はらいやばなし

2010年11月30日 21:35

どこだい【タイトル】 はらいやばなし
【制作】 どこだい 大山椒魚様

はらいやばなし
【ジャンル】 中編サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 30分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 14.6MB
【公開日】 2009年2月

ロウソクを前に、百物語ならぬ五物語を語り始める……というストーリー。
前作「鏡の中の」の記事で「もう少し短くても良かった」というような事を書きましたが、
こちらの作品はもっと読みたかった……!(なんて我儘な言い分なんでしょう)

伝奇風の展開にわくわくしたのに、あまり進展せずあっさり終わってしまった感があります。
悪霊を頑張って追い払うみたいなベタな展開でもよいので、もっと主人公の冒険活劇を
見てみたかったなぁと思ってしまいました。
元が作中作というか、語り聞かせの五物語なので、そういう展開に期待するのは
間違っている気もするのですが……。

主人公の身の上(?)に纏わる最後のオチなんかは笑えて好きでした。
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真夜中の恋人

2010年11月29日 20:59

風花の工房【タイトル】 真夜中の恋人
【制作】 風花の工房 シャーリーン様

真夜中の恋人
【ジャンル】 掌編恋愛アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周5分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 12.2MB
【公開日】 2010年6月17日(Web公開)

僕には、最近恋人ができた。
クラスのみんなにばれるのが嫌なのと、僕の体が弱いのとで、
デートはいつも真夜中の学校。
それでも、毎日僕に会いに来てくれる彼女のことが、
僕はとても大好きだ。
だから、今日も――。(制作サイトより引用)


シナリオの鉄人

こちらの作品は、あらかじめ用意された2人分10種の立ち絵、3枚の背景、
3曲のBGMの16素材(+任意の効果音)を使ってゲームの出来を競うという企画
「シナリオの鉄人」(企画サイトは閉鎖されています)への応募作です。
最初はコミケで販売された作品集でしたが、初公開から半年経過した後、
ありがたいことにWeb上でもダウンロードできるようになりました。

※2019年5月現在、公開されていません。

選択肢ありの短編アドベンチャーです。

このゲーム、何度やってもEND4に辿り着いてしまって泣きました。
他エンディングへの正解選択肢は1つしかないようで、結構シビアだと思いました。
タイトル画面からエンディングリストで到達条件のヒントが見られるのですが、
それが無ければ挫折していたかも……。
というか、ヒントがあってもなかなか正解選択肢が分からず、コンプリートできなかったです。

それぞれに違ったストーリーで良かったと思いますが、主人公の立場については正直
すぐに想像が付いてしまったので、もう少し巧妙に隠していても面白かったかと思います。
あと、ストーリーによって主人公の正体が違うとかあれば驚きがあってなお良かったかも。

以下、攻略情報を掲載しております。
反転させないと見えないようにしていますが、ネタばれが嫌な方はご注意ください。
[真夜中の恋人]のヒント・攻略を見る
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五分間事件

2010年11月28日 19:19

雲上回廊【タイトル】 五分間事件
【制作】 雲上回廊風華ソフト) 秋山真琴様

五分間事件
【ジャンル】 短編SFサウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 12種類(?)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 トータル20分程度
【ツール】 NScripter
【容量】 25.7MB
【公開日】 2010年6月17日(Web公開)

午前二時。
目が覚めた八雲七瀬は、真夜中の散歩に出かけるのであった。
(Vector ダウンロードページより引用)


シナリオの鉄人

こちらの作品は、あらかじめ用意された2人分10種の立ち絵、3枚の背景、
3曲のBGMの16素材(+任意の効果音)を使ってゲームの出来を競うという企画
「シナリオの鉄人」(企画サイトは閉鎖されています)への応募作です。
最初はコミケで販売された作品集でしたが、初公開から半年経過した後、
ありがたいことにWeb上でもダウンロードできるようになりました。

名前からしてミステリーかと想像していましたが、そうでもありませんでした。
5分で終わるストーリーがたくさん読めます。
エンディング数が多いので、エンディングリストがあるのは便利でした。
途中の選択肢で様々に分岐していくお話を読むのがとても楽しかったです
多分コレ全部終わると何かあるんだろうなぁと思っていましたが、予想通り。
ただ、自分の想像とは全く違う展開のストーリーだったので、ちょっとびっくりです。
少し自分の好みとは違ったのもあり、展開がよく掴めず置いてけぼり感を
感じてしまった面はありました。
あと、記事にはしていませんが、以前にプレイしたシナリオの鉄人の別作品が
ちょっと同じような系統だったのでまたこういう系か~と思ってしまったのもあります。
ループもの】っぽいのって、結構メジャーなのかなー。
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ハイパー・ウィッシュ

2010年11月27日 19:27

NANDA*PANDA【タイトル】 ハイパー・ウィッシュ
【制作】 NANDA*PANDA うさたろう様、きなこ様

ハイパー・ウィッシュ
【ジャンル】 女性向けコメディアドベンチャー
【対象】 15歳以上推奨
【ED数】 7種類
【スチル数】 15枚
【プレイ時間】 1周2時間20分程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 198MB
【公開日】 2010年4月27日

大学3年生の主人公・桜井成美(名前変更可)は、所属する美術サークルの
先輩・佐野響に告白しよう!と決心するが、なかなか自分の本音を伝えられないでいた。
「もっと素直になれたら……」と悔やみながらの帰り道、成美は道端に落ちていた壺を拾う。
擦ったら魔人が出てきそう、なんて思いつつ何気なく擦ってみると、本当に壺の中から
アラビア風の服装をした男の子が出てきてしまい――!?


