2010年01月31日 18:49

【制作】 雲上回廊 (風華ソフト) 秋山真琴様

【ジャンル】 短編SFサウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 15分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 21.9MB
【公開日】 2010年1月22日
記憶の曖昧な生徒たち、繰り広げられる脱走劇。
(コンテストページより引用)
Fantasistaの横顔(サイト閉鎖)・二位俊哉さん主催の第二回One dot contestで
優秀賞を獲得した作品(No.1)。
その後公開されるかどうかは制作者さんの意思に委ねられ、公開される場合も
最低1ヶ月のクール期間が設けられるので、興味ある作品がございましたら、
この期間にダウンロードしておくことをお勧め致します。
コンテスト終了しました。
こちらの作品については、制作サイトさんを拝見する限り再公開の予定がありそうな気配。
気になる方は、1ヶ月後以降にチェックなさってみてください。
鳴り響く授業の終わりを告げるベルの音、やる気のない挨拶(そう言えば小学生の頃は
気をつけ→きょーつけって思っていたなぁと、どうでもいい回想に囚われました)。
物語は、そんな一見ごく普通に思える学園風景から始まります。
しかし、すぐに親友の名前が分からないという普通ならあり得ない事態を見せられ、
そこからどんどんきな臭い雰囲気に。
記憶の曖昧な主人公とシンクロして、今何が起こっているのだろう?と不安になりつつ
読み進めました。
うーん、この物語、非常に後味が悪いです。
なぜなら私には、彼らが「いつかきっとうまくいく」とは到底思えないからです。
例え成功したとして、彼らの生きて行ける場所が他にあるとは思えませんし……。
そう思えないからこそ、このタイトルの切実な願いと空虚さが胸に沈み込んで痛いです。
満面の星空の背景と、希望にはしゃぐ杏奈たちの姿が脳裏に焼き付いて離れません。
最後に、参考のため第二回 One dot contestの応募要項を転載しておきます。
コンテスト応募作品は、以下の制約の元で制作されています。
一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 姿形が全く同じ人物を必ず登場させること
五 二十分以内に一度はクリア出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで
ちなみに第二回のテーマは、
【A】変態科学者
【B】普通じゃない学園
【C】有名な家族を持つ主人公
【D】お互い好きだって何となく分かっているのに告白出来ないままの人達
【E】中二病をこじらせたまま大人になってしまったやつら
五つの中から一つの選択方式、だそうです。
沙鳥(11/18)
沙鳥(10/24)
ゆゆ(10/19)
沙鳥(09/05)
長友(08/28)