
【タイトル】 ロイヤルベルを鳴らして
【制作】
HACKMOCK ムー子様、あしたま様

【ジャンル】 乙女向け恋愛アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 8種類
【スチル数】 20枚
【プレイ時間】 1周1時間15分程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 32.3MB
【公開日】 2012年2月29日
まれに見る貧乏な国、ヴィンボーナ。
王女であるユーリの食卓にもふかし芋が並ぶ毎日でしたが、
そんな日常に特に不満もなく、平和に過ごしていました。
そんなある日、隣国の金持ち王国カネモティアの第一王子、
アルトの誕生日パーティに父親の代わりにユーリが出席することになりました。
しかし、緊張のあまり大失態を演じて逃げ帰ってくることに……
落ち込むユーリに追い打ちをかけるように、
ヴィンボーナ王がとんでもない作戦を発案します。
「わが国の財政難を打破するために……
カネモティア王国の二人の王子、どちらかと結婚してこい!」
かくしてカネモティアに忍び込むことになったユーリは、
無事目的を果たすことができるのでしょうか?(制作サイトより引用)
コメディタッチの乙女ゲーム。
絵の可愛らしさもさながら、「カネモティア」「ヴィンボーナ」という国名の
ネーミングセンスに惹かれてプレイしました。
これ、一見単純だけど、作品中でお国柄を語らずとも、読者が直観的に
特徴を理解できちゃう素敵なネーミングだと思うのですよ。
ユーリは言動が突拍子もないけど、純情な可愛い王女様で好感が持てます。
アルト様ルートでは、彼女の顔面七変化とともに、アルト様の反応も見るのが楽しみでした。
しかしこのルート、本能的(?)につい選びたくなってしまう選択肢を選んでゆけば
ベストエンドに辿りつけるという親切設計。
人間、無理に体裁を繕わなくてもいいのですね!?
セナはある意味王道でほっとできるお話でした。
正統派の乙女ゲーが好きな方にお勧めかも。
そして、一番難儀したのがアキバル様でした。
出てきてもすぐに去ってしまい、まるではぐれメタルのような強敵だったのです。
しかし、名前から何となく予感はしていたのですが……こっち系かっ!
この方のキャラの立ちっぷりは、さすがのユーリが勢い負けしている程で、
ある意味、この2人お似合いなのかも。
私が一番好きだったのはアルト様です。
後日談の2人には、ドキドキさせられました。
このゲーム、お色気シーンが当たり前になっている昨今の乙女ゲーの中において
キスやハグなど触れ合うシーンがほとんどないのですが、キャラの表情の変化が
豊かに表現されているので、ちょっとした事でも情景が想像し易かったです。
手を繋ぐシーンだけでときめきを感じられるなんて、我ながら驚きでした。
しかし、どのルートでももうちょっといちゃいちゃしている2人を見たかった気もします。
続編があれば!と思ってしまいました。
それから、画面もすっきりしていてたいへんプレイしやすかったです。
丸ゴシック、見やすくていいですね……!
以下、攻略を掲載しています。
反転しないと見えないようにはしていますが、ネタばれご注意ください。
沙鳥(11/18)
沙鳥(10/24)
ゆゆ(10/19)
沙鳥(09/05)
長友(08/28)