
【タイトル】
稲葉探偵事件ファイルNO.1【制作】 スイカBAR (
INUI GAMES) 戌亥様(代表)

【ジャンル】 微ホラーな推理探索アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 6種類
【プレイ時間】 1周1時間20分(トータル2時間)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 100MB
【公開日】 2015年9月28日
【プレイver.】 1.06
外との連絡を絶たれた洋館で次々と起こる殺人事件。
探偵・稲葉創悟は犯人を見つけ出し洋館を脱出することはできるのか……。 (制作サイトより引用)
第11回 ふりーむ!ゲームコンテスト 推理ゲーム部門で金賞を受賞された作品です。
ウディタ製のホラー推理アドベンチャー。
多少の脅かし要素と追いかけられ要素ありです。
タイトルからスタートにかけての黄色い画面がスタイリッシュでカッコイイです。
プレイを始めると、バスの中での探偵の稲葉さんと助手の仁菜ちゃんのコミカルなやりとりが。
結構シリアスな感じなのなかと勝手に思っていたので、ちょっと意外でした。
そのバスが土砂崩れで立ち往生し、山奥の館に助けを求める乗客一行。
この辺りはミステリーで定番の展開だと思うのですが……
無人の館で住人を待つでもなく、後から説明すればいいかと言いつつ
鍵を見つけて「綺麗に手入れがされた植木鉢のある」個室を各自に割り振りし、
「冷蔵庫にたっぷり入っている新鮮な食料」で勝手に料理を始めるご一行に初っ端から動揺しました。
おい、それって普通に人が住んでる気配で満々やないかーΣ('□'*)
まぁ、そこはフィクションですしお約束ですので気にしない方が良いとは分かってるんですが。
またこのゲーム、ホラーと推理の融合という点が特徴的だなと思います。
ホラーの脅かしはあまり怖くはありませんでしたが、ポルターガイストや幽霊が存在する世界って
推理ものと合わせるのは難しい気がしてたんですよね。
密室とか殺人も「幽霊の仕業」とか「ポルターガイスト」で何でもありになりそうな気がするので。
ただ、この作品はあり得ないオカルトと推理が上手く独自の世界を作り上げているように思います。
理論でガチガチの推理ものではなく、そういうものだと思ってプレイした方が良いでしょう。
ホラー要素だけではなく、ラストではちゃんと犯人を指摘するシーンもあります。
探索を進めていけば証拠は集まるし、犯人指摘は選択式なので行き詰ることはないと思われます。
謎解きは自力でクリアできました。そちらに関しても攻略サイトさんに完全攻略が掲載されています。
探索や謎解きはうまくいったもののが何より苦労したのが、終盤にがっつりある追いかけられ要素。
多分普通の人だとそこまで苦労しないと思うのですが、私、逃げるの苦手でして……。
通路が狭いので引っ掛かるし、おまけにトラップもあるので何度も何度もやり直しました。多分20回くらい。
でも諦めずに頑張りました。クリアできたときの喜びもその分大きかったです。
エンディングも順調に全部見る事ができました。ちなみに見られた順番は
ED2→ED5→ED6→ED1→ED4→ED3 です。
ここからは、クリア後の方でないと分からないと思いますが、感想を少し書きます。
あまりネタバレにはなってないとは思います。
ED5では、ある人物の行動に「何やっとんじゃぁああ!」と怒りが爆発。
プレイ終了後もしばらく治まりませんでした。そして、次回作の内容を拝見して唖然(笑)
そしてED6はとても申し訳なかった……。わざとじゃなくナチュラルにやってしまいました。
どのエンドもホラーならではの終幕やハッピーエンド、それぞれの味わいがあって楽しめました。
ちなみに攻略サイトさんによると、おまけもある模様。
私はプレイしていて全く気付きませんでしたが、一度は見ておくと良いおまけです。
沙鳥(11/18)
沙鳥(10/24)
ゆゆ(10/19)
沙鳥(09/05)
長友(08/28)