
【タイトル】
Crystal Forest ~smile of adieu~【制作】
波風の詩 佐渡 琉華様(代表)

【ジャンル】 女性向インモラルダークADV
【対象】 15歳以上
【ED数】 9種類(正規エンドは8つ)
【スチル数】 21枚
【プレイ時間】 1周1時間程度
【ツール】 LiveMaker
【容量】 93.6MB(ボイス有Ver.)
【公開日】 2010年2月26日
柏木千夏(変更可)はこれといって特に特徴の無い女の子。
人間関係はそこそこ良好、目立った箇所が無い変わりに悪意とも無縁。
けれど・・彼女は心の底に微かな喪失感を抱え、【何か】を待ち望んでいた。
『何か・・起こらないかな。』
何かを待ち望む気持ちと何も起こらないと諦める気持ちを抱えただ日々をすごす毎日。
そんなある日、襲い掛かった非日常。
雨降りしきる林道で・・不意に迷い込んだ蒼い楽園。
恋心で彩る物語の果てに見つけたものは・・?(制作サイトより引用)
開発時から楽しみにしていた作品だったのですが、ようやくプレイできました。
というか公開してそんなに経っていない感覚なのに、もう4ヶ月が過ぎているとは……。
光陰矢のごとしであります。
まず、公式サイトはきちんと目を通しておくべきでした。
「ルートの制限があり初期プレイはリスターとコーラルのみ攻略可能です」
という一文を見逃していたために真っ先にアンバー攻略に走り、あえなく撃沈。
どうやればクリアできるんだ~としばらく悩んでいましたよ。
物語はシリアスなので、ハッピーエンドが好きな方には少し辛いかもしれません。
異世界に迷い込むというファンタジックな物語ですが、そこは決して
心地良いだけの世界ではなかったです。
1人クリアするごとに明らかになっていく新事実。
王子3人のルートを終えた時点ではまだ謎が残っており、「まあ、異世界なんて
深く突っ込むのも野暮だしこんなものなのかな」首を傾げていたのですが、
最後のルナルートを見て、クリスタルフォレストに秘められた真実に驚きました。
ファンタジーはある意味「何でもあり」に出来るところが便利な世界だと思うのですが、
そんな中でもきちんと意味を持ち、練られた設定が素敵です。
一応「女子高生」と「王子様」なのに、主人公が臆することもなくいきなりタメ口で
喋っているのには、少し違和感がありました。
自分の場合、そういう設定だったら2人の身分や立場、心の距離が徐々に
縮まっていくのを見るのが好きなんですね。
最初からタメ口で気軽に話せる感覚だと「異世界の王子様」という異質さがなく、
ただの同世代の友達と変わらなく見えてしまいました。
ただ、そういう細かい違和感を除いても練られた設定やキャラクターは魅力的です。
全ルートをクリアすると各キャラの裏話が読めちゃったりするのですが、
名前でさえきちんと細かく考えられているんだな~と感心しました。
グラフィックも綺麗で、特にルナの最後のスチルは、物語とも相まって
その美しさに胸を打たれました。
また、15禁ということで多少の官能シーンがあり、そちらもハナヂものでした。
ボイス……は個人的にあまり求めないタチではありますが、声ありのエロシーンは
乙女ゲー中でも珍しいのではないかと思います。
艶のある素敵な声の方ばかりなので、ボイス好きな方はより楽しめるでしょう。
グラフィック的には15禁程度の描写ですが、文章がエロいです。(*/∇\*) キャー
特に【
主人公が攻める】シーンでは、意外さと妖しさにゾクゾクしちゃいました。
以下、攻略情報を掲載しています。
反転しないと見えないようにしていますが、ネタばれが嫌な方はご注意ください。
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