2018年09月30日 20:17

【制作】 マテリアルベース 綾野ゆう様、詩月ゆい様

【ジャンル】 現代ファンタジーアドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 1種類
【プレイ時間】 50分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 102MB
【公開日】 2018年7月28日
【プレイver.】 1.02
「20年ぶりに花火があがる」
母親からの知らせを受けて久しぶりに実家へ赴いた紫織の前に現れたのは
『自称・妖怪』の男の子だった。
欠けた記憶、消えた友人を求め紫織は彼と行動をともにする。 (制作サイトより引用)
【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb
花火を見に実家へ戻った紫織の前に現れた妖怪(自称)の男の子・幻。
幻がなくしたという妖怪の印であるツノを捜して町を探索します。
まず、冒頭でタクシーから紫織が居りてくるシーンでちょっぴり感動。
おお、ちゃんとタクシーから降りてくる!しかもタクシーが何となく可愛い('-'*)
紫織の実家は田舎ならではの広い家で、和風の庶民的な部屋に実家らしい温かみを感じます。
町も、田舎の風景とフラワーショップや警察署等の建物がぎゅっと濃縮されていて、コンパクトで良いMAP。
神社も、鬱蒼とした森と古い社のグラフィックがすごくリアリティがあり。
素材なのかどうかはちょっと分からないのですが、全体的にグラフィックが素晴らしかったです。
また、町の人々も生き生きしていて良いです。
ほのぼの明るいだけではなく、外の世界を思って村の向こうをじっと見つめるお婆ちゃんがいたりと、
田舎の閉塞感もどことなく感じます。プレイの片隅で人々の生活、人生を感じさせられました。
謎解きはなく、紫織と幻とで探索していくのみ。
20年前の花火の日に行方不明になった幼馴染の煌夜のことも含め、
徐々に紫織の過去や幻の正体も明らかになっていきます。
ちょっと乱暴だけど気持ちは優しい幻のキャラクターが可愛かったです。
ストーリーは暖かく、切なくて。
胸がギュッと締め付けられるようでした。
作中では、同作者さんの別ゲームのキャラクターも登場します。
私はこちらが初プレイだったのですが、他の作品もプレイしてみたい!と思いました。
※以下、ネタバレを含みます。
ネタバレは反転させないと見えないようにしていますが、未プレイの方はご注意下さい。
ラストの風景は、花火の美しさも含めてとても印象的。
ただ、【いきなり超越した能力のキャラが出てきて大団円】みたいなところが多少あったので、
そこは少し複雑な気持ちでした。
【え、貴方もっと早く来てくれれば……】みたいな(今だからできた、というのは分かるんですけど……何か悔しくて)。
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