The Boogie Man

2018年07月30日 20:00

Uri Games【タイトル】 The Boogie Man
【制作】 Uri Games うり様

The Boogie Man
【ジャンル】 ホラー探索ゲーム
【対象】 全年齢
【ED数】 5種類
【プレイ時間】 1周8時間40分(トータル12時間半)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 154MB (フルボイス版)、76.5MB (パートボイス版)
【公開日】 2015年9月8日
【プレイver.】 3

強引な手腕でマスコミの批判を浴びる刑事・キースは、上司から1ヶ月の休暇を言い渡され
妻のヘレナと共に古城宿泊のツアーに参加するよう勧められる。
道中、船上で出会ったデヴィッドやソフィーらと共に古城へ到着したキースだったが、
そこで真夜中に“ブギーマン”と名乗る人物から、宿泊客の命を賭けたゲームを宣言される。
突如として幕を開けた凄惨な殺人劇。
キースはブギーマンの殺戮を阻止し、妻や宿泊客たちを救うことができるのか?


うりさん制作のホラーゲーム"The Crooked Man" "The Sand Man"に続く、シリーズの三作目。
前作までの主人公たちも登場しますので、できるだけ前作を先にプレイすることをお薦めします。

フルボイス版、パートボイス版の2種類が公開されています。
フルボイスは、何とネイティブの声優さんによる全編英語ボイス付。
パートボイスは、悲鳴や鳴き声、そしてイベントのごく一部だけとなっています。
私は最初フルボイス版でプレイを始めたものの、どうしても声に意識がいってしまい
文字を読むのに集中できず。パートボイス版に切り替えました。
ちなみに、セーブデータのファイルをもう片方に放り込むと、既存セーブを使ってプレイ可能です。

そこそこ怖くて、かなり難しくて、そして最高に面白い!!
元々好きな作者さんなので期待は高かったのですが、期待通りでした。
時間もかかっただけに、やり切った充実感と満足感がすごかったです。

作者さんのコメントによると、平均プレイ時間は5.5時間とのこと。
しかし、ホントに難しくて迷ったので、自分はかなり時間がかかりました。
確かにセーブ上のタイムだとちょうど5時間半くらいなんですが、やり直し等も多かったのです。
謎解きに手こずっただけでなく、MAPも広くて相当彷徨ったので……。
特に、日にちを開けてプレイすると厳しいですね。
謎解きをじっと考えてた時間、ただ迷っただけで無駄足を踏んだ時間も足すと14時間はかかったはず。

序盤は、ストーリーを追っていくだけの展開がしばらく続きます。
丁寧にムービーやスチルを含めて描かれるので、感情移入しやすいです。
そして、古城に突入してからの急展開が面白い。
ブギーマンによる悪趣味な殺人劇の宣告から、長い戦いが始まります。
この演出には、不謹慎ながらわくわくしました。
しかし同時に、皆を死なせてしまったらどうしようという恐怖感で身が震えました。
私のせいで、デヴィッドやソフィーが死んでしまうのは耐えられない……!
と、ちょっと泣きそうになったりも。
他にも時間制限や、展開によってはブギーマンとのバトルアクションもあり。
過度な脅かしや追いかけられ要素はないのに、心理的な怖さや緊張感がすごかったです。

そして前述のように、謎解きは難しめです。
あまり迷わず解けたものもあれば、やり方は分かったけどなかなか上手くいかなかったものもあり。
正直、ヒントの解釈がどうとでも取れて、的確に正解を指し示してないなぁと思うものがありました。
でも自力で頑張りたく、何とか攻略は見ずにエンディングまで到達。
最初に辿り着いたのはBAD END3でした。かなり衝撃的なエンディングです。

前作までは分岐点がわりと分かり易く、エンディング回収自体に迷ったことはなかったと思います。
今回は、分岐条件の想像はつくものの、そこに辿り着く方法を探るのがとても大変でした。
どうしても何度やっても分からず、公式サイトの攻略を頼りました。
難しいです。頑張れば分かったかもと思うところもあれば、こりゃ思いつかないというやり方もあり。
更にHappy Endへの条件は輪をかけて厳しく、こりゃ誰も自力クリア不可能では思うくらい……。

道中はかなり暗い展開で、幸せな結末など全く想像できませんでした。
4つあるBAD ENDは辛く悲惨ながら、それこそが運命の終着点ではと自然に感じられたりも。
それだけにHappyを見た時は、良かった。本当に良かった、と安堵しました。
エンディング条件は厳しかったと書きましたが、クリア後に思いました。
この主人公を幸せにするのは、本当に困難なことなんだと。
細く、脆く、得難い幸せへの道を何とか掴み取ったのだと。

前作までのストーリーは、若い主人公たちの成長物語と言えるものでした。
今作は、成長というよりは自分を取り戻す道のりかなと思います。
苦難を乗り越え自分自身と戦うという点は同じながら、また違った余韻を味わえました。
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