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TRUE REMEMBRANCE-remake-

2009年08月01日 19:36

TRUE REMEMBRANCE 【タイトル】 TRUE REMEMBRANCE-remake-
【制作】 TRUE REMEMBRANCE 里見 しば様

TRUE REMEMBRANCE-remake-
【ジャンル】 サウンドノベル
【対象】 全年齢
【ED数】 - (分岐なしノベル)
【スチル数】 17枚
【プレイ時間】 2時間半程度
【ツール】 吉里吉里2/KAG3
【容量】 49.8MB
【公開日】 2006年6月15日

世の中には悲しいことが溢れていて、自ら命を絶つ人の数が増え続けている。
それは「セツナ病」という病気だとされた。
そんなセツナ病を患った人々を癒すために、国によって作られた街がある。
そこは一見穏やかで自由に見えるけれど、セツナ病患者とそれを癒す職業である
「記憶封士」以外は出入りできない、厳しく管理された街だった。
その閉ざされた街で暮らす封士の一人でる黒目は、新しい客を迎えるために
電車で待ち合わせの場所へと向かう。そこで待っていたのは、白い髪をした少女だった。


今更紹介しなくても、という程に有名なノベル作品ですね。
評価が高いから期待していたのですが、本当に出会えて良かったと思える作品でした。
未プレイの方がいらっしゃったらぜひ一度読んで欲しいと思える一品です。

まず読み始めて、冒頭で始まるオープニング動画に「おおっ」と感心。
これからどんな物語が始まるのだろう?という期待感に胸が膨らみます。
記憶封士という謎めいた職業にも、一体どんなだろうと興味をそそられました。

雪が溶けてじわりと地面に染みて行くように、心に沁み入ってくる物語でした。
シナリオや文章だけでなく、画面効果、音楽の使い方がとても良かった。
私は涙腺の強い人間なので号泣とはいきませんでしたが、途中で目頭が熱くなりました。
読み終わってもう一度最初から読み直したら、何気ない言葉や細部にも
意味が込められているのに気が付いて、そのときが一番切なかった……。
今ではタイトル画面の音楽を聴いただけで、思い出して涙しそうになります。

私はちょっと前まで、選択肢のない(ゲーム要素のない)ノベル作品は、
それを読むくらいなら本を読んだほうが良いと思って興味を示さない人間でした。
この作品を読んで、そういう考えは改めざるを得ないと思わされました。
やっぱり音楽や画面効果を使えるサウンドノベルは、文章だけの小説とは違う良さがありますね。

以下、少し物語の内容に触れているので、未読の方で内容をあまり知りたくない方は
プレイ後にご覧になったほうが良いかもしれません。

嬉しかったこと、悲しかったこと、苦しかったこと。
自分の記憶がどこまで本当の体験で、どこからが後で聞いた話などを元に
作りだされた偽の記憶なのか、現実の私たちでさえ疑うことはあると思います。
記憶を操作される術を得ている世界の人々にとって、実は自分の思い出が
偽物かもしれない、大切なものを忘れて生きているのかもしれない……
と疑いながら生きていくことは恐ろしいことではないのでしょうか。
作中でも、何が現実で何が幻なのかをはっきりさせようと研究を重ねた人がいました。
しかし彼は結論を出したのです。「今、腕の中に居るこの人が私の現実だ」と。
それはとても深いことのように思えました。
作中で少し浮いているように思えるテロのシーンも、全てを読み終えてみると
実は彼らは[S級封士]の実態を知っていて、それを何とかしたかったのじゃないか?
そう考えると、色々な印象が変わってきます。

「別に悲しいわけじゃないんだ」と言いながら涙を流してしまうラ。
私は、愛する祖母が亡くなったとき、人は本当に悲しいときには
悲しいと感じていなくても自然に涙が流れるのだということを知りました。
もしかするとラもそうなのかもしれない――そう思うと胸が苦しくなりました。
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コメント

  1. m | URL | -

    Re: TRUE REMEMBRANCE-remake-

    僕は涙腺が弱い方なので号泣しましたw

  2. 沙鳥 | URL | GCA3nAmE

    >mさま

    こんにちは、コメントありがとうございます!

    いやー、号泣してもおかしくない、じわっと心に染みる作品ですよね。
    私の堅牢な涙腺の堤防も危なかったです(笑)

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