現代ファンタジー風のコメディ乙女ゲームです。

タイトル画面で見たアラビア風衣装の男の子、てっきりファンタジー風の
ランプ精だと思いきや、いきなり大阪弁で登場。しかも名前が「鉄平」……。
いや、サイトのキャラ紹介にしっかり名前書いてあるんですけど、見てませんでした。
何と言うか、キャラの見た目と中身が色々とギャップのあるゲームでした。

コメディ主体で気軽なストーリーだとばかり思っていたので、意外に良い話でびっくり。
全体的にコメディなんですけど、デンジャラスなシーンあり、ピュアで思わず
胸が切なくなるようなシーンありと、色々な方向性で楽しめる作品でした。
特に鉄平ルートでは、彼の正体は早々に想像が付いてしまったものの、ラストの展開と
シーンの美しさには胸を打たれました。
プレイして良かったと思える良作でした。

少し前でも触れましたが、単に良いお話というだけではなく、普通の乙女ゲームにはないような
デンジャラス(?)なシーンもあったりして、久々にドキドキさせてもらった気がします。

一番好きだったのは鉄平ルートですが、佐野先輩も面白くて捨てがたい。
こういうキャラは珍しいのではないでしょうか。
この人が好きというのとは違うのですが、一番血沸き肉躍ったルートでした。
幼馴染の蓮くんは、主人公の気持ちと同じく7歳の歳の差が気になってしまい、
どうしても抵抗感が……。
しかし、彼も変なことばかり言ってるMな子だとばかり思っていたので、
後半の好男子っぷりにちょっと惚れ直しました。

少し不満点を挙げるとすれば、鉄平と蓮にはすごーく素敵なキスシーンがあったのに、
佐野先輩になかったことです。
そのかわりにむねをわしづ……が特典ということなのでしょうか(なんじゃそりゃと
思った方、プレイして確かめてみてください)。

攻略に関しては、メッセージウィンドウ右上のボタンにて一目で好感度が見られるので
そんなに苦労することはないと思います。
やり直しも、選択肢から選択肢まで一気にスキップできたりと便利仕様になっています。
繰り返しプレイにもストレスを感じさせない抜群の配慮でした。
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なんDAそれ!?

2010年11月26日 22:53

白桃花-hakutouka-【タイトル】 なんDAそれ!?
【制作】 白桃花-hakutouka- 桃っぽい様(代表)

なんDAそれ!?
【ジャンル】 短編アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【スチル数】 4枚
【プレイ時間】 1周20分程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 78.3MB
【公開日】 2010年9月1日

「なんだそれーーーーーーーー!?」
夜の学園に訪れた生徒が待つ運命とは…(コンテストページより引用)


Fantasistaの横顔(サイト閉鎖)・二位俊哉さん主催の第三回One dot contestに
応募された作品(No.6)。

まず、個人的なお気に入りポイントはオープニングのムービーです。
失礼ながら、決してすごく凝っているとか美麗というムービーではないのですが、
シンプルな演出が良くて、いつまでも頭に残っていました。
ゲームが終わってからもムービーが頭をぐるぐる回っていて、思わず何度も見返した程です。

タイトルからしてギャグ系のストーリーかな?とは思っていたのですが、イメージ通りでした。
主人公の名前「朱陣 光」ってカッコよさげな名前だなぁーって「しゅじんこう」かよ!
という突っ込みから始まって、突っ込みのオンパレードでした。
ちなみにエンディング4種類と書いていますが、そのうち3種類はバッドエンドです。
選択肢自体はあまり多くないので、総当たりでいけます。

作品自体は短めですが、キャラ全てにボイス付きという豪華仕様です。
主人公の光くんは色々と散々な目に遭いますが、この台詞を言わされている声優さんも
かなり恥ずかしかったのではと思ったり。いや、案外ノリノリだったりするのかな~。

1週間という制約期間でこれだけ仕上げた作者さん達はスゴイと思います。

以下、参考のためにコンテストの制約を引用させていただきます。



コンテストの制約として、

一 製作期間は一週間
二 シナリオは20KBまで
三 テーマに沿った作品を仕上げること
四 学園と関わる物語に仕上げること(詳細に目を通して下さい)
五 二十分以内に一度はクリア(若しくは視聴終了)出来るように仕上げること
六 登場人物はモブキャラを含めて五人まで
七 背景に使用出来る画像は十五枚まで
八 BGMは五曲まで

という条件のもとで制作されたものです。

ちなみに第三回のテーマは、
【1】学園の危機
【2】伝説の●●
【3】誰にも言えない秘密
三つの中から一つの選択方式、だそうです。
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