森の不思議と小さな出会い

2020年11月10日 20:00

usamignon【タイトル】 森の不思議と小さな出会い
【制作】 usamignon 花雪様、 花月 小鞠様

森の不思議と小さな出会い【ジャンル】 短編ノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 10分程度
【ツール】 ティラノスクリプト
【容量】 203MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年9月26日
【プレイver.】 1.0

森の先の小さな村で暮らすソフィ。
ある日彼女はひとりで過ごしていた男の子、ルイに話しかける。
そっけない態度の彼に、ソフィは言った。
「とっておきの場所を教えてあげる!」
その先に進むと、ふたりは小さな少女と出会った。

森の奥の少し不思議な物語。 (ノベルゲームコレクション作品ページより引用)



パステルカラーのとっても可愛い色合いとキャラクターに惹かれてプレイさせて頂きました。

見た目の通り、暖かく優しい、ほっとするショートストーリーでした。
元気で明るい少女ソフィと、最近村に来たばかりのクールな少年ルイ。
2人が森の中で見知らぬ家を見つけ、そこで不思議な少女と出会います。

この不思議な少女・ミシェルがおっとりしていて、ふんわり可愛い!
キャラクターの個性が全員違って、それでも仲良しなのが良いですね。

ひとつだけ、ミシェルのお母さんがどうなったのかがちょっと心配。
「戻ってこない」というミシェルの言葉の意味が気になります。
ただ、この優しい世界ならきっと良い未来が待っているに違いないと信じたいです。
世の中、本当はそう上手くは行かないから。せめて、物語の中だけでも。
彼女たちが幸せであって欲しいです。
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カペル-Caper-

2020年11月09日 20:00

アルセイド工房【タイトル】 カペル-Caper-
【制作】 アルセイド工房 沙木直樹様

カペル-Caper-
【ジャンル】 考察系超短編ノベルゲーム
【対象】 6歳以上(小学生~)推奨
【ED数】 7種類
【プレイ時間】 1周1分(トータル14分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 126MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年3月13日
【プレイver.】 1.01

とあるアパートの6階角の部屋、そこにナニモノかが訪れる。
「ねぇ、ここを開けてよ」ナニモノかは淡々と告げた。
これは、様々な可能性の分岐した、短い短い物語。 (制作サイトより引用)


ティラノビルダー製で、ふりーむ!もしくはノベルゲームコレクションにて公開されています。

ふりーむ!の作品ページ→ ノベルゲームコレクションの作品ページ→

ふりーむ!の1分ノベルコンテスト参加作品。

「僕」の部屋をノックする誰か。
誰かに答えてドアを開けるか、ドアスコープを覗いて誰なのかを確かめるか。
行動によってエンディングが分岐する、ショートノベルです。
1分ノベルとしては、数分で一話が終わる、オーソドックスな分岐ノベル形式でした。

ドアの向こう側の人物は尖った耳を持ち、いかにも人間ではなさそうです。
いつドアを開けるかでストーリーや人物ががらりと変わるのが面白かった。
真実は読者の想像に委ねられており、詳細は語られません。
考察系って、あまりに抽象的すぎて恥ずかしながら私の頭では解釈が及ばない作品も多いんですが、
この物語は見終わってふと心にどういう情景なのかが浮かんでくるものがありました。
もちろん、その情景が真実なのかどうかは分かりませんが。

どのエンディングも、ハッピーエンドとは言い難いです。
ですが、なぜか嫌な感覚がなく、漂う悲しみさえ素直に受け入れられるようでした。
不思議な感覚です。
訪問者の正体が例え何であれ、孤独な自分に寄り添ってくれると感じるからかもしれません。

トゥルーエンドは、読んだありのままを捉えると分かり易いエンディングなのですが、
ドアの向こう側のはずが風景が部屋の内側のように見えるので、そう単純ではないのかも。
素直に捉えることもできるし、穿った見方もできるころが面白いと思いました。
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この部屋にいるのは誰

