2009年12月29日 19:28

【制作】 うみどりや うみどり様

【ジャンル】 推理アドベンチャー
【対象】 全年齢
【ED数】 - (全3話)
【スチル数】 -
【プレイ時間】 1、2話15~20分、3話30分程度
【ツール】 RPGツクールVX
【容量】 1.01MB
【公開日】 2009年5月16日
王様より魔王討伐の勅命を受けた帰り道。
勇者ラルフは、道端で倒れている男を発見する。
慌てて駆け寄ると男は既に死亡しており、傍にはモンスターのゴブリンが佇んでいた。
お前が殺したんだな!とラルフはゴブリンを問い詰めるが、ゴブリンは必死で否定する。
「ち、ちがう、殺したのはオイラじゃない!オイラが来た時にはもう死んでいたんだ!」
そのどこかで聞いたような言い訳は信じてもらえず、ラルフと集まって来た野次馬たちは
ゴブリンを成敗しようと取り囲んだ。
と、そこに颯爽と現れた1人の人物。彼は探偵オスカーと名乗り、一同に言い放つ。
「そのゴブリン君は犯人じゃない。被害者を殺害した人物は他にいる!」

【注意】このゲームをプレイするには別途RPGツクールVXのランタイムパッケージが必要です。
ダウンロードはこちらから→ツクールweb
ランタイムパーティー!!(RPGツクールシリーズのRTP、もしくはツールに付属の
基本データだけでゲームを制作する、という趣旨で開催された大会)に応募された作品で、
そちらからもDL可能です(エントリーNo.25)。
RPGの世界を舞台にした推理アドベンチャーゲーム。
なので普通のミステリーとちょっと違い、RPGならではのお約束がトリックに絡んできちゃいます。
そこが新鮮で面白かった。read meにも洒落が効いていて作者さんのユーモアを感じました。
RPGはあまりやらないな~という方も、かなり丁寧なヒントがあるので心配ないと思います。
丁寧と言っても文章のテンポが良くスムーズなので、まどろっこしく感じることはありませんでした。
ツクールVXの仕様なのか、文字がすっきりしていて読みやすいのも良かったです。
キャラクターは個性的だけどきちんと人間味があり、好感が持てます。
彼らのやりとりが微笑ましく(後半例外もありましたが)、見ていて楽しかった。
推理は、間違えると減点されていく場面もあり、一定数間違えるとゲームオーバーになります。
ですが、前述のようにヒントが丁寧なので、行き詰ることはまずない……はず。
プレイしてのお楽しみということで詳細は書きませんが、普通の殺人事件ほど緊迫感がないのもあり、
考えて悩む楽しさよりは、ストーリーを見る楽しさのほうが上回っていました。
全3話構成ですが、キャラクターたちとのお別れが名残惜しかったです。
もっとたくさんプレイしたかったー。
最後のエンドロールでの触りも、面白そうで興味津々。
ラストはTo be continued...?で終わってますが、?じゃなくてぜひ続いてほしいと思わされました。
沙鳥(11/18)
沙鳥(10/24)
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