純色と肉慾

2019年05月11日 23:03

勝川林邑 公式サイト【タイトル】 純色と肉慾
【制作】 勝川林邑 公式サイト 勝川林邑様

純色と肉慾
【ジャンル】 探索ホラーアドベンチャー
【対象】 15歳以上(高校生~)推奨
【ED数】 2種類
【プレイ時間】 1時間程度
【ツール】 RPGツクールMV
【容量】 234MB(ダウンロード版)
【公開日】 2018年12月23日
【プレイver.】 2.02

ある日、取り返しのつかない罪を犯した主人公ヒワとモクラン。
2人は家出を企て、資金集めのために屋敷に忍び入るが… (制作サイトより引用)


ツクールMV製で、基本はブラウザプレイです。
ふりーむ!もしくはRPGアツマールからプレイ可能。
ふりーむ!IDをお持ちの方はダウンロードもできます。

ふりーむ!の作品ページ→  RPGアツマールの作品ページ→


※2021年11月現在、公開されていません。

探索あり、謎解き少々あり、ホラー要素ありのアドベンチャー。
キャラクターやドット絵、フォントまで可愛い作品ですが、ホラーなのですよ。

主人公のヒワは冒頭である罪を犯してしまいます。
ただ、見ている誰もが「これは仕方ない」と思うんじゃないかなと。
しかしモクランの強い主張により、2人は周りに助けを求めることなく
逃亡の資金を得る為に空き巣に入る道を選ぶのでした。

探索は難しくなく、さくさくと進めます。謎解きも難易度は高くありません。
終盤くらいに追いかけられ要素あります。
ただ、あまり逃げ回ることもないのでこれも難易度は低めかなと。
逃げる為にはあることをやらないといけないのですが、台詞で誘導があるので分かり易かったです。

作中の台詞は印象深いものが多く、共感し難い部分はあるものの理解はできます。
主人公2人の発言が大人びているので(大人を嫌う彼女たちには心外でしょうが)中学生かと思っていました。
実は小学生なんですよね。
自分の体験や実感から思う小学生像とはかけ離れていたので、ちょっと驚きでした。
多分、特にモクランは普通の子供時代を過ごした私からは想像できない環境で過ごしてきたのだろうと。
大人を嫌う彼女の大人っぽさが、哀れに思えました。

肉慾というドキッとする言葉がタイトルに選ばれているように、少しだけ性的な表現もあり。
「肉慾」は大人、逆に「純色」は子供の象徴として描かれています。
ただ、彼女たちを見ていると、純色って、子供って何だ?大人って何だ?と矛盾だらけ。
どちらも入り交ざりつつある複雑さが今の彼女たちにはあるのでした。

エンディングは2種類で、選択肢により分岐します。
正直、どちらを選んでもしこりが残る展開でした。
それぞれ、ヒワとモクランが「純色」と「肉慾」に分かれてしまった未来――のような気がします。
名前の通り"TRUE END"がきっと彼女らの真実なのでしょうが、誰にとってもの真実とは言い難いです。
恐らく見る人それぞれによって感じ方は様々ではないでしょうか。

この作品、タイトル画面に"IF"というコマンドがあり、これが3つ目のエンディングとも言えるかも。
2つのエンドを見た後に読むことを推奨されているIFストーリーです。
IFストーリーなのできっと彼女たちには訪れることのない結末なのでしょう。
しかしこれこそ、こうなれたら良かったのにと多くの人が思えるベストエンドでした。
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