2020年11月08日 20:00

まんなかマナカ 主に制作したフリゲについて備忘録【タイトル】 この部屋にいるのは誰
【制作】 まんなかマナカ 主に制作したフリゲについて備忘録 まんなかマナカ様

この部屋にいるのは誰
【ジャンル】 ミステリーホラーノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 4種類
【プレイ時間】 1周11分(トータル15分)程度
【ツール】 ティラノビルダー
【容量】 130MB
【公開日】 2020年10月11日
【プレイver.】 1.00

とある夫婦の、秘密の物語――。
夫の様子がおかしい。
彼にはどうやら幽霊が見えている様子。
でも、何も感じない妻は、夫の正気を疑うが、果たして……
おかしいのは夫の方なのか。
それとも、妻なのか。
……それとも……?
妻と夫の視点から、真実を探るミステリーホラーノベル。 (ふりーむ!作品ページより引用)


シンプルなグラフィックと語り口が魅力な、ショートノベルです。
夫は妻の言葉に反応せず、幽霊が見えているかのような尋常でない様子。
果たしてホラーなのか、それとも……と、どう転ぶか分からないストーリーに惹き込まれました。

章の始まりはちょっとホラーっぽいアイキャッチが。
ただ、本編は背景画像がフローリングと言うシンプルさで、これが却っておしゃれな印象を受けました。

エンディングは後半の選択肢により分岐します。
全て試せば網羅できるので全エンド見ても15分程度で読了しました。

ストーリーについては、何を書いてもネタバレになりそうで……感想は控えめにしておきます。
最初に感じるちぐはぐな感じが、終盤には段々とピースが嵌っていき、明らかになっていく。
その様が面白く、気持ち良かったです。
短時間で読めて、きちんと纏まりのあるストーリーと鮮やかな語り口が魅力的な作品でした。
ぜひ読んでみて下さい。

以下、ネタバレになり得る感想を反転させないと見えないようにしておきます。
閲覧にはご注意下さい。

上記の背景がフローリングなのも、終わって考えるときちんと意味があってと感心しました。
他にもよく見ると細かい描写が巧妙に書き分けられています。
一度読んでなるほど……!と唸らされ、すぐにもう一度読みたくなり。
再度読むと、一周目では整理できなかったところも理解できました。
しかし、制作サイトさんや他の方の感想を拝見すると、まだ気付いていなかった箇所もあり、
作者さんの文章の巧みさと奥深さにより感心させられました。
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KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -

2020年11月07日 21:16

大沼屋【タイトル】 KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -
【制作】 大沼屋 大沼遼太郎様、アイゼン伯爵様

KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -【ジャンル】 日常ミステリーアドベンチャーゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 3種類
【プレイ時間】 1周57分(トータル1時間7分)程度
【ツール】 ティラノスプリクト
【容量】 305MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年8月31日
【プレイver.】 1.01

『12時、誰もいない礼拝堂の鐘塔に幽霊が現れる。』
そんな噂の真相を確かめるために、
二人は季節外れの肝試しをすることになる。
果たして黒十は見事幽霊の正体を暴けるのか。 (制作サイトより引用)


日常系ミステリーのKOKUTOUシリーズ、第4話が公開されていました。
ティラノゲームフェス参加作の為か、今のところノベルゲームコレクションでのみ公開されています。

ストーリー自体は一話完結ながら、前作から続いてのキャラクターが多く登場しますし、
前作をプレイしていないと分からないエピソードも多いです。
特に今作は、以前のストーリーを知っていればこその感慨が味わえるので、
個人的には、一作目から順番にプレイした方が良いと思います。

今回は、柚葉ちゃんの通う学校の礼拝堂に現れるという幽霊の謎を追っていくもの。
幽霊と言えば真夏が王道ですが、今回はクリスマス前の冬が舞台です。

プレイしてまず、柚葉ちゃん達がセーラー服の上にカーディガンを着ているのに「おっ」と目をひかれました。
制服のカーディガンって、学校指定の同じものを着ているイメージもあるのですが、
彼女たちはそれぞれ違ったものを着ているので見た目楽しいです。
また、黒十さんや柚葉ちゃん達のコート姿も素敵でした。
品の無い感想ですが、お金持ちのお嬢様達なだけに「お高いんだろうなぁ……」なんて思ったりして。

