
【タイトル】 Paranoiac(リメイク版)
【制作】
Uri Games うり様

【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1周2時間11分(トータル2時間33分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 58.0MB
【公開日】 2019年6月11日(リメイク版)
【プレイver.】 1
叔母が死んで三年経つ。
私はある事情から、叔母の死後放置されていた家に移り住むこととなった。
(ゲーム内文章より引用)
うりさん制作のホラーゲーム、リメイク版です。
何と、映画化もされているというすごい作品。
うりさんのサイトを初めて拝見したときは、これ、あまりにも怖そうだったのでプレイするつもりがなくて。
(そう思って初めて手に取ったのが「
人魚沼」だったんですが、結果としてはそっちの方が怖かったです……)
MANシリーズをプレイしてうりさんのゲームが非常に面白いと知ってしまったので、
やっぱりこれもプレイしたい!と思っていました。
ただその時には既にリメイク版制作に入られていて公開停止中で、完成を楽しみにしていたのであります。
亡くなった叔母が住んでいた家に引っ越して来た主人公。
家は広くて快適そうですが、誰かが亡くなった後の家にひとりで済む居心地の悪さは分かる気がします。
叔母がどういう人物だったのかはさておき、誰かの生活の息吹がそのまま残った家ですからね。
その家で、案の定と言いますか、奇妙な出来事が起こり始めるというストーリー。
Paranoiacとは偏執症患者のことらしいです。
タイトルから見れば、奇妙な出来事は主人公の妄想では?と思われるところです。
ただ、本当にそうなのか分からないので、最後までどう転ぶのかという不安と緊張感がありました。
途中で、近所に住む三浦さんという男性が登場し美紀を助けてくれるんですが、
彼も爽やかながら下心がありそうで、本当に好青年なのか、裏があるのか?と最後まで疑心暗鬼になってました。
ホラーとはいえ驚かせ要素はほぼ無し。ただし、追いかけらる箇所はあります。
チェイサーは足が遅いので逃げるのは難しくありません。
しかし、これが途中で消えたりとトリッキーな動きをするので何となくいやらしい。
そして、逃げ延びる為には法則があり、そこに気が付くまでは何度もゲームオーバーになりました。
クリアまでは2時間以上かかっています。
しかし全然時間の長さを感させないストーリー展開で、あっという間の2時間でした。
途中迷ってうろうろしてしまい、時間を消費した箇所もあり。
謎解きも少しだけあるものの、そちらは特に詰まることなく進めました。
もし詰まっても制作サイトさんに攻略があるので安心です。
また、家の間取りも掲載されています(追いかけられシーンのネタバレが書いてあるのでそこは閲覧注意)。
いやー、この家豪邸ではないのですが部屋数多くて、普通ならこの家で暮らせるの羨ましいですねぇ。
お掃除は大変そうですが。
エンディングは2種類。
終盤の選択肢で分岐します。
最初に「これはBADだろう」と思った方から選択肢を選んだのですが、いやはや。
意外な展開で面白かったです。
流血や心臓に悪い脅かしはないので、そっち系が苦手な方にはお薦め。
じわじわと精神的に圧迫されるような怖さのホラーです。
沙鳥(11/18)
沙鳥(10/24)
ゆゆ(10/19)
沙鳥(09/05)
長友(08/28)