魔法使いニールと双子の街

2018年12月10日 20:00

Rabbit☆Potion【タイトル】 魔法使いニールと双子の街
【制作】 Rabbit☆Potion 絹笠マルニ様

魔法使いニールと双子の街
【ジャンル】 探索アドベンチャー
【対象】 12歳以上(中学生~)推奨
【ED数】 2種類
【スチル数】 8枚
【プレイ時間】 1周1時間(トータル1時間45分)程度
【ツール】 WOLF RPGエディター
【容量】 208MB
【公開日】 2018年10月26日
【プレイver.】 1.04

魂の霞を食べて 息をする。
僕は旅人、 "彼の"魔法、使い。

…どうか どうか。この旅路に最後を。 (制作サイトより引用)


第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト 探索アドベンチャー部門で銅賞を受賞されました。

絵柄に一目惚れしてプレイさせて頂きました。
とんがり帽子の魔法使い、良いですねえ(*´∀`*)
タイトルもファンタジックで、興味を惹かれます。

ゲームを起動すると、流れてくる幻想的な歌と、謎めいた文章。
これだけで、これからどんな物語が始まるのだろう?とワクワクさせられました。

ゲームは横スクロールで街を探索していくスタイル。
グラフィックは全て手書きです。素晴らしい。
まるで絵本の中を探索するようでした。
ストーリーは想像通りの濃厚なファンタジー。
目まぐるしく展開するので、途中ややついていけずに戸惑う場面もありましたが、
プレイし終わってみるとちゃんと全貌が見えてきました。
ダークな面もありはするものの、始終暖かさと一抹の物悲しさに包まれた、総じて優しい作品だと思います。

作品はボイス付で、イベントシーン他一部でキャラクターが喋ります。
「あっ」とか「やあ」とか一部だけ喋る所もあれば、台詞の途中まで喋るシーン、
重要な箇所ではフルボイスとなっています。
とても完成度の高い良い作品だと思うので敢えて気になった点を挙げますと、
イベントシーン以外でのボイスの用い方が中途半端だなぁと感じました。
そこまでしか喋らないのか……と思ったシーンがいくつかあったような。
途中で切るくらいなら、最初に書いた「あっ」等だけにした方が統一感は出たのではと思います。

エンディングは2種類。
最初はノーマル(?)エンドに辿り着きました。
もうひとつのTRUEは、同梱のreadmeに行き方記載されています。
私もこれを参考にさせて頂きました。
プレイのやり方次第では、最初にTRUEに辿り着く方もいそうです。
最初に見たエンディングは、衝撃的でちょっとショックでした。
その分、TRUEを見た時の安堵感と言いますか、良かったー!という気持ちはひとしおでした。

幻想的で独特なストーリーに、書き込まれたグラフィック。
とても完成度の高い作品だと思います。
ファンタジー好きな方には特にお薦めしたい作品です。
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