幽霊の謎というのが、いつものまさに日常ミステリーと言える他愛ない謎解きに比べ、
どこか非現実感を伴っていて不思議な感じでした。
ストーリーも、思いの他シリアスで。
運良く最初に見たトゥルーエンドのルートでは、一瞬ヒヤリとする展開も味わえました。
最後は、シリーズを通じてのあるエピソードにも決着が着けられており、ちょっと泣きそうになりました。

今回、黒十さんはもちろん、前作ではちょっと我儘で嫌な面が強調されていたアリスの活躍も見られ、
全てのキャラクターがひときわ魅力的に描かれていたと思います。
次回作も既に予定されていらっしゃるようで、次は誰に会えるかなぁと今から楽しみでなりません。

それから、個人的には黒十さんが踏みにじられる(物理)シーンも好きです。
心に潜むSな部分が疼きます(笑)
どんなシーンやねんと気になった方はレッツプレイ!
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3564デス

2020年11月06日 21:50

3564デス【タイトル】 3564デス
【制作】 時計チクタク様(twitter

3564デス
【ジャンル】 死者選択型デスゲームアドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 6種類+?
【プレイ時間】 1周50分(トータル2時間25分)程度
【ツール】 RPGツクールMV、VX Ace
【容量】 197MB(ダウンロード版)
【公開日】 2020年2月15日
【プレイver.】 1.04

誰をミゴロシにするか、選ぶのはあなた。 (readmeより引用)


ふりーむ!とRPGアツマールにて公開されていて、基本はブラウザプレイの作品です。
ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードも可能。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→

誰かを3564(ミゴロシ)にしなければ、生き残れない。
ユニークで愉快なキャラクターとは裏腹に、サスペンスフルなデスゲームです。

同作者さんの前作「ゲーム実況者失踪させてみた」もデスゲームを扱った作品で、
ストーリーや大まかな展開が今作とよく似ていると思います。
前作プレイさせて頂いたのが約1年前なのでちょっとうろ覚えではありますが、
プレイしてみて違うなぁと思った点を挙げてみると、

前作

・登場人物が他人同士
・主人公は安全圏内にいる
・登場人物が、良い人ばかり

今作

・登場人物が友人やその知人
・主人公もミゴロシにされる危険あり
・登場人物が、時に醜い本音をさらけ出してぶつかってくる

というところでしょうか。
前作は、登場人物が良い人(少なくとも私視点では)ばかりで胸が痛んだのですが、
今作は親友同士でありながら激しく本音をぶつけてくるので、より殺伐としていました。
デスゲームなだけにやや残酷なシーンもあります。
しかし、流血がオレンジ色で表現されていたりと、視覚的な配慮もされていました。
流血が苦手という訳ではない私でも、オレンジ色だと嫌悪感が和らぎますね。
そして、ご覧の通りキャラクターが個性的なので、オレンジが調和して違和感がない気がします。

個人的には前作の方が好みです。
ただ今回は、なぜかゲームの中でゲームプレイすることになったり、
毒入りコーヒーを押し付け合うというような心理的な駆け引きが際立っていて、そこが面白かったです。

誰をどうミゴロシにするかによって、ストーリー展開や真相が変わってきます。
ルートによっては意外な真実が判明したりと、最後までドキドキして飽きませんでした。
途中、言動に腹が立った人物もいたのですが、終わってみると印象が変わったり。
最初の印象を覆す、シリアスなストーリーでした。

エンディングは、ミゴロシのパターンで変わってきますので、順番を変えれば迷わず回収できます。
+αのエンドも、作中でヒントがあるので見るのは難しくありません。
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