬間からそういう細かい配慮が目立って感じられました。
ストーリーは、中盤頃から胡散臭い友情話だな~と少々辟易していたのですが、
最後まで読んで驚かされました。なるほど、感じた事はある意味正しかったようです。

こちらの作品は、今回のコンテスト制約のひとつを「双子」でクリアしているのですが、
別に双子だということがストーリー上必須という訳でもないので、そこを他の作品と
比べてしまうとちょっと惜しかった点かもしれません。
ただ、それはあくまでコンテストという括りで見てのこと。
一個の作品としては面白かったです。

気になってお名前で検索してみたのですが、どうやら「うきうき☆ チェリーブロッサム!」
などのゲームを制作された作者さんのようです。
私は残念ながらプレイしたことがないので、今回の作品がこの方らしい作風なのかどうか
分かりませんが、ぜひ以前の作品もやってみたかったと惜しまれます。



最後に、参考のため第二回 One dot contestの応募要項を転載しておきます。

コンテスト応募作品は、以下の制約の元で制作されています。

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

ちなみに第二回のテーマは、
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら

五つの中から一つの選択方式、だそうです。
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おはなし

2010年01月23日 22:25

小麦畑【タイトル】 おはなし
【制作】 小麦畑 oumi様

おはなし
【ジャンル】 説話的サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 分岐あり(ED数未確認)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 1周15分程度
【ツール】 Artemis Engine
【容量】 9.38MB
【公開日】  2010年1月21日

元々は吉里吉里の習作として作られていた作品を、Artemis Engineという
エンジンの習作として作り直したものだそう。
どこまでが基本機能なのか分かりませんが、吉里吉里を参考に作られた
エンジンというだけあり操作性は吉里吉里と同等かそれ以上のように感じます。
ぽよーんと跳ねるような(表現力なくてスミマセン)独特の文字表示の仕方や、
バックログを見たときの上から文字が降ってくるような演出が面白かったです。

画像は素材を使用なさっているんだと思いますが、物語に合った演出で、
美しく洗練された雰囲気を醸し出していたと思います。

ストーリーは説話的というか抽象的ですが、たいへん奥深く感じました。
作者さんが何を表したかったか的確に読めたとは言い難いけど、何となく分かる
……と思ってしまう。
以前、ほとんど別物だけど少しだけ似た物語を夢に見たことがあったので、
その時の心情と重ねて読み進めてしまいました。
作者さんは「2周する気は起きないと思う」と書いておられましたが、
どんな結末が待っているのか気になって何度かプレイを重ねています。
不思議と作品世界に引き込まれる、魅力ある物語でした。
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72

2010年01月22日 19:47

小倉ハムスター【タイトル】 72
【制作】 小倉ハムスター

72
【ジャンル】 短編サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【プレイ時間】 20分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 11.2MB
【公開日】 2010年1月22日

科学者である姉が開発した次世代電脳製品「ネオビジョン」。弟である誠次は、
ネオビジョン実験段階のバイトとして、知らない相手と三日間同居することになる。
(コンテストページより引用)



Fantasistaの横顔(サイト閉鎖)・二位俊哉さん主催の第二回One dot contestに
応募された作品(No.11)。

ちなみに、審査期間が過ぎるとコンテストページでのダウンロードはできなくなります。
その後公開されるかどうかは制作者さんの意思に委ねられ、公開される場合も
最低1ヶ月のクール期間が設けられるので、興味ある作品がございましたら、
この期間にダウンロードしておくことをお勧め致します。

コンテスト終了しました。
1ヶ月後以降に制作サイトさんで再公開の予定があるようです。

応募作品はこちらが初プレイになりますが、いきなり私の好みにクリーンヒットです。
キャラ絵も綺麗だし、ストーリーもコンテストの制約を練り込んだ上で素晴らしいし、
1週間で作ったとは思えないです。恐るべし。
コンテストの制約に「姿形が全く同じ人物を必ず登場させること」というのが
あるんですが、その発想もなかなか斬新です。
双子という最もオーソドックスな方法を取る作品も多かったですが、この作品は
その条件がストーリーに深く関わってくる構成で、面白いなぁと思いました。
絵姿が同じキャラがずらっと並んでいても、表情が豊かでそれぞれ違うので見ていて飽きません。
ただ、制約ゆえの強引な部分がストーリー上全くないとは言えない……のですが、
この制作条件下でそこまで言うのは酷だろうと思えるレベルです。
キャラクター同士の会話もテンポよく、そちらも楽しめました。
ちょっと全年齢対象でいいんかいと思った節もありますが。
途中のコミカルさに騙されて、ラスト付近では不覚にも泣きそうでした。

あ、あと読んでるとお腹空きました(美味しそうなご飯が登場するというだけなんですが)。
空腹時のプレイには要注意……!?

※以下、ストーリーのネタばれを含むので反転させています。未プレイの方はご注意ください。

序盤に「最期」って漢字が出ていたので、ああよく見る「最後」の使い間違えかなと
思っていたのですが、そのままの意味だったんですね。
こんな細かいところまで伏線になっているのにも驚きました。
途中で同棲相手の正体に気付きオチが読めたかなと思っていただけに、ちょっとやられましたね。




最後に、参考のため第二回 One dot contestの応募要項を転載しておきます。

コンテスト応募作品は、以下の制約の元で制作されています。

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

ちなみに第二回のテーマは、
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら

五つの中から一つの選択方式、だそうです。
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